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ハムスター
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ハムスターは夜行性で結構タフな生物だ。
もともとは中東の砂漠に住んでいたらしい。
砂漠で生き残るためにそう進化したのだろう頬袋にぱんぱんに食べ物を詰め込み巣まで運ぶ。
それが今ではペットとして老若男女問わず愛されている。
僕はハムスターを右手にのせて背中をさすった。
モフモフというよりかフニャフニャしてじんわり温かい。
かわいいなあ、かわいいなあとスリスリを続ける。どこにでもいるような普通の茶色のハムスターはじっとしていた。
14歳の誕生日プレゼントにハムスターを買ってもらった。
そうだ。名前をつけないと。
「君の名前はバムだ。僕の名前は守(まもる)。これからよろしく」
もう10時半か、そろそろ寝ないと。
バムをそっとケージに戻すと僕は布団に入った。
カラカラ、カラカラ、カラカラ。
半分眠っていたが地味にイライラする音で目が覚めた。
カラカラ、カラカラ。
回し車を爆走する音だ。
「うるさいよ」
目をこすりながら様子を見に行く。
カラカラ、カラカラ。
なにかにとりつかれたかのようにハムスターは走る。短い4本の脚を動かしてギュンギュン回し車の中で走り続ける。
「もうやめろよ」
うっざっ。
お迎えした日にもうなんだかうんざりしてしまった。
ケージを持って台所に行く。
狭い台所でお母さんはノートパソコンを開いて、会社から持ち帰った仕事をしていた。
うちは母子家庭で僕と母さんの二人家族だ。
かがみこんで、ハムスターのケージをテーブルの下に置いた。
「回し車の音がうるさいから、夜の間ここにおいてもいい?」
「まあいいけど、飼い主なんだからきちんと世話しないとダメよ。お母さんは面倒みないわよ」
「わかった。じゃあ、おやすみ」
もともとは中東の砂漠に住んでいたらしい。
砂漠で生き残るためにそう進化したのだろう頬袋にぱんぱんに食べ物を詰め込み巣まで運ぶ。
それが今ではペットとして老若男女問わず愛されている。
僕はハムスターを右手にのせて背中をさすった。
モフモフというよりかフニャフニャしてじんわり温かい。
かわいいなあ、かわいいなあとスリスリを続ける。どこにでもいるような普通の茶色のハムスターはじっとしていた。
14歳の誕生日プレゼントにハムスターを買ってもらった。
そうだ。名前をつけないと。
「君の名前はバムだ。僕の名前は守(まもる)。これからよろしく」
もう10時半か、そろそろ寝ないと。
バムをそっとケージに戻すと僕は布団に入った。
カラカラ、カラカラ、カラカラ。
半分眠っていたが地味にイライラする音で目が覚めた。
カラカラ、カラカラ。
回し車を爆走する音だ。
「うるさいよ」
目をこすりながら様子を見に行く。
カラカラ、カラカラ。
なにかにとりつかれたかのようにハムスターは走る。短い4本の脚を動かしてギュンギュン回し車の中で走り続ける。
「もうやめろよ」
うっざっ。
お迎えした日にもうなんだかうんざりしてしまった。
ケージを持って台所に行く。
狭い台所でお母さんはノートパソコンを開いて、会社から持ち帰った仕事をしていた。
うちは母子家庭で僕と母さんの二人家族だ。
かがみこんで、ハムスターのケージをテーブルの下に置いた。
「回し車の音がうるさいから、夜の間ここにおいてもいい?」
「まあいいけど、飼い主なんだからきちんと世話しないとダメよ。お母さんは面倒みないわよ」
「わかった。じゃあ、おやすみ」
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