41 / 96
── 1章 アルト編 ──
040.水を求めて水竜王
しおりを挟む
今アルトたちは20階層のボス部屋の前にいる。
えっ、一気に階層を飛ばしすぎじゃないかって? そんなこと言われても見栄えがしないんだもの。しょうがない。
一応言っておくと11階層から20階層では通常の魔物としてBランクの魔物が出てきた。それをアルトは冥左剣シャドウリーパーにアビスファイアを付与して狩る。シャドウリーパーの攻撃で魔力を回復して再度魔法を付与する。永久機関の完成だ。
魔物は大量に出てきて鬱陶しいという意味では大変だったけど、Bランクでは多勢でも手も足も出ない。アルトたちの相手には荷が勝ち過ぎているようだった。
15階層のボスはAランクの竜種の魔物シルフィードウィンドドラゴン。そのドラゴンも特に際立った活躍はなく、ホーリーサンクチュアリと魔法の二重詠唱のコンボで一発で沈んでいった。ちょっとだけかわいそうに思ったのは内緒だ。
そういえばノーアはシャドウリーパーを見ても何も言い出す様子はなかった。冥属性の武器であることは薄々気がついているみたいだけどなぜか放置している感じだ。なぜ放置しているのかは分からない。
そして今、二人は巨大な水辺の中央を位置取る巨大なドラゴンを見ながら……他のことを相談していた。
「水がもうないです」
「ん。倒して水を飲む」<わかってるよ。ドラゴンを倒して湖の水を飲もう>
「あれが海水だったらどうしましょう?」
『あれが海水だったら〈天授〉でなんとかしよう』
『うん。それしかないです』
『それを考えるにしてもまずはあいつをどうにかしなくちゃね』
『はい。セイさん。〈天眼〉をお願いします』
『わかった!』
────────────────────
種族:ネプトリオンドラゴン
水竜の王であるドラゴン型の魔物。Sランク。周囲の水を自在に操り水の渦巻きを発生させ水流を制御し、高圧の水の物量で攻撃する。主に水中での行動を好むが、魔力を操作して空中でも水の中で泳いでいるかのように飛翔することができる。空気中では水分を集めて圧縮し周囲に濃霧や豪雨を引き起こす。口からは水を高圧縮した高速のブレスを吐き出す。弱点は雷属性。
────────────────────
早速アルトとウィンドウを共有する。
哀れだった5階層のボス、偽水竜王の本物が現れたみたいだ。首長竜のような流線形の姿は偽物と同じだが、その大きさは二倍以上はあり深い青や翠の色合いで輝いている。翼は生えておらず、その代わりにヒレが水中に最適化されたように4つ付いている。偽物とは似ても似つかない威厳のある風貌だ。
『ネプトリオンドラゴン。Sランク。弱点は雷属性だね』
『ですね!』
「ノーアさん。ネプトリオンドラゴンというSランクの魔物です。弱点は雷属性みたいです」
「りょ。〈付与〉と聖域」<了解。ホーリースパークの〈付与〉とホーリーサンクチュアリの準備をお願い>
「わかりました!〈付与〉ホーリースパーク!」
アルトは自身の双剣とノーアの剣にホーリースパークを付与する。ちなみに聖魔法と冥左剣の相性はあまり良くないけどホーリースパークを付与したのは、水竜王に対してアビスファイアを付与した剣で戦うよりは良いだろうという判断だね。
二人が水竜王に迫る。アルトがホーリースパークを水辺に放つ。白い雷撃が水の中を伝わって水竜王の体を一時的に動けなくさせた。流石に偽水竜王とは違ってこの一発では倒せないみたいだ。
即時詠唱でホーリーバリアを生成して水上に足場を作りながらアルトたちが水竜王の元に進んでいく。水竜王は硬直を解き水を津波のように操る。二人は大きな波に飲み込まれそうになるが3本の剣戟で津波を切り裂いて前方へ突破していく。
水竜王をアルトの魔法圏内に収めた! アルトが精神集中を始める。ノーアが2者の間に立ち水竜王を牽制している。水竜王がブレスを吐き出した! 高圧圧縮された極太の水のブレスが高速でノーアとアルトの元へ向かっていく。
ノーアが雷光を纏った剣をブレスに向かって斬りつけた! しかし、ブレスの威力は強力でノーアは弾き飛ばされてしまう。運よく足場の上に着地したがそこへ水竜王が水中を泳いで向かっていく。
「ホーリーサンクチュアリ!」
アルトの魔法が完成した。聖域に囲まれた水竜王の動きが明らかに遅くなる。
「ホーリースパーク!」
アルトが即座に次の魔法、白い雷撃を水竜王に向けて撃ち放つ。明らかに最初に放った時より効いている様子で大きな唸り声をあげて首を上空に向けたまま固まった。
そこにノーアが剣を振り払う。ホーリーサンクチュアリの効果で早くなったその剣先が水竜王の首を捕らえた。首と胴体が完全に分離され黒い霧となって消えていく。
「倒しました!」
「ん。水?」<うん。水は?>
魔石の回収よりも早くノーアが水の心配をし始める。あ、水を舐めて顔をすくめた。
「ダメ。海水」<ダメだった。海水だった>
「残念です。でもまずは魔石を拾わないとですね」
アルトが水の中を潜って魔石とドロップアイテムを回収しにいく。が、すぐにアルトは慌てた様子で戻ってきた。
『セイさん!』
『どうしたの?』
『これ、〈天眼〉で確認してください!』
手に持っていたのは透明なガラス瓶だった。ドロップアイテムだけを持ってきたみたい。波紋や龍の刻印が彫り込まれ、蓋には透明な水晶が付けられている。
────────────────────
名称:水竜王の聖水
ネプトリオンドラゴンからドロップする不思議な力を持つ水。飲用可。飲んだ者の潜在能力を強化することがある。また、回復魔法の毒や呪いを打ち消す効果を増幅する。
────────────────────
飲み水が手に入りました。
『飲めるね』
『やっぱりそうなんですね!』
「ノーアさん。飲み水がドロップしました!」
「ま!?」<本当!?>
「本当です!」
〈水竜王の聖水〉なんだけど、まあ飲み水と言っても問題ないか。でもこれ一本じゃ、本当の意味で焼石に水じゃないかな?
「周回する!」<ボス周回しよう!>
うん? ボス周回って何?
◇◇◇
アルトたちは水竜王のボス周回をしていた。
ボス周回というのはその名の通りボスを周回することのようだ。(説明になってない)
ちゃんと説明すると魔石を拾わない状態でボス部屋の入り口に戻ることでボスが復活するらしい。ちなみに通常だとボスは1時間くらいで復活するようで、復活するまではボス部屋に入れない仕組みみたいだ。
二人はもう何十回目になるかわからない水竜王を切断している。ここ数十回の試行でボス討伐はかなり最適化されていた。
ボスは魔石があるところで復活するのでホーリーサンクチュアリを事前に発動しておく。弱体化した状態でホーリースパークを打ち込む。電撃で動きが止まっている間に付与をした剣で首を刈り取る。その間なんと1分弱。
魔力の消費が半端じゃないのでアルトが冥左剣で雑魚狩りをして魔力を回収する時間もあるけどそれを差し引いてもここ1時間くらいで30体は討伐してるんじゃないかな?
ちなみに、水竜王は〈水竜王の聖水〉以外に〈水竜王の宝石〉というものも10分の1くらいの確率で落とした。なんか聞いたことあるなーと思ったら、偽物が落とした〈偽水竜王の宝石〉と瓜二つだった。
これってもしかして偽水竜王も飲み水落とす可能性あったんじゃとちょっと思ったけど、あまり考えないようにしている。〈天眼〉さんがドロップアイテムを表示してくれてたらなーとかは特に。なぜなら盛大なブーメランをくらいそうだからね。ウッドランドドラゴンの時に余計なことを言った気がするとかは考えない。
そして、今二人の前には2体の水竜王がいた。なぜ2体いるのかというと魔石からの復活と、1時間くらいでのリポップとがちょうど被ったからだね。こういうことがあるからあまりボス周回は推奨されていないらしい。
しかしそこは聖域で弱体化された2体だ。アルトのホーリースパーク二重詠唱で同時にスタンされ、アルトとノーアが電光の剣で切断した。本当にSランク? っていうくらいあっさりだ。まあ、雷が弱点だからこそだと思うけどね。
偽物のときも思ったけどこの言葉を送ろう。
どんまい。水竜王さん。
えっ、一気に階層を飛ばしすぎじゃないかって? そんなこと言われても見栄えがしないんだもの。しょうがない。
一応言っておくと11階層から20階層では通常の魔物としてBランクの魔物が出てきた。それをアルトは冥左剣シャドウリーパーにアビスファイアを付与して狩る。シャドウリーパーの攻撃で魔力を回復して再度魔法を付与する。永久機関の完成だ。
魔物は大量に出てきて鬱陶しいという意味では大変だったけど、Bランクでは多勢でも手も足も出ない。アルトたちの相手には荷が勝ち過ぎているようだった。
15階層のボスはAランクの竜種の魔物シルフィードウィンドドラゴン。そのドラゴンも特に際立った活躍はなく、ホーリーサンクチュアリと魔法の二重詠唱のコンボで一発で沈んでいった。ちょっとだけかわいそうに思ったのは内緒だ。
そういえばノーアはシャドウリーパーを見ても何も言い出す様子はなかった。冥属性の武器であることは薄々気がついているみたいだけどなぜか放置している感じだ。なぜ放置しているのかは分からない。
そして今、二人は巨大な水辺の中央を位置取る巨大なドラゴンを見ながら……他のことを相談していた。
「水がもうないです」
「ん。倒して水を飲む」<わかってるよ。ドラゴンを倒して湖の水を飲もう>
「あれが海水だったらどうしましょう?」
『あれが海水だったら〈天授〉でなんとかしよう』
『うん。それしかないです』
『それを考えるにしてもまずはあいつをどうにかしなくちゃね』
『はい。セイさん。〈天眼〉をお願いします』
『わかった!』
────────────────────
種族:ネプトリオンドラゴン
水竜の王であるドラゴン型の魔物。Sランク。周囲の水を自在に操り水の渦巻きを発生させ水流を制御し、高圧の水の物量で攻撃する。主に水中での行動を好むが、魔力を操作して空中でも水の中で泳いでいるかのように飛翔することができる。空気中では水分を集めて圧縮し周囲に濃霧や豪雨を引き起こす。口からは水を高圧縮した高速のブレスを吐き出す。弱点は雷属性。
────────────────────
早速アルトとウィンドウを共有する。
哀れだった5階層のボス、偽水竜王の本物が現れたみたいだ。首長竜のような流線形の姿は偽物と同じだが、その大きさは二倍以上はあり深い青や翠の色合いで輝いている。翼は生えておらず、その代わりにヒレが水中に最適化されたように4つ付いている。偽物とは似ても似つかない威厳のある風貌だ。
『ネプトリオンドラゴン。Sランク。弱点は雷属性だね』
『ですね!』
「ノーアさん。ネプトリオンドラゴンというSランクの魔物です。弱点は雷属性みたいです」
「りょ。〈付与〉と聖域」<了解。ホーリースパークの〈付与〉とホーリーサンクチュアリの準備をお願い>
「わかりました!〈付与〉ホーリースパーク!」
アルトは自身の双剣とノーアの剣にホーリースパークを付与する。ちなみに聖魔法と冥左剣の相性はあまり良くないけどホーリースパークを付与したのは、水竜王に対してアビスファイアを付与した剣で戦うよりは良いだろうという判断だね。
二人が水竜王に迫る。アルトがホーリースパークを水辺に放つ。白い雷撃が水の中を伝わって水竜王の体を一時的に動けなくさせた。流石に偽水竜王とは違ってこの一発では倒せないみたいだ。
即時詠唱でホーリーバリアを生成して水上に足場を作りながらアルトたちが水竜王の元に進んでいく。水竜王は硬直を解き水を津波のように操る。二人は大きな波に飲み込まれそうになるが3本の剣戟で津波を切り裂いて前方へ突破していく。
水竜王をアルトの魔法圏内に収めた! アルトが精神集中を始める。ノーアが2者の間に立ち水竜王を牽制している。水竜王がブレスを吐き出した! 高圧圧縮された極太の水のブレスが高速でノーアとアルトの元へ向かっていく。
ノーアが雷光を纏った剣をブレスに向かって斬りつけた! しかし、ブレスの威力は強力でノーアは弾き飛ばされてしまう。運よく足場の上に着地したがそこへ水竜王が水中を泳いで向かっていく。
「ホーリーサンクチュアリ!」
アルトの魔法が完成した。聖域に囲まれた水竜王の動きが明らかに遅くなる。
「ホーリースパーク!」
アルトが即座に次の魔法、白い雷撃を水竜王に向けて撃ち放つ。明らかに最初に放った時より効いている様子で大きな唸り声をあげて首を上空に向けたまま固まった。
そこにノーアが剣を振り払う。ホーリーサンクチュアリの効果で早くなったその剣先が水竜王の首を捕らえた。首と胴体が完全に分離され黒い霧となって消えていく。
「倒しました!」
「ん。水?」<うん。水は?>
魔石の回収よりも早くノーアが水の心配をし始める。あ、水を舐めて顔をすくめた。
「ダメ。海水」<ダメだった。海水だった>
「残念です。でもまずは魔石を拾わないとですね」
アルトが水の中を潜って魔石とドロップアイテムを回収しにいく。が、すぐにアルトは慌てた様子で戻ってきた。
『セイさん!』
『どうしたの?』
『これ、〈天眼〉で確認してください!』
手に持っていたのは透明なガラス瓶だった。ドロップアイテムだけを持ってきたみたい。波紋や龍の刻印が彫り込まれ、蓋には透明な水晶が付けられている。
────────────────────
名称:水竜王の聖水
ネプトリオンドラゴンからドロップする不思議な力を持つ水。飲用可。飲んだ者の潜在能力を強化することがある。また、回復魔法の毒や呪いを打ち消す効果を増幅する。
────────────────────
飲み水が手に入りました。
『飲めるね』
『やっぱりそうなんですね!』
「ノーアさん。飲み水がドロップしました!」
「ま!?」<本当!?>
「本当です!」
〈水竜王の聖水〉なんだけど、まあ飲み水と言っても問題ないか。でもこれ一本じゃ、本当の意味で焼石に水じゃないかな?
「周回する!」<ボス周回しよう!>
うん? ボス周回って何?
◇◇◇
アルトたちは水竜王のボス周回をしていた。
ボス周回というのはその名の通りボスを周回することのようだ。(説明になってない)
ちゃんと説明すると魔石を拾わない状態でボス部屋の入り口に戻ることでボスが復活するらしい。ちなみに通常だとボスは1時間くらいで復活するようで、復活するまではボス部屋に入れない仕組みみたいだ。
二人はもう何十回目になるかわからない水竜王を切断している。ここ数十回の試行でボス討伐はかなり最適化されていた。
ボスは魔石があるところで復活するのでホーリーサンクチュアリを事前に発動しておく。弱体化した状態でホーリースパークを打ち込む。電撃で動きが止まっている間に付与をした剣で首を刈り取る。その間なんと1分弱。
魔力の消費が半端じゃないのでアルトが冥左剣で雑魚狩りをして魔力を回収する時間もあるけどそれを差し引いてもここ1時間くらいで30体は討伐してるんじゃないかな?
ちなみに、水竜王は〈水竜王の聖水〉以外に〈水竜王の宝石〉というものも10分の1くらいの確率で落とした。なんか聞いたことあるなーと思ったら、偽物が落とした〈偽水竜王の宝石〉と瓜二つだった。
これってもしかして偽水竜王も飲み水落とす可能性あったんじゃとちょっと思ったけど、あまり考えないようにしている。〈天眼〉さんがドロップアイテムを表示してくれてたらなーとかは特に。なぜなら盛大なブーメランをくらいそうだからね。ウッドランドドラゴンの時に余計なことを言った気がするとかは考えない。
そして、今二人の前には2体の水竜王がいた。なぜ2体いるのかというと魔石からの復活と、1時間くらいでのリポップとがちょうど被ったからだね。こういうことがあるからあまりボス周回は推奨されていないらしい。
しかしそこは聖域で弱体化された2体だ。アルトのホーリースパーク二重詠唱で同時にスタンされ、アルトとノーアが電光の剣で切断した。本当にSランク? っていうくらいあっさりだ。まあ、雷が弱点だからこそだと思うけどね。
偽物のときも思ったけどこの言葉を送ろう。
どんまい。水竜王さん。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……
buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。
みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる