手向け花を捧ぐーREー

井上なぎさ

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第94話

「今じゃ立ち入り禁止にされてる階の話よ」

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ジュリエッタは失神して今まで倒れていたが、やがて気が付いてむくりと起き上がる。


そして辺りをキョロキョロ見渡す。


ジュリエッタ「あ、あれ・・・あたし、なにがあって・・・」


ふとジュリエッタは思い出す。
この場で騎士学校との戦い。

ジュリエッタはそこで思い出した。


ジュリエッタ「あ・・・あたし・・・」
口に残る感触。

ジュリエッタは口元に手を当て、
顔を真っ赤にさせていた。


ジュリエッタ「なんなのなんなのアイツ・・・乙女の心を弄んで・・・まぁよくもあんなこと平然とやって退けれるものなんだから・・さすが、心を持たない人はやることが違うわ・・・・」



まぁ、それはあたしも同じ、か・・・
知らない・・・気にしたら負け・・・なのに・・・
なんで気になるんだろう・・・・




ママの知り合いぽかったけど、、、。


この気持ちは・・・・なに・・・?



ジュリエッタ「ママ・・・」




神様から見放されたのかな・・・。
ママだってこの世に戻ってくるチャンス、あったはず・・・





ママにはこの世に戻る心残りなんか、なかったって言うの・・・・?










ーーーー






「ケイリィ君救急箱ありがとうー」

ケイリィ「全然礼には及ばないけど・・・皆はもうゆっくり寝た方がいいよ!疲れたと思うし・・・明日も任務あるだろうし・・・」

「そうするね」

「そう言うケイリィはまだ寝ないのか?」

ケイリィ「あ、うん・・・。少し学校に忘れ物しちゃって取りに行ってくるから」

「夜ふかしはしないようにねー
明日の任務に響いちゃうよ」

ケイリィ「わかってるよ」

「今日の任務。途中でリチアちゃんとケイリィ君が居なかったけど、なにかしたの?ひっきりなしに出てきた化け物がパタッて出てこなくなってさ」

ケイリィ「まぁ、そんなところ、かな。俺はなんもしてないけどね・・・黒い化け物が発生させてる根元はわかったからそれを叩きに行ったんだ」






まぁ、
全部リチアのお陰、なんだよね・・・。




「そっか。ケイリィ君も今日疲れただろうし、無理しないで早めに寝てね」

ケイリィ「うん・・・ありがとう」


そうして
皆は階段を上がっていきそれぞれ自室へと戻っていく。それを見送った後で、ケイリィは生徒寮を飛び出して学校へと駆け出した。








ケイリィが学校に入るとちょうど保健室の先生がバッグを持ってばったりと玄関先で出くわした。


「あら。さっきの1年生?その怪我をしたって言ってた生徒に救急箱は渡せた?」

ケイリィ「あ、はい。ちゃんと渡せましたよ」

「それは良かった。
それでまだ学校に用でも?もうじき閉めるわよ?」

ケイリィ「え!まだ俺の友達が学校の中にいるんです!」

「あら、そうなの?
あんまり夜遅くまで起きて学校に居ちゃダメだってその子にも言っておいてね。はい、これ学校の鍵。戸締まり忘れないでね?」

ケイリィ「はい!」

ケイリィは駆け出そうとすると保健室の先生に呼び止められた。

「あ、そうそう。
ここだけの話なんだけど、ちょっと聞いていかない?騎士学校にまつわる話」

ケイリィ「先生今俺急いでるんですけど・・・」

「この学校の、今じゃ立ち入り禁止にされてる階の話よ。」

ケイリィ「ぇ・・・」


















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