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聖武器
花と十字架の想い 64話
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魔王城。
アメシス「マーカサイト様……お身体の様子はどうですか?」
マーカサイト「ああ、問題ない。そろそろフロックスの体はいらないかもしれんな」
カイヤ「……どこかに幽閉しますか?」
ジェイド「まどろっこしいな……殺しとけば問題ないだろ」
しばしの沈黙の後、マーカサイト。魔王が口を開く。
マーカサイト「いや、良い。アイリスを取り戻し次第返してやろう。
どうせ、この精神的疲労ではフロックスはすぐには動けん。
……ジェイド、カイヤ、クロム、アメシス、ツァイ、セレスタ、レサイト。
今回は総力戦だ。必ず…」
全員「はっ」
一方、シオンたちが辿り着いたのは一面真っ白な建物。
研究所……? のような、病院のような……はたまた聖堂のような……
シオン「ブローディア、合ってる?」
ブローディア「うん、ここだよ。占いに出たのと同じ……」
アイリス「……入ろう。」
シオン「あ、アイリス……!」
ここに降り立ってから、いや、この場所が示されてからアイリスが笑わない。
会ったばかりの頃みたいだ。
でも、不信からのものではなく、何か思い出したらいけないものを思い出してしまいそうな……
内部に敵は全くと言っていいほどいなかった。
ただ、分かったのは……
シュロ「何だ、これ……?」
アスター「モルモット……53番……?」
数多くある部屋に必ずある一つのベッド。そして書かれているモルモットの文字と番号。
フクシア「ここでモルモットでも飼ってたのかな?」
レオノティス「いや、恐らくこの場合のモルモットは、実験体の事だ」
レオの言葉に全員が目を合わせる。
カルビ「実験体って……」
テイル「誰を……?」
ゼロ「おそらく、人間でしょう」
ゼロが告げる。それに続いて……
シスル「ベッドは明らかに人間用。……」
シスルがシオンに目を向ける。あんたは知ってるだろうと言わんばかりに。
シオン(……! まさか、ここは……)
ローレル「魔族なんて種族、本当はいねえんだ。
全部……造られたんだよ、人間と魔物を融合して……な。」
シオン(魔族を造るための……!?)
アイリス「……モルモット……」
ザザっとアイリスの頭の中に走るノイズ。
アイリス「うっ……」
リナリア「アイリス!? 大丈夫!?」
リナリアが駆け寄る。
ブローディア「ねえ、無理はしない方が……」
アイリス「平気! ……私が行かないと…ここに聖武器あるかもだし……」
そう言うとさっさと歩いて行ってしまう。
シオン「待って!」
急いで他の全員も後を追う。
人一人としていないが、廃墟にしては綺麗すぎる。未だに誰か出入りしている……
いや、ついこの前まで誰かが使っていたのかもしれない。
目的の聖武器は最上階にあった。
そこも、聖武器だけ……いや、明らかに周りにおかしいものがある。
ブローディア「何……この球体……?」
そこには七つある球体。
それぞれ文字が書かれていた。
superbia(スパールビア)【傲慢】
avaritia(アヴァリーツィア)【強欲】
invidia(インヴィディア)【嫉妬】
ira(イラ)【憤怒】
luxuria(ルクスリア)【色欲】
gula(グラ)【暴食】
pigritia(ピグリツァ)【怠惰】
シオン「これって……」
フクシア「大罪。……どうして」
みんながそっちに気をやっている間、アイリスは聖武器に触れようとしていた。が、
アイリス「っ……!」
シュロ「アイリス!? ……まさか、聖武器が拒絶を!?」
シオン「アイリスが、何で認められないんだ!?」
アイリス(……やっぱり……)
そこへ、一斉転移。
逆刃十架と死鎌刃魂がその場に現れた。
カイヤ「それはアイリスさんが魔族だからです。」
シュロ「カイヤ!!」
ジェイド「魔族の精鋭、集合ってなぁ?」
シオン「ジェイド! ふざけるなよ! アイリスは……!」
クロム「言ったじゃない。忘れたの? その子は、裏切り者だって」
クロムに追われていたアイリスを助けた時の事を思い出す。
クロム「そうね…ルシファーは本名じゃないわ…
でも、あなたはルシファーと呼ばれても仕方ない。
ルシファーの花言葉…「裏切り者」…あなたは「そう」なんだから」
シオン「それでも……それでもアイリスは!」
ツァイ「見苦しい」
セレスタ「少しは俺達の話も聞いてよ」
レオノティス「双子共……!」
レサイト「何も全員で来る事ないよねー?」
シスル「………」
それぞれ憎しみが強い者へ目を向ける。
ブローディアはアイリスの前に立って庇っていた。
カイヤ「まあ、少し話を聞いてくださいよ。
色々、お伝えしたい事がありまして。まず、貴方方のお仲間のシスルさんの事です。」
シスル「!?」
全員がシスルの方へ目を向ける。
ツァイ「彼、隠しているようだけど、亡国ディペアードの王子。
魔王様の肉体を取り戻すために、城へ攻めたのがきっかけで滅んだ国の」
リナリア「……シスルが……ディペアード国の王子!?」
シスル「……」
シスルはそれに肯定も否定もしなかった。
間髪入れずに次が挙げられる。
ジェイド「で、ここは研究所じゃなくて、攫って来た人間を監禁しておく施設だ。
って、魔王様が言ってたぞ?」
セレスタ「この無知が……」
シュロ「攫ってきた……だと……何のために!!」
ジェイド「知らないな。研究とか興味がないからな」
セレスタ「………」
直後にシオンが即質問を飛ばす。
シオン「ここに何の用だ! そんな事を言いに来たのではないだろう!?」
レサイト「そーだよ。目的は……」
アイリスの方へレサイトが目を向ける。
レサイト「その子を攫う事!」
レサイトが瞬時にブローディアの前に来て槍を振りかぶる。
咄嗟の事でブローディアも受け身が取れずに吹っ飛ばされる。
ブローディア「っ!! あ、アイリス!!」
瞬間移動したカイヤの魔法でアイリスが窓外へ吹っ飛ぶ。
アイリス「! シオン!!」
シオン「アイリス!!」
落ちていくアイリスを受け止めたのは空飛ぶ……巨大な蛇……?
神話の生き物。ケツァルコアトル。
クロム「これが私の本来の姿。嫉妬の悪魔と同等の魔獣。ケツァルコアトル」
リナリア「本来の……!? 人に化けているの!?」
カイヤ「これがその球体の事です。
ですが、魔族では大罪の種類が全部揃いにくいようでして……」
淡々と説明しようとするカイヤを遮ってアスターが叫ぶ。
アスター「そんな事はどうでもいい! アイリスを返せ!」
その声と共に斬りかかるが、その瞬間……咆哮がいくつも木霊する。
カイヤ「これが私の姿。憤怒の悪魔と同等の魔獣。フェンリル」
ジェイド「同じく、憤怒の悪魔と同等の魔獣。ドラゴン」
ジェイドは外に飛び出すと同時に魔獣になり、ケツァルコアトルの隣で羽ばたいている。
セレスタ「俺はケルベロス。暴食の悪魔と同等」
ツァイ「私はユニコーン。カイヤとジェイドと同じ憤怒の悪魔と同等
レサイト「俺はグリフォンだよー。傲慢の悪魔と同等だったかなー」
こうなると圧巻すぎる。
一体でさえ苦戦する魔獣。
しかも魔族がなっている大罪悪魔と同等の力を持つ魔獣が周りを囲む。
ブローディア「アイリス!!」
レオノティス「くそ!」
ここに攻撃を仕掛けるが、一斉に壁に激突させられる。
カイヤ「あまり動かない方がよろしいですよ。この数は貴方方には無理です」
クロム「退きましょう。マーカサイト様に報告しないと」
シオン「ま、待て!!」
アイリス「シオン!!」
その声むなしく、クロムは飛び去ってしまう。
ジェイド「取り返したければくればいい。命が惜しくないならな!」
そう言って威嚇代わりに炎を吐いて飛び去るジェイド。
数は減ってきているが、とっくに体力、気力、ダメージ限界でろくに剣も振れない。
セレスタ「無様だね。ほんと」
ツァイ「負けないというのなら、絶望しないでくれる?」
レサイト「じゃー、僕も面倒だから帰るねー」
そのまま三人も撤退。が、そこに一人だけまだ残っている人がいた。
アメシスだ。彼女だけまだ姿を変えていない。
意味がない事は分かっている。でも、シオンの怒りが止められなかった。
一言も発さず、無言で立ち去ろうとするアメシスに斬りかかる。
だが、バランスを崩してフードを少しかすめただけだった。けれど、それでフードが外れ……
シオン「え……?」
ブローディア「嘘……」
アメシス「………」
その姿は、アイリスと同じ、顔……
フクシア「アイリスが二人!?」
それには答えずに一瞬で姿を変える。綺麗なフェニックス。
アメシス「フェニックス……怠惰の悪魔と同等の魔獣……」
それだけ言い残して飛び去る。
シオン「……アイリス……」
よろよろした状態で、アイリスが持つべき聖武器に触れようとする。
無駄な事は分かっていた……だが、
シオン「……え?」
その弓はなぜかシオンの手に取れた。
アスター「それ、シオンが適合者なのか?」
シオン「いや、声が聞こえない。
この聖武器の名前が分からないから、認められてはいないはずだ。
……持って行って、欲しいのか……?」
シオンは窓辺に手をついて、太陽にその弓をかざす。
シオン「アイリス……すぐ、助けに行くからな……!」
アメシス「マーカサイト様……お身体の様子はどうですか?」
マーカサイト「ああ、問題ない。そろそろフロックスの体はいらないかもしれんな」
カイヤ「……どこかに幽閉しますか?」
ジェイド「まどろっこしいな……殺しとけば問題ないだろ」
しばしの沈黙の後、マーカサイト。魔王が口を開く。
マーカサイト「いや、良い。アイリスを取り戻し次第返してやろう。
どうせ、この精神的疲労ではフロックスはすぐには動けん。
……ジェイド、カイヤ、クロム、アメシス、ツァイ、セレスタ、レサイト。
今回は総力戦だ。必ず…」
全員「はっ」
一方、シオンたちが辿り着いたのは一面真っ白な建物。
研究所……? のような、病院のような……はたまた聖堂のような……
シオン「ブローディア、合ってる?」
ブローディア「うん、ここだよ。占いに出たのと同じ……」
アイリス「……入ろう。」
シオン「あ、アイリス……!」
ここに降り立ってから、いや、この場所が示されてからアイリスが笑わない。
会ったばかりの頃みたいだ。
でも、不信からのものではなく、何か思い出したらいけないものを思い出してしまいそうな……
内部に敵は全くと言っていいほどいなかった。
ただ、分かったのは……
シュロ「何だ、これ……?」
アスター「モルモット……53番……?」
数多くある部屋に必ずある一つのベッド。そして書かれているモルモットの文字と番号。
フクシア「ここでモルモットでも飼ってたのかな?」
レオノティス「いや、恐らくこの場合のモルモットは、実験体の事だ」
レオの言葉に全員が目を合わせる。
カルビ「実験体って……」
テイル「誰を……?」
ゼロ「おそらく、人間でしょう」
ゼロが告げる。それに続いて……
シスル「ベッドは明らかに人間用。……」
シスルがシオンに目を向ける。あんたは知ってるだろうと言わんばかりに。
シオン(……! まさか、ここは……)
ローレル「魔族なんて種族、本当はいねえんだ。
全部……造られたんだよ、人間と魔物を融合して……な。」
シオン(魔族を造るための……!?)
アイリス「……モルモット……」
ザザっとアイリスの頭の中に走るノイズ。
アイリス「うっ……」
リナリア「アイリス!? 大丈夫!?」
リナリアが駆け寄る。
ブローディア「ねえ、無理はしない方が……」
アイリス「平気! ……私が行かないと…ここに聖武器あるかもだし……」
そう言うとさっさと歩いて行ってしまう。
シオン「待って!」
急いで他の全員も後を追う。
人一人としていないが、廃墟にしては綺麗すぎる。未だに誰か出入りしている……
いや、ついこの前まで誰かが使っていたのかもしれない。
目的の聖武器は最上階にあった。
そこも、聖武器だけ……いや、明らかに周りにおかしいものがある。
ブローディア「何……この球体……?」
そこには七つある球体。
それぞれ文字が書かれていた。
superbia(スパールビア)【傲慢】
avaritia(アヴァリーツィア)【強欲】
invidia(インヴィディア)【嫉妬】
ira(イラ)【憤怒】
luxuria(ルクスリア)【色欲】
gula(グラ)【暴食】
pigritia(ピグリツァ)【怠惰】
シオン「これって……」
フクシア「大罪。……どうして」
みんながそっちに気をやっている間、アイリスは聖武器に触れようとしていた。が、
アイリス「っ……!」
シュロ「アイリス!? ……まさか、聖武器が拒絶を!?」
シオン「アイリスが、何で認められないんだ!?」
アイリス(……やっぱり……)
そこへ、一斉転移。
逆刃十架と死鎌刃魂がその場に現れた。
カイヤ「それはアイリスさんが魔族だからです。」
シュロ「カイヤ!!」
ジェイド「魔族の精鋭、集合ってなぁ?」
シオン「ジェイド! ふざけるなよ! アイリスは……!」
クロム「言ったじゃない。忘れたの? その子は、裏切り者だって」
クロムに追われていたアイリスを助けた時の事を思い出す。
クロム「そうね…ルシファーは本名じゃないわ…
でも、あなたはルシファーと呼ばれても仕方ない。
ルシファーの花言葉…「裏切り者」…あなたは「そう」なんだから」
シオン「それでも……それでもアイリスは!」
ツァイ「見苦しい」
セレスタ「少しは俺達の話も聞いてよ」
レオノティス「双子共……!」
レサイト「何も全員で来る事ないよねー?」
シスル「………」
それぞれ憎しみが強い者へ目を向ける。
ブローディアはアイリスの前に立って庇っていた。
カイヤ「まあ、少し話を聞いてくださいよ。
色々、お伝えしたい事がありまして。まず、貴方方のお仲間のシスルさんの事です。」
シスル「!?」
全員がシスルの方へ目を向ける。
ツァイ「彼、隠しているようだけど、亡国ディペアードの王子。
魔王様の肉体を取り戻すために、城へ攻めたのがきっかけで滅んだ国の」
リナリア「……シスルが……ディペアード国の王子!?」
シスル「……」
シスルはそれに肯定も否定もしなかった。
間髪入れずに次が挙げられる。
ジェイド「で、ここは研究所じゃなくて、攫って来た人間を監禁しておく施設だ。
って、魔王様が言ってたぞ?」
セレスタ「この無知が……」
シュロ「攫ってきた……だと……何のために!!」
ジェイド「知らないな。研究とか興味がないからな」
セレスタ「………」
直後にシオンが即質問を飛ばす。
シオン「ここに何の用だ! そんな事を言いに来たのではないだろう!?」
レサイト「そーだよ。目的は……」
アイリスの方へレサイトが目を向ける。
レサイト「その子を攫う事!」
レサイトが瞬時にブローディアの前に来て槍を振りかぶる。
咄嗟の事でブローディアも受け身が取れずに吹っ飛ばされる。
ブローディア「っ!! あ、アイリス!!」
瞬間移動したカイヤの魔法でアイリスが窓外へ吹っ飛ぶ。
アイリス「! シオン!!」
シオン「アイリス!!」
落ちていくアイリスを受け止めたのは空飛ぶ……巨大な蛇……?
神話の生き物。ケツァルコアトル。
クロム「これが私の本来の姿。嫉妬の悪魔と同等の魔獣。ケツァルコアトル」
リナリア「本来の……!? 人に化けているの!?」
カイヤ「これがその球体の事です。
ですが、魔族では大罪の種類が全部揃いにくいようでして……」
淡々と説明しようとするカイヤを遮ってアスターが叫ぶ。
アスター「そんな事はどうでもいい! アイリスを返せ!」
その声と共に斬りかかるが、その瞬間……咆哮がいくつも木霊する。
カイヤ「これが私の姿。憤怒の悪魔と同等の魔獣。フェンリル」
ジェイド「同じく、憤怒の悪魔と同等の魔獣。ドラゴン」
ジェイドは外に飛び出すと同時に魔獣になり、ケツァルコアトルの隣で羽ばたいている。
セレスタ「俺はケルベロス。暴食の悪魔と同等」
ツァイ「私はユニコーン。カイヤとジェイドと同じ憤怒の悪魔と同等
レサイト「俺はグリフォンだよー。傲慢の悪魔と同等だったかなー」
こうなると圧巻すぎる。
一体でさえ苦戦する魔獣。
しかも魔族がなっている大罪悪魔と同等の力を持つ魔獣が周りを囲む。
ブローディア「アイリス!!」
レオノティス「くそ!」
ここに攻撃を仕掛けるが、一斉に壁に激突させられる。
カイヤ「あまり動かない方がよろしいですよ。この数は貴方方には無理です」
クロム「退きましょう。マーカサイト様に報告しないと」
シオン「ま、待て!!」
アイリス「シオン!!」
その声むなしく、クロムは飛び去ってしまう。
ジェイド「取り返したければくればいい。命が惜しくないならな!」
そう言って威嚇代わりに炎を吐いて飛び去るジェイド。
数は減ってきているが、とっくに体力、気力、ダメージ限界でろくに剣も振れない。
セレスタ「無様だね。ほんと」
ツァイ「負けないというのなら、絶望しないでくれる?」
レサイト「じゃー、僕も面倒だから帰るねー」
そのまま三人も撤退。が、そこに一人だけまだ残っている人がいた。
アメシスだ。彼女だけまだ姿を変えていない。
意味がない事は分かっている。でも、シオンの怒りが止められなかった。
一言も発さず、無言で立ち去ろうとするアメシスに斬りかかる。
だが、バランスを崩してフードを少しかすめただけだった。けれど、それでフードが外れ……
シオン「え……?」
ブローディア「嘘……」
アメシス「………」
その姿は、アイリスと同じ、顔……
フクシア「アイリスが二人!?」
それには答えずに一瞬で姿を変える。綺麗なフェニックス。
アメシス「フェニックス……怠惰の悪魔と同等の魔獣……」
それだけ言い残して飛び去る。
シオン「……アイリス……」
よろよろした状態で、アイリスが持つべき聖武器に触れようとする。
無駄な事は分かっていた……だが、
シオン「……え?」
その弓はなぜかシオンの手に取れた。
アスター「それ、シオンが適合者なのか?」
シオン「いや、声が聞こえない。
この聖武器の名前が分からないから、認められてはいないはずだ。
……持って行って、欲しいのか……?」
シオンは窓辺に手をついて、太陽にその弓をかざす。
シオン「アイリス……すぐ、助けに行くからな……!」
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