スキル「共感覚」のおかげで最強の魔法使いになったので魔人を集めて魔王になることにしました 〜最恐魔王の手さぐり建国ライフ!〜

熊乃げん骨

文字の大きさ
124 / 143
第六章 戦乱の京

第26話 敗因

しおりを挟む
「本当にそんなことができるのか?」
  
 龍々家の話した作戦を聞き興亀は思わず驚く。
  
「拙者はその案に乗る。どうせ他にいい案はないのだろう?」
  
「まあそうだけどよ……」
  
「では決定だ。行くぞ!」
  
「ちょ、ちょっと待てよ!」
  
 我先にと走り出す走り出す虎徹に続き興亀も作戦実行に動き出す。
  
「では我らも行くか」
  
 続いて残りの三人も動きだす。
  
 虎徹、龍々家、雀長の三人は大蛇の元へ、興亀、虎虎の二人はなぜか民家の方へ向かう。
 自らの元へ向かってくる人間に気づいた大蛇はよだれをボタボタと垂らしながら牙を剥き襲いかかる。
  
『キシャアアアアッ!!』
  
 虎徹へ襲いかかってくる首は三つ。
 その一つ一つが生半可な魔法使いでは歯が立たないほどの力を持っている。
 やすやすと金属すら裂いてしまう牙に、強力な腐食性を持つ毒の唾液。
 近接攻撃が主体である虎徹には一見厳しい相手に思える。
  
「「虎徹!」」
  
 大蛇の想定を超える速さに思わず声を出す龍々家と雀長。
 明らかに最初に戦った時よりもスピードが上がっている。
  
 大蛇が飲んだ「をち水」には『老化』『衰弱』を否定する力が込められている。その結果起きるのは異常な速度の『成長』。
 大蛇は今もどんどん成長しており、そのせいで成長に必要な栄養を欲している。
 成長には食べ物としてのエネルギーも必要だが最も重要なのは『魔力』。
  
 高い魔力を持った虎徹が突っ込んでくるのは大蛇にとってご馳走が自ら突っ込んでくるようなもの。
 ゆえに限りある頭部を三つも動員し虎徹を向かいうったのだ。
  
 成長した大蛇の開いた口は10mを超える。
 それが3つ。逃げ場はない。
  
「なるほどたいした速さだ。ならばこちらも秘剣でお相手しよう!」
  
 虎徹の剣が彼の魔力に呼応し光り始める。
 色は黄色、これは土行を象徴する色だ。
  
「土行魔法剣・風土《ふうど》!!」
  
 虎徹の剣が呼びかけに応じ漆黒に染まる。
 剣に起きた変化は刀身だけでなく、剣の周りに黒い風が巻き起こる。
  
「行くぞ!! 漆風怒涛《しっぷうどとう》!!」
  
 刀身から黒い風が巻き上がり大蛇に放たれる。
 もちろん大蛇はそんなことなど御構い無しに突っ込んでくる。生半可な攻撃ではその再生速度で帳消しにしてしまうからだ。
  
「シャアアアアッ……ア?」
  
 大蛇の口が虎徹に届くその寸前、大蛇の動きが突如鈍り始める。
 そして次の瞬間、大蛇の顔が崩れ始める。
  
 虎徹の剣より放たれた黒い風に当たった箇所がまるで砂にでも変わっていくかのようにサラサラと崩れ始めた大蛇の顔は風に吹かれ3つとも消え去ってしまう。
  
「すげえ……」
  
 その光景を見た雀長は思わず感嘆の声をあげる。
 土と風の属性を凝縮させた虎徹の魔法は対象を『風化』させる力を持つ。
 原理はわかるがここまで綺麗に風化させる技を雀長は見たことがなかった。
  
『シュロロロロロ……』
  
 異変を察知し他の頭たちも集まってくる。
 その間に他の頭も再生をほぼ終えている。やはり正攻法で8つ全て倒しきるのは不可能といえるだろう。
  
「興亀たちが来るまでの間、ここは守らせてもらう!」
  
  
  
  
  
  
 ◇
  
  
  
  
  
  
「はあ……はあ……」
  
「うーん、期待はずれだなあ。結局その刀は何なんだい? ただの刀じゃ僕は倒せないよ」
  
 疲弊する俺に芭蘭はつまらなそうにする。
 既に何度も刀で斬りつけているのだが、どれだけ深く切りつけても立ち所に回復してしまう。
 炎や水、氷に雷。切断殴打絞殺毒殺などいろいろ思いつく限りの攻撃も試しては見たがどれも成果は得られなかった。
  
 しかしここまでは想定内。
 もうすぐアレ・・の効果が出るはずだ。
  
「さて、私も暇ではないですからね。そろそろ寝てもらいますか」
  
 芭蘭は俺にゆっくり近づきながら手を伸ばした瞬間、芭蘭の顔の穴という穴から血が流れ落ちた。
  
「……ん?」
  
 芭蘭は不思議そうに血を拭うが血はいくら拭っても止まることなく流れ続ける。
 鼻から耳から目から口から。普通に人では致死量に達しかねない量の血だ。
  
「おかしいな? 毒やウイルスは効かないように調整したのにな」
  
「おいおい勝負中によそ見か?」
  
 不思議そうに自分の体を眺める芭蘭を手にした日本刀で斬りつける。
 芭蘭は避けるそぶりすらせずにその一太刀を受け右腕を斬り落とすが別段慌てた様子はない。
 これくらいは軽傷だと思っているのだろう。
  
 しかしここからはそうはいかない。
  
「だからなんどやっても……あれ?」
  
 いつも通り再生したつもりだったのだろうが、右腕は異常な形に再生していた。
 切れた先から肌は黒く変色しており、腕はねじ曲がり指は腕のいたるところから無造作に何ん本も生えている。指の本数は10を超えまともに使うことは出来ないだろう。
  
「な、なんだこれ!?」
  
 芭蘭は初めて慌てた顔を見せ、自らの腕を反対の手で切り落とす。
 しかしなんどやっても同じ。再び生やした手も歪な形で生えてくる。
  
「お、お前何をした!!」
  
 感情をむき出しにして芭蘭は俺を睨みつけてくる。
 くく、その顔を見たら今までの苛立ちも解消されるってもんだ。
  
「昨日お前と会って俺はお前が正攻法では倒せないということに気づいた」
  
 だから対策を立てた。
 それが最初に使ったGW-003 DEAMON COREと途中で出した日本刀GW-004 MURAMASAだ。
  
「DAEMON COREの生み出すエネルギーは莫大。当然そんな簡単にエネルギーを出せる訳でなく副作用がある」
  
「副作用……?」
  
「それは放射能・・・。元々はエネルギーを無尽蔵に生み出せる魔道具を開発してた時に生まれた失敗品なんだけどな。思わぬ形で役に立ってくれた」
  
 ようは超強力な原発みたいなもんだ。そんなものを最大出力で使っていたのだからここら一帯はもう放射能汚染されているだろう。
 俺の体は機械だから当然効かないが奴は違ったみたいだ。
  
 まあ効かなかったら効かなかったで他の方法もあったのだが。
  
「放射能だと? 舐めた真似を!」
  
 喚きながら芭蘭は近づいてくる。
 しかしその足は突然絡まったように動かなくなり地面に勢いよく倒れこむ。
  
「ぐっ! 今度は何だ!?」
  
 芭蘭が自分の足を見てみると足には奇妙な黒い手のような模様が浮かび上がっていた。
 その模様が芭蘭の足を強く締め上げ歩行を困難にしていたのだ。
  
「くそ、なんなんだこれは!?」
  
「それがこの刀の効果さ」
  
「なに!?」
  
「GW-004 MURAMASA これは簡単に言ってしまえばいわゆる妖刀ってやつでな。使用者と斬られた者に呪いをかけるものなんだ」
  
「呪い……だと?」
  
 呪い。
 俺も半信半疑だったが呪われていると言われる物を材料に魔道具を作ってみたところ本当に魔法とも違う原理の力がある呪いの魔道具が完成した。
 あの時はいきなり自分で試さず実験用の人間で試してよかった。
  
 ちなみにこれは効果が強すぎて使い道がなく処分しようと思っていたのだがこの体ならへっちゃらなことがわかり採用された代物だ。
  
「なるほど、どうりで変な音が聞こえ異形なものが見えるはずだ」
  
「おいおい怖いことを言わないでくれよ。怖い話は苦手なんだ」
  
 どうやら俺には見えない世界が見えるようになるようだ。興味はあるが見たくはねえ。
  
「ま、というわけでこれで終わりだ」
  
 MURAMASAを抜き、もはやまともに動けない芭蘭の首を切り落とす。
 呪いと放射能の効果でもう体がまともに再生することはない。
  
「お前の敗因は、人間《おれたち》を舐めすぎたことだ」
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜

東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。 ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。 「おい雑魚、これを持っていけ」 ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。 ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。  怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。 いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。  だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。 ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。 勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。 自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。 今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。 だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。 その時だった。 目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。 その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。 ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。 そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。 これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。 ※小説家になろうにて掲載中

巻き込まれ異世界召喚、なぜか俺だけ竜皇女の推しになった

ノラクラ
ファンタジー
俺、霧島悠斗は筋金入りの陰キャ高校生。 学校が終わったら即帰宅して、ゲームライフを満喫するのが至福の時間――のはずだった。 だがある日の帰り道、玄関前で学園トップスターたちの修羅場に遭遇してしまう。 暴君・赤城獅童、王子様系イケメン・天条院義孝、清楚系美少女・柊奏、その親友・羽里友莉。 よりによって学園の顔ぶれが勢ぞろいして大口論!? ……陰キャ代表の俺に混ざる理由なんて一ミリもない。見なかったことにしてゲームしに帰りたい! そう願った矢先――空気が変わり、街に巨大な魔法陣が出現。 赤城たちは光に呑まれ、異世界へと召喚されてしまった。 「お~、異世界召喚ね。ラノベあるあるだな」 そう、他人事のように見送った俺だったが……。 直後、俺の足元にも魔法陣が浮かび上がる。 「ちょ、待て待て待て! 俺は陰キャだぞ!? 勇者じゃないんだぞ!?」 ――かくして、ゲームライフを愛する陰キャ高校生の異世界行きが始まる。

転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする

ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。 リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。 これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。

修復スキルで無限魔法!?

lion
ファンタジー
死んで転生、よくある話。でももらったスキルがいまいち微妙……。それなら工夫してなんとかするしかないじゃない!

勇者パーティーを追放されたので、張り切ってスローライフをしたら魔王に世界が滅ぼされてました

まりあんぬさま
ファンタジー
かつて、世界を救う希望と称えられた“勇者パーティー”。 その中で地味に、黙々と補助・回復・結界を張り続けていたおっさん――バニッシュ=クラウゼン(38歳)は、ある日、突然追放を言い渡された。 理由は「お荷物」「地味すぎる」「若返くないから」。 ……笑えない。 人付き合いに疲れ果てたバニッシュは、「もう人とは関わらん」と北西の“魔の森”に引きこもり、誰も入って来られない結界を張って一人スローライフを開始……したはずだった。 だがその結界、なぜか“迷える者”だけは入れてしまう仕様だった!? 気づけば―― 記憶喪失の魔王の娘 迫害された獣人一家 古代魔法を使うエルフの美少女 天然ドジな女神 理想を追いすぎて仲間を失った情熱ドワーフ などなど、“迷える者たち”がどんどん集まってくる異種族スローライフ村が爆誕! ところが世界では、バニッシュの支援を失った勇者たちがボロボロに…… 魔王軍の侵攻は止まらず、世界滅亡のカウントダウンが始まっていた。 「もう面倒ごとはごめんだ。でも、目の前の誰かを見捨てるのも――もっとごめんだ」 これは、追放された“地味なおっさん”が、 異種族たちとスローライフしながら、 世界を救ってしまう(予定)のお話である。

異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎

アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』 見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装… 俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。 突然の事で戸惑うクラスメート達… だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。 「またか…」 王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。 そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。 そして俺はというと…? 『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』 「それよりも不知火君は何を得たんだ?」 イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。 俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。 その場にいた者達は、俺の加護を見ると… 「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。 『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』 王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。 まぁ、その方が気楽で良い。 そして正義は、リーダーとして皆に言った。 「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」 正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。 「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」 「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」 「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」 「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」 「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」 「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」 「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」 俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。 「その…鎧と剣は?」 「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」 「今迄って…今回が2回目では無いのか?」 「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」 俺はうんざりしながら答えた。 そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。 いずれの世界も救って来た。 そして今度の世界は…? 6月22日 HOTランキングで6位になりました! 6月23日 HOTランキングで4位になりました! 昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°. 6月24日 HOTランキングで2位になりました! 皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m

猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める

遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】 猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。 そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。 まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。

処理中です...