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雨の匂いがする
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あれから1週間経っても、周りに変化はなかった
送ってもらった次の日からは、常に2人で行動するようになり、他のクラスメイトからはカップルだと思われている
付き合う気は無いが
「付き合わねぇ?俺たち」
思わず飲んでいたジュースを吹きこぼしてしまった
「バカなの?」
幸いお昼はいつも屋上で食べているので、他のクラスメイトに見られることはなかったが...
「まだお互いのことよく知らないし、やらなきゃいけないことだってあるでしょ?」
廻は真面目だなぁー、とため息をついた
「これから一緒に戦うんだからさー、もう少し親交を深めてぇじゃん?」
「だからっていきなり付き合うってことにはならないでしょ?」
廻はまたため息をついて、今度は私の方に近づいて来たらしい
「頑固だな、まぁそのうち付き合おうぜ」
額に強い痛みがあった
デコピンされたらしい
「そういえば、廻の能力って何?すっかり聞くの忘れてた」
「あー、まぁ単純に言うと爆破だな」
「爆破?」
廻の気配が遠くなった
「こんな風に...小さい爆破もできるし、地球規模の爆破もできるぞ。試したことないけど」
何を爆破したのかはわからないが、小さくポンっと音が聞こえた
「すごいね...人殺し放題」
「俺は殺さねぇっての」
そんな話をしている間にチャイムが鳴った
「そろそろ戻らないと」
「めんどくせぇけど行くか.........ちゃんと考えとけよ、俺と付き合うこと」
最後は真面目な感じで言われた
「やだよ」
「...腹立つ」
廻が私の肩に手を置いた
「なにが起きるかわかんねぇから、警戒しとけよ?」
「いっつもそう言うけど何か起きたことないよ...警戒はしておくけど」
せ
「.........なーんか嫌な予感すんだよな」
「......」
廻のその言葉を聞いて私も嫌な予感がして来た
次の時間は体育なので、それで気を紛らわすことにしよう
____雨の匂いがする
送ってもらった次の日からは、常に2人で行動するようになり、他のクラスメイトからはカップルだと思われている
付き合う気は無いが
「付き合わねぇ?俺たち」
思わず飲んでいたジュースを吹きこぼしてしまった
「バカなの?」
幸いお昼はいつも屋上で食べているので、他のクラスメイトに見られることはなかったが...
「まだお互いのことよく知らないし、やらなきゃいけないことだってあるでしょ?」
廻は真面目だなぁー、とため息をついた
「これから一緒に戦うんだからさー、もう少し親交を深めてぇじゃん?」
「だからっていきなり付き合うってことにはならないでしょ?」
廻はまたため息をついて、今度は私の方に近づいて来たらしい
「頑固だな、まぁそのうち付き合おうぜ」
額に強い痛みがあった
デコピンされたらしい
「そういえば、廻の能力って何?すっかり聞くの忘れてた」
「あー、まぁ単純に言うと爆破だな」
「爆破?」
廻の気配が遠くなった
「こんな風に...小さい爆破もできるし、地球規模の爆破もできるぞ。試したことないけど」
何を爆破したのかはわからないが、小さくポンっと音が聞こえた
「すごいね...人殺し放題」
「俺は殺さねぇっての」
そんな話をしている間にチャイムが鳴った
「そろそろ戻らないと」
「めんどくせぇけど行くか.........ちゃんと考えとけよ、俺と付き合うこと」
最後は真面目な感じで言われた
「やだよ」
「...腹立つ」
廻が私の肩に手を置いた
「なにが起きるかわかんねぇから、警戒しとけよ?」
「いっつもそう言うけど何か起きたことないよ...警戒はしておくけど」
せ
「.........なーんか嫌な予感すんだよな」
「......」
廻のその言葉を聞いて私も嫌な予感がして来た
次の時間は体育なので、それで気を紛らわすことにしよう
____雨の匂いがする
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