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第六幕 覚醒
覚醒―3
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琥珀と寧々は、指定された向島に到着した。すっかり夜になった周辺には、誰もいない。
「あさぎー!」
「あさぎちゃんー! おったら返事してー!」
返ってくるのは、木々の揺れる音だけ。どこにもあさぎはいない。攫ったという者の姿もない。一体どういうことなのか。
「まさか、あの手紙は嘘か」
「あさぎちゃんは、攫われてないてこと? でも、現におらんくなってるんよ」
「ああ、そうだな。周囲をもう一度探そう」
向島と、その周りも探すが、あさぎもいなければ何の痕跡も見つからない。ふいに、どこからか、鐘の音が聞こえてきた。人々が家から出てきて、騒がしくなってきた。
これは火事を知らせる音。
「くそっ、こんな時に」
近くにいた人を捕まえて、琥珀は詳細を聞き出そうとする。三人に何も知らないと返答された後、四人目が、知っていると答えた。
「川向こうで火事だ。こっちまでは来ないだろうよ。何でも芝居小屋が燃えてるらしい」
「芝居小屋が!?」
六区には、いくつも芝居小屋がある。どの芝居小屋が燃えているかまでは分からない。だが、あまりにもタイミングが良すぎる。嫌な予感がよぎる。
「寧々さん!」
「今聞いたわ。あたしたちはたぶん、おびき出されたんよ」
「同感だ。すぐに戻ろう」
「琥珀、捕まっててな」
寧々は、第六感を使ってここから一気に駆けるつもりだ。だが、少し足がふらついている。寧々はあさぎを連れて黄昏座に来て、周囲を調べて、連日本殿を調査している。短期間で何度も第六感を使っている。それは、もう何度も常人以上に走って体力を消耗しているということ。
「寧々さん、無茶は――」
「今、無茶をせんでどうするん。捕まって」
寧々は歯を食いしばって、地面を蹴った。風が凄まじい勢いで琥珀の頬を撫でては後ろに流れていく。
黄昏座が、燃えていた。
黒く塗りつぶされた夜の闇に、真っ赤な火が嫌味なほど綺麗に浮かび上がっていた。まだ火の勢いはそれほど強くはない。だがそれも時間の問題。
「消防組は来ないのか!」
江戸時代に火消しと呼ばれた組織は、消防組と名を改めて明治の火事場に出動するのが常であった。だが、遅い。火事を知らせる鐘が鳴ったというのに、何故。
黄昏座の周りには、野次馬が増え始めていた。
「あたしが、呼んでくる、わ」
「寧々さんは動かなくていい、相当無茶しただろう」
寧々は地面にしゃがみ込んだまま、動けないでいた。体力を相当消耗している。無理もない。
人混みの中から、見知った顔が駆けてくるのが見えた。小さい体で野次馬の中を通り抜けている。
「佐奈さん、火事を聞いてきたのか」
こくんと頷いた。その後すぐに、花音と雪音がこちらにやってきた。家から出られないと聞いていたのだが、ここまで来てくれたらしい。
「よく家から出られたな」
「ええ。芝居小屋が火事と聞いて、居ても立っても居られませんでしたもの。多少、手荒なことはしましたけれど、不可抗力というものですわ」
「多少、ですかね。あれが」
雪音が苦笑いをしながら、言葉を繰り返した、かなり無茶をしてここまで来たのだろう。琥珀は、この場を任せて消防組を呼びに行こうとした。が、雪音が首を振った。
「ここに来る途中で耳に挟みました。消防組が来ないのは、現場が黄昏座と聞いて渋っている者がいるからです」
「消防組の中にも、妖はいるからか。くそっ」
消防組が当てにならないのなら、自分たちでどうにかするしかない。琥珀は水道栓を探して辺りを見回す。人だかりのせいでほとんど見えない。
「わたくしに任せてくださいませ」
花音が黄昏座の上空にだけ、雪を降らせ始めた。降ってすぐに熱で溶けているようだが、少しは火の勢いを弱められる。水道栓、つまり水があれば、雪音の氷でもっと弱めることが出来るはずだ
「水道栓はどこだ!」
「はす向かいの小屋のところにあります」
雪音が人をかき分けて、一旦黄昏座を離れる。
おかしい。これだけ騒ぎになっているのに、あさぎの姿が見えない。
「花音、佐奈さん、あさぎを見なかったか?」
「見ていませんわ。寧々さんが連れて行ったのでは……って、どうして派手に喧嘩した座長と寧々さんが一緒にいるんですの?」
花音は、琥珀があさぎを間者ではないと思っていることを、知らないのだった。説明するには時間がなくて、簡単に答える。
「あさぎは、間者じゃない。あの日の言い争いは、本当の間者から離すためにやったことだ」
「あたしと琥珀に、あさぎを攫ったって手紙が来たんよ。黄昏座から離れたところにおびき出されたんやと思うて、戻ってきてんけど、あさぎちゃんはどこにもおらんの」
「よく分かりませんけれど、あさぎが間者ではなく、攫われたのなら、本当の間者と一緒にいるんじゃありませんの?」
その時、佐奈が耳元で大きな音を聞いたかのように、肩をビクッと震わせた。きょろきょろと人混みを見ていたが、意を決した様子で、眼鏡を外した。
「佐奈さん?」
佐奈を中心に風が起こる。風が弾けると佐奈の腕が獣のように茶色い毛に覆われていて、毛皮のコートが体をすっぽりと覆っている。覚は、古くは猿人の姿をしていたといわれ、その妖姿も獣の色が強い。佐奈本人がこの姿を好ましく思っていないらしく、今まで滅多に妖姿にはならなかった。
今は人々の視線が火事場に集まっていて、小さな佐奈には注目はいかない。
「……っ」
佐奈は、人混み全てを見回した。瞬きをする間も惜しむように、隅々まで目を配っている。ある人物で目が見開かれて、佐奈の目が留まった。そして、佐奈がガクンと膝を付いた。
「大丈夫か」
「……中に……」
「佐奈さん、声を――」
「……あさぎさんと、凪……さんが……」
佐奈が名前以外を話すのを初めて聞いた。声を聞いた。話してはいけないという覚の掟を破ってまで、教えてくれたのだ。だが、感慨に浸る間もなく、その内容に血の気が一気に引いた。
「この中に、いるのか……!」
火が徐々に回り始めている。花音の雪だけではやはり限界がある。雪音は、人が多すぎて水道栓をこちらに引いて来られないと判断したようで、桶に氷を山盛りに積んで戻ってきた。
「座長、これを」
雪音と共に氷を芝居小屋へと投げる。雪よりも体積が大きい分、効果はあるように見えた。花音が、疲労で息を吐きながら佐奈に呼びかけた。
「あさぎと凪さんが一緒にいるということは、間者は、凪さん、ってことですの?」
こくんと佐奈は頷いた。
どうしてもっと早く言わなかった、という言葉を、琥珀は必死に飲み込んだ。今は早くこの火の中から助け出さなければ。
「あさぎ……!」
琥珀と寧々は、指定された向島に到着した。すっかり夜になった周辺には、誰もいない。
「あさぎー!」
「あさぎちゃんー! おったら返事してー!」
返ってくるのは、木々の揺れる音だけ。どこにもあさぎはいない。攫ったという者の姿もない。一体どういうことなのか。
「まさか、あの手紙は嘘か」
「あさぎちゃんは、攫われてないてこと? でも、現におらんくなってるんよ」
「ああ、そうだな。周囲をもう一度探そう」
向島と、その周りも探すが、あさぎもいなければ何の痕跡も見つからない。ふいに、どこからか、鐘の音が聞こえてきた。人々が家から出てきて、騒がしくなってきた。
これは火事を知らせる音。
「くそっ、こんな時に」
近くにいた人を捕まえて、琥珀は詳細を聞き出そうとする。三人に何も知らないと返答された後、四人目が、知っていると答えた。
「川向こうで火事だ。こっちまでは来ないだろうよ。何でも芝居小屋が燃えてるらしい」
「芝居小屋が!?」
六区には、いくつも芝居小屋がある。どの芝居小屋が燃えているかまでは分からない。だが、あまりにもタイミングが良すぎる。嫌な予感がよぎる。
「寧々さん!」
「今聞いたわ。あたしたちはたぶん、おびき出されたんよ」
「同感だ。すぐに戻ろう」
「琥珀、捕まっててな」
寧々は、第六感を使ってここから一気に駆けるつもりだ。だが、少し足がふらついている。寧々はあさぎを連れて黄昏座に来て、周囲を調べて、連日本殿を調査している。短期間で何度も第六感を使っている。それは、もう何度も常人以上に走って体力を消耗しているということ。
「寧々さん、無茶は――」
「今、無茶をせんでどうするん。捕まって」
寧々は歯を食いしばって、地面を蹴った。風が凄まじい勢いで琥珀の頬を撫でては後ろに流れていく。
黄昏座が、燃えていた。
黒く塗りつぶされた夜の闇に、真っ赤な火が嫌味なほど綺麗に浮かび上がっていた。まだ火の勢いはそれほど強くはない。だがそれも時間の問題。
「消防組は来ないのか!」
江戸時代に火消しと呼ばれた組織は、消防組と名を改めて明治の火事場に出動するのが常であった。だが、遅い。火事を知らせる鐘が鳴ったというのに、何故。
黄昏座の周りには、野次馬が増え始めていた。
「あたしが、呼んでくる、わ」
「寧々さんは動かなくていい、相当無茶しただろう」
寧々は地面にしゃがみ込んだまま、動けないでいた。体力を相当消耗している。無理もない。
人混みの中から、見知った顔が駆けてくるのが見えた。小さい体で野次馬の中を通り抜けている。
「佐奈さん、火事を聞いてきたのか」
こくんと頷いた。その後すぐに、花音と雪音がこちらにやってきた。家から出られないと聞いていたのだが、ここまで来てくれたらしい。
「よく家から出られたな」
「ええ。芝居小屋が火事と聞いて、居ても立っても居られませんでしたもの。多少、手荒なことはしましたけれど、不可抗力というものですわ」
「多少、ですかね。あれが」
雪音が苦笑いをしながら、言葉を繰り返した、かなり無茶をしてここまで来たのだろう。琥珀は、この場を任せて消防組を呼びに行こうとした。が、雪音が首を振った。
「ここに来る途中で耳に挟みました。消防組が来ないのは、現場が黄昏座と聞いて渋っている者がいるからです」
「消防組の中にも、妖はいるからか。くそっ」
消防組が当てにならないのなら、自分たちでどうにかするしかない。琥珀は水道栓を探して辺りを見回す。人だかりのせいでほとんど見えない。
「わたくしに任せてくださいませ」
花音が黄昏座の上空にだけ、雪を降らせ始めた。降ってすぐに熱で溶けているようだが、少しは火の勢いを弱められる。水道栓、つまり水があれば、雪音の氷でもっと弱めることが出来るはずだ
「水道栓はどこだ!」
「はす向かいの小屋のところにあります」
雪音が人をかき分けて、一旦黄昏座を離れる。
おかしい。これだけ騒ぎになっているのに、あさぎの姿が見えない。
「花音、佐奈さん、あさぎを見なかったか?」
「見ていませんわ。寧々さんが連れて行ったのでは……って、どうして派手に喧嘩した座長と寧々さんが一緒にいるんですの?」
花音は、琥珀があさぎを間者ではないと思っていることを、知らないのだった。説明するには時間がなくて、簡単に答える。
「あさぎは、間者じゃない。あの日の言い争いは、本当の間者から離すためにやったことだ」
「あたしと琥珀に、あさぎを攫ったって手紙が来たんよ。黄昏座から離れたところにおびき出されたんやと思うて、戻ってきてんけど、あさぎちゃんはどこにもおらんの」
「よく分かりませんけれど、あさぎが間者ではなく、攫われたのなら、本当の間者と一緒にいるんじゃありませんの?」
その時、佐奈が耳元で大きな音を聞いたかのように、肩をビクッと震わせた。きょろきょろと人混みを見ていたが、意を決した様子で、眼鏡を外した。
「佐奈さん?」
佐奈を中心に風が起こる。風が弾けると佐奈の腕が獣のように茶色い毛に覆われていて、毛皮のコートが体をすっぽりと覆っている。覚は、古くは猿人の姿をしていたといわれ、その妖姿も獣の色が強い。佐奈本人がこの姿を好ましく思っていないらしく、今まで滅多に妖姿にはならなかった。
今は人々の視線が火事場に集まっていて、小さな佐奈には注目はいかない。
「……っ」
佐奈は、人混み全てを見回した。瞬きをする間も惜しむように、隅々まで目を配っている。ある人物で目が見開かれて、佐奈の目が留まった。そして、佐奈がガクンと膝を付いた。
「大丈夫か」
「……中に……」
「佐奈さん、声を――」
「……あさぎさんと、凪……さんが……」
佐奈が名前以外を話すのを初めて聞いた。声を聞いた。話してはいけないという覚の掟を破ってまで、教えてくれたのだ。だが、感慨に浸る間もなく、その内容に血の気が一気に引いた。
「この中に、いるのか……!」
火が徐々に回り始めている。花音の雪だけではやはり限界がある。雪音は、人が多すぎて水道栓をこちらに引いて来られないと判断したようで、桶に氷を山盛りに積んで戻ってきた。
「座長、これを」
雪音と共に氷を芝居小屋へと投げる。雪よりも体積が大きい分、効果はあるように見えた。花音が、疲労で息を吐きながら佐奈に呼びかけた。
「あさぎと凪さんが一緒にいるということは、間者は、凪さん、ってことですの?」
こくんと佐奈は頷いた。
どうしてもっと早く言わなかった、という言葉を、琥珀は必死に飲み込んだ。今は早くこの火の中から助け出さなければ。
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