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第一章
第92話 お泊まり② —焦らないで—
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「あっついな……」
顔や体が火照っているのを自覚しながら、手早くタオルで髪と体の水気を拭き取る。
互いに風呂を済ませたら、シャルと今後について話し合う事になっていた。
何を話そうか、どのように伝えようかと考えていたら、つい長風呂になってしまった。
水分がなくなると頭が働かなくなるし、ドライヤーする前に水分だけ取っとこ。
リビングに向かうと、シャルがソファーに座っていた。
いつもなら扉の開閉音で振り返るんだけど、今は微動だにしない。
今後について、彼女なりに考えてくれているのかな。
とはいえ、声をかけないのも良くないよね。
ここ、シャルの家だし。
「シャルー、上がったよ。お風呂ありがとう」
「あっ、はい——ひゃっ!」
こちらを向いたシャルが可愛らしい悲鳴をあげ、慌てたように手のひらで顔を覆った。
髪の毛から覗く耳が赤色に染まっていく。
「どうしたの?」
「な、なぜ上を着ていないのですかっ……!」
「あぁ、そういう事」
色々と考えていたから、シャルが男の肌に免疫がないのをすっかり忘れていた。
でも、そろそろ慣れてほしいなぁ。
「長風呂してのぼせちゃったからさ。水でも飲もうと思って」
「そ、それなら仕方ありませんけど……うぅ」
クッションに顔を押し付け、シャルがうめいている。
用意した水を持って、その隣に腰を下ろす。
「ひっ……!」
「……さすがに悲鳴を上げられると傷つくんだけど」
「ご、ごめんなさいっ……でも、風呂上がりのノア君はなんというか、い、色気がすごいのですっ」
「そうなの?」
確かに、風呂上がりのシャルもいつもより色気が増す。
別に自分が色男だとは思っていないけど、シャルは頬を真っ赤にしてぷるぷる震えているから、嘘を吐いているわけではなさそう。
「まあそういう事なら仕方ないのかもしれないけど、ぼちぼち慣れてくれると嬉しいな。僕、夏とか家では普通に上着ない事あるし」
「えっ……」
「そんな絶望した顔にならなくても」
苦笑いを浮かべつつ、シャルの頭を撫でる。
「じゃ、頭だけ乾かしてきちゃうから、ちょっと待っててね」
「は、はい……」
僕の髪は長くないので、さしてドライヤーに時間はかからない。
リビングに戻ると、シャルがソファーに足を乗っけて膝を抱えていた。
背中から哀愁が漂っている。
どうしたんだろう。落ち込んでいるみたいだ。
今度は音で気づいたのだろう。
僕が声をかける前に振り返ったシャルは、ホッと息を吐いた。
ちゃんと服を着ていたからだろう。
それからすぐ、眉尻を下げてしまう。
「お待たせ。どうしたの? 暗い顔して」
「いえ……すみません」
「えっ、何が?」
「裸になっているわけでもないのにすぐに狼狽えてしまって……ノア君、イライラしてますよね」
「うぇっ?」
何を言っとるんだ、この子は。
「イラついてないし、怒ってもないよ」
「でも、さっき早く慣れてくれると嬉しいって……ノア君、普段はそんなこと言わないじゃないですか」
あー……これは完全に言葉選びを間違えたな。
以前から、シャルは自分が初心な事を気にしていた。
前に一度、焦らないで大丈夫だとは伝えているが、それでも時が経って不安が再燃してしまったのだろう。
そんな彼女にとって、先程の言葉は、まるで急かされているように感じてしまったのかもしれない。
実際、僕の中にもそういう思いがないわけではなかった。
でも、決して急かしたいわけじゃない。
ちゃんと伝えないとな。僕の思い、全部。
「シャル。こっち向いて」
シャルがおずおずと顔を上げる。
どこか怯えているような表情だった。
「まず最初に伝えたいのは、僕は決してシャルにイラついてないって事。むしろ、シャルの初心な反応は好きでいてくれているんだなってわかって嬉しいし、可愛いと思ってるよ」
「でも……焦れているのではないですか?」
「そうだね。そういう側面がないとは言わない」
僕が肯定すれば、シャルが瞳を揺らした。
「でも、さっきも言ったように、僕は全くイラついてなんかないから。確かに、シャルともっと色々したいなって思う事はあるよ。というか、ぶっちゃけると最後までしたいとも思う。けどそれ以上に、僕はシャルの事を大切にしたいんだ」
「っ……!」
息を詰まらせたシャルの瞳をまっすぐ見つめて、僕は自分の正直な想いを口にした。
「僕の中での最優先は、シャルを大切にする事。シャルには笑っていてほしいし、悲しんでほしくない。傷ついてほしくない。シャルのためなら、僕はいつまででも待てるよ。だから焦らないで。ゆっくりで大丈夫だよ」
「っ……」
大きく見開かれた瞳から伝った一滴の透明な雫が、白くきめ細かい肌を滑り落ちていく。
「まったく、僕の彼女は泣き虫さんだなぁ」
苦笑しつつその華奢な体をそっと抱き寄せれば、シャルは胸に顔を埋め、静かに嗚咽を漏らした。
胸の内に溜めていたものをゆっくりと吐き出しているようだった。
泣き止んだ後も、しばらくそのままの体勢でいた。
「……すみません。前にも一度、いくらでも待てるとお伝えしていただいていたのに、勝手に不安になってしまって」
「全然謝る事じゃないよ。むしろ、僕の方こそごめん。気づいてあげられなくて」
「ノア君のせいではないです」
「でも、シャルのせいでもないからね。これは、僕たちカップルとしての問題だよ」
「そう……なんでしょうか」
「そうだよ」
あえて、語気を強くして肯定する。
「だって、僕たちのこれからに関する事なんだから。いつも言っているけど、あんまり抱え込まないでね。不安に感じた事は、遠慮せず吐き出してくれればいいよ。全部受け止めるし、必ず安心させるから」
「……もう、本当にナチュラルにそういう事を言いますね……」
呆れたように、それでいてどこか嬉しそうに言った後、シャルはポツポツと話し始めた。
「……私だって、いずれはノア君と一つになりたいとは思っているのです」
「うん」
「今だって、ノア君に甘えたいし甘やかしたい。触られるのも好きです。ノア君に頭を撫でられたり、抱きしめられたり、キスをしたりすると、幸せで胸がいっぱいになります。それでも、そういう事を積極的にしたいわけではないのです。これって矛盾しているんでしょうか?」
「いや、普通なんじゃないかな。僕もただイチャイチャするだけで十二分に幸せだし」
「……ですが、ノア君はその、し、シたいとも思うのですよね……?」
「まあね。そこはほら、男女の違いとかもあるんじゃないかな。だから、気をつけてよ? あんまり煽られると、普通に襲っちゃうかもしれないから」
冗談に紛れ込ませつつも、本気で忠告をしておく。
「わ、わかりました……」
シャルもただの冗談でない事は気づいたのか、元々淡く染まっていた頬の赤みをさらに濃くした。
一度恥じらうように視線を下げてから、彼女は覚悟のこもった瞳で見つめてきた。
「で、ですが、これは煽りとかそういうのではなく聞いてほしいのですが……」
「うん、何?」
「その……ノア君が私を大切にしたいと思ってくれているように、私もノア君の想いに応えてあげたいと思っているのです。だから、以前も言ったかと思いますが、その、あのっ……が、我慢できなくなったりしたら、遠慮せずに言ってくださいね? ほ、本番は無理かもしれないですけど……私、頑張りますからっ」
相当勇気を振り絞ったのだろう。
拳を握りしめるシャルの瞳は潤み、顔全体どころか首まで朱に染まっていた。
ああもう、本当に僕の彼女はいじらしくて可愛いな!
「ありがとう。シャル」
頭を撫でれば、彼女はほんのり不服そうに頬を膨らませた。
「……馬鹿にしていませんか」
「まさか。シャルが勇気を出してくれた事はわかっているから、本当に嬉しいよ。けど、今は気持ちだけ受け取っておこうかな。多分、途中でやめられないから」
「そ、そうですかっ……」
最後の言葉で、シャルの頬は再び熟れたリンゴのごとく赤くなった。
彼女の言う頑張るとは、手や口でしてくれるという事で間違いないと思う。
正直めちゃくちゃしてほしいし、そんな事を言われただけで、僕の息子は小学一年生の朝の挨拶——「はい、元気です!」ってやつだ——の時さながらに元気に手を上げている。
けど、彼女にそんな奉仕をしてもらったら、おそらく歯止めが効かなくなる。
いや、あえて言おう。
絶対に最後までしちゃう。これは確信だ。
そして、ゆっくりで大丈夫だよと言った割には、自分が長くは待てない事もわかっていた。
だから、僕は言った。
「……十月三十一日」
「えっ?」
クッションに顔を埋めていたシャルが、顔を上げた。
「約束するよ。今年の十月三十一日、シャルが十六歳になるまでは、絶対に手を出さないって」
顔や体が火照っているのを自覚しながら、手早くタオルで髪と体の水気を拭き取る。
互いに風呂を済ませたら、シャルと今後について話し合う事になっていた。
何を話そうか、どのように伝えようかと考えていたら、つい長風呂になってしまった。
水分がなくなると頭が働かなくなるし、ドライヤーする前に水分だけ取っとこ。
リビングに向かうと、シャルがソファーに座っていた。
いつもなら扉の開閉音で振り返るんだけど、今は微動だにしない。
今後について、彼女なりに考えてくれているのかな。
とはいえ、声をかけないのも良くないよね。
ここ、シャルの家だし。
「シャルー、上がったよ。お風呂ありがとう」
「あっ、はい——ひゃっ!」
こちらを向いたシャルが可愛らしい悲鳴をあげ、慌てたように手のひらで顔を覆った。
髪の毛から覗く耳が赤色に染まっていく。
「どうしたの?」
「な、なぜ上を着ていないのですかっ……!」
「あぁ、そういう事」
色々と考えていたから、シャルが男の肌に免疫がないのをすっかり忘れていた。
でも、そろそろ慣れてほしいなぁ。
「長風呂してのぼせちゃったからさ。水でも飲もうと思って」
「そ、それなら仕方ありませんけど……うぅ」
クッションに顔を押し付け、シャルがうめいている。
用意した水を持って、その隣に腰を下ろす。
「ひっ……!」
「……さすがに悲鳴を上げられると傷つくんだけど」
「ご、ごめんなさいっ……でも、風呂上がりのノア君はなんというか、い、色気がすごいのですっ」
「そうなの?」
確かに、風呂上がりのシャルもいつもより色気が増す。
別に自分が色男だとは思っていないけど、シャルは頬を真っ赤にしてぷるぷる震えているから、嘘を吐いているわけではなさそう。
「まあそういう事なら仕方ないのかもしれないけど、ぼちぼち慣れてくれると嬉しいな。僕、夏とか家では普通に上着ない事あるし」
「えっ……」
「そんな絶望した顔にならなくても」
苦笑いを浮かべつつ、シャルの頭を撫でる。
「じゃ、頭だけ乾かしてきちゃうから、ちょっと待っててね」
「は、はい……」
僕の髪は長くないので、さしてドライヤーに時間はかからない。
リビングに戻ると、シャルがソファーに足を乗っけて膝を抱えていた。
背中から哀愁が漂っている。
どうしたんだろう。落ち込んでいるみたいだ。
今度は音で気づいたのだろう。
僕が声をかける前に振り返ったシャルは、ホッと息を吐いた。
ちゃんと服を着ていたからだろう。
それからすぐ、眉尻を下げてしまう。
「お待たせ。どうしたの? 暗い顔して」
「いえ……すみません」
「えっ、何が?」
「裸になっているわけでもないのにすぐに狼狽えてしまって……ノア君、イライラしてますよね」
「うぇっ?」
何を言っとるんだ、この子は。
「イラついてないし、怒ってもないよ」
「でも、さっき早く慣れてくれると嬉しいって……ノア君、普段はそんなこと言わないじゃないですか」
あー……これは完全に言葉選びを間違えたな。
以前から、シャルは自分が初心な事を気にしていた。
前に一度、焦らないで大丈夫だとは伝えているが、それでも時が経って不安が再燃してしまったのだろう。
そんな彼女にとって、先程の言葉は、まるで急かされているように感じてしまったのかもしれない。
実際、僕の中にもそういう思いがないわけではなかった。
でも、決して急かしたいわけじゃない。
ちゃんと伝えないとな。僕の思い、全部。
「シャル。こっち向いて」
シャルがおずおずと顔を上げる。
どこか怯えているような表情だった。
「まず最初に伝えたいのは、僕は決してシャルにイラついてないって事。むしろ、シャルの初心な反応は好きでいてくれているんだなってわかって嬉しいし、可愛いと思ってるよ」
「でも……焦れているのではないですか?」
「そうだね。そういう側面がないとは言わない」
僕が肯定すれば、シャルが瞳を揺らした。
「でも、さっきも言ったように、僕は全くイラついてなんかないから。確かに、シャルともっと色々したいなって思う事はあるよ。というか、ぶっちゃけると最後までしたいとも思う。けどそれ以上に、僕はシャルの事を大切にしたいんだ」
「っ……!」
息を詰まらせたシャルの瞳をまっすぐ見つめて、僕は自分の正直な想いを口にした。
「僕の中での最優先は、シャルを大切にする事。シャルには笑っていてほしいし、悲しんでほしくない。傷ついてほしくない。シャルのためなら、僕はいつまででも待てるよ。だから焦らないで。ゆっくりで大丈夫だよ」
「っ……」
大きく見開かれた瞳から伝った一滴の透明な雫が、白くきめ細かい肌を滑り落ちていく。
「まったく、僕の彼女は泣き虫さんだなぁ」
苦笑しつつその華奢な体をそっと抱き寄せれば、シャルは胸に顔を埋め、静かに嗚咽を漏らした。
胸の内に溜めていたものをゆっくりと吐き出しているようだった。
泣き止んだ後も、しばらくそのままの体勢でいた。
「……すみません。前にも一度、いくらでも待てるとお伝えしていただいていたのに、勝手に不安になってしまって」
「全然謝る事じゃないよ。むしろ、僕の方こそごめん。気づいてあげられなくて」
「ノア君のせいではないです」
「でも、シャルのせいでもないからね。これは、僕たちカップルとしての問題だよ」
「そう……なんでしょうか」
「そうだよ」
あえて、語気を強くして肯定する。
「だって、僕たちのこれからに関する事なんだから。いつも言っているけど、あんまり抱え込まないでね。不安に感じた事は、遠慮せず吐き出してくれればいいよ。全部受け止めるし、必ず安心させるから」
「……もう、本当にナチュラルにそういう事を言いますね……」
呆れたように、それでいてどこか嬉しそうに言った後、シャルはポツポツと話し始めた。
「……私だって、いずれはノア君と一つになりたいとは思っているのです」
「うん」
「今だって、ノア君に甘えたいし甘やかしたい。触られるのも好きです。ノア君に頭を撫でられたり、抱きしめられたり、キスをしたりすると、幸せで胸がいっぱいになります。それでも、そういう事を積極的にしたいわけではないのです。これって矛盾しているんでしょうか?」
「いや、普通なんじゃないかな。僕もただイチャイチャするだけで十二分に幸せだし」
「……ですが、ノア君はその、し、シたいとも思うのですよね……?」
「まあね。そこはほら、男女の違いとかもあるんじゃないかな。だから、気をつけてよ? あんまり煽られると、普通に襲っちゃうかもしれないから」
冗談に紛れ込ませつつも、本気で忠告をしておく。
「わ、わかりました……」
シャルもただの冗談でない事は気づいたのか、元々淡く染まっていた頬の赤みをさらに濃くした。
一度恥じらうように視線を下げてから、彼女は覚悟のこもった瞳で見つめてきた。
「で、ですが、これは煽りとかそういうのではなく聞いてほしいのですが……」
「うん、何?」
「その……ノア君が私を大切にしたいと思ってくれているように、私もノア君の想いに応えてあげたいと思っているのです。だから、以前も言ったかと思いますが、その、あのっ……が、我慢できなくなったりしたら、遠慮せずに言ってくださいね? ほ、本番は無理かもしれないですけど……私、頑張りますからっ」
相当勇気を振り絞ったのだろう。
拳を握りしめるシャルの瞳は潤み、顔全体どころか首まで朱に染まっていた。
ああもう、本当に僕の彼女はいじらしくて可愛いな!
「ありがとう。シャル」
頭を撫でれば、彼女はほんのり不服そうに頬を膨らませた。
「……馬鹿にしていませんか」
「まさか。シャルが勇気を出してくれた事はわかっているから、本当に嬉しいよ。けど、今は気持ちだけ受け取っておこうかな。多分、途中でやめられないから」
「そ、そうですかっ……」
最後の言葉で、シャルの頬は再び熟れたリンゴのごとく赤くなった。
彼女の言う頑張るとは、手や口でしてくれるという事で間違いないと思う。
正直めちゃくちゃしてほしいし、そんな事を言われただけで、僕の息子は小学一年生の朝の挨拶——「はい、元気です!」ってやつだ——の時さながらに元気に手を上げている。
けど、彼女にそんな奉仕をしてもらったら、おそらく歯止めが効かなくなる。
いや、あえて言おう。
絶対に最後までしちゃう。これは確信だ。
そして、ゆっくりで大丈夫だよと言った割には、自分が長くは待てない事もわかっていた。
だから、僕は言った。
「……十月三十一日」
「えっ?」
クッションに顔を埋めていたシャルが、顔を上げた。
「約束するよ。今年の十月三十一日、シャルが十六歳になるまでは、絶対に手を出さないって」
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