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羞恥プレイ
先生は、かごを僕に押し付けると、耳元で言った。
「はら、1万円あげるから、精算を済ませてくるんだ」
僕は震える声で訴えた。「無理、無理です。こんなもの買ったってクラスメートにばれたら、スクールカースト最下位になってしまう」
「童貞だからってビクビクしたり、オドオドしてたら、馬鹿にされるかもしれんな。でも、胸を張って堂々としていれば大丈夫だ」
無理無理無理。恥ずかしすぎて、憤死してしまうよ。
揉めている僕たちの横を、JC軍団が通り過ぎた。
背の低いポニーテールの女の子が、僕の抱えているかごの中身を見た。
一瞬目が合った。
女の子は、何事もなかったかのようにささっと視線をそらせた。
この子、中1ぐらいだよね。中1なら、ゴムやローションなんてまだ知らないだろう。
でも、すっごく恥ずかしくて、額から汗がたれて目に入った。
汗をぬぐい、レジの方を見ると、国松は、やる気のない口調で「ポイントカードお持ちですかー」と接客している。
当然、高校生男子の国松は、ローションもオナホもゴムも知っているだろう。
僕は先生に縋り付いた。
「先生、勘弁してください。無理です。羞恥プレイは早すぎます」
きょどりまくっている僕を見て、先生はニコニコしてる。
なに笑ってんだよ。
その時だった。背後で女の子の声で「あのさ、あの人たち、オナホとかローション買ってる」と聞こえた。
え?
声の方向に目を向けると、カラスの群れの様なJC軍団が僕らをじーっと観察するように見ている。
奴らの考えていることが、テレパシーの様にエンパシーした。
【ホモなの?】
【オナホで何する気なの?】
【ローションってオナホ用? それともお尻?】
【どっちが受け?】
【攻めは年上の方?】
【フーーーォーーーモー!!】
滝汗が顔、背中、太ももあらゆる部位から噴き出てきた。
なぜか鼻水もあふれてきた。
あ、あああああ!!! 僕はかごを床に置くと、すたすたと出口に向かった。
ほんの数メートル先の出口が1000メートルにも思えた。
振り返るな。絶対振り返るな。
やっと店の外に出ると、夏の日差しがまぶしかった。
情けないやら、恥ずかしいやら、もう発狂寸前になって、無我夢中になって僕は走った。
路上駐輪してある自転車にぶつかりそうになりながら、買い物帰りのおばさんたちの真ん中をかき分けて、精一杯走った。
走れ! エロス!
ゼーゼー息を切らせ、灼熱の太陽にじりじりと照らされ、エロスは走った。
友情と約束と貞操を守るために走った。
セリヌンティウス待っていてくれ。
走って走って、家に帰るんだ。
「はら、1万円あげるから、精算を済ませてくるんだ」
僕は震える声で訴えた。「無理、無理です。こんなもの買ったってクラスメートにばれたら、スクールカースト最下位になってしまう」
「童貞だからってビクビクしたり、オドオドしてたら、馬鹿にされるかもしれんな。でも、胸を張って堂々としていれば大丈夫だ」
無理無理無理。恥ずかしすぎて、憤死してしまうよ。
揉めている僕たちの横を、JC軍団が通り過ぎた。
背の低いポニーテールの女の子が、僕の抱えているかごの中身を見た。
一瞬目が合った。
女の子は、何事もなかったかのようにささっと視線をそらせた。
この子、中1ぐらいだよね。中1なら、ゴムやローションなんてまだ知らないだろう。
でも、すっごく恥ずかしくて、額から汗がたれて目に入った。
汗をぬぐい、レジの方を見ると、国松は、やる気のない口調で「ポイントカードお持ちですかー」と接客している。
当然、高校生男子の国松は、ローションもオナホもゴムも知っているだろう。
僕は先生に縋り付いた。
「先生、勘弁してください。無理です。羞恥プレイは早すぎます」
きょどりまくっている僕を見て、先生はニコニコしてる。
なに笑ってんだよ。
その時だった。背後で女の子の声で「あのさ、あの人たち、オナホとかローション買ってる」と聞こえた。
え?
声の方向に目を向けると、カラスの群れの様なJC軍団が僕らをじーっと観察するように見ている。
奴らの考えていることが、テレパシーの様にエンパシーした。
【ホモなの?】
【オナホで何する気なの?】
【ローションってオナホ用? それともお尻?】
【どっちが受け?】
【攻めは年上の方?】
【フーーーォーーーモー!!】
滝汗が顔、背中、太ももあらゆる部位から噴き出てきた。
なぜか鼻水もあふれてきた。
あ、あああああ!!! 僕はかごを床に置くと、すたすたと出口に向かった。
ほんの数メートル先の出口が1000メートルにも思えた。
振り返るな。絶対振り返るな。
やっと店の外に出ると、夏の日差しがまぶしかった。
情けないやら、恥ずかしいやら、もう発狂寸前になって、無我夢中になって僕は走った。
路上駐輪してある自転車にぶつかりそうになりながら、買い物帰りのおばさんたちの真ん中をかき分けて、精一杯走った。
走れ! エロス!
ゼーゼー息を切らせ、灼熱の太陽にじりじりと照らされ、エロスは走った。
友情と約束と貞操を守るために走った。
セリヌンティウス待っていてくれ。
走って走って、家に帰るんだ。
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