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77.愛している。
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相澤和真の両親が来訪した日から数週間が経った頃、父の秘書の宮田太一に連れられ、相澤和真と三峰汐音は空港を訪れていた。
「人が多いな……」
大きなスーツケースを持った人々を目で追いながら和真が呟く。
「そうですね」
近くから聞こえてきた声に、和真は視線を向ける。
「……近すぎないか?」
空港に着いてからずっと汐音が和真にぴったりとくっついている。
「適度な距離です。この人込みですからね。これぐらいでないと、逸れてしまいます。それとも、手を繋いでくれますか?」
「あ、いや、これでいい……」
妙に力説され、和真は納得するしかなかった。
二人の会話を聞いていた宮田が『相変わらず仲が良いですね』と笑みを浮かべて感心している。仲が良いのではなく、汐音が過保護すぎるだけなのだと心の中で訴える。
出発ロビーへと続く通路は、ガラス越しの陽光でとても明るかった。
だが、人の流れは絶えず、空港特有のざわめきが、和真の胸の奥までもざわつかせていた。
今日、蒼蓮がイギリスへ旅立つ。9月から全寮制の寄宿学校に入るためだという。異国の地で一人で頑張ると決めたことを聞かされた時、和真は蒼蓮の決断に心底驚嘆した。
この度の和真が強盗に襲われた事件は、強盗実行犯の二人が逮捕されていることで解決となっていた。和真の情報を渡した者は不明のままだ。
もちろん、真宮蓮が独自で調べた蒼蓮の関与は隠蔽されている。そういう理由からも蓮が海外へ留学を勧めたのかもしれなかった。
案内された場所には、すでに真宮蓮と緑川蒼蓮の姿があった。和真達の姿を見つけた蓮が、笑みを浮かべて和真に向かって手を上げる。それに気づいた蒼蓮が慌てて椅子から立ち上がった。和真は蒼蓮の数歩手前で立ち止まる。和真の斜め後ろには汐音が静かに控えていた。
「道中、混んでいなかったか?」
優し気に目を細め、蓮が和真に訊いてくる。
「そんなには……」
応じながら和真は緊張した表情のまま蒼蓮へ視線を向ける。
蒼蓮はパーティーで見かけた時より、小さく感じた。と言っても、身長は和真とほぼ同じぐらいなのだが、肩を落として立つ姿が何とも頼りなげに見えるのだ。和真を見つめてくる目には、パーティーで見せていた敵意はどこにも感じられなかった。
「……相澤……和真さん」
意を決したように蒼蓮が口を開いた。和真の名前を呼んだだけで、蒼蓮の喉が震えだす。
突然、蒼蓮は深く頭を下げた。
「……ご、ごめんなさ。本当に、ごめんなさい……」
再び顔を上げた蒼蓮の顔は僅かに蒼ざめていた。
「……嫉妬だけで、ぼ、僕は相澤和真さんを……、恐ろしい思いをさせただけじゃなく、……け、怪我までさせてしまって……ごめんなさい。謝って……済む話でない事も分かっています……」
一生懸命話そうとしているのが伝わって来る。途中何度も言葉が詰まりながらも蒼蓮は謝罪を続けた。和真はしばらく黙って見守っていたが、やがて小さく息を吐いた。
「……もう、いいよ。おれは、お前を許すよ」
蒼蓮がはっと顔を上げる。
「おれにしたことは、もういいんだ。おまえも追い詰められていたんだと思うから……」
緊張の糸が切れたのか、蒼蓮の目に涙が浮かび上がってきた。
しかし和真は視線を逸らさず、続ける。
「ただし」
声が少しだけ低くなった。
「おれの大切な人まで危険にさらしたことは、正直、今でも腹が立っている」
和真の放った言葉に、蒼蓮はしおれた花のように項垂れた。和真は汐音からの視線を感じながらも蒼蓮をまっすぐに見つめ続けた。
「三峰汐音は、……おれにとって、自分の命より大切な存在なんだ。もし、汐音が怪我をしていたら、おれはおまえを許すことは出来なかったと思う」
蒼蓮は小さく頷いた。
再び頭を上げた蒼蓮は、今度は汐音の方を向いた。汐音が和真の横に並ぶ。
「……三峰汐音さん。あなたが相澤和真さんを守ってくれたことに……感謝してもしきれません。本当に……本当にありがとうございました。そして、どうか……許してください」
深く頭を下げる蒼蓮の姿に、汐音は一瞬、和真の方を見た。和真が小さく頷くのを確認してから、再び蒼蓮へ視線を戻す。
「和真さんが許したので、俺も許します」
その言葉を聞いた途端、蒼蓮の肩から力が抜けた。
「……もし今後、何かに行き詰ったり、困ったりしたら、一人で悩まずに必ず誰かに頼れ。おれに頼ってくれてもいい。おれは、兄ちゃんだからな。って、……蒼蓮くんは、おれが兄では嫌かもしれないんだけどさ。でも、おれはそう思っているから……」
少し照れながら和真は言い切った。
ドンッ
和真の体が衝撃を受けた。蒼蓮が勢いよく和真に抱きついてきたのだ。
一瞬何が起きたのか理解出来ず、唖然と自分に抱きついている蒼蓮を見下ろす。
「……嬉しい。嬉しいです! ……和真さんが、僕の兄だと思ってくれるなら、僕も和真さんの弟でいたいです!」
蒼蓮が顔を上げた。輝くような笑みに圧倒される。暗い影が払拭されたからなのか、人目を惹きつける顔にドキッとさせられる。和真はそっと蒼蓮の両肩に手を置いた。
(……これならきっとイギリスに行っても、すぐに友達ができそうだ。さすが、大女優の緑川麗子の息子なだけはあるな……)
と、感心していると、すぐさま蓮と汐音の二人によって、蒼蓮は和真から強引に引き剥がされた。
ちょうどその時、搭乗案内のアナウンスが響く。
「さあ、行くぞ」
蓮が蒼蓮に声をかけた。蒼蓮は二人に向かって深々と頭を下げる。
「……元気でな」
「はい。和真さんも……」
蒼蓮は名残惜しそうに和真を見つめていたが、蓮に促され、踵を返し歩き出した。和真と汐音はお互い黙ったまま、蒼蓮が搭乗ゲートの向こうへと消えていくのを見送る。
突然、隣に立っていた汐音が大きく息を吐いた。汐音に視線を向けると目が合う。
「和真さん、……何誑し込んでるんですか?」
どこか恨めしそうに汐音が口を開いた。
「誑し込む? 何を人聞きの悪い……」
「……先が思いやられます」
再び汐音が深いため息をつく。
「許すなど言わなければ良かった……」
「え? 何?」
剣呑な表情を浮かべてボソリと呟いた汐音の言葉が聞き取れず、和真は聞き返す。
そんな和真の顔を、汐音は諦めたような目で見返してきた。
「……さあ、行きますよ」
「どこへ?」
「展望デッキです。見送るんでしょ?」
第三ターミナルの展望デッキは暑かった。そのせいか、たまたまなのか和真達以外に誰もいない。
和真はフェンスに近づく。
目の前を飛行機が滑走路を進み、やがて大空へ舞い上がって行く。
二人はしばらくの間、黙ったまま飛行機の離着陸を眺めていた。
「あれだな。蒼蓮が乗った飛行機は……」
和真が指さす先を汐音は何も言わず見つめている。遠ざかる機影を目で追いながら、和真は静かに口を開いた。
「……汐音」
「はい」
澄んだ薄茶色い瞳が和真に向けられる。和真はまっすぐに汐音を見て告げる。
「……おれを見つけてくれて、……ありがとう」
汐音の目が徐々に大きくなっていく。それでも、汐音の唇は閉じられたままだった。
だが、揺れる瞳が多くを語っている。和真は続けた。
「おれの側に汐音がいてくれたから、本当の自分の心を取り戻せた。……今なら分かるんだ。おれは無意識に寂しいも辛いも悲しいもすべて蓋をして生きていた。だから、嬉しいも楽しいも感じられなくなっていたんだって。……でも今は違う。寂しかった事も悲しいと思っていた過去を、受入れられる。だって、おれは今、幸せだからな。……汐音が教えてくれたんだよ」
澄んだ瞳に和真の姿が映っている。汐音は瞬きさえせずに、食い入るように和真を見つめていた。
「おれは、おまえを……」
和真は一度、息を整えた。
「愛している」
「!」
汐音の目が見る見るうちに潤み、涙が溢れ出した。その美しい涙は汐音の頬を伝って流れ落ちて行く。
「……和真さん」
震える声で、汐音は言葉を紡ぐ。
「……私は、ずっとフィーリア様を敬愛していました。……でも、今は、……あなたを愛しています。魂だけではありません。あなたのすべてを、存在すべてを心から愛しています」
汐音の涙は日の光を反射して、キラキラと輝く。引き寄せられるようにその涙に指先で触れれば、汐音に強く抱き締められた。
大好きな汐音の顔が溢れる涙で滲んでいく。
互いに見つめ合い、自然と唇が触れ合った。
どこまでも青く広がる空の下。
お互いの存在を確かめ合うような優しい口づけに、誰にも触れさせてこなかった和真の冷たく閉ざされていた心が熱く甘く溶かされていった。
「人が多いな……」
大きなスーツケースを持った人々を目で追いながら和真が呟く。
「そうですね」
近くから聞こえてきた声に、和真は視線を向ける。
「……近すぎないか?」
空港に着いてからずっと汐音が和真にぴったりとくっついている。
「適度な距離です。この人込みですからね。これぐらいでないと、逸れてしまいます。それとも、手を繋いでくれますか?」
「あ、いや、これでいい……」
妙に力説され、和真は納得するしかなかった。
二人の会話を聞いていた宮田が『相変わらず仲が良いですね』と笑みを浮かべて感心している。仲が良いのではなく、汐音が過保護すぎるだけなのだと心の中で訴える。
出発ロビーへと続く通路は、ガラス越しの陽光でとても明るかった。
だが、人の流れは絶えず、空港特有のざわめきが、和真の胸の奥までもざわつかせていた。
今日、蒼蓮がイギリスへ旅立つ。9月から全寮制の寄宿学校に入るためだという。異国の地で一人で頑張ると決めたことを聞かされた時、和真は蒼蓮の決断に心底驚嘆した。
この度の和真が強盗に襲われた事件は、強盗実行犯の二人が逮捕されていることで解決となっていた。和真の情報を渡した者は不明のままだ。
もちろん、真宮蓮が独自で調べた蒼蓮の関与は隠蔽されている。そういう理由からも蓮が海外へ留学を勧めたのかもしれなかった。
案内された場所には、すでに真宮蓮と緑川蒼蓮の姿があった。和真達の姿を見つけた蓮が、笑みを浮かべて和真に向かって手を上げる。それに気づいた蒼蓮が慌てて椅子から立ち上がった。和真は蒼蓮の数歩手前で立ち止まる。和真の斜め後ろには汐音が静かに控えていた。
「道中、混んでいなかったか?」
優し気に目を細め、蓮が和真に訊いてくる。
「そんなには……」
応じながら和真は緊張した表情のまま蒼蓮へ視線を向ける。
蒼蓮はパーティーで見かけた時より、小さく感じた。と言っても、身長は和真とほぼ同じぐらいなのだが、肩を落として立つ姿が何とも頼りなげに見えるのだ。和真を見つめてくる目には、パーティーで見せていた敵意はどこにも感じられなかった。
「……相澤……和真さん」
意を決したように蒼蓮が口を開いた。和真の名前を呼んだだけで、蒼蓮の喉が震えだす。
突然、蒼蓮は深く頭を下げた。
「……ご、ごめんなさ。本当に、ごめんなさい……」
再び顔を上げた蒼蓮の顔は僅かに蒼ざめていた。
「……嫉妬だけで、ぼ、僕は相澤和真さんを……、恐ろしい思いをさせただけじゃなく、……け、怪我までさせてしまって……ごめんなさい。謝って……済む話でない事も分かっています……」
一生懸命話そうとしているのが伝わって来る。途中何度も言葉が詰まりながらも蒼蓮は謝罪を続けた。和真はしばらく黙って見守っていたが、やがて小さく息を吐いた。
「……もう、いいよ。おれは、お前を許すよ」
蒼蓮がはっと顔を上げる。
「おれにしたことは、もういいんだ。おまえも追い詰められていたんだと思うから……」
緊張の糸が切れたのか、蒼蓮の目に涙が浮かび上がってきた。
しかし和真は視線を逸らさず、続ける。
「ただし」
声が少しだけ低くなった。
「おれの大切な人まで危険にさらしたことは、正直、今でも腹が立っている」
和真の放った言葉に、蒼蓮はしおれた花のように項垂れた。和真は汐音からの視線を感じながらも蒼蓮をまっすぐに見つめ続けた。
「三峰汐音は、……おれにとって、自分の命より大切な存在なんだ。もし、汐音が怪我をしていたら、おれはおまえを許すことは出来なかったと思う」
蒼蓮は小さく頷いた。
再び頭を上げた蒼蓮は、今度は汐音の方を向いた。汐音が和真の横に並ぶ。
「……三峰汐音さん。あなたが相澤和真さんを守ってくれたことに……感謝してもしきれません。本当に……本当にありがとうございました。そして、どうか……許してください」
深く頭を下げる蒼蓮の姿に、汐音は一瞬、和真の方を見た。和真が小さく頷くのを確認してから、再び蒼蓮へ視線を戻す。
「和真さんが許したので、俺も許します」
その言葉を聞いた途端、蒼蓮の肩から力が抜けた。
「……もし今後、何かに行き詰ったり、困ったりしたら、一人で悩まずに必ず誰かに頼れ。おれに頼ってくれてもいい。おれは、兄ちゃんだからな。って、……蒼蓮くんは、おれが兄では嫌かもしれないんだけどさ。でも、おれはそう思っているから……」
少し照れながら和真は言い切った。
ドンッ
和真の体が衝撃を受けた。蒼蓮が勢いよく和真に抱きついてきたのだ。
一瞬何が起きたのか理解出来ず、唖然と自分に抱きついている蒼蓮を見下ろす。
「……嬉しい。嬉しいです! ……和真さんが、僕の兄だと思ってくれるなら、僕も和真さんの弟でいたいです!」
蒼蓮が顔を上げた。輝くような笑みに圧倒される。暗い影が払拭されたからなのか、人目を惹きつける顔にドキッとさせられる。和真はそっと蒼蓮の両肩に手を置いた。
(……これならきっとイギリスに行っても、すぐに友達ができそうだ。さすが、大女優の緑川麗子の息子なだけはあるな……)
と、感心していると、すぐさま蓮と汐音の二人によって、蒼蓮は和真から強引に引き剥がされた。
ちょうどその時、搭乗案内のアナウンスが響く。
「さあ、行くぞ」
蓮が蒼蓮に声をかけた。蒼蓮は二人に向かって深々と頭を下げる。
「……元気でな」
「はい。和真さんも……」
蒼蓮は名残惜しそうに和真を見つめていたが、蓮に促され、踵を返し歩き出した。和真と汐音はお互い黙ったまま、蒼蓮が搭乗ゲートの向こうへと消えていくのを見送る。
突然、隣に立っていた汐音が大きく息を吐いた。汐音に視線を向けると目が合う。
「和真さん、……何誑し込んでるんですか?」
どこか恨めしそうに汐音が口を開いた。
「誑し込む? 何を人聞きの悪い……」
「……先が思いやられます」
再び汐音が深いため息をつく。
「許すなど言わなければ良かった……」
「え? 何?」
剣呑な表情を浮かべてボソリと呟いた汐音の言葉が聞き取れず、和真は聞き返す。
そんな和真の顔を、汐音は諦めたような目で見返してきた。
「……さあ、行きますよ」
「どこへ?」
「展望デッキです。見送るんでしょ?」
第三ターミナルの展望デッキは暑かった。そのせいか、たまたまなのか和真達以外に誰もいない。
和真はフェンスに近づく。
目の前を飛行機が滑走路を進み、やがて大空へ舞い上がって行く。
二人はしばらくの間、黙ったまま飛行機の離着陸を眺めていた。
「あれだな。蒼蓮が乗った飛行機は……」
和真が指さす先を汐音は何も言わず見つめている。遠ざかる機影を目で追いながら、和真は静かに口を開いた。
「……汐音」
「はい」
澄んだ薄茶色い瞳が和真に向けられる。和真はまっすぐに汐音を見て告げる。
「……おれを見つけてくれて、……ありがとう」
汐音の目が徐々に大きくなっていく。それでも、汐音の唇は閉じられたままだった。
だが、揺れる瞳が多くを語っている。和真は続けた。
「おれの側に汐音がいてくれたから、本当の自分の心を取り戻せた。……今なら分かるんだ。おれは無意識に寂しいも辛いも悲しいもすべて蓋をして生きていた。だから、嬉しいも楽しいも感じられなくなっていたんだって。……でも今は違う。寂しかった事も悲しいと思っていた過去を、受入れられる。だって、おれは今、幸せだからな。……汐音が教えてくれたんだよ」
澄んだ瞳に和真の姿が映っている。汐音は瞬きさえせずに、食い入るように和真を見つめていた。
「おれは、おまえを……」
和真は一度、息を整えた。
「愛している」
「!」
汐音の目が見る見るうちに潤み、涙が溢れ出した。その美しい涙は汐音の頬を伝って流れ落ちて行く。
「……和真さん」
震える声で、汐音は言葉を紡ぐ。
「……私は、ずっとフィーリア様を敬愛していました。……でも、今は、……あなたを愛しています。魂だけではありません。あなたのすべてを、存在すべてを心から愛しています」
汐音の涙は日の光を反射して、キラキラと輝く。引き寄せられるようにその涙に指先で触れれば、汐音に強く抱き締められた。
大好きな汐音の顔が溢れる涙で滲んでいく。
互いに見つめ合い、自然と唇が触れ合った。
どこまでも青く広がる空の下。
お互いの存在を確かめ合うような優しい口づけに、誰にも触れさせてこなかった和真の冷たく閉ざされていた心が熱く甘く溶かされていった。
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