男装バレてイケメン達に狙われてます【逆ハーラブコメファンタジー】

中村 心響

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第三章 恋愛編

3

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子供達が一生懸命手作りしたであろう、幕には色紙で作ったカラフルな花が飾り付けられ、そして、みんなで書いたような文字で、たどたどしく


************
*☆おめでとう!アル☆*
************


──と書かれてある‥

片隅の方にはジョンが手掛けたであろう三重丸が付け加えられていた‥




「‥ッ‥


ありがと‥‥みんな‥

すごく、──

すごく‥嬉しい!!」


「──ッ‥///…」

綺麗な潤んだ瞳からは水晶のように澄んだ涙をポロポロとこぼし、溢れんばかりに最高の微笑みでアルはみんなに礼を言う。


そして、その表情にみんなは息を飲んだ―――



‥この娘はホントに‥// 
自分がどんな顔してんのかわかってんのかねぇ

あらあら‥アレンまであんな顔しちゃって‥‥💧




エバは頬を染めるアレンを見て溜め息をついていた


「アレンも、わざわざありがとう!」

「…ぃぇ、‥‥///‥

せっかくのご招待だったので」


アルに礼を言われアレンは赤くなりながら謙遜した



「ロイドも‥
エバも‥‥

ほんとに‥



ありがとう―――」



二人に微笑みながら言うアルに子供達はさっそくプレゼントを差し出していた‥

「――コレを?!


ありがとう!!」



皆まるで、自分達が貰ったかのようにアルがプレゼントを開けるのを今か今かとキラキラした目で見つめている。


「ぅわぁ‥‥
すごくきれいっ

――コレ、高かったんじゃ‥」


アルはティムから受け取った金細工の腕輪を眺めた―――

繊細な模様が型抜かれていて腕にはめるとアルの白い肌が浮き彫られそして、大きな傷は見事に隠されている‥


「すごい!軽いしサイズも丁度いい!!
ありがとう、ティム!!」

早速着けてみたアルに、ティムは照れ臭そうにヘヘ!と鼻っ柱を擦っている‥



‥ティム‥

やっぱりあたしのこの傷‥気にしてたんだね‥‥‥
ごめんねティム‥


そして、ありがとう…



アルは自分に付けた腕輪を眺めティムに微笑みもう一度礼を言った


そして、ユリアは手作りのビーズのブレスレットを‥マークは手作りのローズの香水をアルに渡す‥

男の振りをしなくてはならないアルに、少しでも女性らしさを纏っていて欲しい‥そんな気持ちが込められている品だった‥



「アル‥

俺からはコレを……

気に入るかわからないけど‥」



ロイドはそう言ってシルバーのチョーカーを差し出す‥
飾り部分にはなにやらルーンの文字が彫られている‥‥

「ありがと‥‥//‥

この文字はなんて意味?」

「‥‥///

後で教えるから‥」



ロイドは皆のいる手前、はっきりと説明が出来なかった


そして、このチョーカーは対にもなっている‥もちろん、もうひとつはロイドの首に下げられていた‥



「アル、私からはコレを‥」


「あっ…コレは‥

‥‥ありがとう‥アレン」


アルはアレンからのプレゼントを手に取り眺める‥


それは、アルがパレードの後にアレンと二人で買い物と街の露店見物に行った時──
ほんの少し、アルが手に取り眺めた品だった‥‥


少し大きめの宝石箱でオルゴール付き‥‥母親の形見の髪飾りを入れるのに丁度いいな‥そう思いながらも無駄使いは出来ないと、諦めた品だったのだ‥‥‥



‥どうしよう‥‥


ほんとに嬉しい―――



皆があたしの為に、ここまでしてくれるなんて‥



エバからのプレゼントは後で一人て見なさい‥そう言われアルは袋を開けるのを我慢した💧


そして、ザドルからは‥




「アル――

外を見てみろ―――!」



ザドルはそう言って庭の方の出窓を全開する‥‥



「あっ!──…ザドルっ…


ありがとう‥お父さん!!」

「‥///…っ
なんでぇ、いきなりお父さんなんてッ」


満面の笑みでお父さん呼ばわりするアルにザドルはしきりに照れていた。


ザドルからのプレゼントは庭に植えられたレバントの樹木‥アルと同じ年輪のまだまだこれからの樹木だった‥


「見た目はただの木だがよ、成長したら何とも言えない可憐な白い花を咲かせるんだ‥
樹木自体もすごくいい香りがしてな、俺ぁ何度となくこの木から元気を貰った経験があってな‥‥

お前に丁度いいって思ってたんだ」


「レバントの樹は魔除けとかにも使われてるんだよ!
香りを嗅ぐと勇気や元気が湧いてくるんだって!!」


ザドルに続いて、植物教授のマークが説明した



アルはその話しを聞いて、窓から身を乗り出し樹木の香りを思いっきり吸い込むように嗅いでみる‥


オリエンタルな甘い香りに胸が躍る‥‥‥
確かに元気が湧いてくる‥そんな香り‥‥

月の光りを浴びた樹木は、風になびきながら尚更に香りを漂わせていた‥

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