無垢なる密蕾は、愛しき腕にて咲き誇らん

古都助(幸織)

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~サージェスティン・フェイシア編~

【IFルート・舞台裏トーク】その4

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カイン
「全11話……、はぁ~……、やっちまったなぁ」
(遠い目)

ルディー
「だなぁ……。サージェスの奴、本編のメイン組差し置いて……、やっちまいやがった……」
(げっそり)

アレクディース
「迷惑極まりない話だ……」
(結構本気で言ってる人)

ルディー
「まぁ、サージェスの出生に絡む話も出てきたしなぁ。11話でも短く纏めたつもりだって、作者が言ってたし……。今回は大目に見る、って事で」

カイン
「ルディー……、お前、意外に寛容だな? 前回の舞台裏で相当文句言ってたくせに」

ルディー
「ん~? なんつーか……、表の本編でも、番外編でも、こっちでも、出番なさ過ぎてなぁ……。もう無我の境地というか、真理を悟ったつーか……。ははっ、……そろそろ、本気で存在が消えちまいそうな感じが」

カイン
「や、ヤベぇぞ……!! おい!! 大急ぎでルディーに出番作れ!! 半分透け始めちまってるぞ、こいつ!!」

アレクディース
「すまない、ルディー……っ。お前には何かと面倒をかけているのに、そんなお前を蔑ろにするような事態を招くとは……っ」

ルディー
「ははっ、気にすんなって~。お前らの事見守ってるくらいが俺的に丁度いいんだって気がしてきてるし」
(菩薩のような笑顔)

カイン
「なんか……、すっげぇ罪悪感じみたもんが押し寄せてくるぞ、おい!!」
(冷や汗ダラダラ)

アレクディース
「……あぁ」
(同じく)

ルディー
「さて、それじゃあサージェスのIFルート全11話のおさらいでもしていくかな~。え~と、今回の話は、サージェスの出生絡みの面倒事がメインだったわけだが……。すげぇ執念だったなぁ、あのディヴェラーデのおっさん」

カイン
(微妙な空気のまま本題に入るのかよ!!)

アレクディース
(ルディー、俺達の事を思い遣って、無理を……。すまないっ)

ルディー
「ん? どうしたんだ? お前ら」

カイン
「……お前って、良い奴だよなぁ、って、そう思っただけだ」

アレクディース
「ルディー、あまり我慢し過ぎるのは良くない。今度、俺が金を出すから、飲みに行こう」

ルディー
「え? あ、あぁ……、うん。楽しみにしとく。で、話を戻すが、今回の話は、サージェスが混血として生まれた事が問題で、姫ちゃんもその執念の被害に遭っちまったんだよな……。サージェスの奴はまぁいいとして、あぁ、姫ちゃんマジ可哀想~っ」

アレクディース
「何故、サージェスティン本人に禁呪を仕向けないのか……、ディヴェラーデ侯爵には、俺も憤りを感じている」
(静かに怒っている、ユキ至上主義の騎士)

カイン
「よくあるよなぁ~。ターゲットを苦しませる為に、周囲から攻める悪趣味な話。まったく、大迷惑な話だぜ。一応、今回のサージェスIF話で、ユキの『神の転生体』っつー設定が活用されてたわけだが、今使ってるのは地上の器だからな……。禁呪や病気にもかかるし、神の力を持ってるとはいっても、すぐにパッと解呪出来るもんでもない。」

ルディー
「まぁ、禁呪や病のレベル的なもんも関係してくるんだけどな。今回の禁呪は、皇子さんが表の本編で罹ってた禁呪よりも、さらに上のレベルだった。だから、解呪や治療に手間取った、と」

アレクディース
「禁呪とは、元々、人の恨みの念が生み出したものだからな……。その上、今回はユキが禁呪に罹っている間、すぐに解呪出来る力を持つ神がエリュセードの外に出ていた」

ルディー
「あ~、姫ちゃんの、神としての両親だよな?」

アレクディース
「あぁ……。お二人とも、別の世界にデートに行かれていた」
(遠い目)

カイン
「娘の大ピンチに何やってんだよ!! あのバカップル!!」
(ちゃぶ台どーん!!)

アレクディース
「違う……。そうしなければ、サージェスの話が進まないという事情で、作者がそう調整しただけだ」

カイン
「ざけんなっ!! クソ作者ぁああああっ!! アイツもユキの苦しみを味わえってんだ!!」

ルディー
「安心しろよ、皇子さん……。作者は、去年の夏から面倒な目に遭いまくってってから、皇子さんの言う通りになってる」

カイン
「マジか……!!」

アレクディース
「本人曰く、『私は自創作のキャラが病気や怪我をすると、同じような痛みを味わう運命にあるらしい』……だそうだ」

カイン
「それ……、どう考えても、呪われてるよな?」
(自分でそうなれと言っておいて、嫌な汗をダラダラ)

ルディー
「ん~、そこまでじゃねーけどな。『もう、幸せなラブイチャだけ書いていたい!!』って、裏でガクブルしてるみたいだぜ?」

アレクディース
「……ひとつ、気になる事があるんだが」

カイン
「ん?」

ルディー
「どうしたんだ?」

アレクディース
「……以前に、ルイが作者の名前を詠唱に取り込みながら……、何か、術を使っていたようなんだが、……作者の面倒事、あれに、関係ある、……と、思うか?」

カイン
「…………」

ルディー
「…………」

アレクディース
「…………」

カイン
「……とりあえず、殺さない程度に加減しとけ、って、後で注意しといた方がいいよな」
(遠い目)

ルディー
「作者が終わっちまったら、連載物全部おじゃんになるしなぁ……。で、ルイヴェルは今どこにいるんだ?」
(遠い目)

アレクディース
「確か……、作者に話があると言って、別世界に」

カイン
「ま、まさか、……殺りに行ったんじゃねぇよな!?」

ルディー
「ははっ、流石にそれはないだろ~。せいぜい、踏みつけるか、弱い呪いをかける程度……」

 ――その時、別世界から作者のとんでもない絶叫が響いた!!

アレクディース
「……ルイっ」
(世界の終末を見たかのような絶望顔)

カイン
「ど、どどどどどど、どうすんだよ!!」

ルディー
「……はぁ、諦めるか」
(止めても無駄だとわかっている)

カイン
「いやいやっ!! マジでヤバイだろ!! おい、ルディー!! 作者に何かあったら、次のお前のIFルート話、始まりもしねぇだろうが!!」

ルディー
「――っ!! 俺の、IFルート……!! 俺の出番!! そ、そうだなっ、全連載物の代表として、ある程度のところで作者を保護する義務があるよな!! よしっ、こっちに被害が出ない程度に頑張ろう!!」

アレクディース
「ルディー、カイン……。作者の声が、聞こえなくなった」

カイン
「死ぬな作者ぁあああああああああっ!! 俺の本編ルートがまだ完結してねぇええええええっ!!」

ルディー
「アレク!! 行くぞ!! 俺達の未来の為に!!」

アレクディース
「……はぁ、わかった」
(物凄く手間がかかりそうだと、今から疲れ切っている人)
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