43 / 80
聖武器
花と十字架の想い 43話
しおりを挟む
シオン達があちこちで戦い終わり、全員城に戻るなり屋上に向かうなりしていた時、
街の人の混乱を抑える役を買って出たアスターとフクシアは…
フクシア「ふぅ…これぐらいでいいかな?」
アスター「ああ、もう大丈夫だと思う。俺達もシオンたちに合流…ん?」
ふとアスターが遠目に城を見上げる。
フクシア「どうしたの?」
アスター「…いや、城の屋上、誰か…っ!?」
アスターが見ていた人影…それは紫の短い髪に黒い服の男。
アスター「フクシア、魔王がいる!」
フクシア「嘘!? …急ごう、アスター!!」
魔王の姿を確認した2人は、急いで城の中へ入っていった。
そのころ、屋上へ向かうジェイドとカイヤを追っていたシオンたちは
屋上の手前まで来ていた。
シオン「………っ!」
シオンが思いっきり扉を開けた。
シオン「ジェイド! カイヤ!!……え……」
ローレル「やれやれ…マジかよ。まさか、あんたまで来るとはな~魔王」
ローレルが呆れたように呟く。
魔王フロックス「ふっ…久しいなローレル」
ジェイド「わざわざ俺達の後を追ってくるとはな」
カイヤ「フロックス様がいるとも知らずに…もはや、貴方方に勝ち目はありません」
ジェイドとカイヤも魔王の横から出てきた。
シュロ「人数は僕たちの方が多い!」
レオノティス「少なくとも、ジェイドとカイヤに傷を負わせることぐらいは…」
そう言いかけた時、転移でアメシスとクロムが戻ってきた。
アメシス「フロックス様、ジェイド、カイヤ、戻りました…」
クロム「あらあら、やっぱり彼等、貴方達を追ってきちゃったのね」
ローレル「…厳しいな…一気に増えやがった……。!! おい、ネメシアたちはどうした!?」
ローレルがハッとして問いかける。
クロム「安心なさい。怪我人はいないわよ。
茶髪の男の子が疲弊しているかもしれないけど」
シオン「…シスルのことか!?」
シスルしかいないだろう。一体何が…
魔王フロックス「さて…我々の狙いはここの城にある黒曜石と将軍の始末だったが、
今は良い。シオン、お前の持つペンダント、渡してもらおうか」
咄嗟にシオンがペンダントを握り締める。そんなことで護れるとも思っていないが…
明らかに分が悪い。勝機がない。そう思っていたとき…
アスター「シオン!」
アスターとフクシアも合流してきた。
そして預っていた呪剣・ウロボロスをシオンに投げ渡した。
アスター「シオンは下がってペンダントとその剣が奪われないように努めてくれ!
魔王は俺が!」
そういうなりアスターは魔王に斬りかかった。剣で軽々と受け止められてはいるが…
魔王フロックス「…その眼帯は私が負わせた傷故か。…そろそろ出て来い」
みんな、誰のことか解からなかった。アスターは念のために一度魔王から距離をとる。
その時、歩いてきたのは…
シオン「……え…? ……ム…?」
シオンとフクシアには見覚えがあった。
砂漠で出会った少女…レクイエムと名乗った少女だ。
レクイエム「久しぶりだね、シオン、フクシア!」
フクシア「なんであなたが…」
レクイエム「えーっと、私魔王側についたの! だからーこれからは敵同士だね!」
感情のない…けれど明るい口調で話す。
レクイエムの魔法の威力は目の前で見たことがある。あんなのを撃たれたら…。
そう思っているとシオン達の背後からまた足音が。アイリスたちが到着したのだった。
アイリス「シオン! …え、レクイエム…?」
レクイエム「アイリスっ。みんな揃ってるね~。初めましての人もいるから一応自己紹介!
私はレクイエム。パパがつけてくれたの♪
シオンとアイリスとフクシアのことは、砂漠で協力しあったんだ~
で・も、もう敵同士だから、そこんところよろしくね♪」
情の欠片もないのだろうか…別に誰の味方でも構わないと言ったような楽観的な口調。
そして、「パパ」とは誰のことだろうか…。
レクイエム「魔王様、そろそろあの人達来るんでしょ?
ペンダントのことは、次の機会にしよう?」
魔王フロックス「…そうだな。シオン、シスル、お前達の持つ者…必ず手に入れる」
そう言って転移魔法の魔法陣が展開されて魔術音が響く。
魔王フロックス「……もな」
その魔術音のせいで、最後の言葉が聞き取れなかった。
強い光に包まれ、次にシオンたちが目を開けた時には、誰もいなかった。
レクイエムも……
帰還した魔王城で…
ジェイド「くそっ、いつになったらシオンを殺せるんだ!」
カイヤ「堪えてください…いつか、必ず殺せます…
私も、シュロさんとレオノティスさんとは決着をつけたいですしね…」
アメシス「…フロックス様…あの人たち…とは?」
アメシスが疑問を投げかける。
魔王フロックス「ああ、今レクイエムが連れてくる」
しばらくしてレクイエムが歩いてきた。3人、連れて…。
レクイエム「連れてきたよ♪」
その場に跪いたレクイエムの後ろにいる3人。
???「死鎌刃魂(ディアブソウル)、参りました」
3人同時に、言葉を発した。
街の人の混乱を抑える役を買って出たアスターとフクシアは…
フクシア「ふぅ…これぐらいでいいかな?」
アスター「ああ、もう大丈夫だと思う。俺達もシオンたちに合流…ん?」
ふとアスターが遠目に城を見上げる。
フクシア「どうしたの?」
アスター「…いや、城の屋上、誰か…っ!?」
アスターが見ていた人影…それは紫の短い髪に黒い服の男。
アスター「フクシア、魔王がいる!」
フクシア「嘘!? …急ごう、アスター!!」
魔王の姿を確認した2人は、急いで城の中へ入っていった。
そのころ、屋上へ向かうジェイドとカイヤを追っていたシオンたちは
屋上の手前まで来ていた。
シオン「………っ!」
シオンが思いっきり扉を開けた。
シオン「ジェイド! カイヤ!!……え……」
ローレル「やれやれ…マジかよ。まさか、あんたまで来るとはな~魔王」
ローレルが呆れたように呟く。
魔王フロックス「ふっ…久しいなローレル」
ジェイド「わざわざ俺達の後を追ってくるとはな」
カイヤ「フロックス様がいるとも知らずに…もはや、貴方方に勝ち目はありません」
ジェイドとカイヤも魔王の横から出てきた。
シュロ「人数は僕たちの方が多い!」
レオノティス「少なくとも、ジェイドとカイヤに傷を負わせることぐらいは…」
そう言いかけた時、転移でアメシスとクロムが戻ってきた。
アメシス「フロックス様、ジェイド、カイヤ、戻りました…」
クロム「あらあら、やっぱり彼等、貴方達を追ってきちゃったのね」
ローレル「…厳しいな…一気に増えやがった……。!! おい、ネメシアたちはどうした!?」
ローレルがハッとして問いかける。
クロム「安心なさい。怪我人はいないわよ。
茶髪の男の子が疲弊しているかもしれないけど」
シオン「…シスルのことか!?」
シスルしかいないだろう。一体何が…
魔王フロックス「さて…我々の狙いはここの城にある黒曜石と将軍の始末だったが、
今は良い。シオン、お前の持つペンダント、渡してもらおうか」
咄嗟にシオンがペンダントを握り締める。そんなことで護れるとも思っていないが…
明らかに分が悪い。勝機がない。そう思っていたとき…
アスター「シオン!」
アスターとフクシアも合流してきた。
そして預っていた呪剣・ウロボロスをシオンに投げ渡した。
アスター「シオンは下がってペンダントとその剣が奪われないように努めてくれ!
魔王は俺が!」
そういうなりアスターは魔王に斬りかかった。剣で軽々と受け止められてはいるが…
魔王フロックス「…その眼帯は私が負わせた傷故か。…そろそろ出て来い」
みんな、誰のことか解からなかった。アスターは念のために一度魔王から距離をとる。
その時、歩いてきたのは…
シオン「……え…? ……ム…?」
シオンとフクシアには見覚えがあった。
砂漠で出会った少女…レクイエムと名乗った少女だ。
レクイエム「久しぶりだね、シオン、フクシア!」
フクシア「なんであなたが…」
レクイエム「えーっと、私魔王側についたの! だからーこれからは敵同士だね!」
感情のない…けれど明るい口調で話す。
レクイエムの魔法の威力は目の前で見たことがある。あんなのを撃たれたら…。
そう思っているとシオン達の背後からまた足音が。アイリスたちが到着したのだった。
アイリス「シオン! …え、レクイエム…?」
レクイエム「アイリスっ。みんな揃ってるね~。初めましての人もいるから一応自己紹介!
私はレクイエム。パパがつけてくれたの♪
シオンとアイリスとフクシアのことは、砂漠で協力しあったんだ~
で・も、もう敵同士だから、そこんところよろしくね♪」
情の欠片もないのだろうか…別に誰の味方でも構わないと言ったような楽観的な口調。
そして、「パパ」とは誰のことだろうか…。
レクイエム「魔王様、そろそろあの人達来るんでしょ?
ペンダントのことは、次の機会にしよう?」
魔王フロックス「…そうだな。シオン、シスル、お前達の持つ者…必ず手に入れる」
そう言って転移魔法の魔法陣が展開されて魔術音が響く。
魔王フロックス「……もな」
その魔術音のせいで、最後の言葉が聞き取れなかった。
強い光に包まれ、次にシオンたちが目を開けた時には、誰もいなかった。
レクイエムも……
帰還した魔王城で…
ジェイド「くそっ、いつになったらシオンを殺せるんだ!」
カイヤ「堪えてください…いつか、必ず殺せます…
私も、シュロさんとレオノティスさんとは決着をつけたいですしね…」
アメシス「…フロックス様…あの人たち…とは?」
アメシスが疑問を投げかける。
魔王フロックス「ああ、今レクイエムが連れてくる」
しばらくしてレクイエムが歩いてきた。3人、連れて…。
レクイエム「連れてきたよ♪」
その場に跪いたレクイエムの後ろにいる3人。
???「死鎌刃魂(ディアブソウル)、参りました」
3人同時に、言葉を発した。
0
あなたにおすすめの小説
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
はじめまして、私の知らない婚約者様
有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。
見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。
けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。
ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。
けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。
この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。
悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに?
※他サイトにも掲載しています。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
公爵令嬢は結婚式当日に死んだ
白雲八鈴
恋愛
今日はとある公爵令嬢の結婚式だ。幸せいっぱいの公爵令嬢の前に婚約者のレイモンドが現れる。
「今日の結婚式は俺と番であるナタリーの結婚式に変更だ!そのドレスをナタリーに渡せ!」
突然のことに公爵令嬢は何を言われたのか理解できなかった。いや、したくなかった。
婚約者のレイモンドは番という運命に出逢ってしまったという。
そして、真っ白な花嫁衣装を脱がされ、そのドレスは番だという女性に着させられる。周りの者達はめでたいと大喜びだ。
その場所に居ることが出来ず公爵令嬢は外に飛び出し……
生まれ変わった令嬢は復讐を誓ったのだった。
婚約者とその番という女性に
『一発ぐらい思いっきり殴ってもいいですわね?』
そして、つがいという者に囚われた者の存在が現れる。
*タグ注意
*不快であれば閉じてください。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
【完結】冷酷伯爵ディートリヒは、去った妻を取り戻せない
くろねこ
恋愛
名門伯爵家に政略結婚で嫁いだ、正妻エレノア・リーヴェルト。夫である伯爵ディートリヒ・フォン・アイゼンヴァルトは、
軍務と義務を最優先し、彼女に関心を向けることはなかった。
言葉も、視線も、愛情も与えられない日々。それでも伯爵夫人として尽くし続けたエレノアは、ある一言をきっかけに、静かに伯爵家を去る決意をする。
――そして初めて、夫は気づく。
自分がどれほど多くのものを、彼女から与えられていたのかを。
一方、エレノアは新たな地でその才覚と人柄を評価され、
「必要とされる存在」として歩き始めていた。
去った妻を想い、今さら後悔する冷酷伯爵。前を向いて生きる正妻令嬢。
これは、失ってから愛に気づいた男と、
二度と戻らないかもしれない夫婦の物語。
――今さら、遅いのです。
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる