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(ああ、なんて素敵なのかしら……)
そんな感想を抱きつつ絶頂の余韻に浸っていると、彼はズボンを脱ぎ始めた。
下着の中から現れたのは巨大な肉棒だった──。
それを見ただけで、子宮の奥がキュンとなるような感覚に襲われる。
「欲しいかい?」
その問いにセーリーヌは、ゆっくりと頷いた。
それを確認した後、アドニス侯爵は自分のモノを彼女の秘所にあてがい、一気に挿入した。
その瞬間、強烈な快感に襲われたのかセーリーヌは、大きく仰け反り悲鳴を上げた。
しかし、そんなことはお構いなしといった様子で、ピストン運動が開始される──。
パンッ、 パァンッ、という乾いた音が響き渡る中、彼女はひたすら喘ぐことしかできなかった……。
「ああっ……あん……あぁん……」
あまりの激しさに意識を失いそうになるが、それでもなお続けられる行為によって、無理矢理覚醒させられるといった状態だ。
もはや何も考えられず、ただひたすら快楽に身を任せることしかできない状態だった。
それでもセーリーヌの表情は悦びに満ち溢れていた──。
愛する人と一つになれたという喜びと幸福感が、胸一杯に広がっていたのである。
「あぁっ……ああぁああっ……」
一際大きな絶頂を迎えた瞬間、セーリーヌは意識を失ってしまった……。
だが、それで終わりではなかった。
アドニス侯爵は、その後も何度も何度も彼女の中を求め続けたのである──。
結局、彼女が解放されたのはそれから数時間後のことだった……。
☆■▽☆■▽
「ありがとう……気持ち良かったよ」
行為を終えた後、アドニス侯爵は満足げに微笑んだ。
一方のセーリーヌは、彼の上に跨った状態で呼吸を整えていた……。
その姿はとても淫猥で美しいものだった。
全身汗まみれになった状態で、荒く呼吸を繰り返している姿を見ていると、再び興奮してくるようだ──。
その証拠に彼のモノは、再び大きくなっていた。
それを見たセーリーヌは、妖艶な笑みを浮かべると言った。
「アドニス様……もう一度可愛がってくださいません?」
「もちろんだ……」
二人は再び唇を重ねると、舌を絡め合った──。
お互いの唾液を交換し合うような、激しい口付けだ。
その間もアドニス侯爵の手は彼女の胸を揉みしだいており、時折乳首を摘まれるとビクッと反応してしまうほどだった……。
やがて唇を離すとセーリーヌは言った。
「もっと、いじめていい……」
(ああ、言っちゃった。恥ずかしい……)
心の中で羞恥心を覚えながらも、彼女は懇願するように言った。
それを聞いたアドニス侯爵は、嬉しそうに微笑むと言った。
「ありがとう、嬉しいよ」
そして、彼はそのまま挿入してきた──。
先程よりも一段と大きな圧迫感に一瞬息が詰まるが、すぐに慣れることが出来た。
アドニス侯爵は、ゆっくりとピストン運動を開始した。
最初は浅く小刻みに動かしていたが、徐々に深くなっていくにつれて動きが激しくなっていった……。
パンッ! パァンッ!! という乾いた音が響き渡る中、二人は絶頂へと上り詰めていったのである……。
「ああぁあぁ……!」
絶叫と共に絶頂を迎えると同時に、セーリーヌは意識を失ってしまった。
だが、それで終わりではなかった──。
その後も何度も何度も、彼女の中を犯し続けたのである……。
その後、二人は毎日のように愛し合っていた──。
時には激しく求め合うこともあったが、基本的には優しく愛撫し合い愛を確かめ合うような行為が多かったように思う。
そんな生活が続いたある日のこと──セーリーヌは身籠ったことが分かった。
そんな感想を抱きつつ絶頂の余韻に浸っていると、彼はズボンを脱ぎ始めた。
下着の中から現れたのは巨大な肉棒だった──。
それを見ただけで、子宮の奥がキュンとなるような感覚に襲われる。
「欲しいかい?」
その問いにセーリーヌは、ゆっくりと頷いた。
それを確認した後、アドニス侯爵は自分のモノを彼女の秘所にあてがい、一気に挿入した。
その瞬間、強烈な快感に襲われたのかセーリーヌは、大きく仰け反り悲鳴を上げた。
しかし、そんなことはお構いなしといった様子で、ピストン運動が開始される──。
パンッ、 パァンッ、という乾いた音が響き渡る中、彼女はひたすら喘ぐことしかできなかった……。
「ああっ……あん……あぁん……」
あまりの激しさに意識を失いそうになるが、それでもなお続けられる行為によって、無理矢理覚醒させられるといった状態だ。
もはや何も考えられず、ただひたすら快楽に身を任せることしかできない状態だった。
それでもセーリーヌの表情は悦びに満ち溢れていた──。
愛する人と一つになれたという喜びと幸福感が、胸一杯に広がっていたのである。
「あぁっ……ああぁああっ……」
一際大きな絶頂を迎えた瞬間、セーリーヌは意識を失ってしまった……。
だが、それで終わりではなかった。
アドニス侯爵は、その後も何度も何度も彼女の中を求め続けたのである──。
結局、彼女が解放されたのはそれから数時間後のことだった……。
☆■▽☆■▽
「ありがとう……気持ち良かったよ」
行為を終えた後、アドニス侯爵は満足げに微笑んだ。
一方のセーリーヌは、彼の上に跨った状態で呼吸を整えていた……。
その姿はとても淫猥で美しいものだった。
全身汗まみれになった状態で、荒く呼吸を繰り返している姿を見ていると、再び興奮してくるようだ──。
その証拠に彼のモノは、再び大きくなっていた。
それを見たセーリーヌは、妖艶な笑みを浮かべると言った。
「アドニス様……もう一度可愛がってくださいません?」
「もちろんだ……」
二人は再び唇を重ねると、舌を絡め合った──。
お互いの唾液を交換し合うような、激しい口付けだ。
その間もアドニス侯爵の手は彼女の胸を揉みしだいており、時折乳首を摘まれるとビクッと反応してしまうほどだった……。
やがて唇を離すとセーリーヌは言った。
「もっと、いじめていい……」
(ああ、言っちゃった。恥ずかしい……)
心の中で羞恥心を覚えながらも、彼女は懇願するように言った。
それを聞いたアドニス侯爵は、嬉しそうに微笑むと言った。
「ありがとう、嬉しいよ」
そして、彼はそのまま挿入してきた──。
先程よりも一段と大きな圧迫感に一瞬息が詰まるが、すぐに慣れることが出来た。
アドニス侯爵は、ゆっくりとピストン運動を開始した。
最初は浅く小刻みに動かしていたが、徐々に深くなっていくにつれて動きが激しくなっていった……。
パンッ! パァンッ!! という乾いた音が響き渡る中、二人は絶頂へと上り詰めていったのである……。
「ああぁあぁ……!」
絶叫と共に絶頂を迎えると同時に、セーリーヌは意識を失ってしまった。
だが、それで終わりではなかった──。
その後も何度も何度も、彼女の中を犯し続けたのである……。
その後、二人は毎日のように愛し合っていた──。
時には激しく求め合うこともあったが、基本的には優しく愛撫し合い愛を確かめ合うような行為が多かったように思う。
そんな生活が続いたある日のこと──セーリーヌは身籠ったことが分かった。
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