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第12章 同盟を結ぼう
歓迎式典本番
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歴史を振り返りみましよう。
同じ間違いは時として何度も繰り返すものです。
より良い道を探すことは大変良いことですが、過去の悪しき轍を踏まないようにすることも大事なことです。
しかし、間違いを一向に学習しようとしない集団があります。
その名も『ラーメン食おうぜ王国』。
主人公のナポリタンさんを始め、大臣級の幹部、果てには国王のラーメンさんもその同類に当たります。
彼らの間違いは数多く、一つくらい増えたってそんな大したことではありません。
それでも、今回犯してしまった間違いは間違いなく王国が建国してからの最大なものに違いありません。
この間違いにより、クアチフ王国の全国民の半数が卒倒し、国が大混乱に陥ってしまいました。
もっとも、クアチフ王その人はとても喜んでいたらしい。
王国聖暦12856年、クアチフ暦3552年。
クアチフ王国は元来の自国の歴を捨ててクアチフ聖歴を作成しました。この年を元年とし、王国に対する意味上・事実上の恭順を果たしました。
自分の祖国が属国に成り下がったことに怒りを覚えるクアチフ国民はいませんでした。寧ろ、誇りさえ感じたそうです。
というのも、理由があります。
フィーセド星域周辺にはタナンサ星域、イヴィカル星域、ハーバレ星域、クシュアル星域、そしてラトハコン星域の五つの星域が存在しています。
タナンサ星域はフィーセド星域に近く、その中でも一番フィーセド星域に近いのがクアチフです。
当然、王国とフィーセド星域に一番詳しい情報を持っています。
実際、クアチフの国民は自国の歴史を習うよりも王国のフルネームの『ラーメン食おうぜ王国』という言葉を習います。文字を習うよりも、まず先に王国の礼拝を習います。
クアチフの二番目に大きな建築物は王城、一番目は神殿、それらよりも更に高いところに自国の国旗を掲げています。
その自国の国旗よりももっと高いところに王国の国旗が元気にはためいております。
自国よりも、他国の国旗を高く掲げることについて、疑問に思う国民はクアチフには存在しません。ここからどれ程王国を崇拝しているのかが窺えます。
だから、彼らは寧ろ従属に幸福を感じています。
勿論、王国はクアチフを従属させた覚えはありませんし、そのつもりもありません。クアチフを同盟国として接していく方針ですから。
では、この急過ぎる暦の転換はなぜなのでしょう。クアチフは確かに王国を神の次に、国王の上に崇拝をしていますが、まだ信仰の域に達していません。
民衆の中では、まだ神のほうを偉大に感じているというも事実です。ならば、何もここまで急いで国の慣習を変えなくとも良いでは?
これはただの無鉄砲ではなく、ちゃんとした理由があってやったことなのです。
そう、これこそが王国史上、最大な間違いだとナポリタンさんが反省した事件です。
王国聖歴12856年六月の十三日。
その日はいつもと変わらない、穏やかな日………になる筈でした。幹部級メンバーたちのキチガイ行動がなければ。
最前線・王都の大通り、いつもであれば兵士と軍士が肩わ並べて歩き、武器屋とポーション屋が呼び込みの声で賑わっています。
しかも、今は注意して歩かないとぶつかることが必然になる時間帯。
しかし、その繁華な大通りが今は静寂に包まれ、誰の姿も見えません。
いや、誰もいない訳ではありません。道路の両端には軍士と兵士がずらりと並んでいます。
今日の王都の全ては同盟国の王を迎える為に整えられ、交通規制が施されています。
そして、同盟国の王を一目見ようと集まった王国民は一億を超えています。
一般国民はとんでもない程の数ですが、まだ良かったのですが、これからがいけなかったのでしょう。
上位龍種が百程空を飛び、熾天使二名と智天使数百と座天使数千が一定間隔で列を成している。
これは何の冗談だと思った。
龍種は成年すれば並の惑星を一つ壊してしまう力を持つ。
座天使は成年した龍程の力を持っていないが、惑星を滅ぼす程の力はある。智天使に至っては自律型の厄災と呼ばれている。
天使は皆神に仕えるしもべと自称し、神以外の命令は基本的に従わない。
一回、神殿が座天使の召喚に成功して、フルドゥイをどうにかしようとしたがぬか喜びに終わってしまったということもあった。
まさか、偉大なる王国には天使を使役する手段が存在するのか!?
それとも、神そのものが存在するのか!?
同じ間違いは時として何度も繰り返すものです。
より良い道を探すことは大変良いことですが、過去の悪しき轍を踏まないようにすることも大事なことです。
しかし、間違いを一向に学習しようとしない集団があります。
その名も『ラーメン食おうぜ王国』。
主人公のナポリタンさんを始め、大臣級の幹部、果てには国王のラーメンさんもその同類に当たります。
彼らの間違いは数多く、一つくらい増えたってそんな大したことではありません。
それでも、今回犯してしまった間違いは間違いなく王国が建国してからの最大なものに違いありません。
この間違いにより、クアチフ王国の全国民の半数が卒倒し、国が大混乱に陥ってしまいました。
もっとも、クアチフ王その人はとても喜んでいたらしい。
王国聖暦12856年、クアチフ暦3552年。
クアチフ王国は元来の自国の歴を捨ててクアチフ聖歴を作成しました。この年を元年とし、王国に対する意味上・事実上の恭順を果たしました。
自分の祖国が属国に成り下がったことに怒りを覚えるクアチフ国民はいませんでした。寧ろ、誇りさえ感じたそうです。
というのも、理由があります。
フィーセド星域周辺にはタナンサ星域、イヴィカル星域、ハーバレ星域、クシュアル星域、そしてラトハコン星域の五つの星域が存在しています。
タナンサ星域はフィーセド星域に近く、その中でも一番フィーセド星域に近いのがクアチフです。
当然、王国とフィーセド星域に一番詳しい情報を持っています。
実際、クアチフの国民は自国の歴史を習うよりも王国のフルネームの『ラーメン食おうぜ王国』という言葉を習います。文字を習うよりも、まず先に王国の礼拝を習います。
クアチフの二番目に大きな建築物は王城、一番目は神殿、それらよりも更に高いところに自国の国旗を掲げています。
その自国の国旗よりももっと高いところに王国の国旗が元気にはためいております。
自国よりも、他国の国旗を高く掲げることについて、疑問に思う国民はクアチフには存在しません。ここからどれ程王国を崇拝しているのかが窺えます。
だから、彼らは寧ろ従属に幸福を感じています。
勿論、王国はクアチフを従属させた覚えはありませんし、そのつもりもありません。クアチフを同盟国として接していく方針ですから。
では、この急過ぎる暦の転換はなぜなのでしょう。クアチフは確かに王国を神の次に、国王の上に崇拝をしていますが、まだ信仰の域に達していません。
民衆の中では、まだ神のほうを偉大に感じているというも事実です。ならば、何もここまで急いで国の慣習を変えなくとも良いでは?
これはただの無鉄砲ではなく、ちゃんとした理由があってやったことなのです。
そう、これこそが王国史上、最大な間違いだとナポリタンさんが反省した事件です。
王国聖歴12856年六月の十三日。
その日はいつもと変わらない、穏やかな日………になる筈でした。幹部級メンバーたちのキチガイ行動がなければ。
最前線・王都の大通り、いつもであれば兵士と軍士が肩わ並べて歩き、武器屋とポーション屋が呼び込みの声で賑わっています。
しかも、今は注意して歩かないとぶつかることが必然になる時間帯。
しかし、その繁華な大通りが今は静寂に包まれ、誰の姿も見えません。
いや、誰もいない訳ではありません。道路の両端には軍士と兵士がずらりと並んでいます。
今日の王都の全ては同盟国の王を迎える為に整えられ、交通規制が施されています。
そして、同盟国の王を一目見ようと集まった王国民は一億を超えています。
一般国民はとんでもない程の数ですが、まだ良かったのですが、これからがいけなかったのでしょう。
上位龍種が百程空を飛び、熾天使二名と智天使数百と座天使数千が一定間隔で列を成している。
これは何の冗談だと思った。
龍種は成年すれば並の惑星を一つ壊してしまう力を持つ。
座天使は成年した龍程の力を持っていないが、惑星を滅ぼす程の力はある。智天使に至っては自律型の厄災と呼ばれている。
天使は皆神に仕えるしもべと自称し、神以外の命令は基本的に従わない。
一回、神殿が座天使の召喚に成功して、フルドゥイをどうにかしようとしたがぬか喜びに終わってしまったということもあった。
まさか、偉大なる王国には天使を使役する手段が存在するのか!?
それとも、神そのものが存在するのか!?
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