1 / 6
第一章 「消去法の花嫁」
しおりを挟む
あの日、風はまだ冬の名残りを抱いて冷たく吹いていました。
けれど、わたしの家の中はいつものように穏やかでした。母がパンを焼く匂い、薪のはぜる音、そして弟と妹の笑い声。貧しくても、幸せだと胸を張れる――そんな日々でした。
……その日までは。
玄関の扉が、突然ノックされました。
コン、コン。
静かな二度の音。けれど、それがわたしたちの運命を変えるものになるなんて、そのときのわたしは思いもしませんでした。
「ジゼル・ローレンス嬢はご在宅でしょうか」
低く、よく通る声でした。
見れば、立派な黒い外套をまとった男性がひとり。見たこともない紋章つきの馬車が外に停まっています。
「わたしがジゼルですが……」
そう答えると、男は一歩前に出ました。
「私、エリオット・グランシア侯爵です。あなたに――結婚を申し込みに参りました」
……はい?
一瞬、時間が止まりました。兄弟たちは口をぽかんと開け、母は手に持っていたパンを床に落としました。
「え、えええっ!?」
叫んだのは、たぶんわたしです。
***
そのあとしばらく、家の中は大混乱でした。
侯爵さま? 求婚? どこかのいたずら? 夢? 現実?
誰もが信じられずに目を白黒させ、椅子をひっくり返しました。
けれど、その声、その目の真剣さが、わたしに悪戯でも夢でもないのだと告げていました。
「ど、どうして……? わたしのような者に……?」
ようやく言葉を絞り出せば、エリオットさまは眉ひとつ動かさず、穏やかな声で告げました。
「理由は単純です。他の候補に、欠点がありました。ですから、消去法であなたを選んだ――それだけです」
その瞬間、パンッ、と胸の奥で何かがはじけたように感じました。
消去法……?
わたしは思わず笑ってしまいました。
あまりに率直すぎて、泣き笑いのようになってしまったのです。
「な、なるほど……。なんて、正直な理由でしょう」
「不快でしたか?」
「いえ……。むしろ、潔くて気持ちがいいです」
思わずそう言うと、彼はふっと目を伏せ、その表情にほんのわずかな影が落ちました。
正直すぎる人だ。でも、その瞳の奥には――どこか、孤独な色が見えたのです。
***
求婚は信じがたいほど淡々と進みました。
王都の侯爵家といえば、貴族社会の中でもひときわ高い地位。
そんな家に、田舎娘のわたしが嫁ぐなんて、笑い話にしか思えません。
けれど、父の病、弟たちの学費、そして母の不安そうな顔を見れば――答えはひとつでした。
わたしは彼の申し出を受けることにしました。
「どうせ形式的な結婚になるんだろうな」と、心のどこかで思っていました。
でも、それならせめて、笑顔で。
彼の隣にいる間くらいは、前を向いていたいと。
***
そして、結婚式の日。
侯爵邸の大広間はまばゆい光に包まれていました。
花々に囲まれ、絹の光沢を放つドレスに包まれても、まだ現実のような気がしません。
「……緊張していますか」
隣から、低い声がしました。
「す、少し……。いえ、かなりです」
「表情に出ていませんね。堂々としたものです」
まっすぐ見返すと、彼の灰青の瞳がわたしを見つめていました。
淡々とした言葉の中にも、どこか柔らかい響きがある。
――もしかして、この人、思っていたよりずっと優しい人なのかも。
そう思った瞬間、胸がかすかにちくりとしました。
***
結婚してからの生活は、想像以上に大変でした。
侯爵邸に初めて足を踏み入れたとき、わたしは完全に固まりました。
広すぎる廊下、鏡のような床、見上げるほど高い天井。
あまりの豪奢さに、足が震えました。
「お、おはようございます……!」
朝、使用人たちにあいさつをすれば、失笑と冷たい視線。
「まぁ、平民のあいさつだわ」
「育ちが知れるわねぇ」
そんな言葉が、背中に突き刺さりました。
だけど、泣かない。くじけたりしない。
だって、わたしは――“笑顔で過ごす”って決めたんですもの。
だから、笑って返す。
「そうなんです、田舎では毎朝みんなでこうやって元気に挨拶するんですよ!」
すると侍女たちは目を丸くして、それから、こっそり笑っていました。
***
庭の雑草を抜き、台所の手伝いをして、夜は疲れた使用人たちにパンを配る。
わたしがそんな風に過ごしていると、少しずつ空気が変わっていきました。
「奥さま、その花壇……見事ですね」
「ジゼルさまの作るスープ、あったまります」
気づけば、屋敷には笑い声が増えていました。
まるで、冷えていた屋敷に陽だまりが差し込んだみたいに。
***
そんなある夜のことです。
遅くまで書斎の灯りがついているのを見て、わたしは湯気の立つ器を持ってそっと部屋を訪ねました。
「失礼します、エリオットさま」
机の上には山積みの書類。
その中に、彼は俯きながらも淡々と手を動かしていました。
「こんな時間まで、お疲れさまです」
わたしが机にスープを置くと、彼は手を止め、驚いたようにわたしを見ました。
「それは?」
「夜食です。疲れていらっしゃるかと思って」
「……使用人に頼めばよかったのに」
「使ってほしいんです、わたしを」
言ってから、恥ずかしさがどっと押し寄せました。頬が熱くなり、言葉を探してうつむきました。
けれど次の瞬間、彼の指がそっとわたしの手に触れたのです。
「……ありがとう。温かいですね」
その低い声に、胸の奥がきゅうっと締めつけられました。
「ジゼル」
名前を呼ばれたのは、結婚以来初めてでした。
鼓動が速くなり、頬がさらに熱を帯びます。
「はい……?」
彼は少し困ったように笑って、目を伏せました。
「君がこの家に来てから、少し眠れるようになった」
何気ない一言でした。でも、わたしにとって、それはとても大きな言葉でした。
ああ、この人は――本当に寂しい人だったんだ。
***
夜が更け、部屋を出ようとしたとき――彼が静かに言いました。
「無理はしないように。明日も元気でいてください」
「ふふ、はい。旦那さまもですよ」
扉を閉めたあと、頬にそっと手を当てました。
温かい。
胸が、じんわりと温かくて、涙が出そうになりました。
けれど、わたしの家の中はいつものように穏やかでした。母がパンを焼く匂い、薪のはぜる音、そして弟と妹の笑い声。貧しくても、幸せだと胸を張れる――そんな日々でした。
……その日までは。
玄関の扉が、突然ノックされました。
コン、コン。
静かな二度の音。けれど、それがわたしたちの運命を変えるものになるなんて、そのときのわたしは思いもしませんでした。
「ジゼル・ローレンス嬢はご在宅でしょうか」
低く、よく通る声でした。
見れば、立派な黒い外套をまとった男性がひとり。見たこともない紋章つきの馬車が外に停まっています。
「わたしがジゼルですが……」
そう答えると、男は一歩前に出ました。
「私、エリオット・グランシア侯爵です。あなたに――結婚を申し込みに参りました」
……はい?
一瞬、時間が止まりました。兄弟たちは口をぽかんと開け、母は手に持っていたパンを床に落としました。
「え、えええっ!?」
叫んだのは、たぶんわたしです。
***
そのあとしばらく、家の中は大混乱でした。
侯爵さま? 求婚? どこかのいたずら? 夢? 現実?
誰もが信じられずに目を白黒させ、椅子をひっくり返しました。
けれど、その声、その目の真剣さが、わたしに悪戯でも夢でもないのだと告げていました。
「ど、どうして……? わたしのような者に……?」
ようやく言葉を絞り出せば、エリオットさまは眉ひとつ動かさず、穏やかな声で告げました。
「理由は単純です。他の候補に、欠点がありました。ですから、消去法であなたを選んだ――それだけです」
その瞬間、パンッ、と胸の奥で何かがはじけたように感じました。
消去法……?
わたしは思わず笑ってしまいました。
あまりに率直すぎて、泣き笑いのようになってしまったのです。
「な、なるほど……。なんて、正直な理由でしょう」
「不快でしたか?」
「いえ……。むしろ、潔くて気持ちがいいです」
思わずそう言うと、彼はふっと目を伏せ、その表情にほんのわずかな影が落ちました。
正直すぎる人だ。でも、その瞳の奥には――どこか、孤独な色が見えたのです。
***
求婚は信じがたいほど淡々と進みました。
王都の侯爵家といえば、貴族社会の中でもひときわ高い地位。
そんな家に、田舎娘のわたしが嫁ぐなんて、笑い話にしか思えません。
けれど、父の病、弟たちの学費、そして母の不安そうな顔を見れば――答えはひとつでした。
わたしは彼の申し出を受けることにしました。
「どうせ形式的な結婚になるんだろうな」と、心のどこかで思っていました。
でも、それならせめて、笑顔で。
彼の隣にいる間くらいは、前を向いていたいと。
***
そして、結婚式の日。
侯爵邸の大広間はまばゆい光に包まれていました。
花々に囲まれ、絹の光沢を放つドレスに包まれても、まだ現実のような気がしません。
「……緊張していますか」
隣から、低い声がしました。
「す、少し……。いえ、かなりです」
「表情に出ていませんね。堂々としたものです」
まっすぐ見返すと、彼の灰青の瞳がわたしを見つめていました。
淡々とした言葉の中にも、どこか柔らかい響きがある。
――もしかして、この人、思っていたよりずっと優しい人なのかも。
そう思った瞬間、胸がかすかにちくりとしました。
***
結婚してからの生活は、想像以上に大変でした。
侯爵邸に初めて足を踏み入れたとき、わたしは完全に固まりました。
広すぎる廊下、鏡のような床、見上げるほど高い天井。
あまりの豪奢さに、足が震えました。
「お、おはようございます……!」
朝、使用人たちにあいさつをすれば、失笑と冷たい視線。
「まぁ、平民のあいさつだわ」
「育ちが知れるわねぇ」
そんな言葉が、背中に突き刺さりました。
だけど、泣かない。くじけたりしない。
だって、わたしは――“笑顔で過ごす”って決めたんですもの。
だから、笑って返す。
「そうなんです、田舎では毎朝みんなでこうやって元気に挨拶するんですよ!」
すると侍女たちは目を丸くして、それから、こっそり笑っていました。
***
庭の雑草を抜き、台所の手伝いをして、夜は疲れた使用人たちにパンを配る。
わたしがそんな風に過ごしていると、少しずつ空気が変わっていきました。
「奥さま、その花壇……見事ですね」
「ジゼルさまの作るスープ、あったまります」
気づけば、屋敷には笑い声が増えていました。
まるで、冷えていた屋敷に陽だまりが差し込んだみたいに。
***
そんなある夜のことです。
遅くまで書斎の灯りがついているのを見て、わたしは湯気の立つ器を持ってそっと部屋を訪ねました。
「失礼します、エリオットさま」
机の上には山積みの書類。
その中に、彼は俯きながらも淡々と手を動かしていました。
「こんな時間まで、お疲れさまです」
わたしが机にスープを置くと、彼は手を止め、驚いたようにわたしを見ました。
「それは?」
「夜食です。疲れていらっしゃるかと思って」
「……使用人に頼めばよかったのに」
「使ってほしいんです、わたしを」
言ってから、恥ずかしさがどっと押し寄せました。頬が熱くなり、言葉を探してうつむきました。
けれど次の瞬間、彼の指がそっとわたしの手に触れたのです。
「……ありがとう。温かいですね」
その低い声に、胸の奥がきゅうっと締めつけられました。
「ジゼル」
名前を呼ばれたのは、結婚以来初めてでした。
鼓動が速くなり、頬がさらに熱を帯びます。
「はい……?」
彼は少し困ったように笑って、目を伏せました。
「君がこの家に来てから、少し眠れるようになった」
何気ない一言でした。でも、わたしにとって、それはとても大きな言葉でした。
ああ、この人は――本当に寂しい人だったんだ。
***
夜が更け、部屋を出ようとしたとき――彼が静かに言いました。
「無理はしないように。明日も元気でいてください」
「ふふ、はい。旦那さまもですよ」
扉を閉めたあと、頬にそっと手を当てました。
温かい。
胸が、じんわりと温かくて、涙が出そうになりました。
28
あなたにおすすめの小説
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
「お前を愛することはない」と言われたお飾りの妻ですが、何か?
あんど もあ
ファンタジー
「お前を愛することはない!」「そんな事を言うために女性の寝室に押し入ったのですか? もう寝るつもりで化粧を落として髪をほどいて寝着に着替えてるのに! 最っ低!」
仕事大好き女が「お飾りの妻最高!」と恋愛感情無しで結婚したらこうなるよね、というお話。
で、お前が彼女に嫌がらせをしている理由を聞かせてもらおうか?
Debby
恋愛
ヴェルトが友人からの手紙を手に辺境伯令嬢であるレィディアンスの元を訪れたのは、その手紙に「詳細は彼女に聞け」と書いてあったからだ。
簡単にいうと、手紙の内容は「学園で問題を起こした平民──エボニーを妻として引き取ってくれ」というものだった。
一方その話を聞いてしまった伯爵令嬢のオリーブは動揺していた。
ヴェルトとは静かに愛を育んできた。そんな自分を差し置いて、言われるがまま平民を妻に迎えてしまうのだろうか。
そんなオリーブの気持ちを知るはずもないエボニーは、辺境伯邸で行儀見習いをすることになる。
オリーブは何とかしてヴェルトを取り戻そうと画策し、そのことを咎められてしまう。もう後は無い。
オリーブが最後の望みをかけてヴェルトに自分を選んで欲しいと懇願する中、レィディアンスが静かに口を開いた。
「で、そろそろお前が彼女に嫌がらせをしている理由を聞かせてもらおうか」
「はい?」
ヴェルトは自分が何を言われたのか全く理解が出来なかった。
*--*--*
覗いてくださりありがとうございます。(* ᴗ ᴗ)⁾⁾
★全31話7時19時更新で、全話予約投稿済みです。
★★「このお話だけ読んでいただいてもOKです!」という前提のもと↓↓↓
このお話は独立した一つのお話ですが、「で。」シリーズのサイドストーリーでもあり、第一弾「で、私がその方に嫌がらせをする理由をお聞かせいただいても?」の「エボニーその後」でもあります(あるいは「最終話」のその後)。
第一弾「で、私がその方に嫌がらせをする理由をお聞かせいただいても?」
第二弾「で、あなたが私に嫌がらせをする理由を伺っても?」
第三弾「で、あなたが彼に嫌がらせをする理由をお話しいただいても?」
どれも女性向けHOTランキングに入り、特に第二弾はHOT一位になることが出来ました!(*´▽`人)アリガトウ
もしよかったら宜しくお願いしますね!
人間嫌いの狐王に、契約妻として嫁いだら溺愛が止まりません
由香
ファンタジー
人間嫌いで知られる狐族の王・玄耀に、“契約上の妻”として嫁いだ少女・紗夜。
「感情は不要。契約が終われば離縁だ」
そう告げられたはずなのに、共に暮らすうち、冷酷な王は彼女だけに甘さを隠さなくなっていく。
やがて結ばれる“番”の契約、そして王妃宣言――。
契約結婚から始まる、人外王の溺愛が止まらない和風あやかし恋愛譚。
夫から『お前を愛することはない』と言われたので、お返しついでに彼のお友達をお招きした結果。
古森真朝
ファンタジー
「クラリッサ・ベル・グレイヴィア伯爵令嬢、あらかじめ言っておく。
俺がお前を愛することは、この先決してない。期待など一切するな!」
新婚初日、花嫁に真っ向から言い放った新郎アドルフ。それに対して、クラリッサが返したのは――
※ぬるいですがホラー要素があります。苦手な方はご注意ください。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
悪役令嬢の身代わりで追放された侍女、北の地で才能を開花させ「氷の公爵」を溶かす
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の罪は、万死に値する!」
公爵令嬢アリアンヌの罪をすべて被せられ、侍女リリアは婚約破棄の茶番劇のスケープゴートにされた。
忠誠を尽くした主人に裏切られ、誰にも信じてもらえず王都を追放される彼女に手を差し伸べたのは、彼女を最も蔑んでいたはずの「氷の公爵」クロードだった。
「君が犯人でないことは、最初から分かっていた」
冷徹な仮面の裏に隠された真実と、予想外の庇護。
彼の領地で、リリアは内に秘めた驚くべき才能を開花させていく。
一方、有能な「影」を失った王太子と悪役令嬢は、自滅の道を転がり落ちていく。
これは、地味な侍女が全てを覆し、世界一の愛を手に入れる、痛快な逆転シンデレラストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる