51 / 54
第51話 性癖
しおりを挟む
気持ち悪い。
その言葉通り、アッシュは感じた不快感を隠そうともしなかった。
「ふふ、なんの事かね」とはぐらかしたロット。
当然、アッシュの抱く不快感に、ロットが心情を語る義理などない。
ロットの傍にいた異端者狩りが、砂鉄条網を何とか切り裂き、戒めを解いた。ロットは険しい顔でアッシュを睨みつける。錫杖を構えた。
「問答は無用だ。最初から貴様とは相容れぬと分かっ――、」
ロットの言葉が遮られる。全てを言い切る前に、一つの強風が吹き抜けた。
風に含まれる魔力の残滓に気付いたロット。身構えるより先に、アッシュが鉤杖を構えて問いを発する。
「『神の在処』を消し去るつもりか?」
アッシュの問いに答える筈はない。ない筈だったが、ロットの口は勝手に答えを口にする。
「その通りだ」とロットが言う。
驚愕に目を見開くロット。すぐに自らが何らかの自白魔法を受けて居ることに気付いた。手印を結び、リッパーの権能魔法の一種で解除を試みる。
しかし、アッシュは淡々と、風の鳥籠に囚われた哀れな金孔雀に次なる質問を投げかけた。
「各地の廃教会を壊して回ったのはお前だな?」と問うアッシュ。
「そうだ」と答えたロット。
またしても意思に反する発言。ロットの口が勝手に動いた。権能魔法を利用しても解除が出来ない。
それは、根本的に魔法の解釈が間違っているからに他ならなかったが、ロットにはアッシュがどんな魔法を使っているのか分からなかった。
だが、このまま自白魔法の影響下にあっては不味いことだけはしかと理解していた。
脱出路を探し、ロットの視線があちこちに向けられる。しかし、そんなロットの目に移ったのは、異端者狩り達の困惑顔だった。
「今回の任務は、異端者から『神の在処』を奪還するものでは?」
「消し去るつもり、とはいったい」
「廃教会を、壊す?」
「信奉する神ではないとはいえ、何故壊す必要が?」
困惑と疑心が広がる戦場。唯一、アッシュだけは仮説を立てていた。思案顔で答え合わせをする。
「聖人ロット、お前、人の怪我が見たいのか」
「その通りだ!」
意思に反して断言したロット。思わず体が硬直する。しかし、ロットの口は変わらず動いた。
「だって素晴らしいではないか。あるべき姿に戻ろうとする、人体の健気な活動というものは。リッパーの権能魔法が作用すると、人々の体は骨を、肉を、皮を再生させていく。それもごく短時間で。あの無駄のない機能的な献身さは、人々はこうあるべき、と体が理解している証だ!
責任を持って元の状態へと戻そうとし、それでいて、無理と分かれば妥協も出来る柔軟さ。社会はこうあるべきだと、細胞の塊は理解している証拠だ。
私はね、怪我の治癒を見る度に、心を殴りつけられたような衝撃を受けるんだ。体は、細胞は、こうまであるべき姿を示しているのに、その集合物である我々の意識はどうなんだ、この社会はどうだ、と! その一翼を担う、私自身の愚かさと至らなさを突き付けられ、殴りつけられ、私は、私は――とても興奮するんだ!」
「うっわ、なんとも気持ち悪い!」とヴェロニカが一刀両断。
吐き捨てるように言ったヴェロニカの批評に、異端者狩り達は大きく頷いていた。
しかし、アッシュは腕を組み、ロットの言葉を吟味するように沈黙しながら、数回頷いた。その後、結論を導き出したアッシュ厳かに口を開く。
「成程な。お前、めっっっちゃ気持ち悪っ!」
抽出に抽出したアッシュの言葉。ロットはあからさまにムッとした顔をする。
「自覚はあるとも。だが、禁書卿にだけは言われたくない」とロット。
「あ、それは分かるの」とヴェロニカも賛同。
「ヴェロニカはどっちの味方だ」
横目でヴェロニカを睨んで抗議するアッシュ。冷えた地面を踏みしめ、ロットに向けて歩き出す。
「お前、聖人とか言われているけど、危険人物だな」
「重ねて言うが、禁書卿に言われたくはない」
枢機卿が率いる異端者狩りを相手に、無傷で圧倒している。この時点でアッシュも相当な危険人物である。
だが、異端者狩り達は複雑そうにロットとアッシュを見比べていた。
ロットが自白した廃教会の破壊と、今回の『神の在処』奪取の大義名分である魔物の大氾濫を、食い止める目的が矛盾している。その上、ロットの性癖はあまりにも危険な思想だった。
アッシュを野放しにはできないが、ロットに従っているのも正義の御旗に泥を塗る。逡巡する異端者狩り達を横目に、アッシュは鼻で笑った。
「お前らは何を目的に行動している?」と問いかけるアッシュ。
「漠然とした正義を守るためか? 違うだろう。魔物の大氾濫を食い止める為に『神の在処』を欲しているんだ。ならば、お前達が取るべき行動は、そこの危険な聖人に従うことではない。当然、俺の味方をすることでもない。自らの責任で『神の在処』を奪取し、枢機卿会議に提出することだろう」
諭すアッシュを見て、ヴェロニカが意外そうな顔を浮かべている。
「丸め込んで味方にすると思ったのじゃが」
「本を燃やすような奴らと共闘しろって? 冗談じゃない。アイツら全員ボコボコにしないと、俺の気が済まないんだ」
「やっぱり本なのじゃな」
ヴェロニカは異端者狩りに目を向ける。
アッシュの理屈に納得したらしき異端者達。各々武器を構え、アッシュとロットを捕縛するべく動き出そうとした。
「我も戦うとするかの」
ヴェロニカも動き出す。
その言葉通り、アッシュは感じた不快感を隠そうともしなかった。
「ふふ、なんの事かね」とはぐらかしたロット。
当然、アッシュの抱く不快感に、ロットが心情を語る義理などない。
ロットの傍にいた異端者狩りが、砂鉄条網を何とか切り裂き、戒めを解いた。ロットは険しい顔でアッシュを睨みつける。錫杖を構えた。
「問答は無用だ。最初から貴様とは相容れぬと分かっ――、」
ロットの言葉が遮られる。全てを言い切る前に、一つの強風が吹き抜けた。
風に含まれる魔力の残滓に気付いたロット。身構えるより先に、アッシュが鉤杖を構えて問いを発する。
「『神の在処』を消し去るつもりか?」
アッシュの問いに答える筈はない。ない筈だったが、ロットの口は勝手に答えを口にする。
「その通りだ」とロットが言う。
驚愕に目を見開くロット。すぐに自らが何らかの自白魔法を受けて居ることに気付いた。手印を結び、リッパーの権能魔法の一種で解除を試みる。
しかし、アッシュは淡々と、風の鳥籠に囚われた哀れな金孔雀に次なる質問を投げかけた。
「各地の廃教会を壊して回ったのはお前だな?」と問うアッシュ。
「そうだ」と答えたロット。
またしても意思に反する発言。ロットの口が勝手に動いた。権能魔法を利用しても解除が出来ない。
それは、根本的に魔法の解釈が間違っているからに他ならなかったが、ロットにはアッシュがどんな魔法を使っているのか分からなかった。
だが、このまま自白魔法の影響下にあっては不味いことだけはしかと理解していた。
脱出路を探し、ロットの視線があちこちに向けられる。しかし、そんなロットの目に移ったのは、異端者狩り達の困惑顔だった。
「今回の任務は、異端者から『神の在処』を奪還するものでは?」
「消し去るつもり、とはいったい」
「廃教会を、壊す?」
「信奉する神ではないとはいえ、何故壊す必要が?」
困惑と疑心が広がる戦場。唯一、アッシュだけは仮説を立てていた。思案顔で答え合わせをする。
「聖人ロット、お前、人の怪我が見たいのか」
「その通りだ!」
意思に反して断言したロット。思わず体が硬直する。しかし、ロットの口は変わらず動いた。
「だって素晴らしいではないか。あるべき姿に戻ろうとする、人体の健気な活動というものは。リッパーの権能魔法が作用すると、人々の体は骨を、肉を、皮を再生させていく。それもごく短時間で。あの無駄のない機能的な献身さは、人々はこうあるべき、と体が理解している証だ!
責任を持って元の状態へと戻そうとし、それでいて、無理と分かれば妥協も出来る柔軟さ。社会はこうあるべきだと、細胞の塊は理解している証拠だ。
私はね、怪我の治癒を見る度に、心を殴りつけられたような衝撃を受けるんだ。体は、細胞は、こうまであるべき姿を示しているのに、その集合物である我々の意識はどうなんだ、この社会はどうだ、と! その一翼を担う、私自身の愚かさと至らなさを突き付けられ、殴りつけられ、私は、私は――とても興奮するんだ!」
「うっわ、なんとも気持ち悪い!」とヴェロニカが一刀両断。
吐き捨てるように言ったヴェロニカの批評に、異端者狩り達は大きく頷いていた。
しかし、アッシュは腕を組み、ロットの言葉を吟味するように沈黙しながら、数回頷いた。その後、結論を導き出したアッシュ厳かに口を開く。
「成程な。お前、めっっっちゃ気持ち悪っ!」
抽出に抽出したアッシュの言葉。ロットはあからさまにムッとした顔をする。
「自覚はあるとも。だが、禁書卿にだけは言われたくない」とロット。
「あ、それは分かるの」とヴェロニカも賛同。
「ヴェロニカはどっちの味方だ」
横目でヴェロニカを睨んで抗議するアッシュ。冷えた地面を踏みしめ、ロットに向けて歩き出す。
「お前、聖人とか言われているけど、危険人物だな」
「重ねて言うが、禁書卿に言われたくはない」
枢機卿が率いる異端者狩りを相手に、無傷で圧倒している。この時点でアッシュも相当な危険人物である。
だが、異端者狩り達は複雑そうにロットとアッシュを見比べていた。
ロットが自白した廃教会の破壊と、今回の『神の在処』奪取の大義名分である魔物の大氾濫を、食い止める目的が矛盾している。その上、ロットの性癖はあまりにも危険な思想だった。
アッシュを野放しにはできないが、ロットに従っているのも正義の御旗に泥を塗る。逡巡する異端者狩り達を横目に、アッシュは鼻で笑った。
「お前らは何を目的に行動している?」と問いかけるアッシュ。
「漠然とした正義を守るためか? 違うだろう。魔物の大氾濫を食い止める為に『神の在処』を欲しているんだ。ならば、お前達が取るべき行動は、そこの危険な聖人に従うことではない。当然、俺の味方をすることでもない。自らの責任で『神の在処』を奪取し、枢機卿会議に提出することだろう」
諭すアッシュを見て、ヴェロニカが意外そうな顔を浮かべている。
「丸め込んで味方にすると思ったのじゃが」
「本を燃やすような奴らと共闘しろって? 冗談じゃない。アイツら全員ボコボコにしないと、俺の気が済まないんだ」
「やっぱり本なのじゃな」
ヴェロニカは異端者狩りに目を向ける。
アッシュの理屈に納得したらしき異端者達。各々武器を構え、アッシュとロットを捕縛するべく動き出そうとした。
「我も戦うとするかの」
ヴェロニカも動き出す。
0
あなたにおすすめの小説
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
【鑑定不能】と捨てられた俺、実は《概念創造》スキルで万物創成!辺境で最強領主に成り上がる。
夏見ナイ
ファンタジー
伯爵家の三男リアムは【鑑定不能】スキル故に「無能」と追放され、辺境に捨てられた。だが、彼が覚醒させたのは神すら解析不能なユニークスキル《概念創造》! 認識した「概念」を現実に創造できる規格外の力で、リアムは快適な拠点、豊かな食料、忠実なゴーレムを生み出す。傷ついたエルフの少女ルナを救い、彼女と共に未開の地を開拓。やがて獣人ミリア、元貴族令嬢セレスなど訳ありの仲間が集い、小さな村は驚異的に発展していく。一方、リアムを捨てた王国や実家は衰退し、彼の力を奪おうと画策するが…? 無能と蔑まれた少年が最強スキルで理想郷を築き、自分を陥れた者たちに鉄槌を下す、爽快成り上がりファンタジー!
勇者の隣に住んでいただけの村人の話。
カモミール
ファンタジー
とある村に住んでいた英雄にあこがれて勇者を目指すレオという少年がいた。
だが、勇者に選ばれたのはレオの幼馴染である少女ソフィだった。
その事実にレオは打ちのめされ、自堕落な生活を送ることになる。
だがそんなある日、勇者となったソフィが死んだという知らせが届き…?
才能のない村びとである少年が、幼馴染で、好きな人でもあった勇者の少女を救うために勇気を出す物語。
(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる