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第1章:病弱青年とある女冒険者編
第3話:ゴブリンと遭遇
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「パーティ? それってチームを組むってことか?」
俺が訊き返すと、リズは胸を張って答える。
「そうよ! あんたのその凄い魔法と、あたしの……えっと、さ、採集スキルがあれば、ギルドのランクS冒険者だって夢じゃないわ!!」
「冒険者だったのか、君」
「ふふん、そうよ!!」
そう得意げに言い放った後、リズはハッとした顔で言う。
「っと、ごめんなさい、先走っちゃったわ。その前に名前よね……あんたの名前は?」
「俺は、えっと……『レオ』だ。こことは違う世界から来たんだけど……って言っても分かんないか……」
「『異界人』ってこと?」
「『異界人』? 俺みたいな人間のことを、ここではそう言うのか? というか、そんなに知れ渡ってる現象なのか? これ?」
自分の身に降りかかったよく分からん現象のことを少しでも知りたくて、食い気味で尋ねる。
「異界から来たって人は、たまにいるって聞いたことあるわね。みんな、女神にここに飛ばされたって言うけど」
「そう、そうだ!! 変な女神にここに飛ばされたんだよ!!」
「へえ、異界人はとんでもない知識や能力を持っているって書物で読んだけど、その通りだったんだ」
「俺の魔法のことか?」
「ええ。隠す理由も無いから言うけど、あんたの魔法は多分、何年も鍛錬をした魔導士と同レベルの力を持っているわ。単純魔法でこの威力……ちゃんと詠唱魔法を覚えれば、大型の魔物だってイチコロで倒せるわよ!!」
「へえ……基準がいまいち分からんが、そこまで凄いのか……? これ?」
自分の手を見て力を込めると、バチバチと静かに光る。
どうやら、魔法は確かに身についているようだ。
あの女神も適当そうに見えて、ちゃんと生きていけそうな能力を俺に与えてくれたって事らしい。
「それより、どうなの? パーティを組むの? 組むでしょ? 組むわよね?」
「ちょ、ちょっと……顔が近い……!!」
鬼気迫る勢いで食い気味の美女に迫って来られたら、こちらも顔が熱くなる。
「わ、分かった……! 組むよ……! パーティになろう……! 俺も、この世界のこと、全然分からんしな。色々、教えてくれ」
「やったぁ! あんがと!」
俺の言葉に腕を絡ませて飛びついてくるリズ。
想像以上に喜んでいるようだ。
女の子のふんわりとした香りと感触に戸惑う。
形の良いリズさんの胸が、俺の腕に当たっている。
鼻の下が伸びるのを、ごまかすようにリズに尋ねる。
「そう言えば、リズは何でここにいるんだ?」
「あたしは冒険者よ♪ 冒険してたに決まってるじゃない。もっとも、戦闘はあんまり得意じゃなくて、採集者っていうサポート系のジョブについてるんだけど……この辺なら、あまりモンスターも出ないし、お金を稼ぎにね……こんな風に♪」
持っていたバックを開いて見せてくれる。
見たことのない鮮やかな果実やら、深い緑色の草なんかが詰め込まれていた。
「なるほど。それがこの平原で採れるアイテムなのか」
「そういうこと♪ あ、そうだ!!」
リズは、俺が倒した二体のスライムに近づいていき、亡骸から何かを採集している。
「こっちの瓶に入れた青い液体は『スライムの粘液』、こっちの白い石ころみたいなのは『スライムの核』。モンスターから採れた素材は換金したり合成に使ったりするの。採集者っていうジョブは、こういう素材やアイテムを鑑定したり見極めるエキスパートってわけ」
そう言うと、それらの素材を俺に渡してくる。
「あんたが倒したんだから、あんたのモンでしょ? モンスター初討伐おめでとう。異界人さん」
「あ、ありがとうございます……」
あまりにも優しく微笑むから、思わず敬語になってしまった。
「まあ、換金したら分け前貰うけどねー♪ あたしの指導あっての討伐だったし」
ちゃっかりしてやがる、ちょっとしたトキメキを返してくれ。
「というか、俺まだここに来たばかりで何もしてないんだけど、冒険者になるにはどうすればいいんだ?」
「ああ、冒険者のなり方ね。町のギルドで冒険者登録をすれば完了。その場ですぐ冒険者になれるわ。ただ、盗賊なんかの犯罪者だと冒険者にはなれない。あとは、商人の組合『商会』に入ってる人や王国の騎士団なんかも冒険者にはなれないわね」
「なるほどな……」
おそらく、特別な職を持たない村人や農民などの無職や自営業の人たちが仕事を求めて冒険者になるのだろう。
謂わば、商人や騎士はすでに企業に就職済みだから、冒険者という企業には新たに入れないといった感じか。
「冒険者の基本的な仕事内容は何だ?」
「冒険者は基本的に魔物を倒して手に入れた素材や、フィールドで手に入れたアイテムを換金してお金を稼いでいるわ。冒険者ギルドには『クエスト掲示板』っていうのがあって、そこに貼られている町の人からの依頼を受けることもできるの」
なるほど。なんとなくだが、冒険者の仕組みが分かってきた気がする。
「じゃあ、一旦町に戻ろう……か……って、魔物の気配……!?」
リズが視線を向けた先の草陰から、緑色の小人が三体飛び出してきた。
耳は尖っており、目は鋭く、ギザギザの歯をしていて、いかにも危なそうな雰囲気だ。
「あれは?」
「や、ヤバいのに見つかった……『ゴブリン』よ……平原には出ないって聞いてたのに……!!」
ゴブリンは、左右と真正面から挟み撃ちする形で飛びかかってきた。
リズが腰に差していた剣を構える。
俺も魔力を右手に込める。
「はああああああ!!」
左から来たゴブリンを、スライムと同じく炎の魔法で焼き尽くす。
次いで、真ん中から来たゴブリンも焼き尽くす。
右から来たゴブリンはリズが応戦しているはず。
「大丈夫か!?」
リズの方を振り向いた時、彼女はすでに組み伏され、皮の服をズタズタにされていた。
「ゲギャギャ!! イイオンナ!! イイオンナ!!」
「くっ!! あんたなんかに言われても、嬉しくないわよ……!!」
涙ぐみながら身をよじらせ、必死に抵抗しているリズ。
その光景を見て、転生する前の出来事がフラッシュバックのように脳裏によぎった。
そうだ……あの時も女の子を護ろうとして……上手く守れなくて、病弱でひ弱な俺は死んだ。
だけど――!!
今は違う!! 俺には護る力と強い身体がある!!
「おらあああああああ!!」
落ちているリズの剣を拾い上げ、ゴブリンに突っ込む。
まだ上手く制御できない魔法だったら、リズまで巻き込むかもしれない。
「ゲギャ!?」
その剣で、ゴブリンの横っ腹を斬り裂き、蹴り飛ばす!!
「ゲ……ギャ……」
ゴブリンは吹っ飛んで、そのまま息絶えた。
「はぁ、はぁ、はぁ、流石に転生直後に連戦はキツイな」
でも今度は上手く護れた……。
充実感を感じながら、地べたに座り込む俺にリズが近づいてきて――。
そっと抱きついてきた。
「え? な、ななな何してんの!?」
「えっと……お、お礼? あ、あんがと……あたしだけだったら、きっと勝てなかったから。さっき会ったばかりなのに……必死になって助けてくれて……」
声を震わせながら、すがりつくように俺をきつく抱きしめてくる。
「さっき……鼻の下伸ばしてたからさ、女の子にこういうことされるの、好きなんだなーって思って」
悪戯っぽく、囁いてくるリズ。
「……普通の駆け出し冒険者なら、ゴブリンなんかに会ったら、逃げちゃうよ? 顔見知り程度の女の子なんて囮にしてさ……」
耳元で囁かれて、俺は顔に火がついたように熱くなるのが分かる。
「女の子は大切にするもんだと、ずっと思ってきたからな」
「くすっ、そっか……イイ男だね……あんた」
そう言うリズの身体が震えているのが分かる。
相当怖かったみたいだな。
今は恥ずかしさよりも怖さが勝って、俺にしがみついてる感じか。
俺はそんなリズを震えが収まるまで優しく抱きしめてやった。
俺が訊き返すと、リズは胸を張って答える。
「そうよ! あんたのその凄い魔法と、あたしの……えっと、さ、採集スキルがあれば、ギルドのランクS冒険者だって夢じゃないわ!!」
「冒険者だったのか、君」
「ふふん、そうよ!!」
そう得意げに言い放った後、リズはハッとした顔で言う。
「っと、ごめんなさい、先走っちゃったわ。その前に名前よね……あんたの名前は?」
「俺は、えっと……『レオ』だ。こことは違う世界から来たんだけど……って言っても分かんないか……」
「『異界人』ってこと?」
「『異界人』? 俺みたいな人間のことを、ここではそう言うのか? というか、そんなに知れ渡ってる現象なのか? これ?」
自分の身に降りかかったよく分からん現象のことを少しでも知りたくて、食い気味で尋ねる。
「異界から来たって人は、たまにいるって聞いたことあるわね。みんな、女神にここに飛ばされたって言うけど」
「そう、そうだ!! 変な女神にここに飛ばされたんだよ!!」
「へえ、異界人はとんでもない知識や能力を持っているって書物で読んだけど、その通りだったんだ」
「俺の魔法のことか?」
「ええ。隠す理由も無いから言うけど、あんたの魔法は多分、何年も鍛錬をした魔導士と同レベルの力を持っているわ。単純魔法でこの威力……ちゃんと詠唱魔法を覚えれば、大型の魔物だってイチコロで倒せるわよ!!」
「へえ……基準がいまいち分からんが、そこまで凄いのか……? これ?」
自分の手を見て力を込めると、バチバチと静かに光る。
どうやら、魔法は確かに身についているようだ。
あの女神も適当そうに見えて、ちゃんと生きていけそうな能力を俺に与えてくれたって事らしい。
「それより、どうなの? パーティを組むの? 組むでしょ? 組むわよね?」
「ちょ、ちょっと……顔が近い……!!」
鬼気迫る勢いで食い気味の美女に迫って来られたら、こちらも顔が熱くなる。
「わ、分かった……! 組むよ……! パーティになろう……! 俺も、この世界のこと、全然分からんしな。色々、教えてくれ」
「やったぁ! あんがと!」
俺の言葉に腕を絡ませて飛びついてくるリズ。
想像以上に喜んでいるようだ。
女の子のふんわりとした香りと感触に戸惑う。
形の良いリズさんの胸が、俺の腕に当たっている。
鼻の下が伸びるのを、ごまかすようにリズに尋ねる。
「そう言えば、リズは何でここにいるんだ?」
「あたしは冒険者よ♪ 冒険してたに決まってるじゃない。もっとも、戦闘はあんまり得意じゃなくて、採集者っていうサポート系のジョブについてるんだけど……この辺なら、あまりモンスターも出ないし、お金を稼ぎにね……こんな風に♪」
持っていたバックを開いて見せてくれる。
見たことのない鮮やかな果実やら、深い緑色の草なんかが詰め込まれていた。
「なるほど。それがこの平原で採れるアイテムなのか」
「そういうこと♪ あ、そうだ!!」
リズは、俺が倒した二体のスライムに近づいていき、亡骸から何かを採集している。
「こっちの瓶に入れた青い液体は『スライムの粘液』、こっちの白い石ころみたいなのは『スライムの核』。モンスターから採れた素材は換金したり合成に使ったりするの。採集者っていうジョブは、こういう素材やアイテムを鑑定したり見極めるエキスパートってわけ」
そう言うと、それらの素材を俺に渡してくる。
「あんたが倒したんだから、あんたのモンでしょ? モンスター初討伐おめでとう。異界人さん」
「あ、ありがとうございます……」
あまりにも優しく微笑むから、思わず敬語になってしまった。
「まあ、換金したら分け前貰うけどねー♪ あたしの指導あっての討伐だったし」
ちゃっかりしてやがる、ちょっとしたトキメキを返してくれ。
「というか、俺まだここに来たばかりで何もしてないんだけど、冒険者になるにはどうすればいいんだ?」
「ああ、冒険者のなり方ね。町のギルドで冒険者登録をすれば完了。その場ですぐ冒険者になれるわ。ただ、盗賊なんかの犯罪者だと冒険者にはなれない。あとは、商人の組合『商会』に入ってる人や王国の騎士団なんかも冒険者にはなれないわね」
「なるほどな……」
おそらく、特別な職を持たない村人や農民などの無職や自営業の人たちが仕事を求めて冒険者になるのだろう。
謂わば、商人や騎士はすでに企業に就職済みだから、冒険者という企業には新たに入れないといった感じか。
「冒険者の基本的な仕事内容は何だ?」
「冒険者は基本的に魔物を倒して手に入れた素材や、フィールドで手に入れたアイテムを換金してお金を稼いでいるわ。冒険者ギルドには『クエスト掲示板』っていうのがあって、そこに貼られている町の人からの依頼を受けることもできるの」
なるほど。なんとなくだが、冒険者の仕組みが分かってきた気がする。
「じゃあ、一旦町に戻ろう……か……って、魔物の気配……!?」
リズが視線を向けた先の草陰から、緑色の小人が三体飛び出してきた。
耳は尖っており、目は鋭く、ギザギザの歯をしていて、いかにも危なそうな雰囲気だ。
「あれは?」
「や、ヤバいのに見つかった……『ゴブリン』よ……平原には出ないって聞いてたのに……!!」
ゴブリンは、左右と真正面から挟み撃ちする形で飛びかかってきた。
リズが腰に差していた剣を構える。
俺も魔力を右手に込める。
「はああああああ!!」
左から来たゴブリンを、スライムと同じく炎の魔法で焼き尽くす。
次いで、真ん中から来たゴブリンも焼き尽くす。
右から来たゴブリンはリズが応戦しているはず。
「大丈夫か!?」
リズの方を振り向いた時、彼女はすでに組み伏され、皮の服をズタズタにされていた。
「ゲギャギャ!! イイオンナ!! イイオンナ!!」
「くっ!! あんたなんかに言われても、嬉しくないわよ……!!」
涙ぐみながら身をよじらせ、必死に抵抗しているリズ。
その光景を見て、転生する前の出来事がフラッシュバックのように脳裏によぎった。
そうだ……あの時も女の子を護ろうとして……上手く守れなくて、病弱でひ弱な俺は死んだ。
だけど――!!
今は違う!! 俺には護る力と強い身体がある!!
「おらあああああああ!!」
落ちているリズの剣を拾い上げ、ゴブリンに突っ込む。
まだ上手く制御できない魔法だったら、リズまで巻き込むかもしれない。
「ゲギャ!?」
その剣で、ゴブリンの横っ腹を斬り裂き、蹴り飛ばす!!
「ゲ……ギャ……」
ゴブリンは吹っ飛んで、そのまま息絶えた。
「はぁ、はぁ、はぁ、流石に転生直後に連戦はキツイな」
でも今度は上手く護れた……。
充実感を感じながら、地べたに座り込む俺にリズが近づいてきて――。
そっと抱きついてきた。
「え? な、ななな何してんの!?」
「えっと……お、お礼? あ、あんがと……あたしだけだったら、きっと勝てなかったから。さっき会ったばかりなのに……必死になって助けてくれて……」
声を震わせながら、すがりつくように俺をきつく抱きしめてくる。
「さっき……鼻の下伸ばしてたからさ、女の子にこういうことされるの、好きなんだなーって思って」
悪戯っぽく、囁いてくるリズ。
「……普通の駆け出し冒険者なら、ゴブリンなんかに会ったら、逃げちゃうよ? 顔見知り程度の女の子なんて囮にしてさ……」
耳元で囁かれて、俺は顔に火がついたように熱くなるのが分かる。
「女の子は大切にするもんだと、ずっと思ってきたからな」
「くすっ、そっか……イイ男だね……あんた」
そう言うリズの身体が震えているのが分かる。
相当怖かったみたいだな。
今は恥ずかしさよりも怖さが勝って、俺にしがみついてる感じか。
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