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第37話 狐につままれたよう
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二つ目の砦が落ちた。
その報告を、アッシュは前線から少し離れたテントの中で聞いた。
「戦場にテントとベッドを持ち込んで女を侍らせているのか。悪徳将軍の見本みたいな奴だな」
「肝心の体力がすっからかんなのが残念だよ」
アッシュは簡易ベッドに横たわったまま、アードラーと冗談を言い合った。その様子を、傍らのヴェロニカが無表情で眺めている。
前回の砦攻略と同じ様に、アッシュは魔力を一気に放出して城壁を越える為の氷の坂を作った。反省を踏まえ、魔力をセーブしたのだが、それでも動けぬ事に変わりはなかった。魔力の出し惜しみをして、氷が上手く城壁に続かなかった、では意味がない。
ゴブリン達がアッシュをテントに運び込み、ヴェロニカが介抱していた。アードラーが遠慮なしに入って来て、もう終わったと言い出した時は、あまりの早さに首を傾げたものだ。
「終わったって、アーサー達はどうしたんだい。勇者パーティは?」
ヴェロニカの手を借り、上半身を起こしながら聞いた。体力、魔力を回復させ次第向かわねばならぬと考えていた所に、この報告である。
「便所の中まで探したが、特に見当たらなかったそうだ」
言っているアードラー自身、あまり納得はしていない様な顔をしていた。
「前回の戦いでロイは生き残った。ミリアナも逃げ出した。アーサーは生き返って体調を整える時間は十分にあっただろう。彼らが出て来ないというのはやっぱり変だよ」
「戦力を温存して、王都決戦に賭けるつもりか?」
「それもないと思うんだよね、特にアーサーの性格上からしても」
「よく分からねぇんだけどよ、お前らの中で勇者ちゃんの評価ってどうなってんだ」
「……評価?」
「最強の勇者、という割には迫力に欠けるだろ。戦士のロイ君の方がよほど威圧感がある。俺よりかなり人を見る目のある若ですら、評価が難しいとか言い出すし。いまいち掴み所がないというか、なんだかなぁ」
「アーサーは……」
一拍、アッシュは空けた。アードラーの言いたい事は分からぬでもない。その違和感の正体をなんと表現すればよいか、と迷ったのだ。
「一番諦めが早くて、諦めの悪い男だ」
「なんだよそりゃあ」
「例えば強敵に出会って、これはとても勝てそうにないって時に一番最初に諦めてしまう。それで死に戻った後で直ぐに修行し、リベンジだと皆を鼓舞するのも彼なんだ」
アードラーの目が行き場を失って上下左右に動く。アーサーという人間の事がまるで理解出来ない。得体の知れない不気味な生き物としか思えなかった。
「なんというか、生物として不健全だな」
彼の美学や価値観に反する様だ。戦ってみて、ダメな様なら死んでまたやり直せばばいい。世の摂理から外れる考えだといえば、確かにそうだろう。
アッシュもロイもミリアナも、どんな強敵が相手だろうと必死に抗っていた。死んでまた蘇生するというのは、不本意な結果に過ぎない。死と再生というシステムを当たり前の様に受け入れているのはアーサーだけである。
女神像との契約、英雄復活の奇跡。それは神の祝福などではなく、恐ろしい呪いなのではないかと、アッシュは身震いした。
「問題は、そんな男が何故出て来なかったかだ。戦闘に参加して、出来る限り兵を逃がして自分は死ぬ、それでまた復活する事を前提に。それがアーサーのやりそうな事なんだが……」
「お前さんに分からんものが、俺に分かる訳がねぇだろう」
「王都から何か知らせは?」
アードラーが王都に間者を入れているのは公然の秘密であった。己の領域に踏み込まれた謀将は少しだけ不快そうに顔を歪めたが、隠しても仕方がないと観念して話を続けた。
「今のところ何も。城に戻りゃあ何か届いているかもな、帰ったら確かめてみるぜ。場合によっちゃこっちから聞いてもいい」
それだけ言うと、アードラーはテントを出て飛び去って行った。相変わらず忙しない男だと、アッシュは揺れる出入り口を見ていた。
「兎も角、これで終わりとは目出度いことでございます。アッシュ様は身体をお休め下さい」
ヴェロニカが布団をかけ直し、アッシュも素直に従った。帰る時くらい自分の足で歩きたい。弱った身体で馬に乗れる筈もなく、神輿の様に担がれるのも恥ずかしい。
一眠りしようとするが、形のない不安ばかりが大きくなって、目を閉じる事すら恐ろしくなってきた。死と再生。世の摂理から外れ、生命を冒涜し続けてきた報いは、いつか我が身に降りかかってくるのではないか。
「ヴェロニカ、一緒に寝てくれ」
「アッシュ様がお求めとあらば喜んで。……しかし、お身体に障りませんか」
ヴェロニカが顔を赤らめて身を捩った。
「隣にいてくれるだけでいいんだ」
「添い寝をご所望と」
「改めて言葉にされるとちょっと恥ずかしい」
「失礼致しました」
クスっと笑って、ヴェロニカはベッドに潜り込んだ。アッシュはヴェロニカの豊かな胸に顔を埋めて、ようやく安心して目を閉じる事が出来た。
(僕には帰れる場所がある。君達はどうなんだ、今どんな気持ちで戦っているんだ……?)
かつての仲間達の事が心配になってきた。
敵対しているとはいえ、彼らに対する尊敬の念は変わらない。人類を救うという使命の為、長い間共に戦ってきた。それは変え様のない事実であり、否定する気もなかった。
アードラーとの会話の中で、アーサーへの不信感が増しはしたが、それでも仲間意識が全て吹き飛ぶ程ではない。
ヴェロニカの手がアッシュの足を割り、中心部へと伸ばされた。
「あの、ヴェロニカさん……?」
「疲れた時、不安な時はこれが一番です。それともお嫌ですか?」
「……大好きです」
「アッシュ様は横になっているだけで良いのです。全て私に任せて、身を委ねて下さい」
一瞬だけキラリと捕食者の目が光る。人間がハーフとはいえ、サキュバスに閨の中で勝ち目があろう筈もなかった。
蝋燭の灯に照らされた妖艶な影が一つに重なり、交わった。
戦場にテントとベッドを持ち込んで女を侍らせる最低の男、というアードラーの評価に反論する術を失ってしまった。
後日、ラシェッド城の会議室にて、アードラーの言葉にアッシュは目を丸くして固まった。
僧侶ミリアナ、失踪の報である――。
その報告を、アッシュは前線から少し離れたテントの中で聞いた。
「戦場にテントとベッドを持ち込んで女を侍らせているのか。悪徳将軍の見本みたいな奴だな」
「肝心の体力がすっからかんなのが残念だよ」
アッシュは簡易ベッドに横たわったまま、アードラーと冗談を言い合った。その様子を、傍らのヴェロニカが無表情で眺めている。
前回の砦攻略と同じ様に、アッシュは魔力を一気に放出して城壁を越える為の氷の坂を作った。反省を踏まえ、魔力をセーブしたのだが、それでも動けぬ事に変わりはなかった。魔力の出し惜しみをして、氷が上手く城壁に続かなかった、では意味がない。
ゴブリン達がアッシュをテントに運び込み、ヴェロニカが介抱していた。アードラーが遠慮なしに入って来て、もう終わったと言い出した時は、あまりの早さに首を傾げたものだ。
「終わったって、アーサー達はどうしたんだい。勇者パーティは?」
ヴェロニカの手を借り、上半身を起こしながら聞いた。体力、魔力を回復させ次第向かわねばならぬと考えていた所に、この報告である。
「便所の中まで探したが、特に見当たらなかったそうだ」
言っているアードラー自身、あまり納得はしていない様な顔をしていた。
「前回の戦いでロイは生き残った。ミリアナも逃げ出した。アーサーは生き返って体調を整える時間は十分にあっただろう。彼らが出て来ないというのはやっぱり変だよ」
「戦力を温存して、王都決戦に賭けるつもりか?」
「それもないと思うんだよね、特にアーサーの性格上からしても」
「よく分からねぇんだけどよ、お前らの中で勇者ちゃんの評価ってどうなってんだ」
「……評価?」
「最強の勇者、という割には迫力に欠けるだろ。戦士のロイ君の方がよほど威圧感がある。俺よりかなり人を見る目のある若ですら、評価が難しいとか言い出すし。いまいち掴み所がないというか、なんだかなぁ」
「アーサーは……」
一拍、アッシュは空けた。アードラーの言いたい事は分からぬでもない。その違和感の正体をなんと表現すればよいか、と迷ったのだ。
「一番諦めが早くて、諦めの悪い男だ」
「なんだよそりゃあ」
「例えば強敵に出会って、これはとても勝てそうにないって時に一番最初に諦めてしまう。それで死に戻った後で直ぐに修行し、リベンジだと皆を鼓舞するのも彼なんだ」
アードラーの目が行き場を失って上下左右に動く。アーサーという人間の事がまるで理解出来ない。得体の知れない不気味な生き物としか思えなかった。
「なんというか、生物として不健全だな」
彼の美学や価値観に反する様だ。戦ってみて、ダメな様なら死んでまたやり直せばばいい。世の摂理から外れる考えだといえば、確かにそうだろう。
アッシュもロイもミリアナも、どんな強敵が相手だろうと必死に抗っていた。死んでまた蘇生するというのは、不本意な結果に過ぎない。死と再生というシステムを当たり前の様に受け入れているのはアーサーだけである。
女神像との契約、英雄復活の奇跡。それは神の祝福などではなく、恐ろしい呪いなのではないかと、アッシュは身震いした。
「問題は、そんな男が何故出て来なかったかだ。戦闘に参加して、出来る限り兵を逃がして自分は死ぬ、それでまた復活する事を前提に。それがアーサーのやりそうな事なんだが……」
「お前さんに分からんものが、俺に分かる訳がねぇだろう」
「王都から何か知らせは?」
アードラーが王都に間者を入れているのは公然の秘密であった。己の領域に踏み込まれた謀将は少しだけ不快そうに顔を歪めたが、隠しても仕方がないと観念して話を続けた。
「今のところ何も。城に戻りゃあ何か届いているかもな、帰ったら確かめてみるぜ。場合によっちゃこっちから聞いてもいい」
それだけ言うと、アードラーはテントを出て飛び去って行った。相変わらず忙しない男だと、アッシュは揺れる出入り口を見ていた。
「兎も角、これで終わりとは目出度いことでございます。アッシュ様は身体をお休め下さい」
ヴェロニカが布団をかけ直し、アッシュも素直に従った。帰る時くらい自分の足で歩きたい。弱った身体で馬に乗れる筈もなく、神輿の様に担がれるのも恥ずかしい。
一眠りしようとするが、形のない不安ばかりが大きくなって、目を閉じる事すら恐ろしくなってきた。死と再生。世の摂理から外れ、生命を冒涜し続けてきた報いは、いつか我が身に降りかかってくるのではないか。
「ヴェロニカ、一緒に寝てくれ」
「アッシュ様がお求めとあらば喜んで。……しかし、お身体に障りませんか」
ヴェロニカが顔を赤らめて身を捩った。
「隣にいてくれるだけでいいんだ」
「添い寝をご所望と」
「改めて言葉にされるとちょっと恥ずかしい」
「失礼致しました」
クスっと笑って、ヴェロニカはベッドに潜り込んだ。アッシュはヴェロニカの豊かな胸に顔を埋めて、ようやく安心して目を閉じる事が出来た。
(僕には帰れる場所がある。君達はどうなんだ、今どんな気持ちで戦っているんだ……?)
かつての仲間達の事が心配になってきた。
敵対しているとはいえ、彼らに対する尊敬の念は変わらない。人類を救うという使命の為、長い間共に戦ってきた。それは変え様のない事実であり、否定する気もなかった。
アードラーとの会話の中で、アーサーへの不信感が増しはしたが、それでも仲間意識が全て吹き飛ぶ程ではない。
ヴェロニカの手がアッシュの足を割り、中心部へと伸ばされた。
「あの、ヴェロニカさん……?」
「疲れた時、不安な時はこれが一番です。それともお嫌ですか?」
「……大好きです」
「アッシュ様は横になっているだけで良いのです。全て私に任せて、身を委ねて下さい」
一瞬だけキラリと捕食者の目が光る。人間がハーフとはいえ、サキュバスに閨の中で勝ち目があろう筈もなかった。
蝋燭の灯に照らされた妖艶な影が一つに重なり、交わった。
戦場にテントとベッドを持ち込んで女を侍らせる最低の男、というアードラーの評価に反論する術を失ってしまった。
後日、ラシェッド城の会議室にて、アードラーの言葉にアッシュは目を丸くして固まった。
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