レンミちゃんのママのお話

朝日みらい

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 たしかにレンミちゃんは 誰とでも仲よくなれる、陽気でおちゃめな子です。放課後には女の子たちと一緒に遊びに行きます。のり子ちゃんのうちで漫画を読んだり、てる子ちゃんちでお菓子作りをしたり、まり子ちゃんちで猫ちゃんたちと遊んだりしました。そして今度はレンミちゃんのうちに遊びに行こうという話になると、

「ごめんなさい。ママがダメだって。ごめんね」

といれてくれないのです。みんなは、「しかたないね」といいました。けれど、なつえさんはちょっと首をかしげたのです。いつもママの話ばかりするのに、どうして会わせてくれないんだろう。

 それから二週間後の、授業参観のことです。にしかわ先生が、お母さんの作文を書いて、発表しましょうと言いました。

 そして当日の、国語の時間。お母さん、お父さんがたくさん後ろに立っている中に、レンミちゃんのパパも来ていました。しきりにレンミちゃんに手をふっています。でも、ママの姿は見えません。

 レンミちゃんの順番になりました。黒板の前に立って原稿用紙を広げます。

「私のママは、お花が大好きです。白いユリが大好きです。お父さんは毎日お花を買ってきてくれます。だからママもすごくうれしいと思います。最近、パパがごはんを作ってくれるようになりました。だけど、いつもオムライスがぐちゃぐちゃ。やっぱりママの方がだんぜん上手です」

みんな拍手をしました。レンミちゃんのパパは、ハンカチでまぶたをおさえていました。
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