あなたに会いに来ちゃいました。

ありさな✴️

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第1章

5、幼稚園の迎え(彩奈視点)

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「彩奈ちゃんはお母さんをまってて偉い子ね。」

 「そうなの。ママとのお約束だから」

 「そうなの」
 

 一人で絵を描いていると保育士の・・・先生が頭を撫でてくれた。

 名前は忘れちゃったけど・・・私のクラスの先生だ。

 他のお友達はすでにお迎えが来ており、部屋の中は静まり返っていた。


「あら、彩奈ちゃんのお母さん来てくれたわよ。帰りの準備しましょうね。」


 窓の外を見ると、急いで走ってくるお母さんの姿が見えた。

 お迎えに来てくれたことに気づくと、「はーい」と返事をした。
 
 帰る準備を始めた彩奈は、忘れ物がないかチェックして、黄色い帽子をかぶり部屋の白いドアを開けた。


「・・・先生、いつもありがとうございます。娘の彩奈を迎えにきたんですが、大丈夫でしたか。」


「はい、とてもいい子でしたよ。彩奈ちゃん」

 玄関で先生が私を呼んでいる。

 
「ママ」

 とても嬉しいのだが人の前になってしまうあがってしまう。


「あらあら」

 お母さんは、手で持っていたバックを地面におき、しゃがみながら大きな手を広げてた。

 その手は【おいで】と呼んでいるかのようなのでお母さんに抱きしめた。


「じゃ、帰ろうか。彩奈、先生にバイバイして」


 お母さんの手から離れて、振り返り先生達へ手を振った。


「はい、彩奈ちゃんも明日元気に会いましょうね。さようなら」


 お母さんの手をつなぎながら帰った。

 まさか、そのあいさつが幼稚園の先生への最後の言葉だとしらずに・・・
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