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第12章 同盟を結ぼう
歓迎式典の準備
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お久し振りです。皆大好きなナレーションさんですよ。
最近はめっきり仕事が減ってしまって、懐がすっかりと寒くなりした。仕事がない時はとにかくバイト、バイト、バイトで生計を立てて、辛うじて本日まで生き延びることができました。
そろそろ仕事をくれないと作者ぶっ殺そうかな~?と思ったのですが、仕事をくれたので保留とします。
王国は常に単一組織の道を歩んでいましたので、同盟国の存在は建国時からの歴史を振り返っても一度しかありません。
そしてそのたった一回で裏切られてしまいました。そのトラウマから王国は二度と同盟国を作らない方針を貫き、今日に至ります。
しかし、外交大臣ことナポリタンさんが何をトチ狂ってか、なんと同盟を勝手に結んだのです!
勿論、王国の全メンバーはそれを責めたりはしませんでした。
仲間が決めたことを全力で応援するのが、王国のモットーです。その類い稀な団結力によって、王国はここまでやってきました。
総務大臣の極細うどんさんは書類作りに、国王のラーメンさんは成功するように頑張る決意を決めました。
それでも、問題は発生します。いくら王国は強者揃いでも簡単には解決できない問題があります。
同盟国の王を自国に迎えるのですから、盛大に式典を開き、祝う必要があります。
ここまでは常識中の常識、では何が問題でしょうか?彼らを悩ませている問題はこう。
『一体何が盛大で、どこからどこまでが盛大なのだろうか?
そもそも、典礼というのは何なのだろう
か?』
ここにいるメンバーたちは廃人プレイヤーのみ、大臣ともなれば、その廃スペックは言わずもがな知れましょう。
そう、ここにはそんなことに詳しい者など存在しません。
それにより、王国は建国以来の稀有な………いや、未曾有な危機に見舞われました!
「ねぇ~、どうする~~?」
「知らないですよ、誰か政府関係者だった方はいませんか?」
「俺は違うぜ。姉貴も違う。」
「う~ん、破亜斗さ~ん、それは見てて何とな~く分かるよ~~。」
折角始まった会話が終わり、『玉座の間』に再び沈黙が訪れる。
沈黙のヤツ、なんかわたくしより仕事貰ってない?
………後で絞める。
「一つ、案があるですが……、言っていいでしょうか?」
「ゲッティさ~ん、もうなんでも言ってくださ~い。どうせこのままでは~、埒が明きませんから~~。」
「第一艦隊の『ヴァルハラ』を会場に使ってはどうでしょうか?
その艦隊は素晴らしい造形美を持っていますし、初めての一桁艦隊ですから、作りが中々凝っています。
式場にしても恥ずかしくないかと……」
ここにいる全員がその提案に一縷の希望を宿し、しかしその後すぐにため息を吐いてしまいました。
ため息の原因は、今回の同盟締結元凶でもありました。
第六階位の精神魔法に、『記憶共有』という技能があります。
ゲーム時代では画面の撮影くらいしかできませんが、異世界では文字どおりの力を発揮しました。
百聞は一見にしかず、ナポリタンさんは話で説明するよりも記憶そのもの見せることにしました。
そこで、メンバーたちは文明格差の衝撃を味わい、ナポリタンさんは知っているだけに、ダメージは余計に高まりました。
第一艦隊である『ヴァルハラ』は確かに、王国一の芸術作品と言えましょう。
但し、それは芸術に無頓着な王国の場合であって、フィーセド星域全体を見れば話は違います。
連合はプレイヤー数が圧倒的に多く、設計に凝っているプレイヤーもかなりいます。彼らによって、連合は不動たるフィーセド星域第一芸術国家です。
帝国と王国は共に芸術に疎い国と位置づけられていますが、それは連合と較べられたらの話をで、両国だけで較べたら帝国の圧勝です。
運命のイタズラか、それとも存在を証明された神のイタズラかは分かりませんが、王国には芸術に興味があるプレイヤーは集まりませんでした。
人間、ヤケになったらなんでもします。
それは人間に限らず、人間以外にも起こり得るということは外交でやらかしたナポリタンさんが証明してくれました。
そして今、自然精霊と人間に限らず、大地精霊、ドラゴン、海洋精霊もそうであることが証明されようとしています。
最近はめっきり仕事が減ってしまって、懐がすっかりと寒くなりした。仕事がない時はとにかくバイト、バイト、バイトで生計を立てて、辛うじて本日まで生き延びることができました。
そろそろ仕事をくれないと作者ぶっ殺そうかな~?と思ったのですが、仕事をくれたので保留とします。
王国は常に単一組織の道を歩んでいましたので、同盟国の存在は建国時からの歴史を振り返っても一度しかありません。
そしてそのたった一回で裏切られてしまいました。そのトラウマから王国は二度と同盟国を作らない方針を貫き、今日に至ります。
しかし、外交大臣ことナポリタンさんが何をトチ狂ってか、なんと同盟を勝手に結んだのです!
勿論、王国の全メンバーはそれを責めたりはしませんでした。
仲間が決めたことを全力で応援するのが、王国のモットーです。その類い稀な団結力によって、王国はここまでやってきました。
総務大臣の極細うどんさんは書類作りに、国王のラーメンさんは成功するように頑張る決意を決めました。
それでも、問題は発生します。いくら王国は強者揃いでも簡単には解決できない問題があります。
同盟国の王を自国に迎えるのですから、盛大に式典を開き、祝う必要があります。
ここまでは常識中の常識、では何が問題でしょうか?彼らを悩ませている問題はこう。
『一体何が盛大で、どこからどこまでが盛大なのだろうか?
そもそも、典礼というのは何なのだろう
か?』
ここにいるメンバーたちは廃人プレイヤーのみ、大臣ともなれば、その廃スペックは言わずもがな知れましょう。
そう、ここにはそんなことに詳しい者など存在しません。
それにより、王国は建国以来の稀有な………いや、未曾有な危機に見舞われました!
「ねぇ~、どうする~~?」
「知らないですよ、誰か政府関係者だった方はいませんか?」
「俺は違うぜ。姉貴も違う。」
「う~ん、破亜斗さ~ん、それは見てて何とな~く分かるよ~~。」
折角始まった会話が終わり、『玉座の間』に再び沈黙が訪れる。
沈黙のヤツ、なんかわたくしより仕事貰ってない?
………後で絞める。
「一つ、案があるですが……、言っていいでしょうか?」
「ゲッティさ~ん、もうなんでも言ってくださ~い。どうせこのままでは~、埒が明きませんから~~。」
「第一艦隊の『ヴァルハラ』を会場に使ってはどうでしょうか?
その艦隊は素晴らしい造形美を持っていますし、初めての一桁艦隊ですから、作りが中々凝っています。
式場にしても恥ずかしくないかと……」
ここにいる全員がその提案に一縷の希望を宿し、しかしその後すぐにため息を吐いてしまいました。
ため息の原因は、今回の同盟締結元凶でもありました。
第六階位の精神魔法に、『記憶共有』という技能があります。
ゲーム時代では画面の撮影くらいしかできませんが、異世界では文字どおりの力を発揮しました。
百聞は一見にしかず、ナポリタンさんは話で説明するよりも記憶そのもの見せることにしました。
そこで、メンバーたちは文明格差の衝撃を味わい、ナポリタンさんは知っているだけに、ダメージは余計に高まりました。
第一艦隊である『ヴァルハラ』は確かに、王国一の芸術作品と言えましょう。
但し、それは芸術に無頓着な王国の場合であって、フィーセド星域全体を見れば話は違います。
連合はプレイヤー数が圧倒的に多く、設計に凝っているプレイヤーもかなりいます。彼らによって、連合は不動たるフィーセド星域第一芸術国家です。
帝国と王国は共に芸術に疎い国と位置づけられていますが、それは連合と較べられたらの話をで、両国だけで較べたら帝国の圧勝です。
運命のイタズラか、それとも存在を証明された神のイタズラかは分かりませんが、王国には芸術に興味があるプレイヤーは集まりませんでした。
人間、ヤケになったらなんでもします。
それは人間に限らず、人間以外にも起こり得るということは外交でやらかしたナポリタンさんが証明してくれました。
そして今、自然精霊と人間に限らず、大地精霊、ドラゴン、海洋精霊もそうであることが証明されようとしています。
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