101 / 101
最終章 最強部長はロードレースでも最強を目指す
最終話 最強部長はロードレースでも最強を目指す
しおりを挟む
ゴール後、全員で観戦している綾乃達の所に向かった。
「猛士さん、凄かったです!」
勇也くんが駆け寄ってきた。
隣にいる陸君は暗い表情だな。
お兄さんの海斗君が負けたのが悔しいのだろう。
「ありがとう、勇也くん。みんなのお陰で勝てたよ」
「そうそう、俺のスーパーアシストがあったから勝ったようなもんよ」
「一番最初に脱落しましたけどね」
「おい、南原君。いつから毒舌になったんだ? ひまりちゃんの影響か?」
「さぁ、どうでしょう? そのひまりちゃんを待たせているので失礼します」
南原さんが中間地点で応援してくれていた、ひまりちゃんを迎えに行こうとする。
「南原さん、今日はありがとう。来てくれて嬉しかったよ」
「自分が悩んでいる時にお世話になりましたからね。お役に立てて良かったですよ。今日は帰りますけど、後日話をしましょう」
南原さんが手を振って去っていった。
競技を引退したのに、アシストしに来てくれて有難う。
あれだけの体力を取り戻すのは、簡単な事ではなかったと思うよ。
南原さんが去った事で話が一時中断したが、レースについて話を続けた。
「パパはいなかったけど、木野さんと佐々木さんも凄かったです。スプリントのリードアウト初めて近くで見ました。プロみたいでしたよ」
「いやぁ、それほどでもありますよぉ」
「変な照れ方するなよ正。もっとカッコよくズバッと言おうぜ。すげえだろって」
「なんだよぉ~。俺だって活躍しただろぉ~」
勇也くんに褒められて嬉しそうな木野さんと利男の後ろで北見さんがいじける。
「勇也くん、お父さんがいなかったら私達は負けていたよ。途中で海斗君に負けた時に、お父さんが最後まであきらめなかったから私達が勝てたのだよ」
私は勇也くんに北見さんの活躍を伝えた。
ゴールスプリントだけが凄いのではない。
上りも平地も得意な北見さんのオールラウンドな活躍と、負けない気持ちに助けられたのだ。
「そうなんだ。猛士さんが褒めるって事はパパも凄かったんだね」
「何だよぉ、俺の評価は中杉君基準なのかよ」
「そこの裏切りものより大活躍してたぞ」
利男が東尾師匠を指差す。
「ちょ、ちょっと待ってくれ。裏切りものはひどいだろ」
「でも、海斗君をアシストしてただろ」
「最後だけだよ、最後だけ。途中は一切協力してないって! レース中盤から一人で頑張った姿見てたら、最後くらい助けてやりたくなるだろ?」
「本当か? 怪しいな?」
「誤解だって!」
「でも、師匠のお陰で、最後に最高のスプリント勝負が出来ましたよ」
「そうだろ、猛士さんなら絶対勝てるって信じてたよ」
「勝てて当然だよ、私には木野さんって最高のリードアウトマンがついていたからね。最高のライン取りだったよ」
「いやぁ~。僕もスプリントの勉強しましたからねぇ」
木野さんが照れる。
いつも謙遜しているけど、勝利への熱い想いを持ったレーサー。
そんな彼がいてくれたから頑張ってこれた。
私より少しだけ先輩の木野さんと競うように成長出来たのだ。
「これでは勝てなくて当然ですね。私の完敗ですよ」
私達の会話を楽しそうに聞いていた海斗君が負けを宣言した。
そんな事はない、純粋な実力では私の完敗だ。
「そんな事は無いですよ。レース中盤で一人で抜け出す勇気と実力には感服しましたよ。多くの仲間に支えられてやっと追いつけましたから」
「それでも負けは負けですからね。あれだけ差をつけたのに、負けるとは思わなかったですよ」
「今日は楽しかったよ」
私と勇也くんは握手をして、互いの健闘を称えた。
「ずるいよ! 高級ロードバイクを使って、みんなでアニキをイジメて! 卑怯だ!!」
今まで黙っていた陸君が叫んだ。
みんなでイジメてか……彼の眼にはそう映ったのか。
元々、ロードバイクの性能差を狡いと思い、お金で勝ってるという彼の気持ちと向き合う事が、海斗君との勝負の切っ掛けだった。
ここで話をつけなければーー
「謝れ陸!」
私が話始める前に海斗君が叱責した。
「何でだよアニキ! アニキだって速いロードバイクに乗っていたら負けなかっただろ?」
「いいか陸、そういうのは素人の考えだ。私はプロを目指しているんだ、プロは速いロードバイクに乗っていればなんて、みっともない事は言わない」
「でも……」
「プロがスポンサーが用意したバイクが遅かったから負けましたというのか? チームがアシストのメンバーを用意してくれないから勝てませんって言うのか?」
「そんな事は……」
「当然言わない。だから私も言わない。猛士さんは自分で稼いで最速のロードバイクを手に入れたんだ。しかも、何のメリットもないのに仲間達が協力してくれたんだ。契約金をもらって仕事として参加しているプロならアシストするだろう。でも、アマチュアのチームは違う。同じチームでも自分の順位を優先して、アシストなんてしないのが普通だ。仲間の信頼を得る事が、凄い事だって分からないのか?」
「分かったよ……アニキ」
これで陸君の高級ロードバイクへのコンプレックスは和らいだだろうか。
元々、私が海斗君に勝利した後に言い聞かせようと思っていたが、海斗君に全て良いところをもっていかれてしまったな。
しかも、内容が素晴らしかった。
彼は既に速いだけでは一流のプロとは言えない事に気付いている。
プロの中には、チームを移籍してもスポンサーがついてきて、世界最速のロードバイクが支給されている選手がいる。
しかも、仲が良いアシスト選手の同時移籍までサポートする事もある。
速いだけではなく、人を引き付ける魅力がある選手だけに与えられた特権だ。
彼はそこまで考えて、プロを目指しているのだな。
大人の出る幕は無かったな。
上も目指して努力している人は、年齢関係なく立派なのだろう。
「機材の差が気に入らないなら勉強で勝負しようか? おじさんは仕事なら最強だからね。勉強ならアシストはいないし、機材の差も関係ない。実力勝負だよ」
「えっ、勉強! 勇也がやれよ!」
「何でだよ、陸がやればいいだろ! 僕はレースの事だけで十分だから」
「何だ、二人共勉強は苦手なのかな?」
「苦手じゃないけど今は必要ないよな勇也」
「そうだね、陸。僕達はレーサーだからね」
二人で仲良く、勉強は必要ないとアピールする様にうなずいている。
お互い、勉強が苦手な事で仲良くなれるとはね。
ロードバイク以外で得意な事は勉強しかないから提案したのだが、これで良かったのかな……
「俺達のチームは勉強だけじゃないぜ。音楽ならスーパーギタリストの俺に任せな!」
「おじさん、ギタリストなんですか?」
「作曲とか出来るんですか?」
陸君と勇也くんが、利男の話に興味を示した。
私の勉強の話より、音楽の方が興味があるのだな……
「まぁ、ギターは無いけど、特別に最新曲を聞かせてあげよう」
利男がギターを弾くふりをしながら歌い出す。
「恋はスプリント。ケイデンスを上げる様に燃え上がる恋。二人は左右のペダルの様に支え合うのさ~。朝のゴミ捨てローテーション。しっかりアシストする~んだ~」
こ、これは……
陸君と勇也くんが想定外の歌を聞いて固まる。
「なにそれウケる! ロードバイクの歌みたいだけど、サイクリストでも理解出来ないわよ。面白いから、沢山広めた方がいいわよ」
そう言って綾乃が爆笑した。
綾乃は利男が前に言っていた、ロードバイクの曲を歌っても人気が無いって事を思い出して面白がっているのだろう。
だけど、大切な事を一つ忘れている。
利男は約束したのだ。
私達が結婚すると伝えた時に曲を作るって!
これは結婚式で利男が披露する予定の曲だ!!
利男がレースに遅れて来たのは、この曲の仕上げをしていたからだったのだな。
笑いごとではないぞ……
「そ、そろそろ帰ろうか。遅くなるといけないからね」
師匠が気まずそうな顔で、利男の歌を遮る。
師匠も気付いたのだろう、この曲の意味を……
「そうだな、続きは本番にとっておくよ」
利男が歌を中断して帰りの準備を始めた。
「続きを楽しみにしてますよぉ~」
利男の歌の意味に気付いていない木野さんの無邪気な声が響き渡ったーー
*
会場で仲間達と別れた後、私は綾乃と一緒に車で自宅に向かっている。
今日は長距離のレースだったので疲れてはいるが、このまま帰宅するより、勝利を祝って焼き肉を食べたくなった。
全力を出し切って負けるのも楽しいが、勝った方が更に楽しかった。
だから、勝利の余韻に浸りたいのだ。
「今日は寄り道をして、勝利のお祝いをしようか?」
「勝利って感じはしないわね。海斗君には勝利したけど、順位で言えば33位でしょ」
「そうだけど、勝った喜びは味わいたいね」
「全力で戦って負けるのが楽しかったんじゃないの?」
「そういう思いも無くなっていないけど、今後は勝利を量産したいね」
「実力を考えたら無理じゃないかしら?」
「大丈夫さ! シニアクラスでなら無双出来るさ!」
「何言ってるの? シニアクラスが何歳から参加出来るか知ってるの?」
当然知っている。
どうやら私の敗北続きのレース生活はまだまだ続くようだ。
いつか、シニアクラスで勝利する時までーー
ホビーレーサー!~最強中年はロードレースで敗北を満喫する~ 完
「猛士さん、凄かったです!」
勇也くんが駆け寄ってきた。
隣にいる陸君は暗い表情だな。
お兄さんの海斗君が負けたのが悔しいのだろう。
「ありがとう、勇也くん。みんなのお陰で勝てたよ」
「そうそう、俺のスーパーアシストがあったから勝ったようなもんよ」
「一番最初に脱落しましたけどね」
「おい、南原君。いつから毒舌になったんだ? ひまりちゃんの影響か?」
「さぁ、どうでしょう? そのひまりちゃんを待たせているので失礼します」
南原さんが中間地点で応援してくれていた、ひまりちゃんを迎えに行こうとする。
「南原さん、今日はありがとう。来てくれて嬉しかったよ」
「自分が悩んでいる時にお世話になりましたからね。お役に立てて良かったですよ。今日は帰りますけど、後日話をしましょう」
南原さんが手を振って去っていった。
競技を引退したのに、アシストしに来てくれて有難う。
あれだけの体力を取り戻すのは、簡単な事ではなかったと思うよ。
南原さんが去った事で話が一時中断したが、レースについて話を続けた。
「パパはいなかったけど、木野さんと佐々木さんも凄かったです。スプリントのリードアウト初めて近くで見ました。プロみたいでしたよ」
「いやぁ、それほどでもありますよぉ」
「変な照れ方するなよ正。もっとカッコよくズバッと言おうぜ。すげえだろって」
「なんだよぉ~。俺だって活躍しただろぉ~」
勇也くんに褒められて嬉しそうな木野さんと利男の後ろで北見さんがいじける。
「勇也くん、お父さんがいなかったら私達は負けていたよ。途中で海斗君に負けた時に、お父さんが最後まであきらめなかったから私達が勝てたのだよ」
私は勇也くんに北見さんの活躍を伝えた。
ゴールスプリントだけが凄いのではない。
上りも平地も得意な北見さんのオールラウンドな活躍と、負けない気持ちに助けられたのだ。
「そうなんだ。猛士さんが褒めるって事はパパも凄かったんだね」
「何だよぉ、俺の評価は中杉君基準なのかよ」
「そこの裏切りものより大活躍してたぞ」
利男が東尾師匠を指差す。
「ちょ、ちょっと待ってくれ。裏切りものはひどいだろ」
「でも、海斗君をアシストしてただろ」
「最後だけだよ、最後だけ。途中は一切協力してないって! レース中盤から一人で頑張った姿見てたら、最後くらい助けてやりたくなるだろ?」
「本当か? 怪しいな?」
「誤解だって!」
「でも、師匠のお陰で、最後に最高のスプリント勝負が出来ましたよ」
「そうだろ、猛士さんなら絶対勝てるって信じてたよ」
「勝てて当然だよ、私には木野さんって最高のリードアウトマンがついていたからね。最高のライン取りだったよ」
「いやぁ~。僕もスプリントの勉強しましたからねぇ」
木野さんが照れる。
いつも謙遜しているけど、勝利への熱い想いを持ったレーサー。
そんな彼がいてくれたから頑張ってこれた。
私より少しだけ先輩の木野さんと競うように成長出来たのだ。
「これでは勝てなくて当然ですね。私の完敗ですよ」
私達の会話を楽しそうに聞いていた海斗君が負けを宣言した。
そんな事はない、純粋な実力では私の完敗だ。
「そんな事は無いですよ。レース中盤で一人で抜け出す勇気と実力には感服しましたよ。多くの仲間に支えられてやっと追いつけましたから」
「それでも負けは負けですからね。あれだけ差をつけたのに、負けるとは思わなかったですよ」
「今日は楽しかったよ」
私と勇也くんは握手をして、互いの健闘を称えた。
「ずるいよ! 高級ロードバイクを使って、みんなでアニキをイジメて! 卑怯だ!!」
今まで黙っていた陸君が叫んだ。
みんなでイジメてか……彼の眼にはそう映ったのか。
元々、ロードバイクの性能差を狡いと思い、お金で勝ってるという彼の気持ちと向き合う事が、海斗君との勝負の切っ掛けだった。
ここで話をつけなければーー
「謝れ陸!」
私が話始める前に海斗君が叱責した。
「何でだよアニキ! アニキだって速いロードバイクに乗っていたら負けなかっただろ?」
「いいか陸、そういうのは素人の考えだ。私はプロを目指しているんだ、プロは速いロードバイクに乗っていればなんて、みっともない事は言わない」
「でも……」
「プロがスポンサーが用意したバイクが遅かったから負けましたというのか? チームがアシストのメンバーを用意してくれないから勝てませんって言うのか?」
「そんな事は……」
「当然言わない。だから私も言わない。猛士さんは自分で稼いで最速のロードバイクを手に入れたんだ。しかも、何のメリットもないのに仲間達が協力してくれたんだ。契約金をもらって仕事として参加しているプロならアシストするだろう。でも、アマチュアのチームは違う。同じチームでも自分の順位を優先して、アシストなんてしないのが普通だ。仲間の信頼を得る事が、凄い事だって分からないのか?」
「分かったよ……アニキ」
これで陸君の高級ロードバイクへのコンプレックスは和らいだだろうか。
元々、私が海斗君に勝利した後に言い聞かせようと思っていたが、海斗君に全て良いところをもっていかれてしまったな。
しかも、内容が素晴らしかった。
彼は既に速いだけでは一流のプロとは言えない事に気付いている。
プロの中には、チームを移籍してもスポンサーがついてきて、世界最速のロードバイクが支給されている選手がいる。
しかも、仲が良いアシスト選手の同時移籍までサポートする事もある。
速いだけではなく、人を引き付ける魅力がある選手だけに与えられた特権だ。
彼はそこまで考えて、プロを目指しているのだな。
大人の出る幕は無かったな。
上も目指して努力している人は、年齢関係なく立派なのだろう。
「機材の差が気に入らないなら勉強で勝負しようか? おじさんは仕事なら最強だからね。勉強ならアシストはいないし、機材の差も関係ない。実力勝負だよ」
「えっ、勉強! 勇也がやれよ!」
「何でだよ、陸がやればいいだろ! 僕はレースの事だけで十分だから」
「何だ、二人共勉強は苦手なのかな?」
「苦手じゃないけど今は必要ないよな勇也」
「そうだね、陸。僕達はレーサーだからね」
二人で仲良く、勉強は必要ないとアピールする様にうなずいている。
お互い、勉強が苦手な事で仲良くなれるとはね。
ロードバイク以外で得意な事は勉強しかないから提案したのだが、これで良かったのかな……
「俺達のチームは勉強だけじゃないぜ。音楽ならスーパーギタリストの俺に任せな!」
「おじさん、ギタリストなんですか?」
「作曲とか出来るんですか?」
陸君と勇也くんが、利男の話に興味を示した。
私の勉強の話より、音楽の方が興味があるのだな……
「まぁ、ギターは無いけど、特別に最新曲を聞かせてあげよう」
利男がギターを弾くふりをしながら歌い出す。
「恋はスプリント。ケイデンスを上げる様に燃え上がる恋。二人は左右のペダルの様に支え合うのさ~。朝のゴミ捨てローテーション。しっかりアシストする~んだ~」
こ、これは……
陸君と勇也くんが想定外の歌を聞いて固まる。
「なにそれウケる! ロードバイクの歌みたいだけど、サイクリストでも理解出来ないわよ。面白いから、沢山広めた方がいいわよ」
そう言って綾乃が爆笑した。
綾乃は利男が前に言っていた、ロードバイクの曲を歌っても人気が無いって事を思い出して面白がっているのだろう。
だけど、大切な事を一つ忘れている。
利男は約束したのだ。
私達が結婚すると伝えた時に曲を作るって!
これは結婚式で利男が披露する予定の曲だ!!
利男がレースに遅れて来たのは、この曲の仕上げをしていたからだったのだな。
笑いごとではないぞ……
「そ、そろそろ帰ろうか。遅くなるといけないからね」
師匠が気まずそうな顔で、利男の歌を遮る。
師匠も気付いたのだろう、この曲の意味を……
「そうだな、続きは本番にとっておくよ」
利男が歌を中断して帰りの準備を始めた。
「続きを楽しみにしてますよぉ~」
利男の歌の意味に気付いていない木野さんの無邪気な声が響き渡ったーー
*
会場で仲間達と別れた後、私は綾乃と一緒に車で自宅に向かっている。
今日は長距離のレースだったので疲れてはいるが、このまま帰宅するより、勝利を祝って焼き肉を食べたくなった。
全力を出し切って負けるのも楽しいが、勝った方が更に楽しかった。
だから、勝利の余韻に浸りたいのだ。
「今日は寄り道をして、勝利のお祝いをしようか?」
「勝利って感じはしないわね。海斗君には勝利したけど、順位で言えば33位でしょ」
「そうだけど、勝った喜びは味わいたいね」
「全力で戦って負けるのが楽しかったんじゃないの?」
「そういう思いも無くなっていないけど、今後は勝利を量産したいね」
「実力を考えたら無理じゃないかしら?」
「大丈夫さ! シニアクラスでなら無双出来るさ!」
「何言ってるの? シニアクラスが何歳から参加出来るか知ってるの?」
当然知っている。
どうやら私の敗北続きのレース生活はまだまだ続くようだ。
いつか、シニアクラスで勝利する時までーー
ホビーレーサー!~最強中年はロードレースで敗北を満喫する~ 完
0
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(8件)
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
学園のアイドルに、俺の部屋のギャル地縛霊がちょっかいを出すから話がややこしくなる。
たかなしポン太
青春
【第1回ノベルピアWEB小説コンテスト中間選考通過作品】
『み、見えるの?』
「見えるかと言われると……ギリ見えない……」
『ふぇっ? ちょっ、ちょっと! どこ見てんのよ!』
◆◆◆
仏教系学園の高校に通う霊能者、尚也。
劣悪な環境での寮生活を1年間終えたあと、2年生から念願のアパート暮らしを始めることになった。
ところが入居予定のアパートの部屋に行ってみると……そこにはセーラー服を着たギャル地縛霊、りんが住み着いていた。
後悔の念が強すぎて、この世に魂が残ってしまったりん。
尚也はそんなりんを無事に成仏させるため、りんと共同生活をすることを決意する。
また新学期の学校では、尚也は学園のアイドルこと花宮琴葉と同じクラスで席も近くなった。
尚也は1年生の時、たまたま琴葉が困っていた時に助けてあげたことがあるのだが……
霊能者の尚也、ギャル地縛霊のりん、学園のアイドル琴葉。
3人とその仲間たちが繰り広げる、ちょっと不思議な日常。
愉快で甘くて、ちょっと切ない、ライトファンタジーなラブコメディー!
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
妻に不倫され間男にクビ宣告された俺、宝くじ10億円当たって防音タワマンでバ美肉VTuberデビューしたら人生爆逆転
小林一咲
ライト文芸
不倫妻に捨てられ、会社もクビ。
人生の底に落ちたアラフォー社畜・恩塚聖士は、偶然買った宝くじで“非課税10億円”を当ててしまう。
防音タワマン、最強機材、そしてバ美肉VTuber「姫宮みこと」として新たな人生が始まる。
どん底からの逆転劇は、やがて裏切った者たちの運命も巻き込んでいく――。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
完走、そして完結、おめでとうございます。
最後まで本当に楽しませていただきました。
疾走感あふれる熱い作品を、ありがとうございました。
コメントありがとうございます。
最後まで楽しんで頂けて良かったです!
先頭集団に追いつきましたぞ (`;ω・´)g
――99話を読んで。
先頭集団追い付きありがとうございます。残り2話、最後まで楽しんで頂けると嬉しいです!
トレイ、デュース、エース!
格好いい!
――85話を読んで
コメントありがとうございます。主人公最後の必殺技なので、格好いいと言って頂けて嬉しいです。