117 / 136
消えぬ怨念 Ⅱ
しおりを挟む
戦闘職とは違い、身体的な能力は劣っているはずだろう。それが不意を打たれ、振り飛ばされた瞬間に地面を跳ねたらどうなるだろうか。
運よく横に転がればいいが、頭を打てば脳の損傷や首の骨折は十分にあり得ることだ。
「わかりました。治療はもういりません! 肋骨がバキバキになっていなければ体内の心臓を圧迫するイメージで胸を絶えず押し続けておいてください。粉物を練り上げる時のような感じで!」
想定よりも重傷だが、表面上は傷がない状態はかえって都合が良い。
死にたてであれば蘇生の術はある。脊髄一つが繋がれば息を吹き返すなんて状況があれば、それこそ死霊術師の能力の面目躍如だ。
スコットはその処置の真意を理解していないようだが、頷くと即座に行動を始めていた。
カドはそちらからバジリスクに意識を戻す際、二つのことに気付く。
「ふーむ……?」
一つはサラマンダーが指示をこなしてバタバタと這って来てくれていることだ。これは僥倖である。
そして二つ目。
バジリスクは当然、無事だったが何やら頭を抱えて呻いている。
無意味に尻尾を振り回して地面を抉ったり、近場にいた魔物を掴まえて噛み砕いたりなど、今までにはない行動だ。
魔物を倒して魔素の補給――そう見るにも非効率な動きである。
不思議がってそれを睨んでいると、イーリアスが近づいてきた。
「正気の沙汰じゃねぇな」
「やっぱそう思いますよねー?」
バジリスクの体を覆う魔素を見ると、その波長が混じり合っていることがわかる。
それも、均質になっていくわけではない。次第にバジリスクの波長に吸収されつつあるとでも言えばいいだろうか。
亡骸への憑依。真っ当なことにはならないのが容易に想像できる。
精神汚染または人格崩壊といった症状があってもおかしくないだろう。
『エワズ。ちょっと教えて欲しいことがあるんですけど』
戦闘中なので怒られるだろうか。そんなことを思いながら問いかけてみる。
応答はなかった。
いや、単に応答がないだけではない。普段と違い、空を切るような――。それこそ通信を遮断されているような印象を受ける。
これは一体何事だろうか。
「おい、少年。ぼーっとすんなって。あれを倒す手段はあるのか?」
「あっ、はいはい。あります、あります!」
気を取られていて石化されては堪らない。すぐに集中し直したカドはバジリスクを目で捉えつつ、応答した。
バタバタと走るサラマンダーがちょうど戻ってきたところである。
それを迎えると、あんぐりと開かれたサラマンダーの口から血の滴る肉を取り上げた。
「あん? そりゃあ一体……?」
「焦灼の悪魔とやらのお肉です。切り札はもう一つあるんですけど、使わずに済むならそれに越したことはないですね」
散々、苦労させられた能力だ。利用してやらないわけがない。
媒介とするものの鮮度や部位によって能力再現の燃費も変わる。先程死んだばかりの血肉であれば申し分なかった。
「僕一人でトドメを刺してきます」
「はいよ」
カドはサラマンダーを撫でると、駆けた。
バジリスクは我を失って暴れ狂っている。石化の魔眼も振り回してはいるものの、ある程度の距離から一撃を見舞うだけならば一人で十分だ。
ハルアジスは劣勢ながらも使える手は全て使い、奮闘した。けれどこれまでである。
「死肉なれども汝が培いし経験は消えず――」
どこまでその能力を再現しきれるかもわからないので、カドはなるべく距離を詰めた。
バジリスクはそれを感知して尾を振り回し、魔眼まで向けてくる。
とはいえ狙いは今までに比べて乱雑だ。
無詠唱で放った死者の手を足場にその背後を取り、イフリートの肉塊を前にかざす。
「我が力を食らいて、その威を再びここに示せ。〈死体経典〉!」
詠唱が進むにつれてイフリートが生じさせていた光輪が宙に浮かび上がった。
バジリスクはこちらを振り返ろうとするのだが、遅い。石化が押し寄せるよりも早く、魔法の効果が現れた。
瞬きするほどの間にバジリスクの上半身に当たる骨格が灼熱したかと思うと、燃え上がると共に蒸発する。
残った下半身の骨は接合が解けながら地面に落ちていく。今度こそ終わったはずだろう。
「……ふう」
そう思って息を吐く。――だが、カドは周囲の気配を見て取ると、首を横に振った。
「いや、まだですか……!?」
ハルアジスの肉体が死に絶えても、影の騎士は消えなかった。
使い魔と同様に術者が死ぬか、自ら解かなければ消えない魔法というものはある。それを思えば、影の騎士が未だに活動を続ける現在もハルアジスの残滓が消え去ったとは言えない。
カドは残った下半身も消し飛ばしてやろうと、もう一度魔法を詠唱しようとする。
悪い予感は的中するものだ。
そうして構えた時、バジリスクの尾は力を取り戻して動き出した。
まだ知恵があるのかイフリートの肉塊を弾き飛ばしてカドの体に巻き付く。
足や腰椎が再び組み上がると共に、周囲の血肉や魔素が集まってバジリスクの上半身を再形成していった。
「くっ、この……!?」
胴体を戒める力が強すぎて、息を吸えない。
何とか発動できる〈死者の手〉や〈影槍〉をぶつけるが、再生中の体を破壊するには至らなかった。
『アア、ァァァッ……! ユル、サヌ……。ユルサヌッ。貴、様はッ……! 貴様ダケは、このハルアジス=ネヴィルクロフトの名に懸けてェッ!』
形のない怨念なのだ。その依り代がなくならない限りはしぶとくこの世に居つく可能性はあるのかもしれない。
これでもなお霧散しない精神力は驚嘆に値する。正直なところ、カドの予想をはるかに上回るものだった。
おぼろげに上半身の輪郭が組み上がると共に、魔眼らしき双眸が光を灯す。
咄嗟に両腕で顔をかばうと同時、石化は発動した。
まるで幾千の針でも突き刺されるかのような痛みと共に皮膚から筋肉にかけてが石化に侵されていく。
だが意外なことに、最大限浸食される前にカドは振り飛ばされた。
「痛っ!?」
地面を転がる衝撃で体表の石が砕け、肉が大気に晒される。
歯を噛みしめてその痛みに耐えながら、バジリスクを睨んだ。
『足りぬ! 足リ、ヌッ……! 血、肉ゥッ……。飢えて……、魔素、イノチィッ!』
僅かに意思を取り戻しはしたが、やはり正気ではない。こちらにトドメを刺すという目的すら見失っているらしい。
半狂乱で叫んだバジリスクは、直後にエルタンハスに向かって駆け出すのだった。
運よく横に転がればいいが、頭を打てば脳の損傷や首の骨折は十分にあり得ることだ。
「わかりました。治療はもういりません! 肋骨がバキバキになっていなければ体内の心臓を圧迫するイメージで胸を絶えず押し続けておいてください。粉物を練り上げる時のような感じで!」
想定よりも重傷だが、表面上は傷がない状態はかえって都合が良い。
死にたてであれば蘇生の術はある。脊髄一つが繋がれば息を吹き返すなんて状況があれば、それこそ死霊術師の能力の面目躍如だ。
スコットはその処置の真意を理解していないようだが、頷くと即座に行動を始めていた。
カドはそちらからバジリスクに意識を戻す際、二つのことに気付く。
「ふーむ……?」
一つはサラマンダーが指示をこなしてバタバタと這って来てくれていることだ。これは僥倖である。
そして二つ目。
バジリスクは当然、無事だったが何やら頭を抱えて呻いている。
無意味に尻尾を振り回して地面を抉ったり、近場にいた魔物を掴まえて噛み砕いたりなど、今までにはない行動だ。
魔物を倒して魔素の補給――そう見るにも非効率な動きである。
不思議がってそれを睨んでいると、イーリアスが近づいてきた。
「正気の沙汰じゃねぇな」
「やっぱそう思いますよねー?」
バジリスクの体を覆う魔素を見ると、その波長が混じり合っていることがわかる。
それも、均質になっていくわけではない。次第にバジリスクの波長に吸収されつつあるとでも言えばいいだろうか。
亡骸への憑依。真っ当なことにはならないのが容易に想像できる。
精神汚染または人格崩壊といった症状があってもおかしくないだろう。
『エワズ。ちょっと教えて欲しいことがあるんですけど』
戦闘中なので怒られるだろうか。そんなことを思いながら問いかけてみる。
応答はなかった。
いや、単に応答がないだけではない。普段と違い、空を切るような――。それこそ通信を遮断されているような印象を受ける。
これは一体何事だろうか。
「おい、少年。ぼーっとすんなって。あれを倒す手段はあるのか?」
「あっ、はいはい。あります、あります!」
気を取られていて石化されては堪らない。すぐに集中し直したカドはバジリスクを目で捉えつつ、応答した。
バタバタと走るサラマンダーがちょうど戻ってきたところである。
それを迎えると、あんぐりと開かれたサラマンダーの口から血の滴る肉を取り上げた。
「あん? そりゃあ一体……?」
「焦灼の悪魔とやらのお肉です。切り札はもう一つあるんですけど、使わずに済むならそれに越したことはないですね」
散々、苦労させられた能力だ。利用してやらないわけがない。
媒介とするものの鮮度や部位によって能力再現の燃費も変わる。先程死んだばかりの血肉であれば申し分なかった。
「僕一人でトドメを刺してきます」
「はいよ」
カドはサラマンダーを撫でると、駆けた。
バジリスクは我を失って暴れ狂っている。石化の魔眼も振り回してはいるものの、ある程度の距離から一撃を見舞うだけならば一人で十分だ。
ハルアジスは劣勢ながらも使える手は全て使い、奮闘した。けれどこれまでである。
「死肉なれども汝が培いし経験は消えず――」
どこまでその能力を再現しきれるかもわからないので、カドはなるべく距離を詰めた。
バジリスクはそれを感知して尾を振り回し、魔眼まで向けてくる。
とはいえ狙いは今までに比べて乱雑だ。
無詠唱で放った死者の手を足場にその背後を取り、イフリートの肉塊を前にかざす。
「我が力を食らいて、その威を再びここに示せ。〈死体経典〉!」
詠唱が進むにつれてイフリートが生じさせていた光輪が宙に浮かび上がった。
バジリスクはこちらを振り返ろうとするのだが、遅い。石化が押し寄せるよりも早く、魔法の効果が現れた。
瞬きするほどの間にバジリスクの上半身に当たる骨格が灼熱したかと思うと、燃え上がると共に蒸発する。
残った下半身の骨は接合が解けながら地面に落ちていく。今度こそ終わったはずだろう。
「……ふう」
そう思って息を吐く。――だが、カドは周囲の気配を見て取ると、首を横に振った。
「いや、まだですか……!?」
ハルアジスの肉体が死に絶えても、影の騎士は消えなかった。
使い魔と同様に術者が死ぬか、自ら解かなければ消えない魔法というものはある。それを思えば、影の騎士が未だに活動を続ける現在もハルアジスの残滓が消え去ったとは言えない。
カドは残った下半身も消し飛ばしてやろうと、もう一度魔法を詠唱しようとする。
悪い予感は的中するものだ。
そうして構えた時、バジリスクの尾は力を取り戻して動き出した。
まだ知恵があるのかイフリートの肉塊を弾き飛ばしてカドの体に巻き付く。
足や腰椎が再び組み上がると共に、周囲の血肉や魔素が集まってバジリスクの上半身を再形成していった。
「くっ、この……!?」
胴体を戒める力が強すぎて、息を吸えない。
何とか発動できる〈死者の手〉や〈影槍〉をぶつけるが、再生中の体を破壊するには至らなかった。
『アア、ァァァッ……! ユル、サヌ……。ユルサヌッ。貴、様はッ……! 貴様ダケは、このハルアジス=ネヴィルクロフトの名に懸けてェッ!』
形のない怨念なのだ。その依り代がなくならない限りはしぶとくこの世に居つく可能性はあるのかもしれない。
これでもなお霧散しない精神力は驚嘆に値する。正直なところ、カドの予想をはるかに上回るものだった。
おぼろげに上半身の輪郭が組み上がると共に、魔眼らしき双眸が光を灯す。
咄嗟に両腕で顔をかばうと同時、石化は発動した。
まるで幾千の針でも突き刺されるかのような痛みと共に皮膚から筋肉にかけてが石化に侵されていく。
だが意外なことに、最大限浸食される前にカドは振り飛ばされた。
「痛っ!?」
地面を転がる衝撃で体表の石が砕け、肉が大気に晒される。
歯を噛みしめてその痛みに耐えながら、バジリスクを睨んだ。
『足りぬ! 足リ、ヌッ……! 血、肉ゥッ……。飢えて……、魔素、イノチィッ!』
僅かに意思を取り戻しはしたが、やはり正気ではない。こちらにトドメを刺すという目的すら見失っているらしい。
半狂乱で叫んだバジリスクは、直後にエルタンハスに向かって駆け出すのだった。
0
あなたにおすすめの小説
魔法学校の落ちこぼれ
梨香
ファンタジー
昔、偉大な魔法使いがいた。シラス王国の危機に突然現れて、強力な魔法で国を救った。アシュレイという青年は国王の懇願で十数年を首都で過ごしたが、忽然と姿を消した。数人の弟子が、残された魔法書を基にアシュレイ魔法学校を創立した。それから300年後、貧しい農村の少年フィンは、税金が払えず家を追い出されそうになる。フィンはアシュレイ魔法学校の入学試験の巡回が来るのを知る。「魔法学校に入学できたら、家族は家を追い出されない」魔法使いの素質のある子供を発掘しようと、マキシム王は魔法学校に入学した生徒の家族には免税特権を与えていたのだ。フィンは一か八かで受験する。ギリギリの成績で合格したフィンは「落ちこぼれ」と一部の貴族から馬鹿にされる。
しかし、何人か友人もできて、頑張って魔法学校で勉強に励む。
『落ちこぼれ』と馬鹿にされていたフィンの成長物語です。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】
【一次選考通過作品】
---
とある剣と魔法の世界で、
ある男女の間に赤ん坊が生まれた。
名をアスフィ・シーネット。
才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。
だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。
攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。
彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。
---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない
しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。
竜皇女と呼ばれた娘
Aoi
ファンタジー
この世に生を授かり間もなくして捨てられしまった赤子は洞窟を棲み処にしていた竜イグニスに拾われヴァイオレットと名づけられ育てられた
ヴァイオレットはイグニスともう一頭の竜バシリッサの元でスクスクと育ち十六の歳になる
その歳まで人間と交流する機会がなかったヴァイオレットは友達を作る為に学校に通うことを望んだ
国で一番のグレディス魔法学校の入学試験を受け無事入学を果たし念願の友達も作れて順風満帆な生活を送っていたが、ある日衝撃の事実を告げられ……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる