好きな世界を選んでいいと言われたんですが、多すぎるから分裂しちゃいました。

ニコニ

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第一章

アルバァ 第5話

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 名前:アルバァ・ヒグチ
 レベル:1
 種族:人族(龍族)
 メインジョブ:最高付与師
 サブジョブ:最高召喚師
 HP:5000100/100+5000000
 MP:3000030/30+3000000
 攻:17
 防:26
 技:21
 智:43
 幸:限界突破
 装備:村人の衣装(上・下)・村人の靴
 称号:『世界に愛されし者』 『龍の器』 『偏り過ぎる者』
 スキル:『精神同調』 『世界之門』 『言語LvMAX』 『大図書館』 『至高神の加護』 『収容魔法』 『念話』 『付与術LvMAX』 『召喚術LvMAX』

 HPとMP高っ!
 そこだけものすんごいずば抜けでる!
 なんでだろう。
 あっ、そう言えば、ギャグ神『収容魔法』の中になんか入れたとか言ってたな。

 〈手紙〉

 や~ほ~。
 アルバァさん元気ですか?
 元気な気しかしませんのでこの話は飛ばします。
 洞窟にいる時にもうちょっと説明したかったのですが、時間がなくてごめんなさい。
 こう見えても、色々と忙しいのですよ。
 ですから、ここでチュートリアルを兼ねてあなたの状態を説明します。
 ステータスを確認すればおわかりになりましょうが、HPとMPがバカみたいに高いのが見えますね。
 それは本体である龍の影響を受けているからです。
 これも魔法を使ってみたり、攻撃を受けてみれば分かることなんですが、回復がこれまた化け物じみて早いです。
 兎に角、いいことづくめですので楽しんでください。
 小さなプレゼントですけど、これも受け取ってください。

 ピロリン~
 スキル『サポート』を習得しました。

 成る程、あのオーガは僕の本体の龍の強さを感じたから、強者と呼んだのか。
 ある意味、虎の威を借る狐だな。
 いや、同一人物、うん?同一龍物?
 ああ、面倒くさい!

「あの、そこの方。」

「はい、なんでしょう?」
 忘れるところだった。どうも昔から考え込むと周りを忘れてしまう。

「先程、うちの者が無礼な真似をしました。何卒お許しください。」

 さっき話した戦士風の男性と違って、優男風の軽装備の男は随分と礼儀が正しい。

 元々、大して気にしてなかったし、直角90度まで頭を下げられると、むしろこっちが申し訳ない。

「いえいえ、頭をあげてください。そんなこと気にしてませんよ。
 それより、ケガの方は大丈夫でしょうか?」

「心配してくださってありがとうございます。
 特に、これと言った大怪我はないのですが、カヴァリエーレ、彼がオーガの一撃を一人で受け止めて重傷です。
 …厚顔無恥なのは承知しておりますが、ポーションなどはお持ちではないでしょうか?もしくは、回復系のスキルを習得していらっしゃるのでしょうか?
 もしよろしければ…」

 瀕死一歩手前の男の名前がわかった。ついでに男という事実の裏付けが取れた。
 僕の目に狂いはなく、やはり男であった。

 優男さんは言いよどんでいるが、もし僕が持っているのであれば、勿論使ってあげよう。
 けど、今はそんな便利な物は持ち合わせていない。

 ピロリン~
 スキル『サポート』が発動しました。

『サポート』
『付与術』の使用を進言します。
『回復力増強(極)』の使用を進言します。
『霊力吸収力増強(極)』の使用を進言します。

 おぉ!『サポート』すげぇ!
 超役に立つし、オート発動で困った時に直ぐに対応できるのが加点ポイント。
 点とポイントって意味一緒だっけ?
 まぁ、今そんなことは流そう。

 じゃあ、取り敢えずカヴァリ君に『回復力増強(極)』と『霊力吸収力増強(極)』を発動!

 うぉぉ、傷が一瞬で治って痕すらない。誰が見たって数秒前に瀕死状態にあったとは思わない。
 ここにいるメンバーを除いて。

 ところで霊力って何?
 教えて、『サポート』さ~ん。

『サポート』
『霊力』
 生命力の一種。
 数ある生命力の中でもトップレベルの適合性を誇る生命力。
 汎用性が高く、多種族にわたって使われる。

 流石は『サポート』さん。仕事がうまいですな。
 一家に一『サポート』さんが欲しいですね。

「お名前を伺ってよろしいでしょうか?」

 ふむふむ、仲間たちがカヴァリ君の安否を慌てて確かめている時に、まずこっちに気を配るか。
 中々に見事な感情操作能力。僕だったらなりふり構わずに、仲間の方に駆け寄ったと思う。
 というか、そういえば名乗ってなかったんだ。

「アルバァと呼んでください。そちらのの名前を聞いても?」

「コルネーリオと申します。」

 こっちからそっちの名前を聞くと少し狼狽えた。そぶりからして隠すつもりではないらしい。
 おそらく、冷静と装っているが、内心ではかなり混乱している。

 それから最初に話した戦士風の男のドナート君の名前を聞いて、僕の始めての異世界人接触は幕を閉じた。

 …のように思えた。
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