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第3章:エルフの国と優しい女王編
第1話:魔剣士レオ
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約一週間後、ルクシアの森――。
「シレイド! そっちに行ったぞ!」
「ん……!」
俺とリズ、シレイドは今日も魔物を狩っていた。
以前、ロッククロウラーに辛酸を舐めさせられた大樹にて、再び岩芋虫の雨に遭遇している。
「『フレイム』!!」
辺りのロッククロウラーを焼き払うと、生き残った数体が飛び跳ねながら突っ込んできた。
「くっ!!」
俺が一瞬怯むと、シレイドがすかさず、突進してくるロッククロウラーに切り込んでいく。
パッシブスキルの『高速移動』の効果だろうか、素早い動きで突進をかいくぐりつつ、ダガーで岩芋虫の急所である体と甲殻の腱を断ち切っていく。
その動きは見事というほかない。
突進してくるロッククロウラーは全て腱を断ち切られて、その場に崩れ落ちる。
ジタバタと足掻いたのち、キュウゥという低い呻き声を上げて、動かなくなった。
「流石だな、シレイド。助かったよ」
「ん……ご主人様とリズを護るの、シレイドの役目……」
エヘンと胸を張るシレイド。
この一週間、シレイドの戦いぶりを見ていたが、動き自体は俺よりも全然軽く、戦闘に慣れているようだ。
これが経験の差なのだろう。
俺も、かなり動けるようになってきたものの、シレイドに比べるとまだまだ無駄な動きが多い。
「リズ! 終わったよ!」
俺が呼ぶと、草陰からリズがひょっこり出てくる。
「もう終わったの? 二人とも、相変わらず見事ね」
感心しながら、散乱する岩芋虫の死骸を見渡すリズ。
そしてテキパキと、素材の回収を行っていく。
ここ数日でくっきりと役割が分かれ、俺とシレイドが戦い、リズはもっぱら素材の回収や昼食の準備などをしてくれている。
この大樹では一週間で二回、ロッククロウラーの群れが襲い掛かってきた。
サークルピッグの群れも相変わらずよく見かけるし。
どうやら、この樹は魔物が集まりやすいらしい。
それでもここに来るのは、ある目的があるからだ。
「はい! ロッククロウラーの素材!」
「ありがとう。それで、今日もあったのか?」
「うん! 小さいけどあったよ! キングトリュフ!」
そう、この場所はキングトリュフが採れる穴場だったらしい。
採集者であるリズにとっては絶好の稼ぎ場。
パーティである以上協力するのは必然だ。
というわけで、キングトリュフが生えているか見るため、ここに寄るのが日課になっていた。
「なあ、リズ。これから報酬はパーティで分配しよう」
考えていたことを口に出す。
俺が得たお金と、リズが得たお金はそれぞれ分けて管理している。
だが魔物素材と採集アイテムの値段の差から、段々と一日に得られる金額に差が出てきていた。
結果、俺の方がリズよりもはるかに所持金が多くなっているのだ。
「え……で、でもいいの? あたし、戦ってないし……」
「パーティなんだからお金を平等に分けるのは当たり前だろう」
この町のパーティは個人個人で報酬を獲得・管理するのが一般的らしい。
それは、いつ相手がパーティから離れ、敵になるか分からないからという理由のようだ。
だが、俺からしたら、最初から仲間を疑ってかかっているような、この町の常識が気になっていたのだ。
もっとも、個人の所持金や素材、アイテムの管理などは変わらず各々でしていこうと思っている。
しかし、こういった金銭の獲得において不公平が出るのは良くない。
「シレイドにも、ちゃんとお金分けてやるからな?」
シレイドの頭を撫でながら言うと、シレイドは首を横に振る。
「んーん、シレイドの分はいらない……シレイドは、ご主人様の奴隷……生活は全部ご主人様が管理する……ローガンが言ってた」
奴隷の矜持なのか、断られてしまった。
「分かった。じゃあ、必要な物とか欲しい物があったら、遠慮せずに俺に言うんだぞ?」
「ん……」
納得してくれたようだ。
「それより……ご主人様とリズ……ジョブのレベルが20になった……」
シレイドが、俺とリズのプロフィールを表示して見せてくれる。
名前:レオ・アオミネ
ジョブ:冒険者Lv20(MAX)
名前:リズ・オレイア
ジョブ:採集者Lv20(MAX)
いつの間にか、ジョブのレベルが20になっている。
MAXと表示されていることから、これ以上は上がらないのだろう。
「パーティの経験値は連動している……魔物を倒したり、採取アイテムを手に入れたら、みんなに経験値が入る……無意識にそうなるからみんな『絆の魔法』って言ったりする」
なるほど、さすが冒険者として活動してきただけあって、シレイドは物知りだ。
「じゃあじゃあ! これで、あたしとレオは下級職にジョブチェンジできるね!」
リズが嬉しそうに飛びついてくる。
「よし、今日は早めに切り上げて、ギルドで上位のジョブに変えてもらうか」
「ん……それが良い……ご主人様パワーアップ……!」
シレイドが可愛くガッツポーズをする。
俺たちは魔物狩りを早々に切り上げて、ギルドに向かった。
「あら、今日は早いお帰りですね」
ギルドの受付嬢ラズベリーが、頬を少しだけ緩ませて出迎えてくれる。
「ああ。俺とリズのジョブのレベルが20になったから、ジョブチェンジをしようと思ってな」
俺が言うと、ラズベリーは目を丸くする。
「もう、ですか……普通の冒険者なら毎日戦闘を行っていても三か月はかかるはずなのですが……」
確かに、適性が低い冒険者なら戦闘時間が多くなり、その分、効率が悪くなるだろう。
だが、俺とシレイドの武器適性はS以上。
俺に至ってはSSSという破格の適性なので、パーティの戦闘効率は凄まじく良い。
「それでは、まずレオさんからジョブチェンジを行いたいと思います」
ラズベリーが『スキャン』と唱えると俺のプロフィールが表示される。
「『ジョブチェンジ』」
ラズベリーが表示されているプロフィールにパッと手を翳すと、ズラリと候補のジョブが現れる。
『戦士』『武闘家』『闘士』『拳士』『双剣士』『魔法使い』など様々な候補が現れる。
「どれがいいのか分からんな……主に魔法と剣を使って戦うジョブはこの中でどれになる?」
「そうですね……レオさんの適性を活かすとなると……このジョブなどいかがでしょうか」
ラズベリーが提示してくれたのは『魔剣士』という職業だった。
「こちらはその名の通り、魔法と剣を両方使って戦う方の適性ジョブとなります。剣と魔法の威力が上昇し、また、レベルに応じてそれらを絡めたアクティブスキルを習得できます」
「アクティブスキル?」
「はい。採集者のスキル『鑑定』のように、ジョブに就くことで使える必殺技のようなものです。広い意味で言うと、鑑定や『ファイア』の魔法もアクティブスキルの一つですね」
なるほど、冒険者では何も技を覚えなかったが、ジョブによって色んな技が使えるようになるのか。
「シレイドにもアクティブスキルはあるのか?」
「ん……採集者の『鑑定』とは別に、暗殺者のアクティブスキルを一個持ってる……ご主人様とリズの前ではまだ使ったことない」
俺の問いかけに、シレイドが頷く。
「よし。じゃあ、この『魔剣士』というジョブにチェンジしてくれ。適性を考えるとベストな選択だろう」
「分かりました。『ジョブチェンジ・エンター』」
ラズベリーが唱えると、俺のジョブの項目が冒険者から変わった。
頭の中に、アクティブスキルも一つ流れ込んでくる。
名前:レオ・アオミネ
年齢:19歳
ジョブ:魔剣士Lv1
適性:剣SSS、魔法SSS
スキル:『ルーンブレード』、???
パッシブ:『女神の加護』
「ん? なんか表示がおかしいよ?」
「申し訳ありません。魔法が完璧ではなかったようです。気になさらないでください」
リズの問いかけに頭を下げるラズベリー。
スキルの項目の『鑑定』を、気を利かせて非表示にしてくれたみたいだ。
仕事のできるイイ女だな。
そして、俺は無事に一人の魔剣士となったのだった。
「シレイド! そっちに行ったぞ!」
「ん……!」
俺とリズ、シレイドは今日も魔物を狩っていた。
以前、ロッククロウラーに辛酸を舐めさせられた大樹にて、再び岩芋虫の雨に遭遇している。
「『フレイム』!!」
辺りのロッククロウラーを焼き払うと、生き残った数体が飛び跳ねながら突っ込んできた。
「くっ!!」
俺が一瞬怯むと、シレイドがすかさず、突進してくるロッククロウラーに切り込んでいく。
パッシブスキルの『高速移動』の効果だろうか、素早い動きで突進をかいくぐりつつ、ダガーで岩芋虫の急所である体と甲殻の腱を断ち切っていく。
その動きは見事というほかない。
突進してくるロッククロウラーは全て腱を断ち切られて、その場に崩れ落ちる。
ジタバタと足掻いたのち、キュウゥという低い呻き声を上げて、動かなくなった。
「流石だな、シレイド。助かったよ」
「ん……ご主人様とリズを護るの、シレイドの役目……」
エヘンと胸を張るシレイド。
この一週間、シレイドの戦いぶりを見ていたが、動き自体は俺よりも全然軽く、戦闘に慣れているようだ。
これが経験の差なのだろう。
俺も、かなり動けるようになってきたものの、シレイドに比べるとまだまだ無駄な動きが多い。
「リズ! 終わったよ!」
俺が呼ぶと、草陰からリズがひょっこり出てくる。
「もう終わったの? 二人とも、相変わらず見事ね」
感心しながら、散乱する岩芋虫の死骸を見渡すリズ。
そしてテキパキと、素材の回収を行っていく。
ここ数日でくっきりと役割が分かれ、俺とシレイドが戦い、リズはもっぱら素材の回収や昼食の準備などをしてくれている。
この大樹では一週間で二回、ロッククロウラーの群れが襲い掛かってきた。
サークルピッグの群れも相変わらずよく見かけるし。
どうやら、この樹は魔物が集まりやすいらしい。
それでもここに来るのは、ある目的があるからだ。
「はい! ロッククロウラーの素材!」
「ありがとう。それで、今日もあったのか?」
「うん! 小さいけどあったよ! キングトリュフ!」
そう、この場所はキングトリュフが採れる穴場だったらしい。
採集者であるリズにとっては絶好の稼ぎ場。
パーティである以上協力するのは必然だ。
というわけで、キングトリュフが生えているか見るため、ここに寄るのが日課になっていた。
「なあ、リズ。これから報酬はパーティで分配しよう」
考えていたことを口に出す。
俺が得たお金と、リズが得たお金はそれぞれ分けて管理している。
だが魔物素材と採集アイテムの値段の差から、段々と一日に得られる金額に差が出てきていた。
結果、俺の方がリズよりもはるかに所持金が多くなっているのだ。
「え……で、でもいいの? あたし、戦ってないし……」
「パーティなんだからお金を平等に分けるのは当たり前だろう」
この町のパーティは個人個人で報酬を獲得・管理するのが一般的らしい。
それは、いつ相手がパーティから離れ、敵になるか分からないからという理由のようだ。
だが、俺からしたら、最初から仲間を疑ってかかっているような、この町の常識が気になっていたのだ。
もっとも、個人の所持金や素材、アイテムの管理などは変わらず各々でしていこうと思っている。
しかし、こういった金銭の獲得において不公平が出るのは良くない。
「シレイドにも、ちゃんとお金分けてやるからな?」
シレイドの頭を撫でながら言うと、シレイドは首を横に振る。
「んーん、シレイドの分はいらない……シレイドは、ご主人様の奴隷……生活は全部ご主人様が管理する……ローガンが言ってた」
奴隷の矜持なのか、断られてしまった。
「分かった。じゃあ、必要な物とか欲しい物があったら、遠慮せずに俺に言うんだぞ?」
「ん……」
納得してくれたようだ。
「それより……ご主人様とリズ……ジョブのレベルが20になった……」
シレイドが、俺とリズのプロフィールを表示して見せてくれる。
名前:レオ・アオミネ
ジョブ:冒険者Lv20(MAX)
名前:リズ・オレイア
ジョブ:採集者Lv20(MAX)
いつの間にか、ジョブのレベルが20になっている。
MAXと表示されていることから、これ以上は上がらないのだろう。
「パーティの経験値は連動している……魔物を倒したり、採取アイテムを手に入れたら、みんなに経験値が入る……無意識にそうなるからみんな『絆の魔法』って言ったりする」
なるほど、さすが冒険者として活動してきただけあって、シレイドは物知りだ。
「じゃあじゃあ! これで、あたしとレオは下級職にジョブチェンジできるね!」
リズが嬉しそうに飛びついてくる。
「よし、今日は早めに切り上げて、ギルドで上位のジョブに変えてもらうか」
「ん……それが良い……ご主人様パワーアップ……!」
シレイドが可愛くガッツポーズをする。
俺たちは魔物狩りを早々に切り上げて、ギルドに向かった。
「あら、今日は早いお帰りですね」
ギルドの受付嬢ラズベリーが、頬を少しだけ緩ませて出迎えてくれる。
「ああ。俺とリズのジョブのレベルが20になったから、ジョブチェンジをしようと思ってな」
俺が言うと、ラズベリーは目を丸くする。
「もう、ですか……普通の冒険者なら毎日戦闘を行っていても三か月はかかるはずなのですが……」
確かに、適性が低い冒険者なら戦闘時間が多くなり、その分、効率が悪くなるだろう。
だが、俺とシレイドの武器適性はS以上。
俺に至ってはSSSという破格の適性なので、パーティの戦闘効率は凄まじく良い。
「それでは、まずレオさんからジョブチェンジを行いたいと思います」
ラズベリーが『スキャン』と唱えると俺のプロフィールが表示される。
「『ジョブチェンジ』」
ラズベリーが表示されているプロフィールにパッと手を翳すと、ズラリと候補のジョブが現れる。
『戦士』『武闘家』『闘士』『拳士』『双剣士』『魔法使い』など様々な候補が現れる。
「どれがいいのか分からんな……主に魔法と剣を使って戦うジョブはこの中でどれになる?」
「そうですね……レオさんの適性を活かすとなると……このジョブなどいかがでしょうか」
ラズベリーが提示してくれたのは『魔剣士』という職業だった。
「こちらはその名の通り、魔法と剣を両方使って戦う方の適性ジョブとなります。剣と魔法の威力が上昇し、また、レベルに応じてそれらを絡めたアクティブスキルを習得できます」
「アクティブスキル?」
「はい。採集者のスキル『鑑定』のように、ジョブに就くことで使える必殺技のようなものです。広い意味で言うと、鑑定や『ファイア』の魔法もアクティブスキルの一つですね」
なるほど、冒険者では何も技を覚えなかったが、ジョブによって色んな技が使えるようになるのか。
「シレイドにもアクティブスキルはあるのか?」
「ん……採集者の『鑑定』とは別に、暗殺者のアクティブスキルを一個持ってる……ご主人様とリズの前ではまだ使ったことない」
俺の問いかけに、シレイドが頷く。
「よし。じゃあ、この『魔剣士』というジョブにチェンジしてくれ。適性を考えるとベストな選択だろう」
「分かりました。『ジョブチェンジ・エンター』」
ラズベリーが唱えると、俺のジョブの項目が冒険者から変わった。
頭の中に、アクティブスキルも一つ流れ込んでくる。
名前:レオ・アオミネ
年齢:19歳
ジョブ:魔剣士Lv1
適性:剣SSS、魔法SSS
スキル:『ルーンブレード』、???
パッシブ:『女神の加護』
「ん? なんか表示がおかしいよ?」
「申し訳ありません。魔法が完璧ではなかったようです。気になさらないでください」
リズの問いかけに頭を下げるラズベリー。
スキルの項目の『鑑定』を、気を利かせて非表示にしてくれたみたいだ。
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そして、俺は無事に一人の魔剣士となったのだった。
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