【完結】孤高の皇帝は冷酷なはずなのに、王妃には甘過ぎです。

朝日みらい

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(46)「二人だけの秘密」

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その後も、カイゼルとアリシアはますますお互いに気持ちを深め合っていった。

二人は一緒に過ごす時間が増え、お互いの距離はどんどん縮まっていった。

「カイゼル様、今日は何をするんですか?」

アリシアが微笑みながら尋ねると、カイゼルはその問いに少し考え込んだ。

「うーん、今日は…」

カイゼルはしばらく黙って考え、突如として顔を赤くしながら答える。

「アリシアのために、ちょっとしたプレゼントを用意したんだ。」

「プレゼント?」

アリシアは驚いた顔をして、目を丸くする。

「私にですか?」

「もちろんだ。」

カイゼルはにっこりと微笑み、アリシアの前にひとつの小箱を差し出した。

「どうぞ。」

アリシアはその小箱を手に取り、少し緊張しながら蓋を開ける。

その中には、綺麗に磨かれた銀色のペンダントが入っていた。

「わあ…!」

アリシアは目を輝かせて、それを見つめた。

「すごく…素敵ですね!」

「それ、アリシアにぴったりだと思って選んだんだ。」

カイゼルは照れくさそうに言いながら、少し身をかがめてアリシアの首にそのペンダントをかけてあげた。

「どうだ、似合うか?」

アリシアは鏡を見ながら、照れくさそうに微笑んだ。

「すごく…嬉しいです。ありがとうございます、カイゼル様。」

「似合ってる。」

カイゼルはそのままアリシアの肩に手を回し、そっと彼女を引き寄せた。

「お前にはこれがよく似合う。」

アリシアはその温かい言葉に、また顔を赤らめた。

「カイゼル様…なんだか、すごく照れます。」

「いいじゃないか。」

カイゼルはアリシアを見つめ、彼女の髪を優しく撫でながら言った。

「お前が嬉しそうにしてる顔を見るのが、俺は好きだからな。」

アリシアはその言葉に心が温かくなり、思わずカイゼルに近づいてその胸に顔を埋めた。

「カイゼル様…ほんとに、優しいですね。」

「それが当然だろ。」

カイゼルは照れ隠しに肩をすくめた。

「だって、お前が大切だから。」

その言葉に、アリシアの心はドキドキと高鳴り、思わず顔を上げてカイゼルの目をじっと見つめた。

「私も…カイゼル様のこと、大切に思ってる。」

その言葉を聞いて、カイゼルは目を見開き、しばらく黙って彼女を見つめていた。

そして、ほんの少しだけ距離を縮め、アリシアの手を握った。

「アリシア…お前が言ってくれたその言葉、すごく嬉しい。」

カイゼルは真剣な顔をして、アリシアの手を大切に握りしめた。

「だから、これからも…ずっと一緒にいたい。」

アリシアはその言葉を聞いて、顔を赤らめながらも、ゆっくりと頷いた。

「はい…私も、ずっと一緒にいたい。」

その瞬間、二人の間には何とも言えない温かい空気が流れ、お互いの気持ちがさらに深まった。

「じゃあ、これからはもっともっとお前に頼ってもらうぞ。」

カイゼルは少し意地悪そうに言いながらも、アリシアの肩を引き寄せて笑った。

「え?」

アリシアは驚いて顔を見上げた。

「だって、お前が頼ってくれると、俺ももっと強くなれる気がするからな。」

カイゼルは微笑みながら、アリシアの手を取った。

「だから、どんな時でもお前の味方だ。」

アリシアはその言葉に嬉しさと幸せを感じ、思わずカイゼルに顔を近づけて、小さな声で言った。

「じゃあ…私も、カイゼル様に頼りっぱなしになっちゃいますね。」

「それでいいんだよ。」

カイゼルはおおらかな笑顔を浮かべながら、アリシアを抱きしめた。

「お前が頼ってくれることが、俺にとっては何よりも嬉しいんだ。」

そのまま二人はしばらくお互いに寄り添い、愛情を感じながら静かな時間を過ごした。

そして、次第にその時間がもっと大切で、もっと特別なものになっていった。
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