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第二章
第63話 急転直下
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「今日の練習後ですか? 空いてますけど」
巧はもしかしてまた映画に誘われるのかな、と思った。
「良かった。なら、一緒にお茶でもしないかい?」
「お茶ですか?」
巧は意外に思った。
「ほら、前に夕食を食べたときにもうすぐオープンするカフェがあっただろう? ちょうど今日からやっていて、開店記念のクーポンもあるんだ。だから早速、昨日ゲットしたチケットを使わせてもらおうと思ってな」
「チケット……? あっ、なるほど。昨日のアレですね」
昨日、巧は玲子の「ちょっとした出来事」が二軍昇格であると当てられなかったため、コーヒーか何かを奢る約束になっている。チケットとはそのことだろう。
「そうだ。どうかな? 実はちょっと話したいこともあるんだ」
「もちろんいいですけど、なんですか? 話したいことって」
「ふふ、それは聞いてからのお楽しみだよ」
玲子は人差し指を口元に持っていき、口元を緩めた。
妖艶さすら感じさせる、どこか色気のある笑みだった。
「あっ、例によって私と出かけるというのは秘密にしてくれると嬉しい」
「はい、わかりました」
頼んだよと言い残して、玲子は離れていった。
巧が「話したいことってなんだろうな」とぼんやりと考えつつ靴紐を結んでいると、隣に誰かが立つ気配がした。
——顔を上げた瞬間、ピトッと頬に冷たい感触を覚えた。
「つめたっ!」
「ふふ、油断大敵火がボーボーですよ?」
巧の頬にキンキンに冷えたボトルを押し当てた張本人である香奈は、よくわからない忠告を残して去っていった。
「……何がしたかったんだろ?」
巧は首を捻った。
◇ ◇ ◇
頬をつつかれた。巧は振り向いた。誰もいない。
反対側から含み笑いが聞こえる。
香奈がしてやったりという表情で笑っていた。
「また懐かしいことやるね」
「ふふ、やりたくなったんです。にしても巧先輩の頬、プニプニして気持ちいいですねぇ」
香奈が巧の頬をツンツンした。
巧は無言でそれをつまみ、そのまま下に下げた。
「なんかこれ、先輩が私と手を繋ぎたいけど恥ずかしいから指だけつまんでいるって状態——いててっ」
「よくそうポンポン思いつくよね」
「湯船に入ってるときって創造性増すらしいですよ」
「浴槽なんて言ってないよ」
「ヒュ~」
懲りずに頬を触ろうとしてくる香奈の手を、ハエ叩きのようにパシッと叩き落とした。
「荒々しい巧先輩もいいですねぇ」
香奈がむふふ、と笑った。昨日から一転、今日はハイテンションなようだ。
練習はすでに終わっているため、そのまま連れ立って歩き出す。
一緒に帰っているときも、彼女のテンションは落ちることを知らなかった。
「それじゃあ巧先輩、また明日です!」
巧の家の前まで来たところで、香奈が敬礼をした。
それから前屈みになり、上目遣いで、
「寂しかったらいつでも呼んでくれていいですからね?」
「この後家族で出かけるんでしょ?」
「家族総出でお相手しましょう」
「気持ちだけ受け取っておくよ」
「つれないですねぇ、巧先輩は。苗字をスズキに変更したらどうです?」
「めっちゃ釣れるじゃん」
香奈があはは、と楽しそうに肩を揺らした。
「今度一緒にやりましょう、動植物の森」
「いいね」
動植物の森とは、無人島を開拓していきつつ動物のキャラクターと交流したり四季折々のイベントを楽しむゲームだ。
巧はあまりやっていないが、ソフトはダウンロードしてある。
「約束ですよっ? それじゃあ、さいならです~」
「うん、また明日」
香奈が小躍りしながらエレベーターに向かっていく。
今日はこの後、久しぶりに一日家にいるお父さんも交えて家族三人で出かけるらしい。
おしゃれなカフェかどこかに行こうって話しているんです、と嬉しそうに語っていた。
今日ハイテンションだった理由もそれだろうな、と巧は思った。微笑ましいものだ。
手洗いうがいを済ませたところで、携帯がメッセージの受信を告げた。
玲子からだった。夕食に響くかもしれないけど夕方からでもいいか、という内容だ。
巧が「大丈夫です」と返信すると、お礼とともに例の猫がペコペコお辞儀をしているスタンプが送られてきた。
◇ ◇ ◇
「こことかどうかしら?」
蘭が食卓の中央に自分の携帯を置いた。
隣から父の慎一郎がどれどれ、と覗き込む。香奈も正面から身を乗り出した。
カフェの内観の写真だ。これから三人で行く場所の相談をしているのだ。
「シックな雰囲気でいいね」
「たしかに落ち着いてるね。ねえ、私のほうもちょっと目星つけてみたんだけどさ。ここなんかどうかな?」
香奈は蘭のそれに並べるように自分の携帯を置いた。
「こっちは少し明るい雰囲気だね」
「うん。なんと今日オープンのカフェでさ。開店記念のクーポンもあるし、ちょっと行ってみたくない?」
「あら、いいじゃない……どれどれ。こっちのほうが近いし、ここにしましょうか」
「えっ、いいの? お母さんの選んだところも良さそうだけど」
「いいのよ」
蘭が笑いながらひらひらと手を振った。
「こういうのは若い子のほうが勘も働くでしょうし。ね、あなた?」
「うん。私は二人と行けるならどちらでもいいよ」
「もう、あなたったら」
蘭が照れたような笑みを浮かべながら、パシッと慎一郎の肩を叩いた。
「ねえ、思春期の娘の前でイチャつく両親ってどうよ」
香奈は半眼になった。
仲が良いのはいいことだが、香奈が同席していても構わず甘い雰囲気をかもし出すため、娘としては居た堪れなくなる。
もっとも、呆れているだけで嫌ではないが。
蘭はもちろん、慎一郎のことも香奈は好きだった。
仕事で忙しくて滅多に家にいることのない彼は、寡黙だが優しい人だ。
友達の中にはすっかり反抗期で、お父さんの洗濯物と一緒に服を洗われるなら死んだほうがマシだと言う子もいたが、香奈にはその気持ちがまったくわからないまま高校一年生の夏が終わろうとしている。
「まあまあそんなことはいいとして、支度しちゃいましょう。あんまり遅くなると夕飯に響いちゃうから」
「はーい!」
香奈は軽やかな足取りで自室に向かい、服を選びにかかった。
久しぶりに家族三人でのお出かけということで、自分がハイになっていることを自覚して恥ずかしくなったが、何が悪いのだと開き直り、カズダンス——サッカー選手の三浦知良のゴールパフォーマンスだ——を踊りながらリビングに戻った。
足を踏み入れたところで、慎一郎とバッチリ目が合った。
娘が元気に育ってくれて嬉しいよ、と父から微笑ましいものでも見るような暖かい目を向けられ、香奈は羞恥で悶絶した。
香奈自身のテンションも影響しているのだろうが、カフェで注文したケーキと紅茶は絶品だった。
美味しさに引っ張られるように、香奈は普段の生活についてマシンガンのように両親に——特に普段はあまり時間を作れていない慎一郎に——話して聞かせた。
巧のおかげで一人の寂しい時間が減ったどころか、楽しい時間が倍増したわけだが、それでもやはり両親と過ごす時間はまた別の楽しさがあった。
「私もその巧君とは一度お会いしたいものだね。香奈が世話になっているお礼も言いたいし」
「きっと気に入ると思うわよ? 彼、いい子だから」
「うん。なんかお父さんと話が合いそうな気がする」
「それは楽しみだね」
全員のお皿とコップが空になったところで、三人は席を立った。
香奈は支払いをしてくれている両親から車の鍵を預かった。
もちろん運転はしない。先に冷房をつけておくためである。
夏の車は直前まで冷房をつけていたとしても、少し放置しただけですぐにサウナと化すからだ。
「ふぅ~、食べた食べた……」
満足げな笑みを浮かべつつ、香奈は外に目をやった。
それは本当に何気ない、なんの意図もない行動だった。
「……えっ?」
香奈の思考が停止した。
彼女の視界の先で、二人の男女が歩いてきていた。
どちらも高校生くらいで、少女が少年の服の袖をつかみ、楽しげに話をしていた。
何も考えられなくなるほどの絶世の美男美女だった——わけではない。
「巧先輩と、玲子先輩……⁉︎」
夜空を連想させる紫髪と、深海を思わせる深い青髪。
見間違えるはずがない。
蘭と慎一郎が出てきたすぐ後に、今の今まで香奈たちが滞在していたカフェに入っていく二人は、巧と玲子に他ならなかった。
「嘘っ、そんな……!」
——うかうかして他の人にかっさらわれるのは嫌じゃん?
あかりの言葉が脳裏に蘇った。
巧はもしかしてまた映画に誘われるのかな、と思った。
「良かった。なら、一緒にお茶でもしないかい?」
「お茶ですか?」
巧は意外に思った。
「ほら、前に夕食を食べたときにもうすぐオープンするカフェがあっただろう? ちょうど今日からやっていて、開店記念のクーポンもあるんだ。だから早速、昨日ゲットしたチケットを使わせてもらおうと思ってな」
「チケット……? あっ、なるほど。昨日のアレですね」
昨日、巧は玲子の「ちょっとした出来事」が二軍昇格であると当てられなかったため、コーヒーか何かを奢る約束になっている。チケットとはそのことだろう。
「そうだ。どうかな? 実はちょっと話したいこともあるんだ」
「もちろんいいですけど、なんですか? 話したいことって」
「ふふ、それは聞いてからのお楽しみだよ」
玲子は人差し指を口元に持っていき、口元を緩めた。
妖艶さすら感じさせる、どこか色気のある笑みだった。
「あっ、例によって私と出かけるというのは秘密にしてくれると嬉しい」
「はい、わかりました」
頼んだよと言い残して、玲子は離れていった。
巧が「話したいことってなんだろうな」とぼんやりと考えつつ靴紐を結んでいると、隣に誰かが立つ気配がした。
——顔を上げた瞬間、ピトッと頬に冷たい感触を覚えた。
「つめたっ!」
「ふふ、油断大敵火がボーボーですよ?」
巧の頬にキンキンに冷えたボトルを押し当てた張本人である香奈は、よくわからない忠告を残して去っていった。
「……何がしたかったんだろ?」
巧は首を捻った。
◇ ◇ ◇
頬をつつかれた。巧は振り向いた。誰もいない。
反対側から含み笑いが聞こえる。
香奈がしてやったりという表情で笑っていた。
「また懐かしいことやるね」
「ふふ、やりたくなったんです。にしても巧先輩の頬、プニプニして気持ちいいですねぇ」
香奈が巧の頬をツンツンした。
巧は無言でそれをつまみ、そのまま下に下げた。
「なんかこれ、先輩が私と手を繋ぎたいけど恥ずかしいから指だけつまんでいるって状態——いててっ」
「よくそうポンポン思いつくよね」
「湯船に入ってるときって創造性増すらしいですよ」
「浴槽なんて言ってないよ」
「ヒュ~」
懲りずに頬を触ろうとしてくる香奈の手を、ハエ叩きのようにパシッと叩き落とした。
「荒々しい巧先輩もいいですねぇ」
香奈がむふふ、と笑った。昨日から一転、今日はハイテンションなようだ。
練習はすでに終わっているため、そのまま連れ立って歩き出す。
一緒に帰っているときも、彼女のテンションは落ちることを知らなかった。
「それじゃあ巧先輩、また明日です!」
巧の家の前まで来たところで、香奈が敬礼をした。
それから前屈みになり、上目遣いで、
「寂しかったらいつでも呼んでくれていいですからね?」
「この後家族で出かけるんでしょ?」
「家族総出でお相手しましょう」
「気持ちだけ受け取っておくよ」
「つれないですねぇ、巧先輩は。苗字をスズキに変更したらどうです?」
「めっちゃ釣れるじゃん」
香奈があはは、と楽しそうに肩を揺らした。
「今度一緒にやりましょう、動植物の森」
「いいね」
動植物の森とは、無人島を開拓していきつつ動物のキャラクターと交流したり四季折々のイベントを楽しむゲームだ。
巧はあまりやっていないが、ソフトはダウンロードしてある。
「約束ですよっ? それじゃあ、さいならです~」
「うん、また明日」
香奈が小躍りしながらエレベーターに向かっていく。
今日はこの後、久しぶりに一日家にいるお父さんも交えて家族三人で出かけるらしい。
おしゃれなカフェかどこかに行こうって話しているんです、と嬉しそうに語っていた。
今日ハイテンションだった理由もそれだろうな、と巧は思った。微笑ましいものだ。
手洗いうがいを済ませたところで、携帯がメッセージの受信を告げた。
玲子からだった。夕食に響くかもしれないけど夕方からでもいいか、という内容だ。
巧が「大丈夫です」と返信すると、お礼とともに例の猫がペコペコお辞儀をしているスタンプが送られてきた。
◇ ◇ ◇
「こことかどうかしら?」
蘭が食卓の中央に自分の携帯を置いた。
隣から父の慎一郎がどれどれ、と覗き込む。香奈も正面から身を乗り出した。
カフェの内観の写真だ。これから三人で行く場所の相談をしているのだ。
「シックな雰囲気でいいね」
「たしかに落ち着いてるね。ねえ、私のほうもちょっと目星つけてみたんだけどさ。ここなんかどうかな?」
香奈は蘭のそれに並べるように自分の携帯を置いた。
「こっちは少し明るい雰囲気だね」
「うん。なんと今日オープンのカフェでさ。開店記念のクーポンもあるし、ちょっと行ってみたくない?」
「あら、いいじゃない……どれどれ。こっちのほうが近いし、ここにしましょうか」
「えっ、いいの? お母さんの選んだところも良さそうだけど」
「いいのよ」
蘭が笑いながらひらひらと手を振った。
「こういうのは若い子のほうが勘も働くでしょうし。ね、あなた?」
「うん。私は二人と行けるならどちらでもいいよ」
「もう、あなたったら」
蘭が照れたような笑みを浮かべながら、パシッと慎一郎の肩を叩いた。
「ねえ、思春期の娘の前でイチャつく両親ってどうよ」
香奈は半眼になった。
仲が良いのはいいことだが、香奈が同席していても構わず甘い雰囲気をかもし出すため、娘としては居た堪れなくなる。
もっとも、呆れているだけで嫌ではないが。
蘭はもちろん、慎一郎のことも香奈は好きだった。
仕事で忙しくて滅多に家にいることのない彼は、寡黙だが優しい人だ。
友達の中にはすっかり反抗期で、お父さんの洗濯物と一緒に服を洗われるなら死んだほうがマシだと言う子もいたが、香奈にはその気持ちがまったくわからないまま高校一年生の夏が終わろうとしている。
「まあまあそんなことはいいとして、支度しちゃいましょう。あんまり遅くなると夕飯に響いちゃうから」
「はーい!」
香奈は軽やかな足取りで自室に向かい、服を選びにかかった。
久しぶりに家族三人でのお出かけということで、自分がハイになっていることを自覚して恥ずかしくなったが、何が悪いのだと開き直り、カズダンス——サッカー選手の三浦知良のゴールパフォーマンスだ——を踊りながらリビングに戻った。
足を踏み入れたところで、慎一郎とバッチリ目が合った。
娘が元気に育ってくれて嬉しいよ、と父から微笑ましいものでも見るような暖かい目を向けられ、香奈は羞恥で悶絶した。
香奈自身のテンションも影響しているのだろうが、カフェで注文したケーキと紅茶は絶品だった。
美味しさに引っ張られるように、香奈は普段の生活についてマシンガンのように両親に——特に普段はあまり時間を作れていない慎一郎に——話して聞かせた。
巧のおかげで一人の寂しい時間が減ったどころか、楽しい時間が倍増したわけだが、それでもやはり両親と過ごす時間はまた別の楽しさがあった。
「私もその巧君とは一度お会いしたいものだね。香奈が世話になっているお礼も言いたいし」
「きっと気に入ると思うわよ? 彼、いい子だから」
「うん。なんかお父さんと話が合いそうな気がする」
「それは楽しみだね」
全員のお皿とコップが空になったところで、三人は席を立った。
香奈は支払いをしてくれている両親から車の鍵を預かった。
もちろん運転はしない。先に冷房をつけておくためである。
夏の車は直前まで冷房をつけていたとしても、少し放置しただけですぐにサウナと化すからだ。
「ふぅ~、食べた食べた……」
満足げな笑みを浮かべつつ、香奈は外に目をやった。
それは本当に何気ない、なんの意図もない行動だった。
「……えっ?」
香奈の思考が停止した。
彼女の視界の先で、二人の男女が歩いてきていた。
どちらも高校生くらいで、少女が少年の服の袖をつかみ、楽しげに話をしていた。
何も考えられなくなるほどの絶世の美男美女だった——わけではない。
「巧先輩と、玲子先輩……⁉︎」
夜空を連想させる紫髪と、深海を思わせる深い青髪。
見間違えるはずがない。
蘭と慎一郎が出てきたすぐ後に、今の今まで香奈たちが滞在していたカフェに入っていく二人は、巧と玲子に他ならなかった。
「嘘っ、そんな……!」
——うかうかして他の人にかっさらわれるのは嫌じゃん?
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