憧れのスローライフを異世界で?

さくらもち

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学生編

既定路線

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結局私はリーベント公爵令嬢となりアンちゃんと姉妹になったのはあの後すぐで、実は皇家の血も引いているという事で正妃でも良いよと言われたんだけど、それは絶対嫌だとてか、それなら辺境伯家のカイリの方がのんびりとした生活が出来そうなんでそっちが良いかなと思ったんだけど何故か周りは殿下の側妃にする事で話が進んでいるんだよ…

ねぇねぇ、私の意思は?

なんかみんなしてコレが私が望んでる生活になるからって言うんだけどおかしくない?
どこの国に国のトップの嫁になってのんびり暮らせるってなるの?とね。

パパとおじ様いわく、私は国の発展を支えることの出来る人材なので他国に行かないようにする必要がある。
そのためには保護が必要でそれが皇家なおのこと安心と。
そのためには結婚というのはよく使われるやり方らしい。
さすがに正妃だと公務があるが側妃なら最低限でいいので好きなように生活させてもらえるそうだ。
なんなら自然豊かな離宮に引きこもって、最低限の公務だけすれば良いと言うことにしてもらえるので望み通りの安全な生活が出来るとの事。

「てか殿下の気持ちは?」
とアンちゃんに聞いてみたんだけど。
「今更何言ってるの?ずっと婚約者にならない?と言われてて今更嫌ですって言うわけないでしょ。」
と呆れられちゃったんだけどさ、アレ本気だったの??
わたしが公務の問題さえなければ正妃にしてもいいとか本当に有り得ないから。
そりゃ殿下はさ、イケメンだし中身も紳士だしさ、こんな人が彼氏なら幸せだろうなって思った事がないとは言わないけど身分差で、仲良くお話出来ただけ幸せだと思ってたから結婚するって想像出来ないよ。
前世のシンデレラストーリーな感じで内心動揺しまくりだけど、あんな事やこんな事をすることを妄想した時殿下はドキドキしたけどカイリだと笑っちゃったんだよね。
ってことは殿下となら夫婦になれるって不思議と納得しちゃったんだよ。

そんな訳で、近いうちに皇妃殿下(義母になる方)とお茶会をする事になるらしく、手土産を考えないといけないんだ。

ここ数年で新しくスイーツカフェはオープンしちゃってプリンとかパウンドケーキは定番商品だしなぁ。

今未完成なのはマカロンなんだけどアレは技量が足りずレシピや手順はあってるんだけど上手に焼けないんだ。

仕方がない、カフェのパティシェ部隊に丸投げして作ってもらいますか、ホントは見本が見せられた方が良いんだけどね。
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