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10章 バカンス
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しおりを挟むそんな夏目を甘ったるい声で誰かが呼んだ
‥はっ…ヤバいっ
夏目は密かに焦った
「うゎ、ピンクだ!!」
そして陸はナイスバディのアキを見てピンクだと叫ぶ!
陸の中でアキはニャンだーマン5号ピンクに確定した瞬間だった。
夏目に近寄り親しげに腕を組む女に晴樹は驚くがすぐに状況を察知した
そして慌てながらアキの腕をほどこうとする夏目に晴樹は言う
「なんだ、お前にしちゃすんげー可愛い彼女捕まえたな‥
めちゃめちゃお似合いだぜ?苗にも教えといてやるよ」
「な、余計なことっ‥」
‥こいつ〰どこまで嫌なヤツなんだよっ
嫌味な顔で自分達を見てる晴樹に夏目は怒りと焦りが同時に湧いていた。
そんな夏目の心情も知らずアキは嬉しそうに尚更、腕を絡めてくる‥
「えー
どうしよ、結城先輩に褒められちゃった!」
「クスッ‥
じゃ二人で仲良く楽しんでってくれよ」
意味深な笑みを浮かべ立ち去る晴樹の背中に夏目はアキの腕を振りほどき叫ぶ
「苗に絶対言うなっ!
あんたやること汚ぇんだよ!!人の番号、勝手に着拒したりしやがって!!」
「―――なにッ!?」
夏目の言葉に晴樹の足がとまる。
・
‥なんで、俺が着拒したこと知ってんだこいつ‥
そんな疑問顔の晴樹に夏目は言った
「この間、街で苗と偶然会ったんだよ‥
納得いかなかったから‥電話の事話したら‥俺からの電話も着拒のことも知らないって!
あんた‥‥やること案外せこいよな!」
「――――‥っ‥」
夏目の言葉に晴樹は何も言い返せない
ただ、汚いと罵られようと晴樹にはそれよりも気になることがあった
「何を話した‥」
「‥‥!?」
「苗と会って何を話したんだお前‥」
‥まさか告ったんじゃないだろうな‥‥
俺の知らないうちに寄り戻したなんて言うんじゃッ‥
晴樹の拳に力が入るッッ
「あんたに関係ないっ」
「なに!?
女連れで何言ってんだお前!!
諦めたんだろ!??
じゃあなんの為に苗、振ったんだよ!?
訳わかんねぇことやって苗を振り回してんじゃねぇ!!」
‥俺をもう振りまわすなよっ…
晴樹の言葉に夏目は唇を噛み締めた
二人の剣幕に圧倒されアキも陸も唖然としている
そして夏目は悔しそうに口を開いた。
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