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第3章:エルフの国と優しい女王編
第25話:オークの軍団
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白い空間を抜けると、町の入口に着いた。
「こ、これは……!?」
町のあちこちから火の手が上がっている。
そして、至る所でエルフの兵士と豚頭の魔物が戦っている。
倒れている者も多く、目を覆いたくなるほどの惨劇となっている。
「これは……何ということだ……!」
先に町の現状を見たキアラが絶句している。
「な!? なんでお前らがここにいるんだ!? 猪共が足止めしているはずじゃ!?」
後ろから呼びかけられた。
振り返ると豚頭の戦士が二匹、槍を持ってこちらに向けている。
なるほど、こいつらがエルフを襲っていた魔物の首謀者たちか。
この二匹は、町の入口を張っていたのだろう。
いきなり町の中に現れた俺たちに驚いていた。
鑑定をかける。
名前:オーク
危険度:D
説明:豚頭で人型の魔物。言葉を話し、武具を装備する高い知能を持つ。ずる賢く狡猾な性格。
素材:『オークの毛皮』
レア素材:『オークの血』
「貴様らああああああっ!!」
町の惨状を見て激昂したキアラが力任せに槍を突く!
その突撃は、片方のオークの鎧を打ち砕き身体を貫く!!
「がはあああっ!?」
「何しやがる!! てめえ!!」
もう一匹が槍を振り回してキアラに襲い掛かる。
「させるか!!」
その間に入って、オークの首を鋼の剣で掻っ切る!
「ゲヘエエエッ!?」
二匹は絶命し、地に沈む。
「頭を冷やせ! キアラ!」
「ああ……ああ、そうだな。すまない、助かった……」
キアラが冷静さを取り戻そうと頭を振る。
「とにかく、オークの軍勢を倒していくぞ……! リズ、シレイド! 援護してくれ!」
「分かったわ!」
「……りょーかい」
町の入口からオークたちを虱潰しに倒していく。
町の中心付近まで来ると、戦闘中のエルフの兵も多くいる。
その戦いを援護して、順にオークたちを狩っていく。
リズが離れているオークに矢を撃ち込み、シレイドが高速移動で散らばるオークの喉を掻っ捌く。
俺とキアラは、傷ついたエルフたちを守りながら近づいてくるオークを倒していく。
四人で固まって進撃すれば、オーク共を簡単に粉砕できる強さになる。
中心街のオークたちもあらかた狩り終わった。
戦っていたエルフの兵士たちは息を切らして、その場で動けなくなっていた。
「た、助かったぁ……!」
「し、死んじまうかと思ったよ……」
安堵したエルフ兵の一人が、その場にへたり込む。
「おい、何があったか教えてくれ……!」
「君たちが出発してからしばらくして……突然、オークの軍勢が現れて町を襲いだしたんだ……! ルーティア女王は住民を城に避難させて、俺たちを町に出撃させた。軍勢を抑えようとしたんだ! でも、オーク共の勢いがすごくて、止めきれなくて……」
キアラの問いかけにエルフの男性兵士が答える。
なるほどな……女王は住民を護りながら籠城しているということか。
「キアラ! 女王様の元へ急いでくれ……! あいつらのリーダーは普通のオークじゃねえ! 俺たちじゃ、あいつには勝てなかった!」
「分かった……急いで向かう」
「いたぞ!! 奴らだ!! 頭の元に向かわせるな!!」
城の方から、オークたちが押し寄せてくる。
「キアラ……先に行け! 俺たちが道を作る!」
俺たちはキアラを城に向かわせるため、オークたちに突撃する。
「すまない……! 恩に着る!」
キアラは俺たちが戦っている間を掻い潜り、城に向かっていった。
◇
レオたちがオークを足止めしてくれている間に、私は城に駆けていく。
城の正門ではオークとエルフが乱戦を繰り広げている。
「捨て置くのは苦しいが、今は女王が心配だ……」
普通のオークじゃないと仲間が言っていたオークのリーダーが気になる。
私は、城の裏手に回り、秘密の石碑を動かす。
城の地下に通じる抜け穴である。
地下を通り、城のエントランス部分に出る。
ここでもエルフとオークが戦いを繰り広げていた。
「ひ、ひいいいいっ!?」
一人のエルフ兵が、オークに押されている。
私は後ろからオークの胸を貫き、倒す。
「き、キアラ!? 良かった、戻ってきたんだな!! 女王の間に急いでくれ! あいつらの頭がさっき向かっていったんだ! 止められなくて……」
辺りには倒れている兵士たちが複数いる。
「分かった……! すぐに向かおう。もう少し持ちこたえてくれ……! あの冒険者たちが……いや、私の仲間が来てくれるはずだ……!」
「分かった……!」
エルフ兵は力強く頷き、前線に戻っていく。
私は女王の間への階段を急いで上って行った。
女王の間までは薄気味悪いほど、しんと静まっていた。
壁際には、倒された兵士たちが転がっている。
ここまで侵入してきたオークの頭を命がけで食い止めたのだろう。
女王の間の扉の前まで着いた。
私は、息を荒くしながら槍を強く握り、中に入った。
そこにいたのは女王と対峙する巨大な赤いオーク。
女王の後ろにはガラテアの民たちが震えていた。
「さあ、観念しろよぉ……エルフの女王さんよぉ……ここまで俺たちが攻め込んできたってことは、もうこの国は終わりだ……おとなしく降伏して、俺たちの奴隷になりやがれ……!」
「愚かで傍若無人な魔物ですね……縄張りを弁えず、他者の土地に攻め入るとは……」
「くははははっ!! ここまで追い詰められて、まだそんな口を利けるとは……気に入ったぜ。お前には俺の子供を死ぬまで産ませてやるよ……!」
赤いオークがルーティア女王の細腕を掴む!
「くっ……!」
女王は震える住民たちの先頭に立ったまま、覚悟するように目を閉じる。
「その薄汚い手を、放せええええ!!」
私は槍で、赤いオークの腕を力いっぱい突いた!!
ザクッ!!
「ぐっ……!? てめえっ!?」
赤いオークは驚いたように手を引っ込める。
「き、キアラ……!?」
「遅くなりました、ルーティア女王……」
私はオークと女王の間に割って入る。
「いたた、ちっ……適性Sっていう槍騎士か……こんなに早くの到着ってことは、あのバカ猪、しくじっただけじゃなく、余計なこと喋りやがったな……! せっかく力を分け与えてやったのに……役立たずが……」
赤いオークがキングボアに悪態をつく。
「何をごちゃごちゃ言っている……!! 来ないならこちらから行くぞ!! はああああっ!!」
槍を回転させて、オークの心臓に向かって突きを放つ!
――が!!
盾で防御でもするように、オークはその腕で槍を受け止めた!
「な、何……!?」
槍は腕に刺さっているが、オークは余裕だ。
「ほう……流石はガラテア一の騎士様だ……だが、甘いんだよ!!」
そのまま開いた腕で私を殴りつけた。
私は勢いよく吹っ飛び、壁にたたきつけられる……!!
「ガハアアッ……!!」
「キアラああっ!!」
女王様の悲痛な叫びが聞こえる。
あばらが折れたようだ……私は血反吐を吐いた。
「お前はそこで、愛しの女王様が犯されるのを見てろ!!」
「や、やめろぉ……!!」
私の制止も聴かずに、赤いオークは再度女王に手を伸ばす。
くそっ……終わりか……!
私はおぞましい光景から背くように目を閉じる。
その時――!
「ぐあああっ!? て、てめえ、何しやがる!?」
オークの叫び声が聞こえる。
驚いて目を開けると、そこには顔面に火を浴びる赤いオークの姿が……。
女王を後ろ手にかばい、見覚えのある魔剣士がオークと対峙していた。
「レオぉおお……!」
私は力の入らない腹から、その名を叫んだ。
「こ、これは……!?」
町のあちこちから火の手が上がっている。
そして、至る所でエルフの兵士と豚頭の魔物が戦っている。
倒れている者も多く、目を覆いたくなるほどの惨劇となっている。
「これは……何ということだ……!」
先に町の現状を見たキアラが絶句している。
「な!? なんでお前らがここにいるんだ!? 猪共が足止めしているはずじゃ!?」
後ろから呼びかけられた。
振り返ると豚頭の戦士が二匹、槍を持ってこちらに向けている。
なるほど、こいつらがエルフを襲っていた魔物の首謀者たちか。
この二匹は、町の入口を張っていたのだろう。
いきなり町の中に現れた俺たちに驚いていた。
鑑定をかける。
名前:オーク
危険度:D
説明:豚頭で人型の魔物。言葉を話し、武具を装備する高い知能を持つ。ずる賢く狡猾な性格。
素材:『オークの毛皮』
レア素材:『オークの血』
「貴様らああああああっ!!」
町の惨状を見て激昂したキアラが力任せに槍を突く!
その突撃は、片方のオークの鎧を打ち砕き身体を貫く!!
「がはあああっ!?」
「何しやがる!! てめえ!!」
もう一匹が槍を振り回してキアラに襲い掛かる。
「させるか!!」
その間に入って、オークの首を鋼の剣で掻っ切る!
「ゲヘエエエッ!?」
二匹は絶命し、地に沈む。
「頭を冷やせ! キアラ!」
「ああ……ああ、そうだな。すまない、助かった……」
キアラが冷静さを取り戻そうと頭を振る。
「とにかく、オークの軍勢を倒していくぞ……! リズ、シレイド! 援護してくれ!」
「分かったわ!」
「……りょーかい」
町の入口からオークたちを虱潰しに倒していく。
町の中心付近まで来ると、戦闘中のエルフの兵も多くいる。
その戦いを援護して、順にオークたちを狩っていく。
リズが離れているオークに矢を撃ち込み、シレイドが高速移動で散らばるオークの喉を掻っ捌く。
俺とキアラは、傷ついたエルフたちを守りながら近づいてくるオークを倒していく。
四人で固まって進撃すれば、オーク共を簡単に粉砕できる強さになる。
中心街のオークたちもあらかた狩り終わった。
戦っていたエルフの兵士たちは息を切らして、その場で動けなくなっていた。
「た、助かったぁ……!」
「し、死んじまうかと思ったよ……」
安堵したエルフ兵の一人が、その場にへたり込む。
「おい、何があったか教えてくれ……!」
「君たちが出発してからしばらくして……突然、オークの軍勢が現れて町を襲いだしたんだ……! ルーティア女王は住民を城に避難させて、俺たちを町に出撃させた。軍勢を抑えようとしたんだ! でも、オーク共の勢いがすごくて、止めきれなくて……」
キアラの問いかけにエルフの男性兵士が答える。
なるほどな……女王は住民を護りながら籠城しているということか。
「キアラ! 女王様の元へ急いでくれ……! あいつらのリーダーは普通のオークじゃねえ! 俺たちじゃ、あいつには勝てなかった!」
「分かった……急いで向かう」
「いたぞ!! 奴らだ!! 頭の元に向かわせるな!!」
城の方から、オークたちが押し寄せてくる。
「キアラ……先に行け! 俺たちが道を作る!」
俺たちはキアラを城に向かわせるため、オークたちに突撃する。
「すまない……! 恩に着る!」
キアラは俺たちが戦っている間を掻い潜り、城に向かっていった。
◇
レオたちがオークを足止めしてくれている間に、私は城に駆けていく。
城の正門ではオークとエルフが乱戦を繰り広げている。
「捨て置くのは苦しいが、今は女王が心配だ……」
普通のオークじゃないと仲間が言っていたオークのリーダーが気になる。
私は、城の裏手に回り、秘密の石碑を動かす。
城の地下に通じる抜け穴である。
地下を通り、城のエントランス部分に出る。
ここでもエルフとオークが戦いを繰り広げていた。
「ひ、ひいいいいっ!?」
一人のエルフ兵が、オークに押されている。
私は後ろからオークの胸を貫き、倒す。
「き、キアラ!? 良かった、戻ってきたんだな!! 女王の間に急いでくれ! あいつらの頭がさっき向かっていったんだ! 止められなくて……」
辺りには倒れている兵士たちが複数いる。
「分かった……! すぐに向かおう。もう少し持ちこたえてくれ……! あの冒険者たちが……いや、私の仲間が来てくれるはずだ……!」
「分かった……!」
エルフ兵は力強く頷き、前線に戻っていく。
私は女王の間への階段を急いで上って行った。
女王の間までは薄気味悪いほど、しんと静まっていた。
壁際には、倒された兵士たちが転がっている。
ここまで侵入してきたオークの頭を命がけで食い止めたのだろう。
女王の間の扉の前まで着いた。
私は、息を荒くしながら槍を強く握り、中に入った。
そこにいたのは女王と対峙する巨大な赤いオーク。
女王の後ろにはガラテアの民たちが震えていた。
「さあ、観念しろよぉ……エルフの女王さんよぉ……ここまで俺たちが攻め込んできたってことは、もうこの国は終わりだ……おとなしく降伏して、俺たちの奴隷になりやがれ……!」
「愚かで傍若無人な魔物ですね……縄張りを弁えず、他者の土地に攻め入るとは……」
「くははははっ!! ここまで追い詰められて、まだそんな口を利けるとは……気に入ったぜ。お前には俺の子供を死ぬまで産ませてやるよ……!」
赤いオークがルーティア女王の細腕を掴む!
「くっ……!」
女王は震える住民たちの先頭に立ったまま、覚悟するように目を閉じる。
「その薄汚い手を、放せええええ!!」
私は槍で、赤いオークの腕を力いっぱい突いた!!
ザクッ!!
「ぐっ……!? てめえっ!?」
赤いオークは驚いたように手を引っ込める。
「き、キアラ……!?」
「遅くなりました、ルーティア女王……」
私はオークと女王の間に割って入る。
「いたた、ちっ……適性Sっていう槍騎士か……こんなに早くの到着ってことは、あのバカ猪、しくじっただけじゃなく、余計なこと喋りやがったな……! せっかく力を分け与えてやったのに……役立たずが……」
赤いオークがキングボアに悪態をつく。
「何をごちゃごちゃ言っている……!! 来ないならこちらから行くぞ!! はああああっ!!」
槍を回転させて、オークの心臓に向かって突きを放つ!
――が!!
盾で防御でもするように、オークはその腕で槍を受け止めた!
「な、何……!?」
槍は腕に刺さっているが、オークは余裕だ。
「ほう……流石はガラテア一の騎士様だ……だが、甘いんだよ!!」
そのまま開いた腕で私を殴りつけた。
私は勢いよく吹っ飛び、壁にたたきつけられる……!!
「ガハアアッ……!!」
「キアラああっ!!」
女王様の悲痛な叫びが聞こえる。
あばらが折れたようだ……私は血反吐を吐いた。
「お前はそこで、愛しの女王様が犯されるのを見てろ!!」
「や、やめろぉ……!!」
私の制止も聴かずに、赤いオークは再度女王に手を伸ばす。
くそっ……終わりか……!
私はおぞましい光景から背くように目を閉じる。
その時――!
「ぐあああっ!? て、てめえ、何しやがる!?」
オークの叫び声が聞こえる。
驚いて目を開けると、そこには顔面に火を浴びる赤いオークの姿が……。
女王を後ろ手にかばい、見覚えのある魔剣士がオークと対峙していた。
「レオぉおお……!」
私は力の入らない腹から、その名を叫んだ。
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