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第一章
ワーヒド 第4話
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目線を窓からミディールさんの方に戻し。
「片付けましょうか?」
と聞く。
「30のオークなんて、うちの領の騎士百人が必要だぞ!」
「大丈夫です、安心してください。」
オーク30で100人必要なのか。この領に限った話なのか、それとも、これが普通なのかも調査しなければ。後者の場合、僕は完全なる超戦力だから。
前のようにオークを貫通して殺す必要はない、MPの無駄遣いだ。オークの足元の草を操作して強靭なツタに変える。オークを拘束して首を絞める。最初はジタバタ暴れようとしたが、ツタの力を増やしたら「ぐぎっ」っと鳴って次々と光の粒子となった。ちょっと綺麗だった。やっていることは我ながらエグいと思うが。
一体だけ残っていたが、ツタの数と力を増やしたら死んだ。
やっぱり、前回はオーバーキルで。今回は30のオークを片付けるのに、MPの半分くらいしか使ってない。
さっきオークを殺した時にドロップしたような丸い石があちこちにある。手こずったオークがドロップした石は他のヤツより大きく、色もより他に緑みがある。
ツタを操作して石を集める。
「まさか、あなたはそこまで強いとは思いませんでした。
しかし、ハイオークがいるだなんて。あとで捜査隊を派遣して調べましょう。
それと、オークの魔石をアーラム領が買い取りたいのですがいかがでしょう?」
やはり手こずっただけあって、ただのオークではなく、ハイオークだった。石の正式名称は魔石なのか魔核なのかわからなかったが、魔石だった。
あと、口調がさっきより丁寧になった気がする。強者だと認めてもらったからだろうか。
魔石の買い取り先なんて知らないから、アーラム領が買い取ってくれるのはありがたい。
会話中にピロリン~となったから音を止めたいと念じるとピタリと止んだ。
「是非ともそうさせてください。」
僕は笑顔で答えた。そして、魔石を渡した。
「先に渡しておきますね。」
「よろしいのですか?」
「構いませんよ。」
そういうと、御者の男のアルさんが袋を渡し、ミディールさんは大事そうに袋の中に入れた。魔石は価値が高いと見える。
馬車に戻り、おしゃべりを再開する。
「普段、うちの領では魔物なんて滅多に出ません。オークが二、三出てくる程度で、それも月一のペースです。群れが出来るなんて想像もしませんでした。」
どうやらオークが出るのはこの領では珍しいことらしい。
それからは向こうは一切の詮索をやめ、単純におしゃべりになった。僕の機嫌を損ねたくないらしい。
そうこうしているうちに街に入った。領主のお膝元ということもあるのか、なかなか賑わっている。
馬車が通るとみんな道を開けてくれる。ボーと外を眺めていたら、他の邸宅一線を画する立派な屋敷が見えた。
「ようこそアーラム家へ。」
ミディールさんが笑顔でそう言う。
「おかえりなさいませ、ミディール様。
そちらのお方などちら様でしょうか?」
「ダン、こちらの方は大切な客人だ、丁重にもてなせ、父上を呼んでくる。
ワーヒド殿、しばしお待ちを。」
そうミディールさんは執事に言ってどこかへ行った。
「ワーヒド様でよろしいでしょうか?」
「はい、ワーヒド・ヒグチといいます。」
「では、ワーヒド様こちらへ。」
執事に案内されたのは客間のようで、ギャグ神の家よりも大きかった。
ちょうど時間があったので、さっき確認しなかったステータスを確認する。
【ステータス】
名前:ワーヒド・ヒグチ
レベル:62
種族:人族
メインジョブ:農民
サブジョブ:未登録
HP:875/1750
MP:1935/3870
攻:170
防:150
技:70
智:380
幸:限界突破
装備:魔術師風の装備(上・下・右手)
称号:『世界に愛されし者』 『戦闘農民』 『オークキラー』
スキル:『精神同調』 『世界之門』 『言語LvMAX』 『大図書館』 『至高神の加護』 『収容魔法』 『念話』 『農業魔法Lv4』 『思考Lv5』 『恐怖耐性Lv4』
『農業魔法』、『思考』、『恐怖耐性』がレベルアップした。それがあったからオークと戦った時は怖くなかったのかもしれない、または恐くなかったからレベルアップしたかもしれない。
この『戦闘農民』という称号は農民が戦ったらもらえるんだろうか、そしてどのような効果があるんだろうか。
『戦闘農民』
説明:メインジョブが『農民』の方がある程度の戦闘を積むとじゅよされる称号。
『農業魔法』の効果10%アップ。
なるほど、『農業魔法』に補正がかかるのですね。
『オークキラー』の方はわかりやすかった。
『オークキラー』
説明:オークをある程度殺すと授与される称号。
オークに対する殺傷行為が10%アップ。
結構いい称号ばかりであった。
ステータスの方インフレを起こしている。HPとMPは4桁になり、他のも急に3桁になった。レベル13の時にはもう騎士100人に相当するというか超えていたと思うから、いまは一万人の軍団と渡り合えるんじゃないかと思う。今度こそ超戦力になったかもしれない。
僕がどうでもいいことで悩んでいると誰がドアを開け、入って来た。
「片付けましょうか?」
と聞く。
「30のオークなんて、うちの領の騎士百人が必要だぞ!」
「大丈夫です、安心してください。」
オーク30で100人必要なのか。この領に限った話なのか、それとも、これが普通なのかも調査しなければ。後者の場合、僕は完全なる超戦力だから。
前のようにオークを貫通して殺す必要はない、MPの無駄遣いだ。オークの足元の草を操作して強靭なツタに変える。オークを拘束して首を絞める。最初はジタバタ暴れようとしたが、ツタの力を増やしたら「ぐぎっ」っと鳴って次々と光の粒子となった。ちょっと綺麗だった。やっていることは我ながらエグいと思うが。
一体だけ残っていたが、ツタの数と力を増やしたら死んだ。
やっぱり、前回はオーバーキルで。今回は30のオークを片付けるのに、MPの半分くらいしか使ってない。
さっきオークを殺した時にドロップしたような丸い石があちこちにある。手こずったオークがドロップした石は他のヤツより大きく、色もより他に緑みがある。
ツタを操作して石を集める。
「まさか、あなたはそこまで強いとは思いませんでした。
しかし、ハイオークがいるだなんて。あとで捜査隊を派遣して調べましょう。
それと、オークの魔石をアーラム領が買い取りたいのですがいかがでしょう?」
やはり手こずっただけあって、ただのオークではなく、ハイオークだった。石の正式名称は魔石なのか魔核なのかわからなかったが、魔石だった。
あと、口調がさっきより丁寧になった気がする。強者だと認めてもらったからだろうか。
魔石の買い取り先なんて知らないから、アーラム領が買い取ってくれるのはありがたい。
会話中にピロリン~となったから音を止めたいと念じるとピタリと止んだ。
「是非ともそうさせてください。」
僕は笑顔で答えた。そして、魔石を渡した。
「先に渡しておきますね。」
「よろしいのですか?」
「構いませんよ。」
そういうと、御者の男のアルさんが袋を渡し、ミディールさんは大事そうに袋の中に入れた。魔石は価値が高いと見える。
馬車に戻り、おしゃべりを再開する。
「普段、うちの領では魔物なんて滅多に出ません。オークが二、三出てくる程度で、それも月一のペースです。群れが出来るなんて想像もしませんでした。」
どうやらオークが出るのはこの領では珍しいことらしい。
それからは向こうは一切の詮索をやめ、単純におしゃべりになった。僕の機嫌を損ねたくないらしい。
そうこうしているうちに街に入った。領主のお膝元ということもあるのか、なかなか賑わっている。
馬車が通るとみんな道を開けてくれる。ボーと外を眺めていたら、他の邸宅一線を画する立派な屋敷が見えた。
「ようこそアーラム家へ。」
ミディールさんが笑顔でそう言う。
「おかえりなさいませ、ミディール様。
そちらのお方などちら様でしょうか?」
「ダン、こちらの方は大切な客人だ、丁重にもてなせ、父上を呼んでくる。
ワーヒド殿、しばしお待ちを。」
そうミディールさんは執事に言ってどこかへ行った。
「ワーヒド様でよろしいでしょうか?」
「はい、ワーヒド・ヒグチといいます。」
「では、ワーヒド様こちらへ。」
執事に案内されたのは客間のようで、ギャグ神の家よりも大きかった。
ちょうど時間があったので、さっき確認しなかったステータスを確認する。
【ステータス】
名前:ワーヒド・ヒグチ
レベル:62
種族:人族
メインジョブ:農民
サブジョブ:未登録
HP:875/1750
MP:1935/3870
攻:170
防:150
技:70
智:380
幸:限界突破
装備:魔術師風の装備(上・下・右手)
称号:『世界に愛されし者』 『戦闘農民』 『オークキラー』
スキル:『精神同調』 『世界之門』 『言語LvMAX』 『大図書館』 『至高神の加護』 『収容魔法』 『念話』 『農業魔法Lv4』 『思考Lv5』 『恐怖耐性Lv4』
『農業魔法』、『思考』、『恐怖耐性』がレベルアップした。それがあったからオークと戦った時は怖くなかったのかもしれない、または恐くなかったからレベルアップしたかもしれない。
この『戦闘農民』という称号は農民が戦ったらもらえるんだろうか、そしてどのような効果があるんだろうか。
『戦闘農民』
説明:メインジョブが『農民』の方がある程度の戦闘を積むとじゅよされる称号。
『農業魔法』の効果10%アップ。
なるほど、『農業魔法』に補正がかかるのですね。
『オークキラー』の方はわかりやすかった。
『オークキラー』
説明:オークをある程度殺すと授与される称号。
オークに対する殺傷行為が10%アップ。
結構いい称号ばかりであった。
ステータスの方インフレを起こしている。HPとMPは4桁になり、他のも急に3桁になった。レベル13の時にはもう騎士100人に相当するというか超えていたと思うから、いまは一万人の軍団と渡り合えるんじゃないかと思う。今度こそ超戦力になったかもしれない。
僕がどうでもいいことで悩んでいると誰がドアを開け、入って来た。
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