40 / 74
恋のどさん子カルテット
しおりを挟む
昼も夜も変わらない坑道内を歩き始めて数時間、そろそろ疲れよりも空腹が耐えられなくなってきた。今日口にしたものは朝食べたマクシム作のハチミツ尽くしのみ。カロリーは確実に足りているだろうがそろそろ何か食べたいものだ。
まだみんな、そう特にリーナは平気なのだろうか。あのキノコセクハラ事件の前に確かお腹が空いたと機嫌を悪くしていたし、そろそろ限界がきているだろう。
きっとみんながやけに静かなのはお腹が空いているからに違いない。そう思い後ろにいるリーナたちを見る。するとそこには機嫌が悪いというより、真剣な表情をしながら携帯をいじっている5人の姿があった。
「何してるんだ、おまえら。」
思わずそう聞くと携帯から目を離さずにシンティアが話し出した。そのまま行くと壁にぶつかるが前は見えているのだろうか。
「アドラーが今ハマってるゲームの集団戦が熱くてみんなで手伝ってるの! フィンも話してる暇があったら手伝って! ゲーム名は恋のどさん子カルテットだよ!」
シンティアはそう言いながら壁に激突した。それにも関わらず動じないあたりなかなか神経が図太い。
「集団戦がありそうなタイトルに思えないし、どさん子ってなんだよ……。」
「あぁ? んだよフィン・クラウザー。テメェまさかどさカル知らねぇのか? 主人公のどさん子がイケメンに囲まれて右往左往しながらライバルになりうる女を物理的に消していく涙の恋愛シミュレーションバトルじゃねぇか。」
「すまないが何一つとして存じ上げていないな。」
得意げに説明し出したアドラーの言葉を右から左に受け流しながら俺は再び歩き始めた。インストールだけでもしておけよ、という声が聞こえるが聞かなかったことにしたい。
俺にとってはそんなことよりも坑道内で何処かキャンプができそうな場所を探す方がよっぽど重要だ。とにかくお腹が空いた今、なんとしてでも開けた場所を見つけたい。
というか大体今何時だ、と携帯を取り出して時間を見るとそこには信じたくない数字が表示されていた。
「22時……!」
たくさん歩いたしたくさん正座したからありえなくはない時間だが、目で見てしまうと一気に現実を突きつけられた感じがしてドッと疲れもでてきた。むしろ朝からこの時間までよく体がもった方だと思う。
もう多少狭くてもここら辺でキャンプにしようか、と辺りを見渡した。今までのキャンプほど広くはないが、これだけの人数が寝られるくらいの場所はある。みんなが此処でも良ければもうキャンプにしてしまった方が明日のことも考えると最善だろう。
俺はゲームで忙しそうにしているみんなの方をもう一度振り返ってキャンプの話をし始めた。
「明日もたくさん歩くし、ここでキャンプにしないか? お腹も空いたしそろそろ疲れもあるだろう。」
そう言うとやはりお腹が空いていたらしいリーナが賛成とその場に座り込んだ。それに続いて他のみんなも次々に座り出す。座りながらも携帯から目を離さないあたり、タイトルのセンスはともかくとしてよっぽど恋のどさん子カルテットは面白いのだろう。
そんなに面白いなら一回やってみるか、とインストールをしつつ俺も同じように荷物を置いて座り足を思いっきり伸ばした。焚き火などできる木もないし今日は保存食を食べるしかなさそうだ。
食いながらやればいいだろ、とバッグから以前作っておいた魚の干物や肉の燻製を取り出して皿に並べる。みんなお腹が空いているのは確かなようで置いたそばから手を伸ばして貪り始めていた。
さてインストールは終わったかなと携帯を見ると、先ほどまではなかった蟹のようなアイコンが目に入った。アイコンのすぐ下にはどさカルと書いてあるし、このどう見ても子供が描いたような蟹アイコンがどさカルのアプリなんだろう。
俺は干物を食べながら恐る恐るどさカルのアプリをタッチして起動した。すると可愛らしいツインテールの少女、名前を見るにどさん子がこちらに話しかけて来た。
「わたしはどさん子。で、間抜けヅラクソ野郎の名前は?」
「初対面でここまでディスられることあるか?」
開発者はどういう神経をしているのかと疑いたくなるゲームの始まりに軽く目眩を感じる。ヒロインに間抜けヅラクソ野郎と言われる恋愛ゲームは多分これくらいなものだろう。
起動直後から雲行きが怪しいどころではないが、とりあえず失礼すぎて先が気になりはするので大人しく名前を入力した。オンライン要素があるし本名ではなく適当な名前でいいだろう。
「ふぅん、フィーっていうのね。顔だけじゃなく名前もゴミ虫くらい冴えないけど、仲良くしてあげなくもないわ。今この世界はなんやかんやあってわたしvs世界中の女どもで戦いが起きているの。さぁ、裸踊りしてないでわたし以外の女どもを殲滅しに行くわよ!」
「ことごとく失礼だし大事なところなんやかんやで終わらすし俺ずっと裸踊りしながら自己紹介してたのか?」
理解に苦しむ世界観に混乱しつつあるがゲーム画面はもうすでに戦闘チュートリアルへと移行している。敵として出てきた女性キャラクターたちを倒すためにどさん子を動かすのだろうか。両手に一本ずつ斧を持ったどさん子だ、きっとすごいスキルとかがあってそれを俺が指示するに違いない。
不本意にも少しワクワクしてきた自分に気づかないフリをしながら画面を見つめていると、ついにどさん子が敵に向かって走り出した。斧をブンブンと振り回しながら敵を薙ぎ払っていく様は狂気としか言えない。
一体いつスキルの指示が出せるんだろうかとどさん子の活躍を見ていると、画面の右下にスピーカーのようなマークが出てきた。どさん子は未だ敵を忙しそうに薙ぎ払っており、チュートリアルのくせに押してとも言われていないが出てきたからには押さないわけにはいかない。
俺はつい興味本位でそのスピーカーマークを押した。すると画面にデカデカと“頑張れ”という文字が一瞬表示されて消えていった。
「いや何今の意味あったか?」
何かどさん子にバフなどがかかるのかと様子を見ているがそんなこともなさそうだ。だがわざわざ機能があるということは何かしらの効果があるに違いない。
そんな淡い期待を込めて俺はまたスピーカーマークを数回タップした。すると今度は画面にデカデカと“頑張ってください”や“頑張ってほしい”と一瞬表示されてはまた消えていく。
「いや語彙力酷すぎだろこっちの俺。頑張れしか言ってないぞ。」
「セリフは基本課金でしか増えねぇからなぁ。たまーにイベント報酬で貰えたりもするから頑張れや。」
「いや別にいらないが。欲しがってる前提で話すな。」
自分の携帯でも操作しながら俺のどさカルを覗き込むアドラー。こんなのに課金するとかヒンメル軍は暇なのだろうか。
まぁまだゲームは始まったばかり、きっとこの先が面白かったりするんだろう。チュートリアルの時点で面白いかどうかを決めるのは早すぎるかもしれない。
そんなことを思っているとどさん子が敵を倒し終わったらしく、勝利の決めポーズをしながら俺に話しかけてきた。
「ようやく倒しきれたわね。フィーの応援のせいで気が散ったけどなんとかなったわ。さぁ、いい加減裸踊りはやめて拠点に行くわよ。」
「気が散ってるし俺まだ裸踊りしてたしなんなんだよ! 何が面白いんだよこのゲーム! せめて俺に服を寄越せよ! どさん子だけやけに着込んでるのも腹が立つ……!」
口を開けばディスられるゲームの何が楽しいのかわからない。おまけに恋愛シミュレーションと言いながら恋愛要素をどこにも感じないどころか殺伐さしか感じていない。
つい先ほどチュートリアルで面白いかを決めるのは早いと思っていたところだが、これ以上このゲームに時間を費やしたくないと俺の心が訴えかけている。まさに無駄な時間だと。
もう消してやろうか、とどさん子をタップする。すると真顔のどさん子のスチルとともに“チュートリアル突破おめでとうウジ虫野郎”と祝ってるのか貶しているのかよくわからない文字が表示された。
「マジでいちいち腹が立つなおい。」
「まぁまぁフィン、どさん子はイイ奴なんだぜ? オレちょっとさっき過去編やって泣いたもん。蟹と一致団結しながらダンジョン攻略してくやつ。」
「そうよ、どさん子は努力家で可愛い女の子なのよ。斧だって自分で作ったものだって言ってたし。」
だから何だと言うのか。残念ながら俺には良さがわからないようなのでアプリを長押しして携帯から削除した。消した今、本当になんの時間だったのかと軽く後悔さえしている。
何故だかドッと疲れが押し寄せてきたし、アプリをしながら干物を食べていたせいでお腹も満たされており眠気がきていた。時間的にはもう日付が変わるくらいだし寝てもいいのだが、今日はキャンプ。誰かが見張りで起きていなければいけない日だ。
眠気は来ているがそれ以上にここに来るまでに採ったイエロー鉱石を磨いたりしたいし、今日は俺が見張りで起きていてもいいかもしれない。
「みんなそろそろ寝ていいぞ。俺が見張りで起きとくから。鉱石削りたいしな。」
そう言うとリーナとソフィアはすぐさま横になって寝出した。巨大キノコと戦ったり俺にあれこれされたりで体力が限界だったのかもしれない。そういえばシンティアはと様子を見るとすでに壁にもたれかかって夢の世界へ旅立っていた。
「俺は数日は寝なくても平気だから起きてるぜ。襲いやしねぇからおまえらも寝てろや。どさカルやらねぇとだし。」
「オレもどさカルやりたいし起きてるぜ!」
寝ないでどさカルをやる宣言をした2人は再び携帯を持って無言でタップしまくっている。2人が起きてるなら俺は寝ようかと一瞬思うも、たまには数人で起きていてもいいかと鉱石を取り出して俺も作業を始めた。
明日こそはブルーダイヤを手に入れて入り口に戻りたいものだ。
まだみんな、そう特にリーナは平気なのだろうか。あのキノコセクハラ事件の前に確かお腹が空いたと機嫌を悪くしていたし、そろそろ限界がきているだろう。
きっとみんながやけに静かなのはお腹が空いているからに違いない。そう思い後ろにいるリーナたちを見る。するとそこには機嫌が悪いというより、真剣な表情をしながら携帯をいじっている5人の姿があった。
「何してるんだ、おまえら。」
思わずそう聞くと携帯から目を離さずにシンティアが話し出した。そのまま行くと壁にぶつかるが前は見えているのだろうか。
「アドラーが今ハマってるゲームの集団戦が熱くてみんなで手伝ってるの! フィンも話してる暇があったら手伝って! ゲーム名は恋のどさん子カルテットだよ!」
シンティアはそう言いながら壁に激突した。それにも関わらず動じないあたりなかなか神経が図太い。
「集団戦がありそうなタイトルに思えないし、どさん子ってなんだよ……。」
「あぁ? んだよフィン・クラウザー。テメェまさかどさカル知らねぇのか? 主人公のどさん子がイケメンに囲まれて右往左往しながらライバルになりうる女を物理的に消していく涙の恋愛シミュレーションバトルじゃねぇか。」
「すまないが何一つとして存じ上げていないな。」
得意げに説明し出したアドラーの言葉を右から左に受け流しながら俺は再び歩き始めた。インストールだけでもしておけよ、という声が聞こえるが聞かなかったことにしたい。
俺にとってはそんなことよりも坑道内で何処かキャンプができそうな場所を探す方がよっぽど重要だ。とにかくお腹が空いた今、なんとしてでも開けた場所を見つけたい。
というか大体今何時だ、と携帯を取り出して時間を見るとそこには信じたくない数字が表示されていた。
「22時……!」
たくさん歩いたしたくさん正座したからありえなくはない時間だが、目で見てしまうと一気に現実を突きつけられた感じがしてドッと疲れもでてきた。むしろ朝からこの時間までよく体がもった方だと思う。
もう多少狭くてもここら辺でキャンプにしようか、と辺りを見渡した。今までのキャンプほど広くはないが、これだけの人数が寝られるくらいの場所はある。みんなが此処でも良ければもうキャンプにしてしまった方が明日のことも考えると最善だろう。
俺はゲームで忙しそうにしているみんなの方をもう一度振り返ってキャンプの話をし始めた。
「明日もたくさん歩くし、ここでキャンプにしないか? お腹も空いたしそろそろ疲れもあるだろう。」
そう言うとやはりお腹が空いていたらしいリーナが賛成とその場に座り込んだ。それに続いて他のみんなも次々に座り出す。座りながらも携帯から目を離さないあたり、タイトルのセンスはともかくとしてよっぽど恋のどさん子カルテットは面白いのだろう。
そんなに面白いなら一回やってみるか、とインストールをしつつ俺も同じように荷物を置いて座り足を思いっきり伸ばした。焚き火などできる木もないし今日は保存食を食べるしかなさそうだ。
食いながらやればいいだろ、とバッグから以前作っておいた魚の干物や肉の燻製を取り出して皿に並べる。みんなお腹が空いているのは確かなようで置いたそばから手を伸ばして貪り始めていた。
さてインストールは終わったかなと携帯を見ると、先ほどまではなかった蟹のようなアイコンが目に入った。アイコンのすぐ下にはどさカルと書いてあるし、このどう見ても子供が描いたような蟹アイコンがどさカルのアプリなんだろう。
俺は干物を食べながら恐る恐るどさカルのアプリをタッチして起動した。すると可愛らしいツインテールの少女、名前を見るにどさん子がこちらに話しかけて来た。
「わたしはどさん子。で、間抜けヅラクソ野郎の名前は?」
「初対面でここまでディスられることあるか?」
開発者はどういう神経をしているのかと疑いたくなるゲームの始まりに軽く目眩を感じる。ヒロインに間抜けヅラクソ野郎と言われる恋愛ゲームは多分これくらいなものだろう。
起動直後から雲行きが怪しいどころではないが、とりあえず失礼すぎて先が気になりはするので大人しく名前を入力した。オンライン要素があるし本名ではなく適当な名前でいいだろう。
「ふぅん、フィーっていうのね。顔だけじゃなく名前もゴミ虫くらい冴えないけど、仲良くしてあげなくもないわ。今この世界はなんやかんやあってわたしvs世界中の女どもで戦いが起きているの。さぁ、裸踊りしてないでわたし以外の女どもを殲滅しに行くわよ!」
「ことごとく失礼だし大事なところなんやかんやで終わらすし俺ずっと裸踊りしながら自己紹介してたのか?」
理解に苦しむ世界観に混乱しつつあるがゲーム画面はもうすでに戦闘チュートリアルへと移行している。敵として出てきた女性キャラクターたちを倒すためにどさん子を動かすのだろうか。両手に一本ずつ斧を持ったどさん子だ、きっとすごいスキルとかがあってそれを俺が指示するに違いない。
不本意にも少しワクワクしてきた自分に気づかないフリをしながら画面を見つめていると、ついにどさん子が敵に向かって走り出した。斧をブンブンと振り回しながら敵を薙ぎ払っていく様は狂気としか言えない。
一体いつスキルの指示が出せるんだろうかとどさん子の活躍を見ていると、画面の右下にスピーカーのようなマークが出てきた。どさん子は未だ敵を忙しそうに薙ぎ払っており、チュートリアルのくせに押してとも言われていないが出てきたからには押さないわけにはいかない。
俺はつい興味本位でそのスピーカーマークを押した。すると画面にデカデカと“頑張れ”という文字が一瞬表示されて消えていった。
「いや何今の意味あったか?」
何かどさん子にバフなどがかかるのかと様子を見ているがそんなこともなさそうだ。だがわざわざ機能があるということは何かしらの効果があるに違いない。
そんな淡い期待を込めて俺はまたスピーカーマークを数回タップした。すると今度は画面にデカデカと“頑張ってください”や“頑張ってほしい”と一瞬表示されてはまた消えていく。
「いや語彙力酷すぎだろこっちの俺。頑張れしか言ってないぞ。」
「セリフは基本課金でしか増えねぇからなぁ。たまーにイベント報酬で貰えたりもするから頑張れや。」
「いや別にいらないが。欲しがってる前提で話すな。」
自分の携帯でも操作しながら俺のどさカルを覗き込むアドラー。こんなのに課金するとかヒンメル軍は暇なのだろうか。
まぁまだゲームは始まったばかり、きっとこの先が面白かったりするんだろう。チュートリアルの時点で面白いかどうかを決めるのは早すぎるかもしれない。
そんなことを思っているとどさん子が敵を倒し終わったらしく、勝利の決めポーズをしながら俺に話しかけてきた。
「ようやく倒しきれたわね。フィーの応援のせいで気が散ったけどなんとかなったわ。さぁ、いい加減裸踊りはやめて拠点に行くわよ。」
「気が散ってるし俺まだ裸踊りしてたしなんなんだよ! 何が面白いんだよこのゲーム! せめて俺に服を寄越せよ! どさん子だけやけに着込んでるのも腹が立つ……!」
口を開けばディスられるゲームの何が楽しいのかわからない。おまけに恋愛シミュレーションと言いながら恋愛要素をどこにも感じないどころか殺伐さしか感じていない。
つい先ほどチュートリアルで面白いかを決めるのは早いと思っていたところだが、これ以上このゲームに時間を費やしたくないと俺の心が訴えかけている。まさに無駄な時間だと。
もう消してやろうか、とどさん子をタップする。すると真顔のどさん子のスチルとともに“チュートリアル突破おめでとうウジ虫野郎”と祝ってるのか貶しているのかよくわからない文字が表示された。
「マジでいちいち腹が立つなおい。」
「まぁまぁフィン、どさん子はイイ奴なんだぜ? オレちょっとさっき過去編やって泣いたもん。蟹と一致団結しながらダンジョン攻略してくやつ。」
「そうよ、どさん子は努力家で可愛い女の子なのよ。斧だって自分で作ったものだって言ってたし。」
だから何だと言うのか。残念ながら俺には良さがわからないようなのでアプリを長押しして携帯から削除した。消した今、本当になんの時間だったのかと軽く後悔さえしている。
何故だかドッと疲れが押し寄せてきたし、アプリをしながら干物を食べていたせいでお腹も満たされており眠気がきていた。時間的にはもう日付が変わるくらいだし寝てもいいのだが、今日はキャンプ。誰かが見張りで起きていなければいけない日だ。
眠気は来ているがそれ以上にここに来るまでに採ったイエロー鉱石を磨いたりしたいし、今日は俺が見張りで起きていてもいいかもしれない。
「みんなそろそろ寝ていいぞ。俺が見張りで起きとくから。鉱石削りたいしな。」
そう言うとリーナとソフィアはすぐさま横になって寝出した。巨大キノコと戦ったり俺にあれこれされたりで体力が限界だったのかもしれない。そういえばシンティアはと様子を見るとすでに壁にもたれかかって夢の世界へ旅立っていた。
「俺は数日は寝なくても平気だから起きてるぜ。襲いやしねぇからおまえらも寝てろや。どさカルやらねぇとだし。」
「オレもどさカルやりたいし起きてるぜ!」
寝ないでどさカルをやる宣言をした2人は再び携帯を持って無言でタップしまくっている。2人が起きてるなら俺は寝ようかと一瞬思うも、たまには数人で起きていてもいいかと鉱石を取り出して俺も作業を始めた。
明日こそはブルーダイヤを手に入れて入り口に戻りたいものだ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ダンジョン美食倶楽部
双葉 鳴
ファンタジー
長年レストランの下働きとして働いてきた本宝治洋一(30)は突如として現れた新オーナーの物言いにより、職を失った。
身寄りのない洋一は、飲み仲間の藤本要から「一緒にダンチューバーとして組まないか?」と誘われ、配信チャンネル【ダンジョン美食倶楽部】の料理担当兼荷物持ちを任される。
配信で明るみになる、洋一の隠された技能。
素材こそ低級モンスター、調味料も安物なのにその卓越した技術は見る者を虜にし、出来上がった料理はなんとも空腹感を促した。偶然居合わせた探索者に振る舞ったりしていくうちに【ダンジョン美食倶楽部】の名前は徐々に売れていく。
一方で洋一を追放したレストランは、SSSSランク探索者の轟美玲から「味が落ちた」と一蹴され、徐々に落ちぶれていった。
※カクヨム様で先行公開中!
※2024年3月21で第一部完!
湖畔の賢者
そらまめ
ファンタジー
秋山透はソロキャンプに向かう途中で突然目の前に現れた次元の裂け目に呑まれ、歪んでゆく視界、そして自分の体までもが波打つように歪み、彼は自然と目を閉じた。目蓋に明るさを感じ、ゆっくりと目を開けると大樹の横で車はエンジンを止めて停まっていた。
ゆっくりと彼は車から降りて側にある大樹に触れた。そのまま上着のポケット中からスマホ取り出し確認すると圏外表示。縋るようにマップアプリで場所を確認するも……位置情報取得出来ずに不明と。
彼は大きく落胆し、大樹にもたれ掛かるように背を預け、そのまま力なく崩れ落ちた。
「あははは、まいったな。どこなんだ、ここは」
そう力なく呟き苦笑いしながら、不安から両手で顔を覆った。
楽しみにしていたキャンプから一転し、ほぼ絶望に近い状況に見舞われた。
目にしたことも聞いたこともない。空間の裂け目に呑まれ、知らない場所へ。
そんな突然の不幸に見舞われた秋山透の物語。
科学×魔法で世界最強! 〜高校生科学者は異世界魔法を科学で進化させるようです〜
難波一
ファンタジー
「魔法ってのは……要はエネルギーの制御だろ?」
高校生にして超人的な科学知識を持つ天才・九条迅は、ある日、異世界アルセイア王国に「勇者」として召喚された。
だが、魔王軍との戦争に駆り出されると思いきや——
「お前、本当に勇者か? 剣も魔法も、まともに使えないのか……?」
「科学的に考えれば、魔法ってのはもっと進化できるはずだ!」
剣も魔法も素人の迅だったが、「魔法を科学的に解析し、進化させる」という異端の方法で異世界の常識を根底から覆し始める!
魔法の密度を最適化した「魔力収束砲」
魔法と人体の関係を解明し、魔力を増大させる「魔力循環トレーニング」
神経伝達を強化し、攻撃を見切る「神経加速《ニューロ・ブースト》」
次々と編み出される新技術に、世界は驚愕!
やがて、魔王軍の知将《黒の賢者》アーク・ゲオルグも迅の存在に興味を持ち始め——
「科学 vs 魔法」「知能 vs 知能」
最強の頭脳戦が今、幕を開ける——!
これは、「魔法を科学で進化させる勇者」が、異世界を変革していく物語!
※小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しています。
甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ
朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】
戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。
永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。
信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。
この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。
*ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる