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第9章:風神の谷と宿の看板娘編
第6話:ラックステラの戦い
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「お兄さんは~、あたしと飲んでるの。チェリーさんは別の席で飲んでくださいねー」
「あらぁ、寂しいこと言わないでください~。一緒に飲みましょうよぉ。せっかくなんですからぁ。ねぇ、レオさん♡」
お互いに牽制し合うボニーとチェリー。
二人とも俺の腕をガッチリとホールドしている。
どちらも引く気はないようだ。
「店員さんはぁ、レオさんの彼女さんなんですかぁ?」
「う……ぐぬぬ……違う……けど」
「それじゃあ、レオさんを独り占めする権利はぁ、ないですよねぇ♪」
「『まだ』彼女じゃないだけ! 『まだ』! ね! そ、そういうあなたはどうなのよ?」
「わたしもぉ、彼女じゃないですよぉ」
「じゃ、じゃあ——」
「でもぉ、レオさんが彼女にしてくれるならぁ、今すぐにでも彼女になりたいと思ってますぅ」
「ぶふっ……!?」
彼女たちの言い合いを黙って聞いていたが、チェリーの爆弾発言に俺は思わず葡萄酒を吹き出す。
その様子を見たジュリアさんが大きな溜息を吐きながら、見かねて助け舟を出してくれる。
「ボニー、ちょっと厨房に入ってちょうだい」
「え、え!? 今ですか!?」
「今」
ボニーは「ぐぬぬ」と渋い顔をして、厨房へと向かっていく。
良かった。修羅場は終わったようだ。
魔物たちと遭遇するより、肝を冷やした。
「さあ、じゃあ~、ご一緒に飲みましょうよぉ。店員さんもいなくなっちゃったしぃ、わたしがお相手しますよぉ。れ~おさん♡」
俺との距離をさらに縮め、腕にキツく抱きついてくるチェリー。
彼女の、たわわすぎる爆乳に腕が沈み込んで気持ちいい。
プライベートだからか、普段のおっとりしっかりとした感じが薄れ、遠慮がない。
「むー……」
そんな俺たちを、ボニーが厨房の奥からチラチラ見ている。
なんだか、ふくれ面だ。
「『風神の谷』の攻略の方、どうですかぁ? 順調ですかぁ?」
チェリーは机にあった新しいグラスに葡萄酒を入れて、俺の隣で飲みだす。
もちろん、俺の腕を抱いたまま。
上目遣いで俺をじっと見つめ、葡萄酒で濡れた唇をわざとらしく舌でなめずる。
その扇情的な表情に思わずゴクリと息を飲んでしまう。
「ああ。チェリーの情報のお陰で順調だ。ありがとう」
「それはぁ、良かったですぅ~。普通はぁ、無料なんかじゃあんなにいっぱ~い、情報をぉ、渡さないんですからねぇ? と・く・べ・つ、ですよぉ……♡」
俺の胸に指先でクリクリと円を描き、吐息混じりに囁いてくる。
間違いない……これはあれだ!
チェリーは『ふんわりあざと系女子』だ。
「あ、ああ。本当にありがとう」
彼女の底の知れない態度に少々慄きながら、もう一度、お礼を言う。
「うふふ♡ じゃ~あ、わたしぃ、レオさんの役に立ったからぁ、ゴ・ホ・ウ・ビ・欲しいですぅ♡」
可愛くおねだりしてくるチェリー。
騙されてはいけないと解っているのに俺の心はときめいてしまっている。
「ご褒美って……何が欲しいんだ?」
「えぇ~とぉ、じゃあぁ、今日の夜~、レオさんの部屋で泊まっていいですかぁ?」
唇に人差し指を当てながら、訊いてくるチェリー。
「お、お、俺の部屋に……!?」
たくさんの彼女がいて、こういうことには慣れたと思っているのに、心臓が跳ね上がってバクバクしている。
これまでの彼女たちとは違う、全く掴みどころのない彼女の言動に、まるでロデオの乗った素人のように翻弄されている。
「ま、まて、その、君は受付嬢。このエルゼリアなら、冒険者も選り取り見取りだ。そんな君が、どうして俺みたいなルーキーを選ぶんだ?」
何か裏があるのではないか。
そう思って、俺は彼女に問いただす。
だが、そんな俺に、彼女はニンマリと微笑み、身体を摺り寄せてくる。
「レオさんはぁ、わたしをクレーマーから守ってくれたじゃないですかぁ……♡ 他の冒険者が見て見ぬふりをしている時に……。その後も『何かあったら言ってくれ』って優しく声をかけてくれてぇ。……わたし、あの時のレオさんがぁ、忘れられないんですぅ……♡」
俺の腕に頬ずりしながら言うチェリー。
「それに~」
「それに?」
「レオさんはぁ、確かにルーキーさんですけどぉ。すっごくすっごーく有望なルーキーさんだと思ってるんですぅ。貴族にも動じないしぃ、ダンジョンをこの短期間でどんどんクリアしちゃうしぃ、手強いボスもバンバン倒しちゃうしぃ」
彼女が、甘えるように身を預けて言ってくる。
そうか。チェリーは俺がエルゼリアに来た時から、担当してくれているんだ。
キブラやアロイとのいざこざや、巨大個体サラマンダー、高知能種スキュラとの戦いなんかも、よく知っているんだろう。
「ねぇ♡ レオさん~、わたしぃ、もうすっかり酔っちゃいましたぁ……♡ レオさんの部屋でぇ……ゆっく~り、しっぽ~り、休みましょう?」
彼女の熱っぽい甘声が、耳を通って脳を刺激してくる。
ここまで言われたんだ、覚悟を決めるか。
据え膳食わねば、男の恥だと言うしな。
「言っておくが、俺は半端な気持ちで女性と関係を持たない。やるからには、しっかり恋人になって、君を愛し、愛されるつもりだぞ?」
俺の言葉に、チェリーは少しきょとんとした後、にんまりと微笑み、俺に抱き着いて耳元で囁く。
「はいぃ~♡ 嬉しぃですぅ……望むところですぅ♡ わたしのぜ~んぶをぉ、レオさんだけにあげちゃいますぅ♡ レオさんとぉ、恋人同士になりたいですぅ♡」
その答えを聴いて、俺はお代を机に置き、彼女と共にバーを後にした。
◇
——レオたちがバーを出てすぐ。
「むきー!! なんなのよ!! なんなのよ!! あの女ぁ!! このバーで飲んでる時のお兄さんは、あたしのモノだっつーの!!」
キッチンで涙ながらにキレるボニー。
「はぁ……ボウヤはあんたのモノじゃないでしょうが……恋人でもないんだし」
「でも……でも、ですよぉ!! でも……うぅう~……!!」
ジュリアに宥められるも、尚、悔しそうなボニー。
「あんた、そこまで悔しいってことは、自分の気持ち、もう気づいてるんじゃないの?」
「……じゅ、ジュリアさん……」
「過去を引きずって、本心に蓋をしてきた結果だよ。ボウヤの告白、本当にもう一度よく考えるんだね……他の女に後れを取りたくなかったらね」
思わず俯くボニー。
ジュリアのその言葉は、彼女の心に深く突き刺さったのだった。
◇
「あらぁ、寂しいこと言わないでください~。一緒に飲みましょうよぉ。せっかくなんですからぁ。ねぇ、レオさん♡」
お互いに牽制し合うボニーとチェリー。
二人とも俺の腕をガッチリとホールドしている。
どちらも引く気はないようだ。
「店員さんはぁ、レオさんの彼女さんなんですかぁ?」
「う……ぐぬぬ……違う……けど」
「それじゃあ、レオさんを独り占めする権利はぁ、ないですよねぇ♪」
「『まだ』彼女じゃないだけ! 『まだ』! ね! そ、そういうあなたはどうなのよ?」
「わたしもぉ、彼女じゃないですよぉ」
「じゃ、じゃあ——」
「でもぉ、レオさんが彼女にしてくれるならぁ、今すぐにでも彼女になりたいと思ってますぅ」
「ぶふっ……!?」
彼女たちの言い合いを黙って聞いていたが、チェリーの爆弾発言に俺は思わず葡萄酒を吹き出す。
その様子を見たジュリアさんが大きな溜息を吐きながら、見かねて助け舟を出してくれる。
「ボニー、ちょっと厨房に入ってちょうだい」
「え、え!? 今ですか!?」
「今」
ボニーは「ぐぬぬ」と渋い顔をして、厨房へと向かっていく。
良かった。修羅場は終わったようだ。
魔物たちと遭遇するより、肝を冷やした。
「さあ、じゃあ~、ご一緒に飲みましょうよぉ。店員さんもいなくなっちゃったしぃ、わたしがお相手しますよぉ。れ~おさん♡」
俺との距離をさらに縮め、腕にキツく抱きついてくるチェリー。
彼女の、たわわすぎる爆乳に腕が沈み込んで気持ちいい。
プライベートだからか、普段のおっとりしっかりとした感じが薄れ、遠慮がない。
「むー……」
そんな俺たちを、ボニーが厨房の奥からチラチラ見ている。
なんだか、ふくれ面だ。
「『風神の谷』の攻略の方、どうですかぁ? 順調ですかぁ?」
チェリーは机にあった新しいグラスに葡萄酒を入れて、俺の隣で飲みだす。
もちろん、俺の腕を抱いたまま。
上目遣いで俺をじっと見つめ、葡萄酒で濡れた唇をわざとらしく舌でなめずる。
その扇情的な表情に思わずゴクリと息を飲んでしまう。
「ああ。チェリーの情報のお陰で順調だ。ありがとう」
「それはぁ、良かったですぅ~。普通はぁ、無料なんかじゃあんなにいっぱ~い、情報をぉ、渡さないんですからねぇ? と・く・べ・つ、ですよぉ……♡」
俺の胸に指先でクリクリと円を描き、吐息混じりに囁いてくる。
間違いない……これはあれだ!
チェリーは『ふんわりあざと系女子』だ。
「あ、ああ。本当にありがとう」
彼女の底の知れない態度に少々慄きながら、もう一度、お礼を言う。
「うふふ♡ じゃ~あ、わたしぃ、レオさんの役に立ったからぁ、ゴ・ホ・ウ・ビ・欲しいですぅ♡」
可愛くおねだりしてくるチェリー。
騙されてはいけないと解っているのに俺の心はときめいてしまっている。
「ご褒美って……何が欲しいんだ?」
「えぇ~とぉ、じゃあぁ、今日の夜~、レオさんの部屋で泊まっていいですかぁ?」
唇に人差し指を当てながら、訊いてくるチェリー。
「お、お、俺の部屋に……!?」
たくさんの彼女がいて、こういうことには慣れたと思っているのに、心臓が跳ね上がってバクバクしている。
これまでの彼女たちとは違う、全く掴みどころのない彼女の言動に、まるでロデオの乗った素人のように翻弄されている。
「ま、まて、その、君は受付嬢。このエルゼリアなら、冒険者も選り取り見取りだ。そんな君が、どうして俺みたいなルーキーを選ぶんだ?」
何か裏があるのではないか。
そう思って、俺は彼女に問いただす。
だが、そんな俺に、彼女はニンマリと微笑み、身体を摺り寄せてくる。
「レオさんはぁ、わたしをクレーマーから守ってくれたじゃないですかぁ……♡ 他の冒険者が見て見ぬふりをしている時に……。その後も『何かあったら言ってくれ』って優しく声をかけてくれてぇ。……わたし、あの時のレオさんがぁ、忘れられないんですぅ……♡」
俺の腕に頬ずりしながら言うチェリー。
「それに~」
「それに?」
「レオさんはぁ、確かにルーキーさんですけどぉ。すっごくすっごーく有望なルーキーさんだと思ってるんですぅ。貴族にも動じないしぃ、ダンジョンをこの短期間でどんどんクリアしちゃうしぃ、手強いボスもバンバン倒しちゃうしぃ」
彼女が、甘えるように身を預けて言ってくる。
そうか。チェリーは俺がエルゼリアに来た時から、担当してくれているんだ。
キブラやアロイとのいざこざや、巨大個体サラマンダー、高知能種スキュラとの戦いなんかも、よく知っているんだろう。
「ねぇ♡ レオさん~、わたしぃ、もうすっかり酔っちゃいましたぁ……♡ レオさんの部屋でぇ……ゆっく~り、しっぽ~り、休みましょう?」
彼女の熱っぽい甘声が、耳を通って脳を刺激してくる。
ここまで言われたんだ、覚悟を決めるか。
据え膳食わねば、男の恥だと言うしな。
「言っておくが、俺は半端な気持ちで女性と関係を持たない。やるからには、しっかり恋人になって、君を愛し、愛されるつもりだぞ?」
俺の言葉に、チェリーは少しきょとんとした後、にんまりと微笑み、俺に抱き着いて耳元で囁く。
「はいぃ~♡ 嬉しぃですぅ……望むところですぅ♡ わたしのぜ~んぶをぉ、レオさんだけにあげちゃいますぅ♡ レオさんとぉ、恋人同士になりたいですぅ♡」
その答えを聴いて、俺はお代を机に置き、彼女と共にバーを後にした。
◇
——レオたちがバーを出てすぐ。
「むきー!! なんなのよ!! なんなのよ!! あの女ぁ!! このバーで飲んでる時のお兄さんは、あたしのモノだっつーの!!」
キッチンで涙ながらにキレるボニー。
「はぁ……ボウヤはあんたのモノじゃないでしょうが……恋人でもないんだし」
「でも……でも、ですよぉ!! でも……うぅう~……!!」
ジュリアに宥められるも、尚、悔しそうなボニー。
「あんた、そこまで悔しいってことは、自分の気持ち、もう気づいてるんじゃないの?」
「……じゅ、ジュリアさん……」
「過去を引きずって、本心に蓋をしてきた結果だよ。ボウヤの告白、本当にもう一度よく考えるんだね……他の女に後れを取りたくなかったらね」
思わず俯くボニー。
ジュリアのその言葉は、彼女の心に深く突き刺さったのだった。
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