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出会い
~未来(イマ)に至るためのプレリュード~ 7話
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プリムローズ「警備甘すぎない…? 誰とも会わないなんて…」
(ここまで来ると、バレないようにしたくなっちゃうな…)
あまりにも人と会わないので、隠れながら移動する事に。
プリムローズ(!! 声が聞こえる…震えた声も…)
恐る恐る壁から覗いてみると、奥の方の牢に何人か人がいる。
恐らく攫われた人達だろう。手前にはフードを被った奴らが何人か。
傍から見ると暗殺集団みたいだ。
プリムローズ「……っ!? あの子……」
ふと目に留まったのは、剣を持った男の子。
幼すぎるわけではないし、剣も多少は使えるようだが歯が立たない。
プリムローズ(一人でまさか、人を解放しに来たの!?)
居てもたってもいられなくなって、元の作戦を無視して特攻する。
プリムローズ「やめて!」
「!?」
「おい魔物どうした!?」
「は、放つの忘れてました!」
馬鹿なのか、こいつらは…。
プリムローズ「そこの君! こっちに来て!」
呼ぶと男の子はすぐにこっちに来た。
プリムローズ「あんた達、何でこんなことしてるのよ」
無言。
なるほど。無言で情報を言わないようにしてるってわけか。
プリムローズ「どうせろくでもない事だろうから、ここの人達は解放させてもらうから!」
「武器も持たずに乗り込んできてどうするつもりだよ!?」
ほら。やっぱりそう思われた。
「あ、あんた、危ないだろ!?」
結構生意気な男の子だ。
プリムローズ「……先入観は滅びを招くよ!」
そう告げて、指輪から魔力を纏わせる。
プリムローズ「雷破殺環!!」
プリムローズが一振りしただけで数人全員吹っ飛んだ。
「……マジで…」
プリムローズ「大丈夫、殺してないから」
男の子を背にして、庇うように立つ。
さっきの攻撃音が聞こえたのか、裏口からゼファ達も乗り込んできた。
ゼファ「ち、ちょっとプリムローズ!?」
サラテリ「予定と違うじゃん!?」
でも、プリムローズの後ろにいた剣を持ったままの男の子を見て納得する。
グラファイト「なるほど…」
セピア「それでは飛び出しますわよね」
フロスティ「その子が無理してたんじゃな?」
プリムローズは苦笑いで応答。
ゼファ「プリムローズ、ここに居た奴らはこれで全員?」
プリムローズ「確か、五人ぐらい…あれ? 一人いない?」
いつの間に…嫌な予感がする。
身構えていると、左側の通路から物音が。
何かが近付いてくる足音。
グラファイト「……魔物!」
サラテリ「飼いならしてるって話の!!」
………魔物の首についてるのは、首輪?
セピア「この魔物…本来人を襲わない魔物のはずですわ」
フロスティ「その首輪で操っているのじゃろう。
人を襲わない魔物だから、首輪をつけるのも楽だったはずじゃ」
それでも体は大きく、攻撃に転じるとなれば戦力にはなるから、
操る事で手駒にしたのだろう。
プリムローズ「生命の冒涜…!」
ゼファ「戦いを望まない魔物を利用するなんて……」
魔物を放つためにここを立ち去った人が戻って来ない所を見ると、
怪我が酷くて放ったと同時に気を失ったのだろう。
グラファイト「っ、あんたはこっち」
グラファイトは男の子と他に捕まっていた人達を背に守りに入る。
フロスティ「兄!」
サラテリ「首輪を狙おう! そうすれば、この魔物はきっと!」
元々害の無い魔物。ゼファが殺したくないと言い出すのは目に見えていた。
ゼファ「…ありがとう。それで行こう!」
サラテリ「光の涙…シャインティア!」
首輪を狙うと言っても、相手は魔物。
動きをまず封じれないと首輪を集中的に壊しに行けない。
魔物の攻撃がグラファイトの方へ向かう。
咄嗟に鎌を構えたが、先にセピアが動いた。
セピア「血の盾で防ぐ…ブラッドプロテクト!!」
セピアの血属性でグラファイトたちの前に盾が作られ、防ぐ。
グラファイト「ありがとう…っ」
セピア「ワタクシだと、殺してしまいかねませんから。
相手の動きを封じてくれたら動きますわ」
ゼファ「…わかったよ! 閃実義!!」
グラファイトは下手に攻撃できない。
狙いが自分に集中したらまずいからだ。
フロスティ「星の明かりを…スターライト!!」
魔物の腕が振りかぶって来たので、飛びのいてかわす。
次の攻撃に備えて構えた時、相手の動きが鈍くなった。
まるで、こっちに攻撃をするのをためらっているような。
ゼファ「…君は……っ、フロスティ! いけるかい!?」
フロスティ「任せるのじゃ! 宙の力で捕えよ…ギャラクティバインド!」
フロスティの拘束技が相手を捕らえた。
サラテリ「光閃華!」
ゼファ「無明剣! プリムローズ!」
セピア「血の刃…ブラッドナイフ!」
三人が首輪を傷つけた後、プリムローズに叫ぶ。
プリムローズ「わかった! 感電せよ…スパークゼロ!」
プリムローズが放った雷属性の魔法が首輪を破壊。
魔物は一気に大人しくなった。
グラファイト「っ、この魔物の事は僕に任せて。」
ゼファ「僕にも何か手伝える事ないかな?」
グラファイトとゼファが魔物の手当。
セピア「ワタクシとサラテリで伸びてる奴ら縛ってきますわ」
サラテリ「それで後は連絡して、城に突き出してもらお」
…女の子二人で行ってしまうんだから、とんでもない。
プリムローズとフロスティは一足先に、捕まっていた人達に話しかけていた。
逃がさないといけないので、助けが来た安堵で気を失なった人達も起こす。
フロスティ「よし、我に付いて来てくれ。町へ帰す」
フロスティが連れて行く中、さっき一人で立ち向かっていた男の子だけが動かない。
プリムローズ「……ねえ、君…名前は?」
バロック「…バロック。」
その子は…似ていたのだ。プリムローズの弟に。
プリムローズ「そっか…バロック君、家は?」
バロック「無い。最近出て来た、変な魔物に殺されたから」
……っ!?
それは……
グラファイト「…プリムローズ。その子の親は…もしかして…」
自分達が倒した二体と同じ類、そして、プリムローズの弟を殺した奴と、同種に殺されたのだ。
ゼファ「この子に家がないのなら、僕の方で父上に話してみるよ。
どこか、育ててくれる人が見つかるかもしれない。
見つからなくても、城に住むぐらいはできるはずだよ」
そこまで言うとプリムローズがぽかんとする。
そうだ。王族だってことを言っていなかった。
プリムローズ「良いの…?」
ゼファ「放っておけないんだよね、その子のこと」
プリムローズ「……ねえ、彼ね。この国の王子様なんだって?
…行く宛てが無いなら、行ってみる?」
バロック「……別に、行ってやってもいいけどさ」
態度は相変わらずだが、親が殺されて擦れてしまっているんだろう。
ゼファ「決まりだね。安心して。
父上は、君に奴隷みたいな仕打ちはしないから」
その後、ギルドに報告をして、先ほど捕まえた奴らは共に船に乗せ、
そのまま城へ突き出す事に。
帰りの船にはバロックも一緒に乗り込む事になった。
(ここまで来ると、バレないようにしたくなっちゃうな…)
あまりにも人と会わないので、隠れながら移動する事に。
プリムローズ(!! 声が聞こえる…震えた声も…)
恐る恐る壁から覗いてみると、奥の方の牢に何人か人がいる。
恐らく攫われた人達だろう。手前にはフードを被った奴らが何人か。
傍から見ると暗殺集団みたいだ。
プリムローズ「……っ!? あの子……」
ふと目に留まったのは、剣を持った男の子。
幼すぎるわけではないし、剣も多少は使えるようだが歯が立たない。
プリムローズ(一人でまさか、人を解放しに来たの!?)
居てもたってもいられなくなって、元の作戦を無視して特攻する。
プリムローズ「やめて!」
「!?」
「おい魔物どうした!?」
「は、放つの忘れてました!」
馬鹿なのか、こいつらは…。
プリムローズ「そこの君! こっちに来て!」
呼ぶと男の子はすぐにこっちに来た。
プリムローズ「あんた達、何でこんなことしてるのよ」
無言。
なるほど。無言で情報を言わないようにしてるってわけか。
プリムローズ「どうせろくでもない事だろうから、ここの人達は解放させてもらうから!」
「武器も持たずに乗り込んできてどうするつもりだよ!?」
ほら。やっぱりそう思われた。
「あ、あんた、危ないだろ!?」
結構生意気な男の子だ。
プリムローズ「……先入観は滅びを招くよ!」
そう告げて、指輪から魔力を纏わせる。
プリムローズ「雷破殺環!!」
プリムローズが一振りしただけで数人全員吹っ飛んだ。
「……マジで…」
プリムローズ「大丈夫、殺してないから」
男の子を背にして、庇うように立つ。
さっきの攻撃音が聞こえたのか、裏口からゼファ達も乗り込んできた。
ゼファ「ち、ちょっとプリムローズ!?」
サラテリ「予定と違うじゃん!?」
でも、プリムローズの後ろにいた剣を持ったままの男の子を見て納得する。
グラファイト「なるほど…」
セピア「それでは飛び出しますわよね」
フロスティ「その子が無理してたんじゃな?」
プリムローズは苦笑いで応答。
ゼファ「プリムローズ、ここに居た奴らはこれで全員?」
プリムローズ「確か、五人ぐらい…あれ? 一人いない?」
いつの間に…嫌な予感がする。
身構えていると、左側の通路から物音が。
何かが近付いてくる足音。
グラファイト「……魔物!」
サラテリ「飼いならしてるって話の!!」
………魔物の首についてるのは、首輪?
セピア「この魔物…本来人を襲わない魔物のはずですわ」
フロスティ「その首輪で操っているのじゃろう。
人を襲わない魔物だから、首輪をつけるのも楽だったはずじゃ」
それでも体は大きく、攻撃に転じるとなれば戦力にはなるから、
操る事で手駒にしたのだろう。
プリムローズ「生命の冒涜…!」
ゼファ「戦いを望まない魔物を利用するなんて……」
魔物を放つためにここを立ち去った人が戻って来ない所を見ると、
怪我が酷くて放ったと同時に気を失ったのだろう。
グラファイト「っ、あんたはこっち」
グラファイトは男の子と他に捕まっていた人達を背に守りに入る。
フロスティ「兄!」
サラテリ「首輪を狙おう! そうすれば、この魔物はきっと!」
元々害の無い魔物。ゼファが殺したくないと言い出すのは目に見えていた。
ゼファ「…ありがとう。それで行こう!」
サラテリ「光の涙…シャインティア!」
首輪を狙うと言っても、相手は魔物。
動きをまず封じれないと首輪を集中的に壊しに行けない。
魔物の攻撃がグラファイトの方へ向かう。
咄嗟に鎌を構えたが、先にセピアが動いた。
セピア「血の盾で防ぐ…ブラッドプロテクト!!」
セピアの血属性でグラファイトたちの前に盾が作られ、防ぐ。
グラファイト「ありがとう…っ」
セピア「ワタクシだと、殺してしまいかねませんから。
相手の動きを封じてくれたら動きますわ」
ゼファ「…わかったよ! 閃実義!!」
グラファイトは下手に攻撃できない。
狙いが自分に集中したらまずいからだ。
フロスティ「星の明かりを…スターライト!!」
魔物の腕が振りかぶって来たので、飛びのいてかわす。
次の攻撃に備えて構えた時、相手の動きが鈍くなった。
まるで、こっちに攻撃をするのをためらっているような。
ゼファ「…君は……っ、フロスティ! いけるかい!?」
フロスティ「任せるのじゃ! 宙の力で捕えよ…ギャラクティバインド!」
フロスティの拘束技が相手を捕らえた。
サラテリ「光閃華!」
ゼファ「無明剣! プリムローズ!」
セピア「血の刃…ブラッドナイフ!」
三人が首輪を傷つけた後、プリムローズに叫ぶ。
プリムローズ「わかった! 感電せよ…スパークゼロ!」
プリムローズが放った雷属性の魔法が首輪を破壊。
魔物は一気に大人しくなった。
グラファイト「っ、この魔物の事は僕に任せて。」
ゼファ「僕にも何か手伝える事ないかな?」
グラファイトとゼファが魔物の手当。
セピア「ワタクシとサラテリで伸びてる奴ら縛ってきますわ」
サラテリ「それで後は連絡して、城に突き出してもらお」
…女の子二人で行ってしまうんだから、とんでもない。
プリムローズとフロスティは一足先に、捕まっていた人達に話しかけていた。
逃がさないといけないので、助けが来た安堵で気を失なった人達も起こす。
フロスティ「よし、我に付いて来てくれ。町へ帰す」
フロスティが連れて行く中、さっき一人で立ち向かっていた男の子だけが動かない。
プリムローズ「……ねえ、君…名前は?」
バロック「…バロック。」
その子は…似ていたのだ。プリムローズの弟に。
プリムローズ「そっか…バロック君、家は?」
バロック「無い。最近出て来た、変な魔物に殺されたから」
……っ!?
それは……
グラファイト「…プリムローズ。その子の親は…もしかして…」
自分達が倒した二体と同じ類、そして、プリムローズの弟を殺した奴と、同種に殺されたのだ。
ゼファ「この子に家がないのなら、僕の方で父上に話してみるよ。
どこか、育ててくれる人が見つかるかもしれない。
見つからなくても、城に住むぐらいはできるはずだよ」
そこまで言うとプリムローズがぽかんとする。
そうだ。王族だってことを言っていなかった。
プリムローズ「良いの…?」
ゼファ「放っておけないんだよね、その子のこと」
プリムローズ「……ねえ、彼ね。この国の王子様なんだって?
…行く宛てが無いなら、行ってみる?」
バロック「……別に、行ってやってもいいけどさ」
態度は相変わらずだが、親が殺されて擦れてしまっているんだろう。
ゼファ「決まりだね。安心して。
父上は、君に奴隷みたいな仕打ちはしないから」
その後、ギルドに報告をして、先ほど捕まえた奴らは共に船に乗せ、
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