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二話
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洋平は最近、好きな子に告白し、付き合い始めた。
相手の名前は指原春奈。
今日は春奈との初めてのデートの日だ。
まず、映画を見に行った。
アニメ映画だが、ともに好きなアニメの映画だったことも合って、楽しめた。
その後、ファミレスで食事をした。
映画の開始時間が遅かったため、集合時間は昼過ぎだった。
ファミレスでご飯を食べ終わる頃には日が沈み始めていた。
「じゃあ、そろそろ帰るね」
洋平は言う。
「うん、また今度ね」
春奈はそう言って、手を振った。
別れてしばらくしたあと、洋平は前に進む足を早めた。
(やばい……)
走り始めたからか、それとも焦りの感情からか鼓動が早くなっていく。
家の前についた。
玄関の取っ手を引く。
開かない。
インターホンを押す。
誰も出てこない。
洋平は忍び足で庭の方に行き、家の中を窓から覗く。
そこには母親の姿があった。
洋平は考えた。
とりあえず、亮太に連絡した。
「それほんと……?」
電話で一連の話を聞いたあと、亮太は驚いた。
「……だから……家に入れないから……泊めてくれない?」
「うちは今日親がいないから別にいいけど……お前んちはいいの?」
「もういいよ……」
洋平は亮太の家に泊まることにした。
とりあえず、警察沙汰にならないよう、家に入れないから友達の家に泊まることだけを母親にメールで伝え、通知をオフにした。
亮太の家についたあと、シャワーを浴びせてもらい、一通りの話を親身になって聞いてくれた。
次の日、学校では洋平は忘れ物が多かった。
家に課題や教科書があるから当然と言えば当然だ。
なおかつ、学校にいていたジャージで一日を過ごすという不自然極まりない行動をしていたため、先生からも疑惑の目を向けらていた。
洋平は入学して今まで、忘れ物がなかった。疑惑と言うよりかは心配の感情のほうが大きかったかもしれない。
担任の先生がなにかあったのか聞いてきた。
家に帰ったが、遅かったため、家に入れなかったこと。
また、家の門限の話、亮太の家に泊まってから来たことを話した。
家に帰ると、親に学校からその話が伝わっていた。
「学校に行ってくるから」
母はそう言って、家を出た。
それから、親の過干渉はなくなった。
やっと手に入れた自由。
洋平は自分の部屋に入る。
そしてパソコンを開く。
『自己分析』
そう入力し、検索する。
洋平は自分が本当にやりたいことはなんなのか。
調べることにした。
そして勉強したかった。
気になっていた参考書を買った。
いままで、部屋にまで入ってきて、親は買ったものすべてに文句を言ってきた。
だから買うのを躊躇していた。
胸が高鳴るのがわかる。
洋平は自由を手に入れた。
友だちと遊ぶからと次第に洋平は家に帰る時間が遅くなっていった。
もちろん門限もなくなった。
また、親も用事があるといい、顔を合わせる機会は減っていった。
相手の名前は指原春奈。
今日は春奈との初めてのデートの日だ。
まず、映画を見に行った。
アニメ映画だが、ともに好きなアニメの映画だったことも合って、楽しめた。
その後、ファミレスで食事をした。
映画の開始時間が遅かったため、集合時間は昼過ぎだった。
ファミレスでご飯を食べ終わる頃には日が沈み始めていた。
「じゃあ、そろそろ帰るね」
洋平は言う。
「うん、また今度ね」
春奈はそう言って、手を振った。
別れてしばらくしたあと、洋平は前に進む足を早めた。
(やばい……)
走り始めたからか、それとも焦りの感情からか鼓動が早くなっていく。
家の前についた。
玄関の取っ手を引く。
開かない。
インターホンを押す。
誰も出てこない。
洋平は忍び足で庭の方に行き、家の中を窓から覗く。
そこには母親の姿があった。
洋平は考えた。
とりあえず、亮太に連絡した。
「それほんと……?」
電話で一連の話を聞いたあと、亮太は驚いた。
「……だから……家に入れないから……泊めてくれない?」
「うちは今日親がいないから別にいいけど……お前んちはいいの?」
「もういいよ……」
洋平は亮太の家に泊まることにした。
とりあえず、警察沙汰にならないよう、家に入れないから友達の家に泊まることだけを母親にメールで伝え、通知をオフにした。
亮太の家についたあと、シャワーを浴びせてもらい、一通りの話を親身になって聞いてくれた。
次の日、学校では洋平は忘れ物が多かった。
家に課題や教科書があるから当然と言えば当然だ。
なおかつ、学校にいていたジャージで一日を過ごすという不自然極まりない行動をしていたため、先生からも疑惑の目を向けらていた。
洋平は入学して今まで、忘れ物がなかった。疑惑と言うよりかは心配の感情のほうが大きかったかもしれない。
担任の先生がなにかあったのか聞いてきた。
家に帰ったが、遅かったため、家に入れなかったこと。
また、家の門限の話、亮太の家に泊まってから来たことを話した。
家に帰ると、親に学校からその話が伝わっていた。
「学校に行ってくるから」
母はそう言って、家を出た。
それから、親の過干渉はなくなった。
やっと手に入れた自由。
洋平は自分の部屋に入る。
そしてパソコンを開く。
『自己分析』
そう入力し、検索する。
洋平は自分が本当にやりたいことはなんなのか。
調べることにした。
そして勉強したかった。
気になっていた参考書を買った。
いままで、部屋にまで入ってきて、親は買ったものすべてに文句を言ってきた。
だから買うのを躊躇していた。
胸が高鳴るのがわかる。
洋平は自由を手に入れた。
友だちと遊ぶからと次第に洋平は家に帰る時間が遅くなっていった。
もちろん門限もなくなった。
また、親も用事があるといい、顔を合わせる機会は減っていった。
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