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第二章 身代わりの花嫁
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目を覚ますと、白い光が差しこんでいました。
カーテン越しの朝日は凍りつくほど冷たいはずなのに、わたしの心はなぜかほんのり暖かく感じられました。
――昨夜、あの方の笑顔を見たからでしょうか。
侯爵の微笑みは、ほんのわずか。けれど、それは冬の館に小さな春の灯がともるようで……。
首元を押さえながら鏡を見ると、頬がうっすら赤く染まっていて、自分でも思わず苦笑してしまいました。
「なにをときめいているの、わたし……。あれは契約の夫婦なのよ」
自分に言い聞かせるように呟いて、わたしはドレスの裾を整えました。
* * *
その日の午前、執事のローレンさんから「侯爵様はお仕事で執務室にこもられております」と告げられました。
昨夜のお呼び出しが“毎夜”続くのかと、どこか期待してしまっていた自分に苦笑します。
こんな気持ち、持ってはいけないのに。
やることもなく、暖炉の前で本を読んでいると、ふと一枚の地図が目に入りました。
この館――ローレンス邸の見取り図です。
「まあ……すごい。まるで迷路みたい」
裏庭に“温室”と書かれた区画があるのを見つけて、少しだけ胸が高鳴りました。
雪の季節に温室なんて、いったいどんな花が咲いているのでしょう。
「ちょっとだけ……見に行ってみようかしら」
上着を羽織り、静かな廊下を進みます。
天井は高く、窓に積もった雪が光を反射して青く輝いていました。廊下の角を曲がるたびに、冷気が頬をかすめていきます。
温室のある場所は、館の奥。
途中でばったり出会ったメイドのマリーが、慌てたように眉を寄せました。
「セラフィーナ様、そちらは……侯爵様の立ち入りを禁じられた区域です」
「まあ、そうなの? すみません、知らなくて……でも、どうして?」
「さあ……。ただ、昔のご婚約者様に関係しているとか……」
婚約者。
その言葉に、胸の奥がチクリと痛みました。
(あの人にも、かつて“愛した人”がいたのね)
きっと今でも、心の中ではその方を思い続けているのかもしれません。
だからこそ、誰にも心を開かない――なるほど、氷の侯爵。
「――ルシアン様のご許可なしに入られると、大変なことになりますよ」
マリーが心配そうに言うので、わたしは素直に頷きました。
とはいえ、その扉の向こうになにがあるのか気になって仕方ありません。
その時、背後から静かな声がしました。
「なにをしている」
聞いただけでぞくりとするほど落ち着いた低い声。
振り向くと、ルシアン様がこちらを見下ろしていました。
いつの間に――全然気づきませんでした。
「……っあの、温室に興味があって。すぐ戻ります!」
「温室を見たいのか」
淡々と問い返す彼の瞳に映った自分が、まるでいたずらを見つかった子どものようで恥ずかしくなり、思わず視線を逸らしました。
けれど次の瞬間、意外な言葉が返ってきました。
「鍵をやろう」
「えっ?」
「ついてこい」
* * *
温室の扉の前に立つと、彼は無言で鍵を差し込みました。
扉が開く音が、館の静寂を切り裂きます。
そこに広がっていたのは、まるで雪の中に閉じこめられた小さな春の世界でした。
ガラス越しの光が緑の葉に反射し、冬とは思えぬほどに暖かい風が頬を撫でます。
真っ白な花々が静かに揺れていて、その中心に一輪だけ、淡い金色を宿した花が凛と咲いていました。
「これは……」
「“冬の誓花(せいか)”と呼ばれている。冬にだけ咲く、滅多に見られない花だ」
ルシアン様の指先が、その花弁をそっと撫でました。
その仕草が予想外に優しくて、見てはいけないものを見たような気がして息をのみました。
「これを妻となる者だけに見せるのが、我が家の伝統だ」
彼の声が小さく続きます。「君がその資格を持つかどうか――それを見極めたいと思った」
「わたしに……そんな資格が?」
「分からない。だが、君は……」
言葉が途中で途切れ、ふいに目をそらされました。
静かな沈黙の中で、何かが胸の奥に灯っていくのを感じます。
見上げれば、ガラスの向こうの空に雪がまた降り始めていました。
まるで世界が二人を包みこむように。
「ルシアン様」
「なんだ」
「わたし、この花を少しだけお世話してもいいですか?」
「……構わない」
ほんの短い返事でしたが、それはまるで許しの温もりのように聞こえました。
* * *
それからのわたしは、昼間は館の花々や温室の手入れをし、夜は侯爵からの呼び出しを受けて過ごす日々に変わっていきました。
まるで季節が少しずつ巡るように、彼の態度も少しずつ変化していきます。
初めのころは冷淡で、距離を置くような話し方ばかりでしたが、ある晩、彼がふと笑いました。
わたしが庭で転んでしまい、膝についた泥を拭きながら失敗談を話した時のことです。
「庭の雪だるまに引っかかって転ぶとは、君は……面白い人だな」
「からかわないでください! 痛かったんですから!」
「すまない。……本当に、そんな顔をするとは思わなかった」
彼の笑い声は小さく、それでもきっとこの館の中で一番やさしい音でした。
その夜、使用人たちがそっと顔を見合わせていたのを覚えています。誰も、彼の笑顔を見たことがなかったのだそうです。
(あの人も、人のぬくもりを忘れていたのかもしれない)
わたしはそんなことを考えながら、少しずつ距離を縮めていきました。
* * *
ある日の午後、温室で枯れかけた花を見つけ、わたしは少し切なくなりました。
どうにかしてこの命を繋げたい。そっと茎を支えようと手を伸ばしたとき、背後から大きな手がわたしの手を包みました。
「冷たい手だ。もっと手袋を」
「ルシアン様……あっ、すみません! 勝手に触れて……」
「構わない。だが、無理はするな。君が無理をしても、花は喜ばない」
その指がわずかにわたしの指に絡んで、鼓動が止まらなくなりました。
目の奥がじんわり熱くなって、視界が少し揺れます。
「君は、春に似ている」
ルシアン様が囁くように言いました。
「雪の中でも咲く花のようだ」
その言葉が、あたたかい手とともに心に残り――気づけば涙がこぼれていました。
「どうして泣く」
「わかりません。でも……優しい言葉なんて、長いあいだ聞かなかったものですから」
彼の手が頬に触れました。その手は大きくて、不器用なくらい優しい。
心がぐらりと揺れて、思わず瞳を閉じました。
指先が頬をなぞって離れるまでのわずかな間に、胸の奥では何かが確かに溶けていきました。
* * *
夜、更けても雪は降りやまず、館の灯は静かに揺れています。
暖炉の火の前で侯爵が書を読んでいて、わたしはその隣で刺繍をしていました。
話すでもなく、沈黙でもなく、ただ穏やかに流れる時間。
「君は不思議だな」
「え?」
「この館が、冷たく感じなくなってきた」
その言葉に、胸が小さく震えました。
「それは……わたしのほうこそです。冷たいと思っていたのは、館ではなく、わたしの心だったのかもしれません」
思わず口にしてから、恥ずかしくなり、視線を落とします。
でも、彼の静かな笑い声がすぐに聞こえました。
「なるほど。……面白い答えだ」
ページを閉じ、彼はそっとわたしの髪を撫でました。
その優しさに、心の中の雪がまたひとつ溶けていく――。
* * *
二十五夜のうち、すでに五夜が過ぎました。
最初は恐ろしいほど冷たかった日々が、いまでは炎のように暖かい。
けれどその温もりが、いつまで続くのか――ふとした瞬間に不安が胸をかすめます。
わたしは身代わり。
本当の花嫁ではない。
それでも、止められないのです。あの人を見つめる視線も、名前を呼ばれるたびに高鳴る鼓動も。
(ああ……この時間が、終わらなければいいのに)
窓の外に落ちる雪を見ながら、わたしはそっと囁きました。
「ルシアン様――あなたの“真実”を、どうか見つけさせてください」
外では、星も雪も静かに輝き、二人の冬は、ゆっくりと深まっていきました。
カーテン越しの朝日は凍りつくほど冷たいはずなのに、わたしの心はなぜかほんのり暖かく感じられました。
――昨夜、あの方の笑顔を見たからでしょうか。
侯爵の微笑みは、ほんのわずか。けれど、それは冬の館に小さな春の灯がともるようで……。
首元を押さえながら鏡を見ると、頬がうっすら赤く染まっていて、自分でも思わず苦笑してしまいました。
「なにをときめいているの、わたし……。あれは契約の夫婦なのよ」
自分に言い聞かせるように呟いて、わたしはドレスの裾を整えました。
* * *
その日の午前、執事のローレンさんから「侯爵様はお仕事で執務室にこもられております」と告げられました。
昨夜のお呼び出しが“毎夜”続くのかと、どこか期待してしまっていた自分に苦笑します。
こんな気持ち、持ってはいけないのに。
やることもなく、暖炉の前で本を読んでいると、ふと一枚の地図が目に入りました。
この館――ローレンス邸の見取り図です。
「まあ……すごい。まるで迷路みたい」
裏庭に“温室”と書かれた区画があるのを見つけて、少しだけ胸が高鳴りました。
雪の季節に温室なんて、いったいどんな花が咲いているのでしょう。
「ちょっとだけ……見に行ってみようかしら」
上着を羽織り、静かな廊下を進みます。
天井は高く、窓に積もった雪が光を反射して青く輝いていました。廊下の角を曲がるたびに、冷気が頬をかすめていきます。
温室のある場所は、館の奥。
途中でばったり出会ったメイドのマリーが、慌てたように眉を寄せました。
「セラフィーナ様、そちらは……侯爵様の立ち入りを禁じられた区域です」
「まあ、そうなの? すみません、知らなくて……でも、どうして?」
「さあ……。ただ、昔のご婚約者様に関係しているとか……」
婚約者。
その言葉に、胸の奥がチクリと痛みました。
(あの人にも、かつて“愛した人”がいたのね)
きっと今でも、心の中ではその方を思い続けているのかもしれません。
だからこそ、誰にも心を開かない――なるほど、氷の侯爵。
「――ルシアン様のご許可なしに入られると、大変なことになりますよ」
マリーが心配そうに言うので、わたしは素直に頷きました。
とはいえ、その扉の向こうになにがあるのか気になって仕方ありません。
その時、背後から静かな声がしました。
「なにをしている」
聞いただけでぞくりとするほど落ち着いた低い声。
振り向くと、ルシアン様がこちらを見下ろしていました。
いつの間に――全然気づきませんでした。
「……っあの、温室に興味があって。すぐ戻ります!」
「温室を見たいのか」
淡々と問い返す彼の瞳に映った自分が、まるでいたずらを見つかった子どものようで恥ずかしくなり、思わず視線を逸らしました。
けれど次の瞬間、意外な言葉が返ってきました。
「鍵をやろう」
「えっ?」
「ついてこい」
* * *
温室の扉の前に立つと、彼は無言で鍵を差し込みました。
扉が開く音が、館の静寂を切り裂きます。
そこに広がっていたのは、まるで雪の中に閉じこめられた小さな春の世界でした。
ガラス越しの光が緑の葉に反射し、冬とは思えぬほどに暖かい風が頬を撫でます。
真っ白な花々が静かに揺れていて、その中心に一輪だけ、淡い金色を宿した花が凛と咲いていました。
「これは……」
「“冬の誓花(せいか)”と呼ばれている。冬にだけ咲く、滅多に見られない花だ」
ルシアン様の指先が、その花弁をそっと撫でました。
その仕草が予想外に優しくて、見てはいけないものを見たような気がして息をのみました。
「これを妻となる者だけに見せるのが、我が家の伝統だ」
彼の声が小さく続きます。「君がその資格を持つかどうか――それを見極めたいと思った」
「わたしに……そんな資格が?」
「分からない。だが、君は……」
言葉が途中で途切れ、ふいに目をそらされました。
静かな沈黙の中で、何かが胸の奥に灯っていくのを感じます。
見上げれば、ガラスの向こうの空に雪がまた降り始めていました。
まるで世界が二人を包みこむように。
「ルシアン様」
「なんだ」
「わたし、この花を少しだけお世話してもいいですか?」
「……構わない」
ほんの短い返事でしたが、それはまるで許しの温もりのように聞こえました。
* * *
それからのわたしは、昼間は館の花々や温室の手入れをし、夜は侯爵からの呼び出しを受けて過ごす日々に変わっていきました。
まるで季節が少しずつ巡るように、彼の態度も少しずつ変化していきます。
初めのころは冷淡で、距離を置くような話し方ばかりでしたが、ある晩、彼がふと笑いました。
わたしが庭で転んでしまい、膝についた泥を拭きながら失敗談を話した時のことです。
「庭の雪だるまに引っかかって転ぶとは、君は……面白い人だな」
「からかわないでください! 痛かったんですから!」
「すまない。……本当に、そんな顔をするとは思わなかった」
彼の笑い声は小さく、それでもきっとこの館の中で一番やさしい音でした。
その夜、使用人たちがそっと顔を見合わせていたのを覚えています。誰も、彼の笑顔を見たことがなかったのだそうです。
(あの人も、人のぬくもりを忘れていたのかもしれない)
わたしはそんなことを考えながら、少しずつ距離を縮めていきました。
* * *
ある日の午後、温室で枯れかけた花を見つけ、わたしは少し切なくなりました。
どうにかしてこの命を繋げたい。そっと茎を支えようと手を伸ばしたとき、背後から大きな手がわたしの手を包みました。
「冷たい手だ。もっと手袋を」
「ルシアン様……あっ、すみません! 勝手に触れて……」
「構わない。だが、無理はするな。君が無理をしても、花は喜ばない」
その指がわずかにわたしの指に絡んで、鼓動が止まらなくなりました。
目の奥がじんわり熱くなって、視界が少し揺れます。
「君は、春に似ている」
ルシアン様が囁くように言いました。
「雪の中でも咲く花のようだ」
その言葉が、あたたかい手とともに心に残り――気づけば涙がこぼれていました。
「どうして泣く」
「わかりません。でも……優しい言葉なんて、長いあいだ聞かなかったものですから」
彼の手が頬に触れました。その手は大きくて、不器用なくらい優しい。
心がぐらりと揺れて、思わず瞳を閉じました。
指先が頬をなぞって離れるまでのわずかな間に、胸の奥では何かが確かに溶けていきました。
* * *
夜、更けても雪は降りやまず、館の灯は静かに揺れています。
暖炉の火の前で侯爵が書を読んでいて、わたしはその隣で刺繍をしていました。
話すでもなく、沈黙でもなく、ただ穏やかに流れる時間。
「君は不思議だな」
「え?」
「この館が、冷たく感じなくなってきた」
その言葉に、胸が小さく震えました。
「それは……わたしのほうこそです。冷たいと思っていたのは、館ではなく、わたしの心だったのかもしれません」
思わず口にしてから、恥ずかしくなり、視線を落とします。
でも、彼の静かな笑い声がすぐに聞こえました。
「なるほど。……面白い答えだ」
ページを閉じ、彼はそっとわたしの髪を撫でました。
その優しさに、心の中の雪がまたひとつ溶けていく――。
* * *
二十五夜のうち、すでに五夜が過ぎました。
最初は恐ろしいほど冷たかった日々が、いまでは炎のように暖かい。
けれどその温もりが、いつまで続くのか――ふとした瞬間に不安が胸をかすめます。
わたしは身代わり。
本当の花嫁ではない。
それでも、止められないのです。あの人を見つめる視線も、名前を呼ばれるたびに高鳴る鼓動も。
(ああ……この時間が、終わらなければいいのに)
窓の外に落ちる雪を見ながら、わたしはそっと囁きました。
「ルシアン様――あなたの“真実”を、どうか見つけさせてください」
外では、星も雪も静かに輝き、二人の冬は、ゆっくりと深まっていきました。
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