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第3章:エルフの国と優しい女王編
第31話:褒美
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食後、三人で女王の間に向かった。
「キアラ! もう大丈夫なの!?」
「ああ、心配かけた。もう大丈夫だ。傷は治してもらったし体力も戻った」
女王のそばに立っているキアラがリズの問いかけに笑顔で答える。
「レオ様、リズ様、シレイド様、改めて、この度はエルフの国を救ってくださりありがとうございました。この国の代表として深くお礼を申し上げます」
ルーティアは昨日の夜の姿とは打って変わって、荘厳で神聖な雰囲気を醸し出し、俺たちに謝意を述べる。
周りの兵士たちも、俺たちに一斉に敬礼した。
「さて、まずはこれからのことについて、決めなければいけませんね」
ルーティアが静かに話し出す。
「まず、ルクシアの町に使いを送りました。騎士団の要請は必要なくなったと。ギルドの皆様は大層、驚いていたようです。レオ様たちが、当初の指名依頼三件だけではなく襲撃してきた黒幕であるレッドオークまで打ち取ってしまったことに」
それはそうだろうな。
繋ぎのつもりで送った奴らが、問題を解決してしまったんだから。
まあ、結構無理したところもあるが、無事だったからよしとしよう。
「それで、ギルドとしては報告を迅速に行ってほしいとの言伝を預かりました」
「そうですか。ならば、早めにルクシアの町に帰らないといけませんね」
女王の話を聞いて、俺が答える。
「いえ、レオ様たちにはこのまま約束の三週間までいてもらえるように頼みました。まだ、レッドオークの残党が残っているとも限りませんから。残り約一週間半、この国の護衛を追加依頼としてギルドに正式に申請しました」
従者がギルドから俺たちへの手紙を渡してくる。
そこにはウルス副団長の印で『ガラテアの護衛を命ずる。指名依頼を受けたからには最後の最後まで責任を持つように』と書いてあった。
「当然、行動制限は今日からなしです。住民と交流するために町に外出したり、冒険者として魔物を狩るために森に入ってもらっても構いません。それに、ギルドへの報告だけなら後ほどできるようになると思いますし……」
ルーティアはつぎ足すように言う。
なるほど、残党の存在は考えなかった……が、相手はこの国を滅ぼすために攻めてきたんだ。
そんな、余力を残しておくだろうか?
ただでさえ、ジャイアントコブラ、ゴブリンマージ、キングボアを討ち取られて、兵力が削がれた状態だ。
俺が指揮官なら、失敗しないように全軍で攻め込むが……。
入口から虱潰しにオークを狩って城まで来たから、打ち漏らしもないはずだ。
俺がじっと見つめると、ルーティアはわずかに頬を赤らめて咳払いをする。
あ、これ、単純に俺にいて欲しいから適当な理由つけただけだな。
今の態度で感づいたが、言わぬが花というやつだ。
野暮なことはするまい。
第一に、森に入って魔物を狩れるなら、ルクシアにいた時と同じ生活ができるということなのだから。
それよりも、ギルドへの報告だけなら、後でできるようになるとはどういうことだろうか。
「それから……キアラがレオ様たちのパーティに加わりたいと言っているのです」
「え?」
「キアラが?」
「ん……?」
ルーティアの言葉に、俺たちは驚きの声をあげてしまう。
「ああ、そうだ。ここ数日、レオたちと行動を共にして、戦いを重ねて分かった。私はまだまだ戦士として未熟だ。今回のレッドオークの侵攻の際も、エルフの戦士として国を護ることができなかった。レオたちがいてくれなければ私の大切な故郷は無くなってしまっていただろう。私は、将来この国を一人で護れるような戦士になりたい。そのための武者修行だ」
キアラは、はっきりと進言する。
「エルフの寿命は約三百年。この国の者は若く、キアラもまだ19歳。修行の機会を与えて戦士としてさらに飛躍してもらいたいというのが、ガラテアが出した答えです。皆さま、どうかお願いいたします」
ルーティアが俺たちに頭を下げる。
「あ、頭を上げてください。俺たちは構いません。むしろ心強い仲間が増えて万々歳です」
「そうです! あたしも、キアラともっと冒険したいと思ってましたし!」
「ん……シレイドも賛成……仲間が増えることはいいこと」
「そ、そうか!! ありがとう!! これからよろしく頼む!!」
俺たちの言葉に、キアラが顔をパアッと明るくさせて応える。
「さて、それでは最後です。ガラテアの女王として、国を救った英雄に褒美を与えたいと思います……例のものをこちらに」
ルーティアが命じると、従者たちがぞろぞろと品物を持ってくる。
最初の従者が持ってきたのは、台車に載せられた大量の毛皮と、瓶に入れられた赤い液体だ。
「これは、褒美というよりは当然の権利なのですが、この城に攻めてきたオークたちの素材になります。町の復興金額分の素材は頂きましたが、残りはレオ様たちがお持ちください」
ルーティアが静々と述べる。
積載された素材の中には、他のものに比べ遥かに大きい毛皮と牙もあった。
俺が斬り伏せたレッドオークの素材だ。
「本当に貰ってもいいのか? ぶっちゃけ、全部エルフの国の振興に回してもらってもいいのだが」
「いえ、おかしな言い方かも知れませんが、エルフの国は栄える必要が無いのです。必要な分の自然の恩恵を受けて、国を維持するというのがエルフの習わしですから」
なるほど、質素倹約の矜持みたいなものがエルフにあるのだろう。
「次の褒美です。こちらに……」
従者が俺とリズ、シレイドの前にそれぞれ品物を持ってきた。
俺の前に差し出されたのは、レッドオークを斬り倒した時に使った『風霊の剣』だ。
確か宝剣だったはず。
シレイドが受け取ったのは、白銀に輝くダガー。
シレイドが嬉しそうに「おぉー……♪」と目を輝かせている。
リズに渡されたのは、新緑色の綺麗なマント。
デザインも良く、リズは「可愛いぃ!」と声を上げる。
「ガラテアからの褒美として、皆様にはガラテアの宝を授けたいと思います。レオ様にはレッドオークを討ち倒した時に使って頂いた『風霊の剣』、シレイド様には今持たれている鉄よりも遥かに丈夫で鋭い『白銀のダガー』、リズ様には身にまとう者の俊敏性を著しく上げる『新緑のマント』をそれぞれ差し上げます。冒険にお使いくださり、より一層の活躍を祈願します」
「ありがとうございます!」
「ありがとうございます♪ 大切にします!」
俺とリズが元気よくお礼を言う。
「……これ、ご主人様の剣より安い?」
「はい、風霊の剣よりも安価ですよ」
「むふー……♪ じゃあ、貰う……ありがとう……」
奴隷は主人より高価なものを持ってはいけないという決まりを気にしていたようだ。
女王もそれを解っていたようで笑顔で答える。
シレイドはその答えを聞いて、安心したようにダガーを受け取った。
「そして、最後の褒美です……持ってきなさい」
ルーティアが命じると、従者が一冊の魔導書を持ってくる。
分厚く、真っ白な魔導書。
「それはエルフに伝わる空間魔法『転移《ワープ》』を記した魔導書です」
ルーティア女王が微笑みながら言う。
「キアラ! もう大丈夫なの!?」
「ああ、心配かけた。もう大丈夫だ。傷は治してもらったし体力も戻った」
女王のそばに立っているキアラがリズの問いかけに笑顔で答える。
「レオ様、リズ様、シレイド様、改めて、この度はエルフの国を救ってくださりありがとうございました。この国の代表として深くお礼を申し上げます」
ルーティアは昨日の夜の姿とは打って変わって、荘厳で神聖な雰囲気を醸し出し、俺たちに謝意を述べる。
周りの兵士たちも、俺たちに一斉に敬礼した。
「さて、まずはこれからのことについて、決めなければいけませんね」
ルーティアが静かに話し出す。
「まず、ルクシアの町に使いを送りました。騎士団の要請は必要なくなったと。ギルドの皆様は大層、驚いていたようです。レオ様たちが、当初の指名依頼三件だけではなく襲撃してきた黒幕であるレッドオークまで打ち取ってしまったことに」
それはそうだろうな。
繋ぎのつもりで送った奴らが、問題を解決してしまったんだから。
まあ、結構無理したところもあるが、無事だったからよしとしよう。
「それで、ギルドとしては報告を迅速に行ってほしいとの言伝を預かりました」
「そうですか。ならば、早めにルクシアの町に帰らないといけませんね」
女王の話を聞いて、俺が答える。
「いえ、レオ様たちにはこのまま約束の三週間までいてもらえるように頼みました。まだ、レッドオークの残党が残っているとも限りませんから。残り約一週間半、この国の護衛を追加依頼としてギルドに正式に申請しました」
従者がギルドから俺たちへの手紙を渡してくる。
そこにはウルス副団長の印で『ガラテアの護衛を命ずる。指名依頼を受けたからには最後の最後まで責任を持つように』と書いてあった。
「当然、行動制限は今日からなしです。住民と交流するために町に外出したり、冒険者として魔物を狩るために森に入ってもらっても構いません。それに、ギルドへの報告だけなら後ほどできるようになると思いますし……」
ルーティアはつぎ足すように言う。
なるほど、残党の存在は考えなかった……が、相手はこの国を滅ぼすために攻めてきたんだ。
そんな、余力を残しておくだろうか?
ただでさえ、ジャイアントコブラ、ゴブリンマージ、キングボアを討ち取られて、兵力が削がれた状態だ。
俺が指揮官なら、失敗しないように全軍で攻め込むが……。
入口から虱潰しにオークを狩って城まで来たから、打ち漏らしもないはずだ。
俺がじっと見つめると、ルーティアはわずかに頬を赤らめて咳払いをする。
あ、これ、単純に俺にいて欲しいから適当な理由つけただけだな。
今の態度で感づいたが、言わぬが花というやつだ。
野暮なことはするまい。
第一に、森に入って魔物を狩れるなら、ルクシアにいた時と同じ生活ができるということなのだから。
それよりも、ギルドへの報告だけなら、後でできるようになるとはどういうことだろうか。
「それから……キアラがレオ様たちのパーティに加わりたいと言っているのです」
「え?」
「キアラが?」
「ん……?」
ルーティアの言葉に、俺たちは驚きの声をあげてしまう。
「ああ、そうだ。ここ数日、レオたちと行動を共にして、戦いを重ねて分かった。私はまだまだ戦士として未熟だ。今回のレッドオークの侵攻の際も、エルフの戦士として国を護ることができなかった。レオたちがいてくれなければ私の大切な故郷は無くなってしまっていただろう。私は、将来この国を一人で護れるような戦士になりたい。そのための武者修行だ」
キアラは、はっきりと進言する。
「エルフの寿命は約三百年。この国の者は若く、キアラもまだ19歳。修行の機会を与えて戦士としてさらに飛躍してもらいたいというのが、ガラテアが出した答えです。皆さま、どうかお願いいたします」
ルーティアが俺たちに頭を下げる。
「あ、頭を上げてください。俺たちは構いません。むしろ心強い仲間が増えて万々歳です」
「そうです! あたしも、キアラともっと冒険したいと思ってましたし!」
「ん……シレイドも賛成……仲間が増えることはいいこと」
「そ、そうか!! ありがとう!! これからよろしく頼む!!」
俺たちの言葉に、キアラが顔をパアッと明るくさせて応える。
「さて、それでは最後です。ガラテアの女王として、国を救った英雄に褒美を与えたいと思います……例のものをこちらに」
ルーティアが命じると、従者たちがぞろぞろと品物を持ってくる。
最初の従者が持ってきたのは、台車に載せられた大量の毛皮と、瓶に入れられた赤い液体だ。
「これは、褒美というよりは当然の権利なのですが、この城に攻めてきたオークたちの素材になります。町の復興金額分の素材は頂きましたが、残りはレオ様たちがお持ちください」
ルーティアが静々と述べる。
積載された素材の中には、他のものに比べ遥かに大きい毛皮と牙もあった。
俺が斬り伏せたレッドオークの素材だ。
「本当に貰ってもいいのか? ぶっちゃけ、全部エルフの国の振興に回してもらってもいいのだが」
「いえ、おかしな言い方かも知れませんが、エルフの国は栄える必要が無いのです。必要な分の自然の恩恵を受けて、国を維持するというのがエルフの習わしですから」
なるほど、質素倹約の矜持みたいなものがエルフにあるのだろう。
「次の褒美です。こちらに……」
従者が俺とリズ、シレイドの前にそれぞれ品物を持ってきた。
俺の前に差し出されたのは、レッドオークを斬り倒した時に使った『風霊の剣』だ。
確か宝剣だったはず。
シレイドが受け取ったのは、白銀に輝くダガー。
シレイドが嬉しそうに「おぉー……♪」と目を輝かせている。
リズに渡されたのは、新緑色の綺麗なマント。
デザインも良く、リズは「可愛いぃ!」と声を上げる。
「ガラテアからの褒美として、皆様にはガラテアの宝を授けたいと思います。レオ様にはレッドオークを討ち倒した時に使って頂いた『風霊の剣』、シレイド様には今持たれている鉄よりも遥かに丈夫で鋭い『白銀のダガー』、リズ様には身にまとう者の俊敏性を著しく上げる『新緑のマント』をそれぞれ差し上げます。冒険にお使いくださり、より一層の活躍を祈願します」
「ありがとうございます!」
「ありがとうございます♪ 大切にします!」
俺とリズが元気よくお礼を言う。
「……これ、ご主人様の剣より安い?」
「はい、風霊の剣よりも安価ですよ」
「むふー……♪ じゃあ、貰う……ありがとう……」
奴隷は主人より高価なものを持ってはいけないという決まりを気にしていたようだ。
女王もそれを解っていたようで笑顔で答える。
シレイドはその答えを聞いて、安心したようにダガーを受け取った。
「そして、最後の褒美です……持ってきなさい」
ルーティアが命じると、従者が一冊の魔導書を持ってくる。
分厚く、真っ白な魔導書。
「それはエルフに伝わる空間魔法『転移《ワープ》』を記した魔導書です」
ルーティア女王が微笑みながら言う。
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