光の速さで自爆する! 光の速さで動けるけど、生身の人間だから摩擦熱で死んじゃいます

キュロビ ラムダ

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零話 光の速さで自爆する!

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「準備はいいか?」

 銀髪の少女にそう聞いた。

 その少女は身構えて、コクリとうなずく。

「始めっ!」

われ、光となりて世界を照らす者……。森羅万象しんらばんしょうぜんなるものより速く!光を持って光を制せ!『光化』ッ!」

 け声とともに、少女の体はまばゆく光り、光の速さで動く超生物となった。

 そして────、

「ジュッ」

 光の速さで動いた結果、空気との摩擦まさつ超高熱ちょうこうねつが発生。


 少女の体が一瞬にして蒸発してしまった。


「あああああ!!また失敗だあああああ!!!」

 それを見た俺は、頭を抱えて倒れ込む。

 もう何度目の失敗だろうか。

「はぁ……戻すよー」

 俺の姉の流萌合が少女の体の時間を巻き戻す。

 彼女の体が再生して、詠唱えいしょうを始める前に戻る。

「さぁ!いつでも準備はいいわよ!」

 彼女がまた、1分ほど前の言葉を繰り返す。

「準備はいいか?」

 少女にそう聞いた。

 その少女は身構みがまえてコクリとうなずく。

 何度目になるかわからない確認をし、同じ言葉を発する。

「始めえっ!」

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