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第1章「吹き返す呼吸」
吹き返す呼吸 その④
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正面玄関まで走り息を切らす朱珠。
謎の少女は、隣で何事も無かったかのように平然と佇んでいる。
神原 朱珠
『あんたなぁ、あかんで!』
『こんな事したら、あんたまで虐められんねんで!』
『私のことは、もうええから・・・。1回でもホンマに来てくれたこと、一生忘れへん。ホンマにありがと。』
謎の少女
『「ありがと」?』
『それはおかしいんじゃない?』
『私はあなたを救えてもいなければ、私の行動は、あの子達を余計に挑発させてしまったのよ。』
神原 朱珠
『やり方は、間違っとったかもしれへん。せやけど助けに来てくれたんは事実やろ?』
『私は、それが嬉しかってん。』
謎の少女
『たまには怒っても良いのよ。』
神原 朱珠
『え?』
謎の少女
『やり取りを見ていれば分かるわ。あの子達は、脅迫めいたことを言えば、あなたが何だって願いを叶えてくれると思ってる。でもあの白い髪の子は違うと思うわ。』
神原 朱珠
『違う?』『あの子がリーダーやねんで!』
謎の少女
『リーダー?』
『それは人を指導したり、纏めることが出来る人に与えられる称号よ。』
神原 朱珠
『じゃあ、あの子はリーダーとしての素質が無いってこと?』
謎の少女
『あなた言ったわよね。「最近は、ぼさぼさ髪の子が突っかかってくる」って。あなたは、あの白い髪の子の目を見ても分からないの?』
『このままだとエスカレートするばかりよ。少なくとも、ここにいる間は集られるわ。』
神原 朱珠
『それは、私も分かってんねん。せやけど怖いねん。痛いのも怖いし、逆恨みで母ちゃんに何かされるかもと思うと、それも怖いねん。』
謎の少女
『それなら大丈夫よ。これがあれば、継続的に痛みを負う傷が体に付くことは無いわ。但し、一時的な痛みは我慢してね。』
謎の少女は、朱珠に向けて白と黒が半々に彩られた球体を差し出した。
謎の少女
『説明は、不要よね?』
神原 朱珠
『落としたら、ええんよな?』
謎の少女
『壁に打ち付けても良いわ。球体に衝撃を与えるといいだけの話しだから。』
『球体は一度きりの消耗物。球体が破損した位置から約20秒程で半径20mの範囲まで霧が広がるの。効果が適用される時間は5分程度の短い時間だけど、その間、霧に覆われた空間の中に居る人間に、大きなダメージを与えても感じるのは痛みだけで損傷を負う事は決して無いわ。』
不思議そうな顔で球体を見つめる朱珠。
謎の少女
『それと、あなたのお母さんの事も安心して。私のチームの子を1人見張り役として、あなたの家の前に立たせているから。』
神原 朱珠
『えっ⁈』『嘘やろ⁈』
『何で家、知ってんの⁈』『怖いねんけど‼︎』
謎の少女
『人間は、怖いモノよ。』
神原 朱珠
『てか、1つ聞きたいねんけどな。この球体って何の為の道具なん?』
『もしかして・・・拷問用・・・とか言わんよな?』
『そのチームの事も気になってんねんけど・・・。聞いてもええんかなぁ・・・?』
謎の少女
『そうね。先ずは、そこから話しておかないと、私もあなたにとって不安の種でしか無いわね。着いてきて。』
朱珠は、謎の少女に言われるがまま、謎の少女の後ろを着いて行くことにした。
謎の少女
『そう言えば、まだ名前 教えていなかったわね。私は、綾女 茜(あやめ あかね)。』
神原 朱珠
『私は、神原 朱珠・・・って、家の情報知ってんやったな(苦笑)』
綾女 茜
『昨日、コンビニから出て来たあなたを、たまたま見つけて、後をつけただけだから名前までは知らないわ。』
神原 朱珠
『たまに言う発言が、怖いねんなぁ~。』
青ざめる朱珠のことは気にもせずに、茜はぶつぶつと独り言を呟いていた。
綾女 茜
『バラちゃんか・・・。良いわね。運命を感じるわ。』
神原 朱珠
『バラちゃん?』『運命?』
綾女 茜
『私のチームは6人構成なの。偶然にも6人全員、苗字に花の名前が付いていたから、7人目にあなたが来てくれるとなれば丁度良いわ。』
神原 朱珠
『丁度良い?』
綾女 茜
『約束したでしょ?』
『虐めが無くなれば、協力してくれるって。』
神原 朱珠
『そうは言ったけど、それって私にもできることなん?』
綾女 茜
『週に3日から5日程、16時から22時までの5時間から6時間、市内や町内をパトロールしてもらうお仕事よ。』
『時給が980円とそこそこ良いから、週6働いて10万円を超える、お給料を得ている子もいるわ。学生の間は適用されないけど、成人を過ぎれば、時間に応じて時給が100円から200円上乗せされたりもするの。』
神原 朱珠
『ふ~ん。にしても、協力って仕事の協力やってんな。それって茜ちゃんのお父さんの会社なん?』
綾女 茜
『違うわ。都道府県毎の市区町村が雇っている【blanc(ブラン)】という組織なの。』
神原 朱珠
『茜ちゃんには感謝してんし、お給料が10万円貰えるのは魅力的やから協力したい気はあんねんで。でもよく分からへん仕事に就くのは、怖いねんな・・・。』
綾女 茜
『別に無理を言うつもりは無いわ。決めるのはあなたよ。ただ、国にも認められていて、警察官とも連携をとっているお仕事だから、その辺りは安心して。』
『チームメイトも良い子ばかりだし、あなたが一人前になって不安が消えるまで、私が側に居てあげるから。』
2人が話しながら歩いていると、茜のスマホに着信が入って来た。
綾女 茜
『ちょっと良いかしら?』
そう話すと、茜は立ち止まりスマホを手にすると、通話をし始めた。
綾女 茜
『もしもし。もう着いたの?』
どうやら茜の電話の向こう側には、朱珠の家の前で見張をしているチームの一員が居るようだ。
スマホの通話口から少し顔を離し、朱珠の顔を眺める茜。
綾女 茜
『バラちゃん、安心して。今、私の所の優秀なチームメイトが、あなたの家に到着したみたいだから。』
神原 朱珠
『はぁ・・・。』
綾女 茜
『不安だったら話してみる?』『普通の女の子よ。』
茜から渡されたスマホを手に取り、通話に出る朱珠。
神原 朱珠
『もしもし。初めまして。神原 朱珠です。』
電話の向こう側の少女
『こちらこそ初めまして。私は、朝顔 紫月(あさがお しづき)といいます。』
電話から聞こえる声は、落ち着いた優しい声だった。
神原 朱珠
『アサガオ・・・。ホンマや・・・花の名前。』
朝顔 紫月
『変わった苗字でしょ。全国でも50人程しか居ないらしいんだ。』
『急に変な人達に関わって不安かもしれないけど、あなたが帰るまでは、私がお母さんを見守ってるから安心してね。』
神原 朱珠
『あ・・・有難う御座います!』
朝顔 紫月
『改まらなくて良いよ。もっと気楽に話そうよ。』
神原 朱珠
『あ・・・ありがとう・・・。』
朝顔 紫月
『ふふふ。約束ね。リーダーに聞きそびれたことがあるから、もう一回、リーダーに代わってもらっても良いかなぁ?』
神原 朱珠
『分かりま・・・。わ、分かった!』
『聞きそびれたことがあるから代わってって。』
小声で話しながら朱珠は、茜にスマホを手渡した。
綾女 茜
『代わったわ。何かしら? 』
朝顔 紫月
『リーダー、ゴメンね。何でも無いんだ。「緊張しているみたいだけど良い子そうだね」「安心した」って伝えたかっただけ。』
綾女 茜
『そう。なら良かった。その言葉を聞けて、私も安心したわ。じゃあ、引き続き見張の方をお願いね。』
朝顔 紫月
『うん。リーダーも気をつけてね。』
綾女 茜
『有難う。』
茜は電話を切ると、朱珠に背を向けた。
綾女 茜
『じゃあ、もう少しだけ着いてきてくれる?』
神原 朱珠
『うん。』
そして二人は、再び廊下を歩き始めた。
謎の少女は、隣で何事も無かったかのように平然と佇んでいる。
神原 朱珠
『あんたなぁ、あかんで!』
『こんな事したら、あんたまで虐められんねんで!』
『私のことは、もうええから・・・。1回でもホンマに来てくれたこと、一生忘れへん。ホンマにありがと。』
謎の少女
『「ありがと」?』
『それはおかしいんじゃない?』
『私はあなたを救えてもいなければ、私の行動は、あの子達を余計に挑発させてしまったのよ。』
神原 朱珠
『やり方は、間違っとったかもしれへん。せやけど助けに来てくれたんは事実やろ?』
『私は、それが嬉しかってん。』
謎の少女
『たまには怒っても良いのよ。』
神原 朱珠
『え?』
謎の少女
『やり取りを見ていれば分かるわ。あの子達は、脅迫めいたことを言えば、あなたが何だって願いを叶えてくれると思ってる。でもあの白い髪の子は違うと思うわ。』
神原 朱珠
『違う?』『あの子がリーダーやねんで!』
謎の少女
『リーダー?』
『それは人を指導したり、纏めることが出来る人に与えられる称号よ。』
神原 朱珠
『じゃあ、あの子はリーダーとしての素質が無いってこと?』
謎の少女
『あなた言ったわよね。「最近は、ぼさぼさ髪の子が突っかかってくる」って。あなたは、あの白い髪の子の目を見ても分からないの?』
『このままだとエスカレートするばかりよ。少なくとも、ここにいる間は集られるわ。』
神原 朱珠
『それは、私も分かってんねん。せやけど怖いねん。痛いのも怖いし、逆恨みで母ちゃんに何かされるかもと思うと、それも怖いねん。』
謎の少女
『それなら大丈夫よ。これがあれば、継続的に痛みを負う傷が体に付くことは無いわ。但し、一時的な痛みは我慢してね。』
謎の少女は、朱珠に向けて白と黒が半々に彩られた球体を差し出した。
謎の少女
『説明は、不要よね?』
神原 朱珠
『落としたら、ええんよな?』
謎の少女
『壁に打ち付けても良いわ。球体に衝撃を与えるといいだけの話しだから。』
『球体は一度きりの消耗物。球体が破損した位置から約20秒程で半径20mの範囲まで霧が広がるの。効果が適用される時間は5分程度の短い時間だけど、その間、霧に覆われた空間の中に居る人間に、大きなダメージを与えても感じるのは痛みだけで損傷を負う事は決して無いわ。』
不思議そうな顔で球体を見つめる朱珠。
謎の少女
『それと、あなたのお母さんの事も安心して。私のチームの子を1人見張り役として、あなたの家の前に立たせているから。』
神原 朱珠
『えっ⁈』『嘘やろ⁈』
『何で家、知ってんの⁈』『怖いねんけど‼︎』
謎の少女
『人間は、怖いモノよ。』
神原 朱珠
『てか、1つ聞きたいねんけどな。この球体って何の為の道具なん?』
『もしかして・・・拷問用・・・とか言わんよな?』
『そのチームの事も気になってんねんけど・・・。聞いてもええんかなぁ・・・?』
謎の少女
『そうね。先ずは、そこから話しておかないと、私もあなたにとって不安の種でしか無いわね。着いてきて。』
朱珠は、謎の少女に言われるがまま、謎の少女の後ろを着いて行くことにした。
謎の少女
『そう言えば、まだ名前 教えていなかったわね。私は、綾女 茜(あやめ あかね)。』
神原 朱珠
『私は、神原 朱珠・・・って、家の情報知ってんやったな(苦笑)』
綾女 茜
『昨日、コンビニから出て来たあなたを、たまたま見つけて、後をつけただけだから名前までは知らないわ。』
神原 朱珠
『たまに言う発言が、怖いねんなぁ~。』
青ざめる朱珠のことは気にもせずに、茜はぶつぶつと独り言を呟いていた。
綾女 茜
『バラちゃんか・・・。良いわね。運命を感じるわ。』
神原 朱珠
『バラちゃん?』『運命?』
綾女 茜
『私のチームは6人構成なの。偶然にも6人全員、苗字に花の名前が付いていたから、7人目にあなたが来てくれるとなれば丁度良いわ。』
神原 朱珠
『丁度良い?』
綾女 茜
『約束したでしょ?』
『虐めが無くなれば、協力してくれるって。』
神原 朱珠
『そうは言ったけど、それって私にもできることなん?』
綾女 茜
『週に3日から5日程、16時から22時までの5時間から6時間、市内や町内をパトロールしてもらうお仕事よ。』
『時給が980円とそこそこ良いから、週6働いて10万円を超える、お給料を得ている子もいるわ。学生の間は適用されないけど、成人を過ぎれば、時間に応じて時給が100円から200円上乗せされたりもするの。』
神原 朱珠
『ふ~ん。にしても、協力って仕事の協力やってんな。それって茜ちゃんのお父さんの会社なん?』
綾女 茜
『違うわ。都道府県毎の市区町村が雇っている【blanc(ブラン)】という組織なの。』
神原 朱珠
『茜ちゃんには感謝してんし、お給料が10万円貰えるのは魅力的やから協力したい気はあんねんで。でもよく分からへん仕事に就くのは、怖いねんな・・・。』
綾女 茜
『別に無理を言うつもりは無いわ。決めるのはあなたよ。ただ、国にも認められていて、警察官とも連携をとっているお仕事だから、その辺りは安心して。』
『チームメイトも良い子ばかりだし、あなたが一人前になって不安が消えるまで、私が側に居てあげるから。』
2人が話しながら歩いていると、茜のスマホに着信が入って来た。
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『ちょっと良いかしら?』
そう話すと、茜は立ち止まりスマホを手にすると、通話をし始めた。
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『もしもし。もう着いたの?』
どうやら茜の電話の向こう側には、朱珠の家の前で見張をしているチームの一員が居るようだ。
スマホの通話口から少し顔を離し、朱珠の顔を眺める茜。
綾女 茜
『バラちゃん、安心して。今、私の所の優秀なチームメイトが、あなたの家に到着したみたいだから。』
神原 朱珠
『はぁ・・・。』
綾女 茜
『不安だったら話してみる?』『普通の女の子よ。』
茜から渡されたスマホを手に取り、通話に出る朱珠。
神原 朱珠
『もしもし。初めまして。神原 朱珠です。』
電話の向こう側の少女
『こちらこそ初めまして。私は、朝顔 紫月(あさがお しづき)といいます。』
電話から聞こえる声は、落ち着いた優しい声だった。
神原 朱珠
『アサガオ・・・。ホンマや・・・花の名前。』
朝顔 紫月
『変わった苗字でしょ。全国でも50人程しか居ないらしいんだ。』
『急に変な人達に関わって不安かもしれないけど、あなたが帰るまでは、私がお母さんを見守ってるから安心してね。』
神原 朱珠
『あ・・・有難う御座います!』
朝顔 紫月
『改まらなくて良いよ。もっと気楽に話そうよ。』
神原 朱珠
『あ・・・ありがとう・・・。』
朝顔 紫月
『ふふふ。約束ね。リーダーに聞きそびれたことがあるから、もう一回、リーダーに代わってもらっても良いかなぁ?』
神原 朱珠
『分かりま・・・。わ、分かった!』
『聞きそびれたことがあるから代わってって。』
小声で話しながら朱珠は、茜にスマホを手渡した。
綾女 茜
『代わったわ。何かしら? 』
朝顔 紫月
『リーダー、ゴメンね。何でも無いんだ。「緊張しているみたいだけど良い子そうだね」「安心した」って伝えたかっただけ。』
綾女 茜
『そう。なら良かった。その言葉を聞けて、私も安心したわ。じゃあ、引き続き見張の方をお願いね。』
朝顔 紫月
『うん。リーダーも気をつけてね。』
綾女 茜
『有難う。』
茜は電話を切ると、朱珠に背を向けた。
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『じゃあ、もう少しだけ着いてきてくれる?』
神原 朱珠
『うん。』
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