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第八章
第209話 乱暴にしないなら
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「あっ、やっぱこういうところは埃溜まるよな」
優は床の隅っこに積もっていた埃をモップで拭き取った。
いつもの四人で遊んだ後、彼は巧と同じタイミングで帰路についた。自室に入るや否や部屋の掃除をしていた。
「ふんふんふ~ん」
上機嫌な様子で鼻歌を歌うその顔には笑みがこぼれていた。
特段掃除が好きなわけではない。もうすぐ彼女であるあかりが共通の好きなロックバンドである「ONE OK ROCK」のライブDVDを観にやってくるのだ。
あかりからの申し出だったことも、優のテンションをさらに高めていた。
いくら好きなアーティストのライブ映像のためとはいえ、彼女が自ら自分の家に来てくれるというのは彼氏として嬉しいものだ。
優のように自分から告白をして付き合っている身であれば、なおさら。
「ふぅ……まあ、ここまでやれば大丈夫だろ」
普段よりも広く感じられる部屋を満足げに見渡して部屋を出た。洗面所で髪の毛のセットに取りかかる。
恋をする前までは面倒に感じられたワックスによるセットも、今ではすっかり楽しくなっていた。
我ながら単純なものだと苦笑しつつ、慣れた手つきで整えていく。
告白が成功してからというもの、休日であっても練習として毎日セットしているため、奇抜なことをしなければまず失敗することはなくなっていた。
細かい毛先の角度の調整をしてから歯磨きまで済ませるころには、すでに出発時間が迫っていた。
玄関の鏡で服装を確認する。
「ちゃんと車道側歩くのよー」
「わかってるー!」
台所にいる母親の美咲から贈られたアドバイスに大声で返事をし、家を出た。駅まであかりを迎えに行くためだ。
改札を出たところにある柱のそばに立っていると、間もなくして彼女は姿を見せた。優を見つけると、小走りで駆け寄ってきた。
「すみません。お待たせしました」
「いや、俺も着いたばっかだよ。んじゃ、行くか」
「はい」
優が手を差し出すと、あかりが頬を染めて握ってくる。
最近、彼女は以前よりもスキンシップで照れることが増えているような気がする。
(ちょっとずつでも好きになってくれているならめっちゃ嬉しいな)
優はあかりの手をしっかり握りつつ、美咲に言われた通り車道側を歩いた。
家に帰ると、その美咲が満面の笑みで出迎えた。
「あかりちゃん、いらっしゃい!」
「夕方に押しかけてしまってすみません。お邪魔します」
あかりがぺこりと頭を下げた。
美咲が大袈裟に手を振った。
「何言ってるの、優の彼女さんなら夜中でも大歓迎よ! あっ、そうだ。今日、ウチで夕飯でも食べていかないかしら?」
「「えっ」」
優とあかりは同時に声を出した。
固まる二人に向けて、美咲はハイテンションで続けた。
「だって、せっかく来てくれたんだからおもてなししたいし、私もあかりちゃんから色々お話聞きたいし!」
「えっ……ですが、いきなりご迷惑ではないですか?」
「全然大丈夫よ。買い物はこれからだし、むしろあかりちゃんさえいいなら食べていってほしいわ~」
「な、なるほど……」
あかりが困惑した表情で優を見てくる。
どうしましょう、と目が言っていた。
「どうせなら食べていくか? もちろんご両親の許可を取れれば、だけど。母さんもマジで七瀬からは話聞きたいって言ってたし、何なら付き合った直後から早く連れて来いってうるさかったんだ」
「うふふ、そりゃあ優の待望の彼女だからねぇ」
美咲がキラキラと期待のこもった眼差しをあかりに向けた。
「そ、そうですか……じゃあ、ちょっと親に確認してみます」
「おう。無理はしなくていいからな」
「はい。でも、多分大丈夫だと思います」
その言葉通り、あかりの両親からは無事に許可が降りた。
年甲斐もなく「今日はご馳走よ!」と小躍りしながら買い物に出かける母親を苦笑いとともに見送り、優はあかりを自室に案内した。並んでベッドに腰かける。
「前回もそうだけど、悪いな。お節介な母親で」
「いえ、受け入れてくださるのは嬉しいことですから。こちらこそすみません。お言葉に甘えてしまって」
「気にすんな。母さんが話したがってたのは本当だし、それにその……俺も、七瀬と飯食えるなら嬉しいし」
「っ……!」
あかりが息を詰まらせた。
じわじわと頬を染めながら、ジト目を向けてくる。
「……やっぱり、百瀬先輩も意外とそういうところありますよね」
「そ、そういうところってなんだよ?」
「なんでもないです」
あかりはプイッとそっぽを向いた。髪の毛から覗く耳は赤いままだ。
自分の言葉でそうなっているのが嬉しくて、それ以上に照れ隠しをする彼女が愛おしくて、優は思わずその頭を撫でてしまった。
あかりが驚いたように振り返った。
「……えっ?」
「あっ……!」
彼女の困惑した声で、優は正気を取り戻した。
慌てて手を離し、ベッドにこすりつけんばかりに頭を下げた。
「わ、悪い! 俺また無意識でっ……!」
「えっ、ちょ、顔をあげてくださいっ。私は気にしてませんから!」
あかりが慌てたように言った。
優はそろそろと顔をあげた。
「怒って……ねえのか?」
あかりはこくんとうなずいた。
微妙に視線を逸らしつつ、言い訳をするような口調で続けた。
「前にも言いましたけど、こ、恋人なんですから。それくらいのスキンシップは嫌じゃありません」
「じゃ、じゃあさ、もう一回撫でても……いいか?」
「はい……その、乱暴にしないなら」
「絶対にしねえよ」
断言した口調とは裏腹に、優はおそるおそるといった手つきであかりの頭に触れた。
毛流れに沿って手のひらで撫でる。
「おぉ……!」
そのサラサラ具合に、優は感動の声を漏らした。
ふとあかりの表情に目を向ける。恥ずかしそうにほんのりと頬を染めつつ、それでも気持ちよさそうに目を閉じていた。
「っ……!」
その無防備な表情に、優は息を呑んだ。思わず手が止まった。
「どうしたんですか?」
あかりに上目遣いで見上げられ、優はなんだかおねだりされているような気分になった。
(こ、これやべえ……!)
男としての様々な衝動が込み上げてくるのを必死に抑えつつ、「なんでもねえよ」と平静を装って撫でるのを再開した。
しばらくして、あかりが尋ねてきた。
「あの……頭なんて撫でて楽しいんですか?」
「おう。めっちゃサラサラで手触りいいし……ちゃんと手入れしてんだな」
優はあかりの髪の毛を少しだけ手に取り、愛おしげに見つめながらしみじみと言った。
「そ、それはまあ……一応気にしてはいますし」
あかりは頬を染めて視線を落とした。
その可愛らしい所作と、彼女が動いたことによりほんのり香ってきた甘い匂いに、優は再び自分との戦いを強いられることになった。
最大の欲求はなんとか鎮めることができたが、それでももっと彼女に触れたいという思いは膨らむばかりだった。
「な、なぁ、七瀬」
「なんでしょう?」
「その、抱きしめてもいいか?」
「っ……」
照れた様子でモジモジした後、あかりは優にチラリと視線を向けつつ小さくうなずいた。
優はわずかに距離を縮め、彼女の背中に腕を回した。あかりも抱きしめ返してくれた。優の心臓は跳ね上がった。
(柔らかっ……それにめっちゃいい匂いするし、さっきよりやべえ……!)
優は理性が崩壊する前に自分から離れた。
あかりがはにかんだように笑って、
「なんか、こういうのって恥ずかしいですね」
「そりゃあな……どうする? もうライブ観るか?」
「はい、そうですね。そうしましょう」
用意していたDVDに手を伸ばした優も、彼の言葉に早口で同調したあかりも、お互いに照れ隠しであることはわかっていた。
そんなほんのり気まずい雰囲気で始まったライブ鑑賞だが、初見のあかりは元よりすでにMCを記憶してしまっている優も、テレビから流れるド迫力の映像と音楽にすぐに引き込まれていった。
優は床の隅っこに積もっていた埃をモップで拭き取った。
いつもの四人で遊んだ後、彼は巧と同じタイミングで帰路についた。自室に入るや否や部屋の掃除をしていた。
「ふんふんふ~ん」
上機嫌な様子で鼻歌を歌うその顔には笑みがこぼれていた。
特段掃除が好きなわけではない。もうすぐ彼女であるあかりが共通の好きなロックバンドである「ONE OK ROCK」のライブDVDを観にやってくるのだ。
あかりからの申し出だったことも、優のテンションをさらに高めていた。
いくら好きなアーティストのライブ映像のためとはいえ、彼女が自ら自分の家に来てくれるというのは彼氏として嬉しいものだ。
優のように自分から告白をして付き合っている身であれば、なおさら。
「ふぅ……まあ、ここまでやれば大丈夫だろ」
普段よりも広く感じられる部屋を満足げに見渡して部屋を出た。洗面所で髪の毛のセットに取りかかる。
恋をする前までは面倒に感じられたワックスによるセットも、今ではすっかり楽しくなっていた。
我ながら単純なものだと苦笑しつつ、慣れた手つきで整えていく。
告白が成功してからというもの、休日であっても練習として毎日セットしているため、奇抜なことをしなければまず失敗することはなくなっていた。
細かい毛先の角度の調整をしてから歯磨きまで済ませるころには、すでに出発時間が迫っていた。
玄関の鏡で服装を確認する。
「ちゃんと車道側歩くのよー」
「わかってるー!」
台所にいる母親の美咲から贈られたアドバイスに大声で返事をし、家を出た。駅まであかりを迎えに行くためだ。
改札を出たところにある柱のそばに立っていると、間もなくして彼女は姿を見せた。優を見つけると、小走りで駆け寄ってきた。
「すみません。お待たせしました」
「いや、俺も着いたばっかだよ。んじゃ、行くか」
「はい」
優が手を差し出すと、あかりが頬を染めて握ってくる。
最近、彼女は以前よりもスキンシップで照れることが増えているような気がする。
(ちょっとずつでも好きになってくれているならめっちゃ嬉しいな)
優はあかりの手をしっかり握りつつ、美咲に言われた通り車道側を歩いた。
家に帰ると、その美咲が満面の笑みで出迎えた。
「あかりちゃん、いらっしゃい!」
「夕方に押しかけてしまってすみません。お邪魔します」
あかりがぺこりと頭を下げた。
美咲が大袈裟に手を振った。
「何言ってるの、優の彼女さんなら夜中でも大歓迎よ! あっ、そうだ。今日、ウチで夕飯でも食べていかないかしら?」
「「えっ」」
優とあかりは同時に声を出した。
固まる二人に向けて、美咲はハイテンションで続けた。
「だって、せっかく来てくれたんだからおもてなししたいし、私もあかりちゃんから色々お話聞きたいし!」
「えっ……ですが、いきなりご迷惑ではないですか?」
「全然大丈夫よ。買い物はこれからだし、むしろあかりちゃんさえいいなら食べていってほしいわ~」
「な、なるほど……」
あかりが困惑した表情で優を見てくる。
どうしましょう、と目が言っていた。
「どうせなら食べていくか? もちろんご両親の許可を取れれば、だけど。母さんもマジで七瀬からは話聞きたいって言ってたし、何なら付き合った直後から早く連れて来いってうるさかったんだ」
「うふふ、そりゃあ優の待望の彼女だからねぇ」
美咲がキラキラと期待のこもった眼差しをあかりに向けた。
「そ、そうですか……じゃあ、ちょっと親に確認してみます」
「おう。無理はしなくていいからな」
「はい。でも、多分大丈夫だと思います」
その言葉通り、あかりの両親からは無事に許可が降りた。
年甲斐もなく「今日はご馳走よ!」と小躍りしながら買い物に出かける母親を苦笑いとともに見送り、優はあかりを自室に案内した。並んでベッドに腰かける。
「前回もそうだけど、悪いな。お節介な母親で」
「いえ、受け入れてくださるのは嬉しいことですから。こちらこそすみません。お言葉に甘えてしまって」
「気にすんな。母さんが話したがってたのは本当だし、それにその……俺も、七瀬と飯食えるなら嬉しいし」
「っ……!」
あかりが息を詰まらせた。
じわじわと頬を染めながら、ジト目を向けてくる。
「……やっぱり、百瀬先輩も意外とそういうところありますよね」
「そ、そういうところってなんだよ?」
「なんでもないです」
あかりはプイッとそっぽを向いた。髪の毛から覗く耳は赤いままだ。
自分の言葉でそうなっているのが嬉しくて、それ以上に照れ隠しをする彼女が愛おしくて、優は思わずその頭を撫でてしまった。
あかりが驚いたように振り返った。
「……えっ?」
「あっ……!」
彼女の困惑した声で、優は正気を取り戻した。
慌てて手を離し、ベッドにこすりつけんばかりに頭を下げた。
「わ、悪い! 俺また無意識でっ……!」
「えっ、ちょ、顔をあげてくださいっ。私は気にしてませんから!」
あかりが慌てたように言った。
優はそろそろと顔をあげた。
「怒って……ねえのか?」
あかりはこくんとうなずいた。
微妙に視線を逸らしつつ、言い訳をするような口調で続けた。
「前にも言いましたけど、こ、恋人なんですから。それくらいのスキンシップは嫌じゃありません」
「じゃ、じゃあさ、もう一回撫でても……いいか?」
「はい……その、乱暴にしないなら」
「絶対にしねえよ」
断言した口調とは裏腹に、優はおそるおそるといった手つきであかりの頭に触れた。
毛流れに沿って手のひらで撫でる。
「おぉ……!」
そのサラサラ具合に、優は感動の声を漏らした。
ふとあかりの表情に目を向ける。恥ずかしそうにほんのりと頬を染めつつ、それでも気持ちよさそうに目を閉じていた。
「っ……!」
その無防備な表情に、優は息を呑んだ。思わず手が止まった。
「どうしたんですか?」
あかりに上目遣いで見上げられ、優はなんだかおねだりされているような気分になった。
(こ、これやべえ……!)
男としての様々な衝動が込み上げてくるのを必死に抑えつつ、「なんでもねえよ」と平静を装って撫でるのを再開した。
しばらくして、あかりが尋ねてきた。
「あの……頭なんて撫でて楽しいんですか?」
「おう。めっちゃサラサラで手触りいいし……ちゃんと手入れしてんだな」
優はあかりの髪の毛を少しだけ手に取り、愛おしげに見つめながらしみじみと言った。
「そ、それはまあ……一応気にしてはいますし」
あかりは頬を染めて視線を落とした。
その可愛らしい所作と、彼女が動いたことによりほんのり香ってきた甘い匂いに、優は再び自分との戦いを強いられることになった。
最大の欲求はなんとか鎮めることができたが、それでももっと彼女に触れたいという思いは膨らむばかりだった。
「な、なぁ、七瀬」
「なんでしょう?」
「その、抱きしめてもいいか?」
「っ……」
照れた様子でモジモジした後、あかりは優にチラリと視線を向けつつ小さくうなずいた。
優はわずかに距離を縮め、彼女の背中に腕を回した。あかりも抱きしめ返してくれた。優の心臓は跳ね上がった。
(柔らかっ……それにめっちゃいい匂いするし、さっきよりやべえ……!)
優は理性が崩壊する前に自分から離れた。
あかりがはにかんだように笑って、
「なんか、こういうのって恥ずかしいですね」
「そりゃあな……どうする? もうライブ観るか?」
「はい、そうですね。そうしましょう」
用意していたDVDに手を伸ばした優も、彼の言葉に早口で同調したあかりも、お互いに照れ隠しであることはわかっていた。
そんなほんのり気まずい雰囲気で始まったライブ鑑賞だが、初見のあかりは元よりすでにMCを記憶してしまっている優も、テレビから流れるド迫力の映像と音楽にすぐに引き込まれていった。
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