50 / 112
女神とスキルの始まり②
しおりを挟む
現代でも選ばれた者にしか継承されないリューティス王国が誇る7つの最強の神器。これがこの王国に神器が生まれた瞬間である。
言わずもがな、その神器の威力は圧倒的。
スキルと覚醒、そして神器までも手にしたリューティス王国はピンチから一転。再び息を吹き返したリューティス王国は神器の力によって獣人族とその他の王国の攻撃を遥かに上回る強さを手にしてしまった――。
スキルと神器を手にしたリューティス王国は唯一無二にして最強の存在。獣王率いる祖の王国でさえもその力を前に敗れ、彼ら獣人族は大陸の最も端となる“最果ての地”まで追いやられてしまったのだった。
目の前に立ち塞がった祖の王国というリューティス王国最大にして最後の敵が消え去り、もうこの世界の誰もリューティス王国の勢いを止める事が出来なくなってしまった。
その事実が更なる拍車をかけ、リューティス王国の侵略は日々確実にその領土を広げていき、毎日大量の屍が転がるまでに禍々しく荒れた日々を繰り返す事となった。
終わりの見えないリューティス王国の侵略にただただ恐怖を抱く事しか出来なかった他国の民達は、誰が言い出したわけでもなく、気が付けば次第に多くの者達が両手を合わせ、祈る様に天を仰いでいた。
皆が祈りを捧げる先――それは、この世界の始まりとも言われる“3神柱”の存在。
当時を生きていた者達ならば誰もが知っている3神柱。
『精霊王イヴ』
『獣天シシガミ』
『竜神王ドラドムート』
誰が言わずとも、リューティス王国の脅威に晒されていた大勢の者達が皆自然と3神柱に祈りを捧げた。神の存在など勿論誰も見た事がない。だがもう殆どの者達が祈る事しか出来なかったのだ。
祈りを捧げるだけでリューティス王国の侵略が止まる事はない。
しかし、それでもやはり祈るしか出来ない。
最早成す術なく、全ての者達がただただこのリューティス王国の侵略が終わるのを待つしかないと諦めかけた時……皆の祈りが遂に3神柱に通じたのだ。
そう。
深淵神アビスの召喚には命という取り返しのつかない代償が必要であったが、3神柱はそんな深淵神アビスとはまるで対照的。3神柱は何の代償もない、生ける多くの者達の純粋で真っ直ぐな強い思いに共鳴しその姿を現した。
そして、神秘的な輝きと共にこの世に舞い降りた3神柱は瞬く間に深淵神アビスを封じ込み、脅威を晒していたリューティス王国の侵略を食い止めたのだった。
これをきっかけに戦乱の時代は一気に幕引き。
全ての王国が今日の様な歴史を繰り返してはならぬと、この先無意味な侵略や戦争を互いに起こさないという取り決めを交わした。
戦乱の時代が終わった事により世界はみるみるうちに平和となり、多くの者達が平穏に暮らし始めた。
だが、遠くない未来。
この平和が何時か脅かされる事になるであろうと3神柱は悟っていた――。
何故ならば、深淵の世界からアビスを召喚するにはそれ相応の代償が必要であり、リューティス王国が代償にしたその37,564の命は、言うなれば儀式の“1つ目の代償”。これはあくまでアビスを“召喚するのに必要”な代償であり、この召喚にはまだ続きが存在する。
それは、この世界に召喚されたアビスが召喚した者達へ告げる“制約の代償”――。
リューティス王国はアビスを召喚し、スキルと武器という強力な力を手に入れる代わりに2つ目の代償となるアビスとの制約を結ばなければならなかった。
アビスが国王に告げた見返りが“世界”。
つまり、アビスはスキルと武器をリューティス王国に与える代わりにこの世界を渡せと申したのだ。そして国王はアビスのこの申し出を受け入れ、両者の制約は結ばれたのである。
本来であればリューティス王国が世界全てを侵略し、後にその全てを深淵神アビスが手にする事となる制約であったのだが、突如現れた3神柱によってアビスは封印されてしまった。
だが、深淵神アビスの制約は“絶対”。
3神柱の神々でさえも、深淵神アビスのその強大な力を封じ込めるのが限界だったのだ。アビスを完全に消さない限りこの制約の代償は必ず返されてしまう……。だからこそ、それを悟っていた3神柱は来るべき日に備え、自ら達もこの世界に留まる事を選んだ。
グリム達に今訪れている終焉とは、他ならぬこの深淵神アビスの制約の代償。アビスの召喚からもう何百年と月日経ち、当たり前の如く当時の者達など誰1人として生きていないが、この制約の代償は今もなお継続されている――。
アビスは封印されながらもゆっくりと着実に力を蓄え、その力が徐々に強くなり外に漏れ始めている。その影響の1つが紛れもないノーバディやラグナレクの存在であった。
ノーバディとラグナレクの活発化。
それはすなわち、深淵神アビスの“復活”が近い事の兆しであった。
この世界に留まる事を選んだ3神柱は、アビスが何時の日か復活した際、己達の力だけではまたアビスを倒しきれないと判断し、人間に与えられるアビスのスキルを逆手に取ろうと考えた。
己達神々の力と“選ばれし人間”、そしてアビス自身のスキルの力を全て総括し次こそ深淵神アビスをこの世界から消滅させる事を誓った3神柱。
来るべき運命の日に備え、3神柱はこの世界の未来を全て託す運命の者を選び出した。
それこそが……。
『エミリア・シールベス』
『フーリン・イデント』
そして――。
『グリム・レオハート』
世界の運命は、この3人に全て託されたのだった――。
言わずもがな、その神器の威力は圧倒的。
スキルと覚醒、そして神器までも手にしたリューティス王国はピンチから一転。再び息を吹き返したリューティス王国は神器の力によって獣人族とその他の王国の攻撃を遥かに上回る強さを手にしてしまった――。
スキルと神器を手にしたリューティス王国は唯一無二にして最強の存在。獣王率いる祖の王国でさえもその力を前に敗れ、彼ら獣人族は大陸の最も端となる“最果ての地”まで追いやられてしまったのだった。
目の前に立ち塞がった祖の王国というリューティス王国最大にして最後の敵が消え去り、もうこの世界の誰もリューティス王国の勢いを止める事が出来なくなってしまった。
その事実が更なる拍車をかけ、リューティス王国の侵略は日々確実にその領土を広げていき、毎日大量の屍が転がるまでに禍々しく荒れた日々を繰り返す事となった。
終わりの見えないリューティス王国の侵略にただただ恐怖を抱く事しか出来なかった他国の民達は、誰が言い出したわけでもなく、気が付けば次第に多くの者達が両手を合わせ、祈る様に天を仰いでいた。
皆が祈りを捧げる先――それは、この世界の始まりとも言われる“3神柱”の存在。
当時を生きていた者達ならば誰もが知っている3神柱。
『精霊王イヴ』
『獣天シシガミ』
『竜神王ドラドムート』
誰が言わずとも、リューティス王国の脅威に晒されていた大勢の者達が皆自然と3神柱に祈りを捧げた。神の存在など勿論誰も見た事がない。だがもう殆どの者達が祈る事しか出来なかったのだ。
祈りを捧げるだけでリューティス王国の侵略が止まる事はない。
しかし、それでもやはり祈るしか出来ない。
最早成す術なく、全ての者達がただただこのリューティス王国の侵略が終わるのを待つしかないと諦めかけた時……皆の祈りが遂に3神柱に通じたのだ。
そう。
深淵神アビスの召喚には命という取り返しのつかない代償が必要であったが、3神柱はそんな深淵神アビスとはまるで対照的。3神柱は何の代償もない、生ける多くの者達の純粋で真っ直ぐな強い思いに共鳴しその姿を現した。
そして、神秘的な輝きと共にこの世に舞い降りた3神柱は瞬く間に深淵神アビスを封じ込み、脅威を晒していたリューティス王国の侵略を食い止めたのだった。
これをきっかけに戦乱の時代は一気に幕引き。
全ての王国が今日の様な歴史を繰り返してはならぬと、この先無意味な侵略や戦争を互いに起こさないという取り決めを交わした。
戦乱の時代が終わった事により世界はみるみるうちに平和となり、多くの者達が平穏に暮らし始めた。
だが、遠くない未来。
この平和が何時か脅かされる事になるであろうと3神柱は悟っていた――。
何故ならば、深淵の世界からアビスを召喚するにはそれ相応の代償が必要であり、リューティス王国が代償にしたその37,564の命は、言うなれば儀式の“1つ目の代償”。これはあくまでアビスを“召喚するのに必要”な代償であり、この召喚にはまだ続きが存在する。
それは、この世界に召喚されたアビスが召喚した者達へ告げる“制約の代償”――。
リューティス王国はアビスを召喚し、スキルと武器という強力な力を手に入れる代わりに2つ目の代償となるアビスとの制約を結ばなければならなかった。
アビスが国王に告げた見返りが“世界”。
つまり、アビスはスキルと武器をリューティス王国に与える代わりにこの世界を渡せと申したのだ。そして国王はアビスのこの申し出を受け入れ、両者の制約は結ばれたのである。
本来であればリューティス王国が世界全てを侵略し、後にその全てを深淵神アビスが手にする事となる制約であったのだが、突如現れた3神柱によってアビスは封印されてしまった。
だが、深淵神アビスの制約は“絶対”。
3神柱の神々でさえも、深淵神アビスのその強大な力を封じ込めるのが限界だったのだ。アビスを完全に消さない限りこの制約の代償は必ず返されてしまう……。だからこそ、それを悟っていた3神柱は来るべき日に備え、自ら達もこの世界に留まる事を選んだ。
グリム達に今訪れている終焉とは、他ならぬこの深淵神アビスの制約の代償。アビスの召喚からもう何百年と月日経ち、当たり前の如く当時の者達など誰1人として生きていないが、この制約の代償は今もなお継続されている――。
アビスは封印されながらもゆっくりと着実に力を蓄え、その力が徐々に強くなり外に漏れ始めている。その影響の1つが紛れもないノーバディやラグナレクの存在であった。
ノーバディとラグナレクの活発化。
それはすなわち、深淵神アビスの“復活”が近い事の兆しであった。
この世界に留まる事を選んだ3神柱は、アビスが何時の日か復活した際、己達の力だけではまたアビスを倒しきれないと判断し、人間に与えられるアビスのスキルを逆手に取ろうと考えた。
己達神々の力と“選ばれし人間”、そしてアビス自身のスキルの力を全て総括し次こそ深淵神アビスをこの世界から消滅させる事を誓った3神柱。
来るべき運命の日に備え、3神柱はこの世界の未来を全て託す運命の者を選び出した。
それこそが……。
『エミリア・シールベス』
『フーリン・イデント』
そして――。
『グリム・レオハート』
世界の運命は、この3人に全て託されたのだった――。
35
あなたにおすすめの小説
【状態異常耐性】を手に入れたがパーティーを追い出されたEランク冒険者、危険度SSアルラウネ(美少女)と出会う。そして幸せになる。
シトラス=ライス
ファンタジー
万年Eランクで弓使いの冒険者【クルス】には目標があった。
十数年かけてため込んだ魔力を使って課題魔法を獲得し、冒険者ランクを上げたかったのだ。
そんな大事な魔力を、心優しいクルスは仲間の危機を救うべく"状態異常耐性"として使ってしまう。
おかげで辛くも勝利を収めたが、リーダーの魔法剣士はあろうことか、命の恩人である彼を、嫉妬が原因でパーティーから追放してしまう。
夢も、魔力も、そしてパーティーで唯一慕ってくれていた“魔法使いの後輩の少女”とも引き離され、何もかもをも失ったクルス。
彼は失意を酩酊でごまかし、死を覚悟して禁断の樹海へ足を踏み入れる。そしてそこで彼を待ち受けていたのは、
「獲物、来ましたね……?」
下半身はグロテスクな植物だが、上半身は女神のように美しい危険度SSの魔物:【アルラウネ】
アルラウネとの出会いと、手にした"状態異常耐性"の力が、Eランク冒険者クルスを新しい人生へ導いて行く。
*前作DSS(*パーティーを追い出されたDランク冒険者、声を失ったSSランク魔法使い(美少女)を拾う。そして癒される)と設定を共有する作品です。単体でも十分楽しめますが、前作をご覧いただくとより一層お楽しみいただけます。
また三章より、前作キャラクターが多数登場いたします!
【1/20本編堂々完結!】自力で帰還した錬金術師の爛れた日常
ちょす氏
ファンタジー
「この先は分からないな」
帰れると言っても、時間まで同じかどうかわからない。
さて。
「とりあえず──妹と家族は救わないと」
あと金持ちになって、ニート三昧だな。
こっちは地球と環境が違いすぎるし。
やりたい事が多いな。
「さ、お別れの時間だ」
これは、異世界で全てを手に入れた男の爛れた日常の物語である。
※物語に出てくる組織、人物など全てフィクションです。
※主人公の癖が若干終わっているのは師匠のせいです。
ゆっくり投稿です。
さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!
悪役貴族に転生したから破滅しないように努力するけど上手くいかない!~努力が足りない?なら足りるまで努力する~
蜂谷
ファンタジー
社畜の俺は気が付いたら知らない男の子になっていた。
情報をまとめるとどうやら子供の頃に見たアニメ、ロイヤルヒーローの序盤で出てきた悪役、レオス・ヴィダールの幼少期に転生してしまったようだ。
アニメ自体は子供の頃だったのでよく覚えていないが、なぜかこいつのことはよく覚えている。
物語の序盤で悪魔を召喚させ、学園をめちゃくちゃにする。
それを主人公たちが倒し、レオスは学園を追放される。
その後領地で幽閉に近い謹慎を受けていたのだが、悪魔教に目を付けられ攫われる。
そしてその体を魔改造されて終盤のボスとして主人公に立ちふさがる。
それもヒロインの聖魔法によって倒され、彼の人生の幕は閉じる。
これが、悪役転生ってことか。
特に描写はなかったけど、こいつも怠惰で堕落した生活を送っていたに違いない。
あの肥満体だ、運動もろくにしていないだろう。
これは努力すれば眠れる才能が開花し、死亡フラグを回避できるのでは?
そう考えた俺は執事のカモールに頼み込み訓練を開始する。
偏った考えで領地を無駄に統治してる親を説得し、健全で善人な人生を歩もう。
一つ一つ努力していけば、きっと開かれる未来は輝いているに違いない。
そう思っていたんだけど、俺、弱くない?
希少属性である闇魔法に目覚めたのはよかったけど、攻撃力に乏しい。
剣術もそこそこ程度、全然達人のようにうまくならない。
おまけに俺はなにもしてないのに悪魔が召喚がされている!?
俺の前途多難な転生人生が始まったのだった。
※カクヨム、なろうでも掲載しています。
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
レベル1の時から育ててきたパーティメンバーに裏切られて捨てられたが、俺はソロの方が本気出せるので問題はない
あつ犬
ファンタジー
王国最強のパーティメンバーを鍛え上げた、アサシンのアルマ・アルザラットはある日追放され、貯蓄もすべて奪われてしまう。 そんな折り、とある剣士の少女に助けを請われる。「パーティメンバーを助けてくれ」! 彼の人生が、動き出す。
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
無能な勇者はいらないと辺境へ追放されたのでチートアイテム【ミストルティン】を使って辺境をゆるりと開拓しようと思います
長尾 隆生
ファンタジー
仕事帰りに怪しげな占い師に『この先不幸に見舞われるが、これを持っていれば幸せになれる』と、小枝を500円で押し売りされた直後、異世界へ召喚されてしまうリュウジ。
しかし勇者として召喚されたのに、彼にはチート能力も何もないことが鑑定によって判明する。
途端に手のひらを返され『無能勇者』というレッテルを貼られずさんな扱いを受けた上に、一方的にリュウジは凶悪な魔物が住む地へ追放されてしまう。
しかしリュウジは知る。あの胡散臭い占い師に押し売りされた小枝が【ミストルティン】という様々なアイテムを吸収し、その力を自由自在に振るうことが可能で、更に経験を積めばレベルアップしてさらなる強力な能力を手に入れることが出来るチートアイテムだったことに。
「ミストルティン。アブソープション!」
『了解しましたマスター。レベルアップして新しいスキルを覚えました』
「やった! これでまた便利になるな」
これはワンコインで押し売りされた小枝を手に異世界へ突然召喚され無能とレッテルを貼られた男が幸せを掴む物語。
~ワンコインで買った万能アイテムで幸せな人生を目指します~
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる