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第4章「逃した悪霊」
逃した悪霊 その①
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一方、紫月、黄泉、橙羽の3人は、駅の近くの交差点で調査を続けていた。
百合 黄泉
『小さな子の啜り泣く声なんて聞こえないわね。誰かの聞き間違いなのかしら?』
『それとも駅周辺ってこともあって、周囲の音に掻き消されて聞こえないだけなのかしら?』
朝顔 紫月
『情報はみんな深夜に来ているみたいだから、もしかすると、この時間帯は居ないのかもしれないね。』
百合 黄泉
『ここまで姿を表さないとモヤモヤするわね。学生で無ければ、出勤時間を深夜帯にしてもらうところなんだけど。』
そう言いながら、しゃがみ込んでお腹を抑える橙羽の方を眺める黄泉。
百合 黄泉
『あんた、働くきあるの!』
日廻 橙羽
『あるよ。でもお腹が痛くて・・・。』
橙羽は、お腹を抑え辛そうな顔をしている。
百合 黄泉
『慌てて食べるから、そうなるのよ!』
日廻 橙羽
『だってお腹空いてたんだもん。』
そんな会話をしていると、紫月のショルダーバッグの中からスマホのバイブ音が微かに聞こえてきた。
紫月はショルダーバッグの中からスマホを取り出すと、『リンドウちゃんからだ!』と言い電話に出た。
朝顔 紫月
『もしもし。』
林藤 白華(電話)
『今、大丈夫かな?』
朝顔 紫月
『大丈夫だよ、何かあったの?』
林藤 白華(電話)
『急用のお願いがあってね。』
朝顔 紫月
『何?』
林藤 白華(電話)
『ここ最近、海岸沿いのトンネルで事故が多発していたでしょ。 それがどうやら悪霊の仕業だったみたいなんだ。』
『悪霊はリーダーとバラちゃんが見つけてくれたんだけど、私のミスで悪霊が憑依した人が乗車していた車を見失ってしまって・・・。それで今、車のナンバープレートを元に如月警部に車の持ち主を調べてもらったところ、その人の家が駅周辺にあることが分かったんだ。』
朝顔 紫月
『色々と大変だったんだね。それで私達は、どこへ向かえば良いの?』
林藤 白華(電話)
『今、マップと車のナンバーを送るから待ってて。』
朝顔 紫月
『うん、分かった。』
数秒後、紫月のスマホに白華から、悪霊に取り憑かれた人物の家に印が付けられたマップの画像と、その人物が住んでいる階数と部屋番号、乗車している車の情報を記載したメールが送られてきた。
朝顔 紫月
『確認できたよ。今から行くね。』
林藤 白華(電話)
『有難う。私達も如月警部の車でそっちへ向かっているから、例の車が到着したら連絡をもらえるかな?』
『まだその人に憑依したままなのか、その辺りのことも分かる限りで良いから教えてほしいんだ。可能性は少ないと思うんだけど、事故が起きた現場に戻っていた場合は、また行動を練り直さないといけないからね。』
朝顔 紫月
『分かった。じゃあ、また後でね。』
林藤 白華(電話)
『ありがと。私達も直ぐに行くから。』
朝顔 紫月
『うん。』
紫月は電話を切ると、隣で怪訝な表情を浮かべる黄泉と、不安そうな顔で紫月の顔を見上げる橙羽の姿があった。
どうやら電話の内容が、隣に居た2人には筒抜けだったようだ。
百合 黄泉
『それで、どこに行けば良いわけ?』
紫月は黄泉に、スマホに送られてきたマップを見せた。
百合 黄泉
『ここって確か個人塾がある辺りよね。』
黄泉がスマホの時間を見ると、時刻は19時を少し過ぎていた。
百合 黄泉
『でもまあ、もう皆帰る頃ね。それなら人目を気にする必要も無いわ。行きましょ。』
マンションの方角へ歩き出す黄泉。
紫月と橙羽も、その後ろに続きマンションへと向かった。
------------------------
マンションの下に着いて15分程経った頃、メールに記載されていたナンバープレートの付いた白い乗用車が駐車場へと入ってきた。
だが車から降りた男性は、特に変わった様子も無く優しそうな顔をしていた。
日廻 橙羽
『あの人が憑依されているの?』
『橙羽には凄く優しそうな顔に見えるんだけど。』
朝顔 紫月
『そうだね。怒りの強い霊体からは赤いオーラ、死期の近い人からは黒いオーラが出るって聞いたことがあるけど、あの人からは特に何のオーラも感じないから、どこかで離れていったのかも。』
日廻 橙羽
『それなら安心だね♪』
朝顔 紫月
『うん。そうだね♪』
紫月と橙羽が安堵の表情を浮かべる中、男性は何事も無かったかのようにスマホを片手に笑顔で誰かと話しながら、マンションのエントランスへと入って行った。
そんな幸せそうな男性を、唯一怪訝な表情を浮かべ眺めていた黄泉が口を開いた。
百合 黄泉
『私達、重大なミスを犯しているかもしれないわ。』
朝顔 紫月 or 日廻 橙羽
『ミス?』
百合 黄泉
『ヒマワリちゃん、あなたマンションに住んでいるって言っていたわよね。』
日廻 橙羽
『うん。そうだよ。それがどうかしたの?』
百合 黄泉
『マンションのオートロック機能が、キータイプや指紋認証だったら身体を奪えば中に入ることができるわ。でもオートロックが暗証番号だったとして、一時的に身体から離れたのでは無く、身体の中に隠れたのだとすれば?』
黄泉の話しを聞き、引き攣った表情で紫月と橙羽が再びエントランスの方へ目をやると、男性は既にオートロックを解除し、出入り口とエレベーターの間にある分厚い硝子扉を開いていた。
男性がエレベーターの前まで行くと、分厚い硝子扉が閉まり、男性がエレベーターに乗り込み、エレベーターの扉が閉まる寸前、微かにエレベーターの扉の隙間から「赤黒いオーラ」のようなものが目に入った。
紫月は慌ててスマホを取り出し、白華に連絡を取り今起きていることの説明し始めたが、その言葉使いは普段の優しい口調ではあるものの、少しパニックを起こしていた。
林藤 白華(電話)
『そうか、その様子だと霊体は憑依したままのようだね。もう直ぐ私達もそっちに着くから、アサガオちゃん達は自分の身を守る事だけに専念して。後は私達が何とかする。きっと大丈夫だから安心して!』
紫月の隣に居た黄泉は、スマホから聞こえる会話を耳にし低く怒りを保ったような声で話し始めた。
百合 黄泉
『「何とかする」?』『「きっと」?』
『遅れて来といて何ができるって言うのよ?』
『今必要なのは、侵入の許可だけでしょ。どうにかして「侵入を試みても良いの?」「駄目なの?」私が欲しいのは、その答えだけよ。』
紫月が黄泉の方に目をやると、黄泉はエレベーターの止まったマンションの5階を眺めていた。
紫月が黄泉の目線に目をやると、その階は小さな子を連れた家族が多いようで、バルコニーに小さな子の洗濯物が沢山掛かっており、事態は想像以上に深刻なようであった。
紫月は唾をこくりと飲み込むと、『リンドウちゃん、黄泉ちゃんの声聞こえた?』とスマホ越しに白華に問いかけた。
林藤 白華(電話)
『うん。聞こえたよ。如月警部、許可は頂けますか?』
電話の向こう側で、如月警部は白華の問いかけに対して『分かった、僕が全て責任を負う!』『但し最小限の損害で頼むよ!』と紫月や黄泉に聞こえるくらいの大きな声を発した。
林藤 白華(電話)
『と言うことらしいよ。でも無理はしないでね。私達も直ぐに、そっちへ行くから!』
朝顔 紫月
『うん、分かった!』『有難う!』
そう言うと紫月は電話を切り、少し安心した表情で黄泉の方を見てにっこりと微笑んだ。
そんな紫月と目が合い顔を赤くした黄泉は、恥ずかしそうに『じゃあ、さっさと行くわよ。』と言うとエントランスの方へと向かって行き、その後ろに続き紫月と橙羽もエントランスへと向かったのであった。
百合 黄泉
『小さな子の啜り泣く声なんて聞こえないわね。誰かの聞き間違いなのかしら?』
『それとも駅周辺ってこともあって、周囲の音に掻き消されて聞こえないだけなのかしら?』
朝顔 紫月
『情報はみんな深夜に来ているみたいだから、もしかすると、この時間帯は居ないのかもしれないね。』
百合 黄泉
『ここまで姿を表さないとモヤモヤするわね。学生で無ければ、出勤時間を深夜帯にしてもらうところなんだけど。』
そう言いながら、しゃがみ込んでお腹を抑える橙羽の方を眺める黄泉。
百合 黄泉
『あんた、働くきあるの!』
日廻 橙羽
『あるよ。でもお腹が痛くて・・・。』
橙羽は、お腹を抑え辛そうな顔をしている。
百合 黄泉
『慌てて食べるから、そうなるのよ!』
日廻 橙羽
『だってお腹空いてたんだもん。』
そんな会話をしていると、紫月のショルダーバッグの中からスマホのバイブ音が微かに聞こえてきた。
紫月はショルダーバッグの中からスマホを取り出すと、『リンドウちゃんからだ!』と言い電話に出た。
朝顔 紫月
『もしもし。』
林藤 白華(電話)
『今、大丈夫かな?』
朝顔 紫月
『大丈夫だよ、何かあったの?』
林藤 白華(電話)
『急用のお願いがあってね。』
朝顔 紫月
『何?』
林藤 白華(電話)
『ここ最近、海岸沿いのトンネルで事故が多発していたでしょ。 それがどうやら悪霊の仕業だったみたいなんだ。』
『悪霊はリーダーとバラちゃんが見つけてくれたんだけど、私のミスで悪霊が憑依した人が乗車していた車を見失ってしまって・・・。それで今、車のナンバープレートを元に如月警部に車の持ち主を調べてもらったところ、その人の家が駅周辺にあることが分かったんだ。』
朝顔 紫月
『色々と大変だったんだね。それで私達は、どこへ向かえば良いの?』
林藤 白華(電話)
『今、マップと車のナンバーを送るから待ってて。』
朝顔 紫月
『うん、分かった。』
数秒後、紫月のスマホに白華から、悪霊に取り憑かれた人物の家に印が付けられたマップの画像と、その人物が住んでいる階数と部屋番号、乗車している車の情報を記載したメールが送られてきた。
朝顔 紫月
『確認できたよ。今から行くね。』
林藤 白華(電話)
『有難う。私達も如月警部の車でそっちへ向かっているから、例の車が到着したら連絡をもらえるかな?』
『まだその人に憑依したままなのか、その辺りのことも分かる限りで良いから教えてほしいんだ。可能性は少ないと思うんだけど、事故が起きた現場に戻っていた場合は、また行動を練り直さないといけないからね。』
朝顔 紫月
『分かった。じゃあ、また後でね。』
林藤 白華(電話)
『ありがと。私達も直ぐに行くから。』
朝顔 紫月
『うん。』
紫月は電話を切ると、隣で怪訝な表情を浮かべる黄泉と、不安そうな顔で紫月の顔を見上げる橙羽の姿があった。
どうやら電話の内容が、隣に居た2人には筒抜けだったようだ。
百合 黄泉
『それで、どこに行けば良いわけ?』
紫月は黄泉に、スマホに送られてきたマップを見せた。
百合 黄泉
『ここって確か個人塾がある辺りよね。』
黄泉がスマホの時間を見ると、時刻は19時を少し過ぎていた。
百合 黄泉
『でもまあ、もう皆帰る頃ね。それなら人目を気にする必要も無いわ。行きましょ。』
マンションの方角へ歩き出す黄泉。
紫月と橙羽も、その後ろに続きマンションへと向かった。
------------------------
マンションの下に着いて15分程経った頃、メールに記載されていたナンバープレートの付いた白い乗用車が駐車場へと入ってきた。
だが車から降りた男性は、特に変わった様子も無く優しそうな顔をしていた。
日廻 橙羽
『あの人が憑依されているの?』
『橙羽には凄く優しそうな顔に見えるんだけど。』
朝顔 紫月
『そうだね。怒りの強い霊体からは赤いオーラ、死期の近い人からは黒いオーラが出るって聞いたことがあるけど、あの人からは特に何のオーラも感じないから、どこかで離れていったのかも。』
日廻 橙羽
『それなら安心だね♪』
朝顔 紫月
『うん。そうだね♪』
紫月と橙羽が安堵の表情を浮かべる中、男性は何事も無かったかのようにスマホを片手に笑顔で誰かと話しながら、マンションのエントランスへと入って行った。
そんな幸せそうな男性を、唯一怪訝な表情を浮かべ眺めていた黄泉が口を開いた。
百合 黄泉
『私達、重大なミスを犯しているかもしれないわ。』
朝顔 紫月 or 日廻 橙羽
『ミス?』
百合 黄泉
『ヒマワリちゃん、あなたマンションに住んでいるって言っていたわよね。』
日廻 橙羽
『うん。そうだよ。それがどうかしたの?』
百合 黄泉
『マンションのオートロック機能が、キータイプや指紋認証だったら身体を奪えば中に入ることができるわ。でもオートロックが暗証番号だったとして、一時的に身体から離れたのでは無く、身体の中に隠れたのだとすれば?』
黄泉の話しを聞き、引き攣った表情で紫月と橙羽が再びエントランスの方へ目をやると、男性は既にオートロックを解除し、出入り口とエレベーターの間にある分厚い硝子扉を開いていた。
男性がエレベーターの前まで行くと、分厚い硝子扉が閉まり、男性がエレベーターに乗り込み、エレベーターの扉が閉まる寸前、微かにエレベーターの扉の隙間から「赤黒いオーラ」のようなものが目に入った。
紫月は慌ててスマホを取り出し、白華に連絡を取り今起きていることの説明し始めたが、その言葉使いは普段の優しい口調ではあるものの、少しパニックを起こしていた。
林藤 白華(電話)
『そうか、その様子だと霊体は憑依したままのようだね。もう直ぐ私達もそっちに着くから、アサガオちゃん達は自分の身を守る事だけに専念して。後は私達が何とかする。きっと大丈夫だから安心して!』
紫月の隣に居た黄泉は、スマホから聞こえる会話を耳にし低く怒りを保ったような声で話し始めた。
百合 黄泉
『「何とかする」?』『「きっと」?』
『遅れて来といて何ができるって言うのよ?』
『今必要なのは、侵入の許可だけでしょ。どうにかして「侵入を試みても良いの?」「駄目なの?」私が欲しいのは、その答えだけよ。』
紫月が黄泉の方に目をやると、黄泉はエレベーターの止まったマンションの5階を眺めていた。
紫月が黄泉の目線に目をやると、その階は小さな子を連れた家族が多いようで、バルコニーに小さな子の洗濯物が沢山掛かっており、事態は想像以上に深刻なようであった。
紫月は唾をこくりと飲み込むと、『リンドウちゃん、黄泉ちゃんの声聞こえた?』とスマホ越しに白華に問いかけた。
林藤 白華(電話)
『うん。聞こえたよ。如月警部、許可は頂けますか?』
電話の向こう側で、如月警部は白華の問いかけに対して『分かった、僕が全て責任を負う!』『但し最小限の損害で頼むよ!』と紫月や黄泉に聞こえるくらいの大きな声を発した。
林藤 白華(電話)
『と言うことらしいよ。でも無理はしないでね。私達も直ぐに、そっちへ行くから!』
朝顔 紫月
『うん、分かった!』『有難う!』
そう言うと紫月は電話を切り、少し安心した表情で黄泉の方を見てにっこりと微笑んだ。
そんな紫月と目が合い顔を赤くした黄泉は、恥ずかしそうに『じゃあ、さっさと行くわよ。』と言うとエントランスの方へと向かって行き、その後ろに続き紫月と橙羽もエントランスへと向かったのであった。
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