50 / 108
漣の少女
40話
しおりを挟む
私はサリアに会う為に銀行へ向かう。
ちょうどその時、サリアが私を見つけて言う。
「おう!アリスじゃねぇか!ちょうどいいところに来やがったな!」
「ちょうどいい…ですか?」
私が首を傾げながら言うとサリアが楽しそうに言う。
「さっき、アリスに会いたいってやつが来てよ!アタシが居場所を知ってるって聞いて、わざわざアタシのところまで来たんだよ!」
サリアはそう言って私を連れてギルドに入る。
サリアが受付嬢に「例の件だ」と言うと奥から、2人の騎士と2人の少女が出てくる。
青く短い髪の紫の瞳の少女が私の目の前まで来る。
「貴方が炎の女神のリーダーの方ですか?」
「はい。私が炎の女神のリーダーのアリスですよ。」
私はいつも通りに答える。
「そうですか。私は第四姫のレイア・マリアージュともうします。第四姫とは言ってもこの国の姫ではございません。隣国のマリアージュ大王国の姫です。そして、セガール様の許嫁となる者です。」
レイアはそこまで言うと首を横に振る。
「いえ、正確にはそうなる予定の者です。貴方が邪魔さえしなければ…ですが。」
レイアはそこまで言うと睨みつけるように私を見る。
「なので、貴方が邪魔を出来ないように私が力の差を叩き込んでやろうと思ってきたわけですわ。」
「え、めんどくさ…」
思わず本音がダダ漏れになってしまう。
レイアはそんな私の様子を見て言う。
「何ですか、そのやる気のない態度は!これから私達はセガール様をかけた勝負をするのですよ?もっとやる気を出してはどうなんですの?」
黙って彼女の後ろの騎士が頷く。
「そもそも、私自身は婚約の予定もございませんし…セガールが私を選びたいと言うなら、まずはお互いを知る事から始めましょうと言ったところで今の状況って訳なのですが…」
レイアは私がセガールの事を呼び捨てにしたのが気に入らなかったのか、怒って言う。
「はぁ?アンタみたいなやつをセガール様が選ぶわけが無いでしょ!それにセガール様を呼び捨てにするなんて無礼もいい所ですわ!A級クラスの実力を持つこの私が即刻成敗してくれますの!」
「あ~…お決まりのやつ…」
私がめんどくさそうに外に出るとレイアと2人の騎士もついてくる。
周りにお祭り気分の野次馬が集まってきて騒がしくなる。
その中にはこちらをつまらなさそうに見る少女の姿があった。
レイアが高らかに宣言する。
「ルールは簡単ですわ!どちらかが戦闘不能になれば決着、立っていた方が勝者ですわ!勝者にはセガール様との婚約が約束されてますわ!」
レイアが剣を構えて言う。
「護衛の方々は手出ししないでくださいまし!これは私の戦いですわ!」
護衛の2人が黙って敬礼で答える。
「はぁ…面倒な事になったわ…」
レイアが飛び出す。
「隙ありですわ!」
そのまま剣を振り下ろすのを見て、私は軽く左にずれて避ける。
「まぐれで避けていい気にならないでくださいな!」
続けて薙ぎ払いを軽く上半身を後ろに逸らして避ける。
つまらなさそうに見ていた少女の目が輝き始める。
「このっ!このっ!このっ!」
少女は自身の剣が私に当たらない事にイライラを募らせながら言う。
「ちょこまかと逃げてばっかで大したことありませんわね!」
私は彼女から距離を取り、拳を構える。
「はっ!そんなところで構えたところで私に攻撃が届く事はありませんことよ?」
レイアがドヤ顔で言う。
野次馬の中の私の実力を知る何人かが私の構えを見て、私の目線から外れるように移動する。
「甘いですね。」
私は軽く拳を突き出すとその直線上に強烈な衝撃波が飛んでいく。
「キャアアアア!」
レイアと私の目線の先にいた野次馬の大半が勢いよく尻もちをつく。
私は闘気を放って威圧する。
これで降参してくれると良いんだけど…
そして、私はそのまま圧をかけるように言う。
「この程度も耐えられぬとはとんだ箱入り娘ですね。それに剣もただ振れば当たると思っている様な無駄な動きが多過ぎます。もっと相手を見て、相手が次にどう動くかを予想しながら剣を振るいなさい。」
レイアが震える足で立ち上がる。
「うるさいですわ!今まではただ倒すつもりでしたから、本気ではなかっただけです!ここからは本気で殺しにいきます!」
私は縮地法で一瞬でレイアの目の前に移動する。
「だから、甘いって言ったのですよ。」
そのままレイアの首をチョップして気絶させて、倒れるところを怪我させないように肩に担ぐ。
「勝負あり!勝者、アリス・アルフェノーツ!」
周りから感性があがる。
「すげぇ!」とか「かっこいいぞ!」とか様々な賞賛が飛び交う。
散らばり始めた野次馬の中から、赤く長い髪の紫の瞳の少女がゆっくりと歩いてきて言う。
「貴方、すっごく強いのね。私はウェリア。よろしくね。」
ウェリアはそう言うと私に手を差し出す。
「えぇ、よろしくお願いするわ。」
私はなんの躊躇いもなくウェリアの手を握る。
「…あれ?効いてない?」
ウェリアが不思議そうに私に握られた手を見る。
「何が効いてないのですか?」
私が満面の笑みで言うとウェリアは平然を装って言う。
「い、いや、なんでm「もしかして、痺れが効いてない事が不思議だったりします?」
私が食い気味に言うと驚いた様子でウェリアの目が丸くなる。
「言ってませんでしたが、私に状態異常は効きませんよ。そもそも、貴方の行動は全て見ておりましたし、この能力が無くても効かなかったと思いますが…」
ウェリアはそれを聞くと諦めたように言う。
「完敗ね…私もレイアも完全に負けたわ。」
護衛の兵士たちは心配そうに私に担がれたままのレイアを見ていた。
私は護衛の兵士たちにレイアを渡す。
「はい。お返ししますね。今は気絶してますが、しばらくしたら起きると思います。」
騎士たちは安心した様子でレイアを抱えて去っていく。
私もそのままその場を離れてサリアの元に行こうとした時だった。
「アリスさん!私、貴方のパーティーに入りたいです!」
ウェリアが大声で言う。
「…はい?」
私は聞き間違いだと思って聞き直す。
「だから、貴方のパーティー、炎の女神に入りたいのです!元々私の目的は貴方のパーティーに入る事ですので!」
ウェリアは真剣な眼差しで私を見る。
「それは良いのですが…」
ウェリアは堂々と言う。
「なら、精一杯貢献させてもらいますわ!せめて、我が姉の失態に対するお詫びって事にしていただけると助かりますの。」
「…ん?姉ですか?」
私がそう言うとウェリアが焦った様子で言う。
「あっ…す、すみません…忘れてください。決して、私がレイアの双子の妹で第五姫だとか言うわけでは無いのです。」
「あー…はい。双子のお姫様2人で来てたんですね。」
「あれ?なんでバレてるのです?」
ウェリアは不思議そうに首を傾げている。
「だって、今自分で言ってたし…」
私がそう言うとウェリアが目を丸くして言う。
「い、いつの間に?!さては、誘導魔法で私を誘導しましたね!」
「いや、そもそも、私、魔法使えないし…」
「ウソですわ!そんなに魔力があるのに魔法が使えないなんてありえませんわ!」
私はもう説明するのもめんどくさいので、放っておいてサリアに言う。
「実は今日、サリアさんに修行をつけてもらいたかったんですけど…」
サリアに事情を話すとサリアは俄然やる気になって言う。
「よっしゃ!そういう事なら、アタシに任せな!元魔闘士として、力を貸すぜ!」
ウェリアが割って入るように言う。
「ちょっと!私を無視しないでくださいまし!私も修行を受けさせてもらいますわよ!」
サリアはウェリアの格好を見ながら言う。
「良いけど、お前、魔道士じゃないのか?アタシは魔道士の魔法については疎いんだが…」
「大丈夫ですわ!その時は転職すれば良いですし、そんな事より重要なのは、これほどの力を持ったアリスが本当に魔法を使えないのかですわ!この私が見極めてやりますの!」
「そこまで言うなら、わかったぜ。」
サリアは一瞬私の顔を見て「ドンマイ」と言いたげに肩をすくめて、私たちとともに場所を移動する。
ちょうどその時、サリアが私を見つけて言う。
「おう!アリスじゃねぇか!ちょうどいいところに来やがったな!」
「ちょうどいい…ですか?」
私が首を傾げながら言うとサリアが楽しそうに言う。
「さっき、アリスに会いたいってやつが来てよ!アタシが居場所を知ってるって聞いて、わざわざアタシのところまで来たんだよ!」
サリアはそう言って私を連れてギルドに入る。
サリアが受付嬢に「例の件だ」と言うと奥から、2人の騎士と2人の少女が出てくる。
青く短い髪の紫の瞳の少女が私の目の前まで来る。
「貴方が炎の女神のリーダーの方ですか?」
「はい。私が炎の女神のリーダーのアリスですよ。」
私はいつも通りに答える。
「そうですか。私は第四姫のレイア・マリアージュともうします。第四姫とは言ってもこの国の姫ではございません。隣国のマリアージュ大王国の姫です。そして、セガール様の許嫁となる者です。」
レイアはそこまで言うと首を横に振る。
「いえ、正確にはそうなる予定の者です。貴方が邪魔さえしなければ…ですが。」
レイアはそこまで言うと睨みつけるように私を見る。
「なので、貴方が邪魔を出来ないように私が力の差を叩き込んでやろうと思ってきたわけですわ。」
「え、めんどくさ…」
思わず本音がダダ漏れになってしまう。
レイアはそんな私の様子を見て言う。
「何ですか、そのやる気のない態度は!これから私達はセガール様をかけた勝負をするのですよ?もっとやる気を出してはどうなんですの?」
黙って彼女の後ろの騎士が頷く。
「そもそも、私自身は婚約の予定もございませんし…セガールが私を選びたいと言うなら、まずはお互いを知る事から始めましょうと言ったところで今の状況って訳なのですが…」
レイアは私がセガールの事を呼び捨てにしたのが気に入らなかったのか、怒って言う。
「はぁ?アンタみたいなやつをセガール様が選ぶわけが無いでしょ!それにセガール様を呼び捨てにするなんて無礼もいい所ですわ!A級クラスの実力を持つこの私が即刻成敗してくれますの!」
「あ~…お決まりのやつ…」
私がめんどくさそうに外に出るとレイアと2人の騎士もついてくる。
周りにお祭り気分の野次馬が集まってきて騒がしくなる。
その中にはこちらをつまらなさそうに見る少女の姿があった。
レイアが高らかに宣言する。
「ルールは簡単ですわ!どちらかが戦闘不能になれば決着、立っていた方が勝者ですわ!勝者にはセガール様との婚約が約束されてますわ!」
レイアが剣を構えて言う。
「護衛の方々は手出ししないでくださいまし!これは私の戦いですわ!」
護衛の2人が黙って敬礼で答える。
「はぁ…面倒な事になったわ…」
レイアが飛び出す。
「隙ありですわ!」
そのまま剣を振り下ろすのを見て、私は軽く左にずれて避ける。
「まぐれで避けていい気にならないでくださいな!」
続けて薙ぎ払いを軽く上半身を後ろに逸らして避ける。
つまらなさそうに見ていた少女の目が輝き始める。
「このっ!このっ!このっ!」
少女は自身の剣が私に当たらない事にイライラを募らせながら言う。
「ちょこまかと逃げてばっかで大したことありませんわね!」
私は彼女から距離を取り、拳を構える。
「はっ!そんなところで構えたところで私に攻撃が届く事はありませんことよ?」
レイアがドヤ顔で言う。
野次馬の中の私の実力を知る何人かが私の構えを見て、私の目線から外れるように移動する。
「甘いですね。」
私は軽く拳を突き出すとその直線上に強烈な衝撃波が飛んでいく。
「キャアアアア!」
レイアと私の目線の先にいた野次馬の大半が勢いよく尻もちをつく。
私は闘気を放って威圧する。
これで降参してくれると良いんだけど…
そして、私はそのまま圧をかけるように言う。
「この程度も耐えられぬとはとんだ箱入り娘ですね。それに剣もただ振れば当たると思っている様な無駄な動きが多過ぎます。もっと相手を見て、相手が次にどう動くかを予想しながら剣を振るいなさい。」
レイアが震える足で立ち上がる。
「うるさいですわ!今まではただ倒すつもりでしたから、本気ではなかっただけです!ここからは本気で殺しにいきます!」
私は縮地法で一瞬でレイアの目の前に移動する。
「だから、甘いって言ったのですよ。」
そのままレイアの首をチョップして気絶させて、倒れるところを怪我させないように肩に担ぐ。
「勝負あり!勝者、アリス・アルフェノーツ!」
周りから感性があがる。
「すげぇ!」とか「かっこいいぞ!」とか様々な賞賛が飛び交う。
散らばり始めた野次馬の中から、赤く長い髪の紫の瞳の少女がゆっくりと歩いてきて言う。
「貴方、すっごく強いのね。私はウェリア。よろしくね。」
ウェリアはそう言うと私に手を差し出す。
「えぇ、よろしくお願いするわ。」
私はなんの躊躇いもなくウェリアの手を握る。
「…あれ?効いてない?」
ウェリアが不思議そうに私に握られた手を見る。
「何が効いてないのですか?」
私が満面の笑みで言うとウェリアは平然を装って言う。
「い、いや、なんでm「もしかして、痺れが効いてない事が不思議だったりします?」
私が食い気味に言うと驚いた様子でウェリアの目が丸くなる。
「言ってませんでしたが、私に状態異常は効きませんよ。そもそも、貴方の行動は全て見ておりましたし、この能力が無くても効かなかったと思いますが…」
ウェリアはそれを聞くと諦めたように言う。
「完敗ね…私もレイアも完全に負けたわ。」
護衛の兵士たちは心配そうに私に担がれたままのレイアを見ていた。
私は護衛の兵士たちにレイアを渡す。
「はい。お返ししますね。今は気絶してますが、しばらくしたら起きると思います。」
騎士たちは安心した様子でレイアを抱えて去っていく。
私もそのままその場を離れてサリアの元に行こうとした時だった。
「アリスさん!私、貴方のパーティーに入りたいです!」
ウェリアが大声で言う。
「…はい?」
私は聞き間違いだと思って聞き直す。
「だから、貴方のパーティー、炎の女神に入りたいのです!元々私の目的は貴方のパーティーに入る事ですので!」
ウェリアは真剣な眼差しで私を見る。
「それは良いのですが…」
ウェリアは堂々と言う。
「なら、精一杯貢献させてもらいますわ!せめて、我が姉の失態に対するお詫びって事にしていただけると助かりますの。」
「…ん?姉ですか?」
私がそう言うとウェリアが焦った様子で言う。
「あっ…す、すみません…忘れてください。決して、私がレイアの双子の妹で第五姫だとか言うわけでは無いのです。」
「あー…はい。双子のお姫様2人で来てたんですね。」
「あれ?なんでバレてるのです?」
ウェリアは不思議そうに首を傾げている。
「だって、今自分で言ってたし…」
私がそう言うとウェリアが目を丸くして言う。
「い、いつの間に?!さては、誘導魔法で私を誘導しましたね!」
「いや、そもそも、私、魔法使えないし…」
「ウソですわ!そんなに魔力があるのに魔法が使えないなんてありえませんわ!」
私はもう説明するのもめんどくさいので、放っておいてサリアに言う。
「実は今日、サリアさんに修行をつけてもらいたかったんですけど…」
サリアに事情を話すとサリアは俄然やる気になって言う。
「よっしゃ!そういう事なら、アタシに任せな!元魔闘士として、力を貸すぜ!」
ウェリアが割って入るように言う。
「ちょっと!私を無視しないでくださいまし!私も修行を受けさせてもらいますわよ!」
サリアはウェリアの格好を見ながら言う。
「良いけど、お前、魔道士じゃないのか?アタシは魔道士の魔法については疎いんだが…」
「大丈夫ですわ!その時は転職すれば良いですし、そんな事より重要なのは、これほどの力を持ったアリスが本当に魔法を使えないのかですわ!この私が見極めてやりますの!」
「そこまで言うなら、わかったぜ。」
サリアは一瞬私の顔を見て「ドンマイ」と言いたげに肩をすくめて、私たちとともに場所を移動する。
0
あなたにおすすめの小説
辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい
ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。
チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~
第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~
第八章 クリフ一家と領地改革!?
第九章 魔国へ〜魔族大決戦!?
第十章 自分探しと家族サービス
レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)
荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」
俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」
ハーデス 「では……」
俺 「だが断る!」
ハーデス 「むっ、今何と?」
俺 「断ると言ったんだ」
ハーデス 「なぜだ?」
俺 「……俺のレベルだ」
ハーデス 「……は?」
俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」
ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」
俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」
ハーデス 「……正気……なのか?」
俺 「もちろん」
異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。
たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!
異世界転生雑学無双譚 〜転生したのにスキルとか貰えなかったのですが〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
エドガーはマルディア王国王都の五爵家の三男坊。幼い頃から神童天才と評されていたが七歳で前世の知識に目覚め、図書館に引き篭もる事に。
そして時は流れて十二歳になったエドガー。祝福の儀にてスキルを得られなかったエドガーは流刑者の村へ追放となるのだった。
【カクヨムにも投稿してます】
無能な勇者はいらないと辺境へ追放されたのでチートアイテム【ミストルティン】を使って辺境をゆるりと開拓しようと思います
長尾 隆生
ファンタジー
仕事帰りに怪しげな占い師に『この先不幸に見舞われるが、これを持っていれば幸せになれる』と、小枝を500円で押し売りされた直後、異世界へ召喚されてしまうリュウジ。
しかし勇者として召喚されたのに、彼にはチート能力も何もないことが鑑定によって判明する。
途端に手のひらを返され『無能勇者』というレッテルを貼られずさんな扱いを受けた上に、一方的にリュウジは凶悪な魔物が住む地へ追放されてしまう。
しかしリュウジは知る。あの胡散臭い占い師に押し売りされた小枝が【ミストルティン】という様々なアイテムを吸収し、その力を自由自在に振るうことが可能で、更に経験を積めばレベルアップしてさらなる強力な能力を手に入れることが出来るチートアイテムだったことに。
「ミストルティン。アブソープション!」
『了解しましたマスター。レベルアップして新しいスキルを覚えました』
「やった! これでまた便利になるな」
これはワンコインで押し売りされた小枝を手に異世界へ突然召喚され無能とレッテルを貼られた男が幸せを掴む物語。
~ワンコインで買った万能アイテムで幸せな人生を目指します~
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
追放貴族少年リュウキの成り上がり~魔力を全部奪われたけど、代わりに『闘気』を手に入れました~
さとう
ファンタジー
とある王国貴族に生まれた少年リュウキ。彼は生まれながらにして『大賢者』に匹敵する魔力を持って生まれた……が、義弟を溺愛する継母によって全ての魔力を奪われ、次期当主の座も奪われ追放されてしまう。
全てを失ったリュウキ。家も、婚約者も、母の形見すら奪われ涙する。もう生きる力もなくなり、全てを終わらせようと『龍の森』へ踏み込むと、そこにいたのは死にかけたドラゴンだった。
ドラゴンは、リュウキの境遇を憐れみ、ドラゴンしか使うことのできない『闘気』を命をかけて与えた。
これは、ドラゴンの力を得た少年リュウキが、新しい人生を歩む物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる