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── 1章 アルト編 ──
005.念話と天の声について
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「セイさんはまだぼくについてくるんですか?」
その言葉にわたしは落ち込んだ。
だが、アルトは言葉のチョイスを間違ったことに気づいたのか、弁明するように喋り始める。
「ち、違います。セイさんがついてくるのが嫌だというわけじゃないですよ。ただ、聖霊様は気まぐれな性格らしくて滅多なことではついてきてくれる事はないんです。本来なら出会えるだけですごいことで。昔の偉大な方々も聖霊様に会って一時的に聖属性の魔力を分けあたえられたらしいです。なので出会える人は英雄になれると言われているんですよ。聖霊様がずっとついて行ったことがあるのは勇者様と聖女様くらいなんです。だからびっくりしちゃって。ついてきてもらえるなら大歓迎です!」
すごい勢いで捲し立てられた。
わたしは毒気を抜かれたような気分になる。
『よかった』
「それに、セイさんがずっといてくれるってことは聖魔法もずっと使えるってことですよね!」
聖魔法目当てかー。
「いや、違うんです! 今のはただ口が滑っただけというか。セイさんがついてきてくれるだけでうれしいです」
オロオロし始めるアルト。かわいい。最初は結構おとなしい感じの子かと思ったけどそうでもない感じなのかな。
でもアルトさんや。口が滑った時は本音が出るというぞ?
『聖魔法はわたしがいなくても使えるよ』
「聖霊ジョークですか? 面白いですね」
すんとした顔で言わないで? すごく恥ずかしくなる。あとジョークじゃないです。
『ほんとだよ。アルトはずっと聖魔法が使える、はず』
「……それはずっと聖魔法が使えるくらい膨大な魔力を分け与えてもらったということですか? だとしたら凄すぎます」
またあらぬ誤解をかけてしまったようだ。もうこの話はやめようか。
『そ、そうだ。わたしの技能でアルトと念話ができるらしいんだけど試してみない?』
さっき〈天啓〉のウィンドウに載ってた念話だけどやっぱり試してみたい!
ほんとは副技の〈天啓〉の効果だけど細かい事はいいよね。
「念話ですか? それはどういうものですか?」
そこからか。まあ、前世でも念話のスキルはあまりメジャーなものではなかったしそんなものなのかも。
『声に出さないで思考を届けるの。心の中で思ったことをそのまま相手に届けるみたいな感じで』
「そんなことができるんですね。あ、セイさんの声ってわたしの頭の中に直接響いてくるような感じなんですけど、セイさんは念話を使っていたんですか?」
あー、多分そうっぽい。知らぬ間に念話を使ってたのか。まあ、それはそうか。実体がないのにどうやって声を届けるのかって話だもんね。
『そうかも、同じ要領でやってみてくれる?』
「やってみます!」
アルト、素直。
普通こんな簡単に「やってみます」なんて言わないんじゃないかな? これも聖霊様パワーか。
『……声届いてますか?』
『おっ、うまくいったみたいだね』
『よかったです。でもちょっと難しいかもです』
『そうなの?』
『気を抜くと出したくない考え──セイさん。お姉ちゃんみたいですてk──わーわー!!!」
『どうしたの!?』
『……今みたいに伝えたくないことまで出ちゃいそうなんです』
『あーそれは練習が必要かもね』
わたしは普通にできてるんだけど。まあ気にすることでもないか?
にしてもお姉ちゃんか。懐かしい響き。
『アルト。わたしのことお姉ちゃんって呼んでもいいよ?』
『わ、忘れてください!!』
『そんな恥ずかしがることないのに』
『忘れてくださいお願いします!』
『ちぇっ』
『……セイさん……口が悪いですよ』
まあ、いいか。恥ずかしがる美少女を見ることができたし。
あと最後のは伝えたくない考えの方だよね? そうだと言って?
◇◇◇
そこからはアルトの念話の練習につき合いながら森を抜けて街道を少し早足で歩いている。あ、もちろん歩いてるのはアルトだよ?
もう太陽がかたむきはじめている。エーテルウッドの街だっけ? アルトが拠点にしているというその街まで少し急いだ方がいいかもしれない。
念話の方は思ったより苦戦していたみたいで、うまく伝えられないときや、余計なものを伝えてしまったりが多々あった。
わたしがその度に指摘をするんだけど、その度に恥ずかしそうな声を出すのがハッピーオーディオだ。耳が幸せになる。
まあ、今はだいぶ落ち着いてほぼちゃんと伝えられるようになったけどね。
ちなみにわたしは視点をアルトに合わせるという技を身につけた。これをするとアルトの視点を共有したかのように景色を見ることができる。
前のままでいいじゃんって思うかもしれないけど、これって結構楽なんだよ。前だとわざわざアルトが動くたびに視点を定めているような感覚があって気付いてからはちょっと違和感があったんだけど、これをすると解決する。じゃあやらない手はないよね。
あとは、道中でまたキラーラビットとかゴブリンみたいなやつとかが出てきたんだけどアルトが瞬殺していた。短剣を振ったら首がポーンと飛ぶんだよ。すごいよねー。
体験型の3D映画を見ているような感覚でちょっと楽しかった。
あとは今までの苦い経験を活かして、ちょっといろいろと検証してみた。技能とか魔法とかで起こったアルトとの行き違いって、〈天眼〉で調べてたら起こらなかったんじゃないかなーって思うんだよね。だから今更ながら検証。
例えばこの〈天の声〉のウィンドウ。
────────────────────
技能:天の声(アマノセイ)
副技:天啓
天眼
天授
??
天声ポイント:52pt
天命 ★★★
────────────────────
これってずっと表示できることに気がついたんだよね。ちょっと目線に入ってきて邪魔くさいから今は閉じちゃうけど、何か役に立つ時はありそう。
他には、今後のために他の項目を調べてみた。
??は<まだ未実装の副技です>とでた。これからも副技が増えるということだろうか。夢が広がるね。まあ、身体がないから大した事はできないような気もするけどアルトのためになるなら大歓迎だ。
あとは〈天声ポイント〉についても調べてみた。
まあ、〈天の声〉の副技に使うポイントだよね。初期値は100ptで魔物などを倒すとまれにポイントが付与されるらしい。このポイント付与はランダムだけど初めて倒す魔物の最初の一体目は必ずポイントが付与されるみたい。
多分、今のところキラーラビットとゴブリンの一体目分だけポイントが付与されているみたいだった。2ptしか増えてないからね。アルトは結構魔物を倒してたけどその分は無し。あんまり付与率は高くないのかも。
なんかゲームみたいだなーって思った。ドロップ率みたいな?
それと〈天命〉にも〈天眼〉をかけてみたんだけどこれはなんかダメだった。というのも、<開示請求は許可されていません>と出るのだ。
〈天眼〉よ。万物を見通すんじゃなかったのか? こうは言いたくはないけど名前負けのスキルなんじゃないだろうか。
そんなこんなでやっと街の外壁らしきものが見えてきた。わたしが想像していたよりも大きく高い壁は街の厳重さがうかがえる。
正面にある大きな門にはまあまあ長い馬車や人の列が続いている。あれに並んでたら日が沈みそうだなと思っていると、アルトはその列を避けて進んでいく。
『並ばなくていいの?』
『あっちは外から来た人向けなので。街を拠点にしている人は並ばなくてもいい小さな門があるんです』
『へーそうなんだ』
『毎回検査が入るのは大変ですから』
『それもそっか』
小さい方の門には門番と思わしき男とそれとは別に若い女性がいた。
あ、女性の方がこっちに気がついたみたい。
「アルト!?」
そう叫んだ、いかにも魔法使い風の女性はアルトに駆けつけてきて抱きついてきた。
その言葉にわたしは落ち込んだ。
だが、アルトは言葉のチョイスを間違ったことに気づいたのか、弁明するように喋り始める。
「ち、違います。セイさんがついてくるのが嫌だというわけじゃないですよ。ただ、聖霊様は気まぐれな性格らしくて滅多なことではついてきてくれる事はないんです。本来なら出会えるだけですごいことで。昔の偉大な方々も聖霊様に会って一時的に聖属性の魔力を分けあたえられたらしいです。なので出会える人は英雄になれると言われているんですよ。聖霊様がずっとついて行ったことがあるのは勇者様と聖女様くらいなんです。だからびっくりしちゃって。ついてきてもらえるなら大歓迎です!」
すごい勢いで捲し立てられた。
わたしは毒気を抜かれたような気分になる。
『よかった』
「それに、セイさんがずっといてくれるってことは聖魔法もずっと使えるってことですよね!」
聖魔法目当てかー。
「いや、違うんです! 今のはただ口が滑っただけというか。セイさんがついてきてくれるだけでうれしいです」
オロオロし始めるアルト。かわいい。最初は結構おとなしい感じの子かと思ったけどそうでもない感じなのかな。
でもアルトさんや。口が滑った時は本音が出るというぞ?
『聖魔法はわたしがいなくても使えるよ』
「聖霊ジョークですか? 面白いですね」
すんとした顔で言わないで? すごく恥ずかしくなる。あとジョークじゃないです。
『ほんとだよ。アルトはずっと聖魔法が使える、はず』
「……それはずっと聖魔法が使えるくらい膨大な魔力を分け与えてもらったということですか? だとしたら凄すぎます」
またあらぬ誤解をかけてしまったようだ。もうこの話はやめようか。
『そ、そうだ。わたしの技能でアルトと念話ができるらしいんだけど試してみない?』
さっき〈天啓〉のウィンドウに載ってた念話だけどやっぱり試してみたい!
ほんとは副技の〈天啓〉の効果だけど細かい事はいいよね。
「念話ですか? それはどういうものですか?」
そこからか。まあ、前世でも念話のスキルはあまりメジャーなものではなかったしそんなものなのかも。
『声に出さないで思考を届けるの。心の中で思ったことをそのまま相手に届けるみたいな感じで』
「そんなことができるんですね。あ、セイさんの声ってわたしの頭の中に直接響いてくるような感じなんですけど、セイさんは念話を使っていたんですか?」
あー、多分そうっぽい。知らぬ間に念話を使ってたのか。まあ、それはそうか。実体がないのにどうやって声を届けるのかって話だもんね。
『そうかも、同じ要領でやってみてくれる?』
「やってみます!」
アルト、素直。
普通こんな簡単に「やってみます」なんて言わないんじゃないかな? これも聖霊様パワーか。
『……声届いてますか?』
『おっ、うまくいったみたいだね』
『よかったです。でもちょっと難しいかもです』
『そうなの?』
『気を抜くと出したくない考え──セイさん。お姉ちゃんみたいですてk──わーわー!!!」
『どうしたの!?』
『……今みたいに伝えたくないことまで出ちゃいそうなんです』
『あーそれは練習が必要かもね』
わたしは普通にできてるんだけど。まあ気にすることでもないか?
にしてもお姉ちゃんか。懐かしい響き。
『アルト。わたしのことお姉ちゃんって呼んでもいいよ?』
『わ、忘れてください!!』
『そんな恥ずかしがることないのに』
『忘れてくださいお願いします!』
『ちぇっ』
『……セイさん……口が悪いですよ』
まあ、いいか。恥ずかしがる美少女を見ることができたし。
あと最後のは伝えたくない考えの方だよね? そうだと言って?
◇◇◇
そこからはアルトの念話の練習につき合いながら森を抜けて街道を少し早足で歩いている。あ、もちろん歩いてるのはアルトだよ?
もう太陽がかたむきはじめている。エーテルウッドの街だっけ? アルトが拠点にしているというその街まで少し急いだ方がいいかもしれない。
念話の方は思ったより苦戦していたみたいで、うまく伝えられないときや、余計なものを伝えてしまったりが多々あった。
わたしがその度に指摘をするんだけど、その度に恥ずかしそうな声を出すのがハッピーオーディオだ。耳が幸せになる。
まあ、今はだいぶ落ち着いてほぼちゃんと伝えられるようになったけどね。
ちなみにわたしは視点をアルトに合わせるという技を身につけた。これをするとアルトの視点を共有したかのように景色を見ることができる。
前のままでいいじゃんって思うかもしれないけど、これって結構楽なんだよ。前だとわざわざアルトが動くたびに視点を定めているような感覚があって気付いてからはちょっと違和感があったんだけど、これをすると解決する。じゃあやらない手はないよね。
あとは、道中でまたキラーラビットとかゴブリンみたいなやつとかが出てきたんだけどアルトが瞬殺していた。短剣を振ったら首がポーンと飛ぶんだよ。すごいよねー。
体験型の3D映画を見ているような感覚でちょっと楽しかった。
あとは今までの苦い経験を活かして、ちょっといろいろと検証してみた。技能とか魔法とかで起こったアルトとの行き違いって、〈天眼〉で調べてたら起こらなかったんじゃないかなーって思うんだよね。だから今更ながら検証。
例えばこの〈天の声〉のウィンドウ。
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技能:天の声(アマノセイ)
副技:天啓
天眼
天授
??
天声ポイント:52pt
天命 ★★★
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これってずっと表示できることに気がついたんだよね。ちょっと目線に入ってきて邪魔くさいから今は閉じちゃうけど、何か役に立つ時はありそう。
他には、今後のために他の項目を調べてみた。
??は<まだ未実装の副技です>とでた。これからも副技が増えるということだろうか。夢が広がるね。まあ、身体がないから大した事はできないような気もするけどアルトのためになるなら大歓迎だ。
あとは〈天声ポイント〉についても調べてみた。
まあ、〈天の声〉の副技に使うポイントだよね。初期値は100ptで魔物などを倒すとまれにポイントが付与されるらしい。このポイント付与はランダムだけど初めて倒す魔物の最初の一体目は必ずポイントが付与されるみたい。
多分、今のところキラーラビットとゴブリンの一体目分だけポイントが付与されているみたいだった。2ptしか増えてないからね。アルトは結構魔物を倒してたけどその分は無し。あんまり付与率は高くないのかも。
なんかゲームみたいだなーって思った。ドロップ率みたいな?
それと〈天命〉にも〈天眼〉をかけてみたんだけどこれはなんかダメだった。というのも、<開示請求は許可されていません>と出るのだ。
〈天眼〉よ。万物を見通すんじゃなかったのか? こうは言いたくはないけど名前負けのスキルなんじゃないだろうか。
そんなこんなでやっと街の外壁らしきものが見えてきた。わたしが想像していたよりも大きく高い壁は街の厳重さがうかがえる。
正面にある大きな門にはまあまあ長い馬車や人の列が続いている。あれに並んでたら日が沈みそうだなと思っていると、アルトはその列を避けて進んでいく。
『並ばなくていいの?』
『あっちは外から来た人向けなので。街を拠点にしている人は並ばなくてもいい小さな門があるんです』
『へーそうなんだ』
『毎回検査が入るのは大変ですから』
『それもそっか』
小さい方の門には門番と思わしき男とそれとは別に若い女性がいた。
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