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旅立ち
花と十字架の想い 14話
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歌声の聴こえる方へ向かって階段を下りていくシオンたち。
その途中…
ブローディア「きゃ!?」
ブローディアがこけた。目の前にはシュロ…
シュロ「大丈夫か…ってうわ!?」
こけたブローディアに押される形でシュロも階段から落下。
アイリス「2人とも大丈夫…!?」
思いっきり2人で目を回して倒れている。思わず吹き出す。
すると…
???「誰かいるの…?」
奥の方から、女の子の声がする。
ブローディア「当たり!? 天使かな?」
シオン「行ってみるか…」
進んでいくと、牢の中に金髪の少女…背には確かに天使の翼。
シュロ「うわっ…本当に天使…!?」
まだ信じてなかったのか、シュロが驚く。
シオン「君が、魔族に捕えられた天使…?」
???「うん、そう…」
ふと気になった。翼が片翼折れている。
アイリス「その翼…どうしたんですか?」
???「あ、これ…? 折られちゃった……」
ドジでも踏んだかのように苦笑いする
折られたという割に、誰も悪くないと言いたげに微笑む。
シオン「魔族に折られたのか?」
???「ち、違う…魔族じゃないよ? …悪魔、だけど…」
シュロ「悪魔!?」
シュロ…どこまで悪魔だとか天使だとかの存在を信じていなかったのか…
ブローディア「悪魔にも地上に降りてきてる人が…」
???「あのっ…お願いがあるの…私を、ここから出してくれないかな?」
シオンたちに迷う理由は無かった。そもそも天使を助けに来ていたのだから。
でも、牢の鍵など持っていない。と、思っていたら…
ブローディア「よし、カルビ、お願い!」
カルビ「ハンバーグおごりルビよ?」
ブローディア「わ、分かったよ、仕方ないなぁ…」
カルビ「じゃあ、ちょっと離れててルビ」
何を始めるのかと思いながら言う通りにする…と…
ドゴンと物音。牢の鉄格子が…カルビの体当たりで人1人通れるだけ壊れている。
カルビ「開いたルビよ」
シオン「……カルビの体当たり…そんなに威力あったのか…」
驚いていた天使もノソノソと出てくる。
フクシア「ありがとう…助けてくれて。私の名前はフクシア。えっと、あなたたちは?」
シオン「そういえば、自己紹介がまだだったな。
俺はシオン、こっちがアイリスでこの子がブローディア。
今牢を開けたのがカルビ…カピバラみたいだけど土の精霊だ。
で、さっきから天使とか悪魔とかで驚きまくってたのがシュロだ」
シュロ「ぅ…いや、信じられなくてな…すまない」
苦笑いするシュロ。気にしなくていいよ、とフクシアが微笑む。
アイリス「その翼、痛くないの?」
フクシア「うん、平気。痛みを無くしてもらったから…でも、問題があって…」
シオン「問題?」
フクシア「片翼折れたまま放っておくと、堕天使にいつかなってしまうの…
生粋の天使に戻すには、天使の輝石が必要なんだけど…在り処がわからなくて…」
フクシアが俯く。すかさずシオンが口を開いた。
シオン「なら、1緒に行こう」
フクシアが驚く。
シオン「1人でいたら危険だし、俺たちも探すの手伝うから」
フクシア「良いの…?」
その場にいた全員が頷く。
ブローディア「魔族に狙われた人を放っておけないしね」
アイリス「私たちも、協力します」
シュロ「仲間は多い方がいい」
その言葉に心底嬉しそうにフクシアが笑う。
シオン「ほら、早くこの塔から逃げよう。魔族が来るかもしれない」
フクシア「あ、待って。
この塔でやることあるの…みんなに迷惑かけちゃうかもなんだけど、いいかな…?」
アイリス「やる事って?」
フクシアが折れた片翼に触れながら答えた。
フクシア「この塔の最上階には悪魔の輝石があるの…それを、手に入れておきたいの…」
深くは語らなかったが、フクシアの真剣な表情を見て、よほどのことだと悟り、賛成した。
フクシア「ありがとう…みんな…」
微笑んで、シオンがフクシアに手を差し出す。フクシアも笑顔でその手を取る。
シオン「さあ! 塔の最上階、目指そう!!」
それぞれ武器を構えて、走り出す。魔族が居ようと関係ない。
新しく仲間になったフクシアの頼みのために塔の攻略を目指した。
その後ろ姿を、赤い瞳が見ていた。
アスター「フクシア………」
その途中…
ブローディア「きゃ!?」
ブローディアがこけた。目の前にはシュロ…
シュロ「大丈夫か…ってうわ!?」
こけたブローディアに押される形でシュロも階段から落下。
アイリス「2人とも大丈夫…!?」
思いっきり2人で目を回して倒れている。思わず吹き出す。
すると…
???「誰かいるの…?」
奥の方から、女の子の声がする。
ブローディア「当たり!? 天使かな?」
シオン「行ってみるか…」
進んでいくと、牢の中に金髪の少女…背には確かに天使の翼。
シュロ「うわっ…本当に天使…!?」
まだ信じてなかったのか、シュロが驚く。
シオン「君が、魔族に捕えられた天使…?」
???「うん、そう…」
ふと気になった。翼が片翼折れている。
アイリス「その翼…どうしたんですか?」
???「あ、これ…? 折られちゃった……」
ドジでも踏んだかのように苦笑いする
折られたという割に、誰も悪くないと言いたげに微笑む。
シオン「魔族に折られたのか?」
???「ち、違う…魔族じゃないよ? …悪魔、だけど…」
シュロ「悪魔!?」
シュロ…どこまで悪魔だとか天使だとかの存在を信じていなかったのか…
ブローディア「悪魔にも地上に降りてきてる人が…」
???「あのっ…お願いがあるの…私を、ここから出してくれないかな?」
シオンたちに迷う理由は無かった。そもそも天使を助けに来ていたのだから。
でも、牢の鍵など持っていない。と、思っていたら…
ブローディア「よし、カルビ、お願い!」
カルビ「ハンバーグおごりルビよ?」
ブローディア「わ、分かったよ、仕方ないなぁ…」
カルビ「じゃあ、ちょっと離れててルビ」
何を始めるのかと思いながら言う通りにする…と…
ドゴンと物音。牢の鉄格子が…カルビの体当たりで人1人通れるだけ壊れている。
カルビ「開いたルビよ」
シオン「……カルビの体当たり…そんなに威力あったのか…」
驚いていた天使もノソノソと出てくる。
フクシア「ありがとう…助けてくれて。私の名前はフクシア。えっと、あなたたちは?」
シオン「そういえば、自己紹介がまだだったな。
俺はシオン、こっちがアイリスでこの子がブローディア。
今牢を開けたのがカルビ…カピバラみたいだけど土の精霊だ。
で、さっきから天使とか悪魔とかで驚きまくってたのがシュロだ」
シュロ「ぅ…いや、信じられなくてな…すまない」
苦笑いするシュロ。気にしなくていいよ、とフクシアが微笑む。
アイリス「その翼、痛くないの?」
フクシア「うん、平気。痛みを無くしてもらったから…でも、問題があって…」
シオン「問題?」
フクシア「片翼折れたまま放っておくと、堕天使にいつかなってしまうの…
生粋の天使に戻すには、天使の輝石が必要なんだけど…在り処がわからなくて…」
フクシアが俯く。すかさずシオンが口を開いた。
シオン「なら、1緒に行こう」
フクシアが驚く。
シオン「1人でいたら危険だし、俺たちも探すの手伝うから」
フクシア「良いの…?」
その場にいた全員が頷く。
ブローディア「魔族に狙われた人を放っておけないしね」
アイリス「私たちも、協力します」
シュロ「仲間は多い方がいい」
その言葉に心底嬉しそうにフクシアが笑う。
シオン「ほら、早くこの塔から逃げよう。魔族が来るかもしれない」
フクシア「あ、待って。
この塔でやることあるの…みんなに迷惑かけちゃうかもなんだけど、いいかな…?」
アイリス「やる事って?」
フクシアが折れた片翼に触れながら答えた。
フクシア「この塔の最上階には悪魔の輝石があるの…それを、手に入れておきたいの…」
深くは語らなかったが、フクシアの真剣な表情を見て、よほどのことだと悟り、賛成した。
フクシア「ありがとう…みんな…」
微笑んで、シオンがフクシアに手を差し出す。フクシアも笑顔でその手を取る。
シオン「さあ! 塔の最上階、目指そう!!」
それぞれ武器を構えて、走り出す。魔族が居ようと関係ない。
新しく仲間になったフクシアの頼みのために塔の攻略を目指した。
その後ろ姿を、赤い瞳が見ていた。
アスター「フクシア………」
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