ゾンビ世界侵略

五話 任務 空き家

　現在は空き家が多い。ゾンビによって家に住めなくなったからだ。
　ゾンビはたくさんいるものの、良い素材の入手場所になる。
　今回の任務は家屋の調査だ。
　家は密集しているため、範囲を決めて調査することにした。
　五人一緒に、一軒ずつ入って調査していく。
「行くぞ」
　家の周りにゾンビがたくさんいるのを見ながら五人は車を降りた。
　音を立てないよう、注意しながらゾンビたちの背後に回った。
「撃て！」
　司の合図でサプレッサーのついた銃を使い、一斉にゾンビを倒した。
　入り口付近のゾンビはいなくなった。
　家の中に五人は入った。五人が入るには少し狭い。
　もしこの中にゾンビが入ってくれば、大変なのは予想できる。
　司は鍵を閉めた。
　冷蔵庫の中を見た。
　冷蔵庫はもちろん機能していない。
「うっ」
　鼻につくひどいにおいがした。
　中の食べ物は腐っていた。
　お金があるのを見つけた。今も、お金の価値は存在している。
　五人は二階に移動した。
　春人は棚を開けた。
　すると中から何かが飛び出してきた。
「くっ」
　バールで殴り、五人は距離を取った。
「大丈夫か!？」
　殴った「何か」は、殴られてもなお、動いている。
　赤ちゃんのゾンビだ。
　動きがとても速い。
　拳銃で狙うも当たらない。
　タイミングを見計らい、春人は棚を倒した。
　赤ちゃんゾンビは棚の下敷きになった。
　棚からはみ出た頭を拳銃で撃って、とどめを刺した。
　家の屋上まで上がった。
「おい！　見ろ！」
　屋上から周りを見ると、車の周りにゾンビが群がっているのが見えた。
　屋上からゾンビを狙い、車周りのゾンビを倒した。
　車に乗って五人は基地まで帰った。
　今回の調査で、金銭と、金品を入手した。