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第八章
サチとの約束
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* 宮沢賢治記念館前 8752時間10分後*
今岡は、降りて行った二人の後ろ姿を見ながら、悔しくて、情けなくて、やりきれなくなった。
「やっぱり俺は死んだんか。いや、信じられんけどな。サチ、あぁ、俺はここにこうして生きてるのに、これは仮の姿なんか。正体がバレたらもう二度と会われへんのか。サチ、もう一回ちゃんと話してみたいのに...。」今岡、いやユウジは、目の前にいるのに、すぐ前にいるのに、サチとちゃんと話しができないもどかしさで、気が変になりそうで、涙が溢れて止まらなくなって、ハンドルに突っ伏して泣いていた。
「あの紙切れに書いてあったことは、ほんまやったんや。あぁ、神様! あぁ!」
「おい! お前! 何考えてんねん! 何が今岡勇二や! なんでそんな名前名乗っとんねん! バレたら終わりやぞ! わかってんねやろなぁ!」
突然大声で怒鳴られて、びっくりして助手席の方に目をやると、なんとそこにはあの車掌のおっさんが座っていた。
「ギョエ! なんで! なんでおんねん!」
「何びっくりしとんねん! 俺も別に来とうて来とるんちゃうわ! お前あの【告知文書1125369】読んだんやろなあ! ほんまに世話やけるやっちゃで。」
【告知文書1125369】何それ? そんなたいそうなもんやったんか? おっさん、ペラっと渡しただけやったやんか!ただの紙切れかと思とったわ。一応読んだけど、納得できへんから破って捨てた。」
「えっ? 今、なんて言いました? マジ? タダで済むと思ってないやろなぁ? 神様の告知文書やで! あぁ、お前やばいで!」
「なんか怖いんですけど! 脅迫ですよね? それ?」
「あのなぁ、神様からの温情で、今あなたは、サチさんと再会させてもろうてんやろ? これはなぁ、凄いことやねんぞ! そやから、ちゃんと約束守ろうや! しゃあやいなぁ、もう一回これ渡すから、もう一回これちゃんと読んで、ここで誓約してもらわんと、俺帰られへんわ。なぁ、はい、これ読んで!」
ユウジは、おっさんに渡された紙切れじゃなくて【告知文書1125369】を、渋々受け取って読んだ。
【告知文書 1125369】
神様の代理
あなたは、すでに死んでいます。早く天の国へ行かないと、そのままずっと彷徨うことになります。それは、神様に迷惑をかけることになり、絶対許すことはできません。
ただ、あなたは、最期の時、自分の命を人命救助に捧げようとした。その勇気は賞賛に値します。最後に好きな人に会えるのは、神様の温情です。
1.他人の姿に変身する。
2.正体を絶対に明かさない。
上記の条件を守ること。それ以外には条件は無いから、最後に愛する人と再会させてあげましょう。
万が一、約束を破った瞬間、また守っても、タイムリミットである今日が終わった時、つまり明日が来た瞬間に、あなたは、神様に召されることになります。
以上
「もう!何回読んでも一緒や! 変わってないわ! 俺やっぱり死んでるんか? 死んでるんやて! 知らんかったわ! 彷徨い人になる~ って時をかけるおっさんか! 神様に召されるって、マジですか? 今日が最後やって! サチと約束したこと守るために、一年も待ってたのに、あぁ、なんも知らんと待ってる方が良かったわ。」
「とにかくそういうことやから、今岡ユウジなんて、バレる可能性のある名前名乗りやがって、ヒヤヒヤしたわ。ところでなんで今岡?」
「そらぁ、好きやから今岡が。当たり前やろ。」
「えっ? もしかして今岡誠? 好きなん! 阪神ファン? 誠ファン?!」
「おっさん、何喜んでんねん? だから、そうや言うとるやろ。阪神ファンやし、今岡誠大好きや。」
「うほー! そうか! 気が合うやん! あっ、なんの話やったっけ? そうや、ユウジって、無いでそれは、まぁ、もう名乗ってもうたからしゃあないけど。
今からは、バレんように気つけてや!」
「ハイハイ、わかりました。あっ、それから、聞きたいねんけど、この人命を救ったって俺のことやろ? 俺なにしたんやった?」とユウジは、もう一度、告知文書なるもんを見て、おっさんに尋ねようとしたが、また、煙のように消えてしまっていた。
1時間ほどして、サチとミユが車に戻って来た。「お待たせしました。すいません。」サチが、気を使って声を掛けてくれる。「いえいえ、仕事ですから、どうでしたか? ゆっくり見れましたか?」
「一年前も来たんですけど、またいろいろ新しい発見がありました。前の時よりゆっくり見れた気がします。ねぇ、ミユ、良かったよね? 」
「うん、宮沢賢治さんの凄さがわかりました。」ミユは、初めてでいろいろ見れて、勉強になったみたいだった。
「ところで、運転手さんは、お昼どうされるんですか? よかったら一緒にどうですか? 山猫軒で食べませんか?」
「えっ? 良いんですか? ちょうどお腹空いたなぁと思って...。」
ということで、思いもよらない展開で一年振りにサチと山猫軒でご飯食べることになった。ラッキー! あっ、またおっさんに怒られるかな?
* 山猫軒 8753時間10分後*
「今岡さん!おすすめメニューは何?」ミユは、何かわからないけど他人と思えないものを感じて、今岡ユウジと名乗る、今日会ったばかりの運転手さんに馴れ馴れしく話しかけていた。
「すいません、急にそんなことねぇ。今岡さんは、この店は、よく来られるんですか?」サチは、ミユを、嗜めながらも、どことなくユウジと同じ匂いを感じる今岡に、悪い印象を持つ訳もなく、それどころか好感さえ抱いていた。
「えっ! あっ、そうおすすめねぇ。私も実は、一回しか来たことなくて...。
この花巻名物のけんちん汁定食が美味しかったですよ。」
「えっ! 私も一年前には、それを食べたんです。美味しいですよねぇ。」
「そうですよね。私も妻に勧められまして、せっかく来たんだから名物食べようなんてね。」
「じゃあ、やっぱりけんちん汁定食にしましょう。」サチは、そう言いながら、何故かユウジといた一年前に戻っているように感じて、嬉しくて、でも悲しくて、涙が溢れて、止まらなくなった。
「あ! ごめん! 思い出させてしもうたやんなぁ? あの、俺、やっぱりカツ丼にするわ。ごめん! 泣くなや! 頼むから、泣くなや!」そう言いながら大粒の涙をポロポロ流している今岡を見て、サチもミユも呆然としている。
「今岡さん、大丈夫ですか...。そんなに涙流して...。優しいんだね。」
ミユにそう言われて、ユウジは、思わず抱きしめたくなってしまったが、正体がバレたら終わってしまうと思い、堪えていた。
結局、サチとミユは、けんちん汁定食で、今岡は、カツ丼を頼むことにした。
「今岡さんは、関西出身ですよね。」
ミユにそう言われて、しまったと思ったが、もう遅かった。「いや~、も 何年経っても関西弁が抜けまへんわ。あっ、また関西弁出てもた。」
サチもミユも、ユーモラスなしゃべりで、知らず知らず笑顔になってしまう。
サチは、まるでユウジと話しているみたいで、ユウジが生き返って目の前にいるようで、悲しみを忘れてワクワクしてくる感情を抑えきれなくなっていた。そして、つい、ユウジのことを話し出した。
「今岡さんにこんな話しても面白くもなんともないと思いますけど、一年前の事故で夫を亡くしまして、今日は、もう一回、二人で行った場所を回って、ケジメって言うと変ですけど、忘れられないけど、これから生きていくために、夫のことを弔うこともありますけど、なんて言うか...、とにかく前に進むためにも、夫の愛してくれたことをもう一度、確かめてみたいと思って...、来たんです。」
「お母さんとお父さん、すっごく仲良かったんですよ!」ミユがサチを茶化して笑った。
今岡は、涙が溢れるのを必死で堪えて、なんとも言えない、泣いてるのか笑ってるのか、わからない変な顔で聞いている。
「夫との旅行では、この後、童話村に行ったんです。それから、一年前は、二日目に盛岡を回って、最後に小岩井農場に行ったんですけど、夜になってしまって、中に入れなかったんです。それでね、今岡さんにお願いがあるんですけど、今から小岩井農場へ行ってくれませんか?」
「えっ? 今から? お母さん、いいの? 童話村とか行かなくて? それに盛岡は、明日電車で行くんじゃなかったの?」ミユが怪訝そうな顔で聞いている。今岡は、サチの気持ちが良くわかっていた。それは、たぶん今日が10月14日で、あの時の二人で行けなかったことがあるから、今日どうしても行きたいのだろうと。
「いいですよ。そうと決まったら、早く食べて出発しましょう。」今岡の返事を聞いて、サチは、目を輝かせて頷いた。
今岡は、降りて行った二人の後ろ姿を見ながら、悔しくて、情けなくて、やりきれなくなった。
「やっぱり俺は死んだんか。いや、信じられんけどな。サチ、あぁ、俺はここにこうして生きてるのに、これは仮の姿なんか。正体がバレたらもう二度と会われへんのか。サチ、もう一回ちゃんと話してみたいのに...。」今岡、いやユウジは、目の前にいるのに、すぐ前にいるのに、サチとちゃんと話しができないもどかしさで、気が変になりそうで、涙が溢れて止まらなくなって、ハンドルに突っ伏して泣いていた。
「あの紙切れに書いてあったことは、ほんまやったんや。あぁ、神様! あぁ!」
「おい! お前! 何考えてんねん! 何が今岡勇二や! なんでそんな名前名乗っとんねん! バレたら終わりやぞ! わかってんねやろなぁ!」
突然大声で怒鳴られて、びっくりして助手席の方に目をやると、なんとそこにはあの車掌のおっさんが座っていた。
「ギョエ! なんで! なんでおんねん!」
「何びっくりしとんねん! 俺も別に来とうて来とるんちゃうわ! お前あの【告知文書1125369】読んだんやろなあ! ほんまに世話やけるやっちゃで。」
【告知文書1125369】何それ? そんなたいそうなもんやったんか? おっさん、ペラっと渡しただけやったやんか!ただの紙切れかと思とったわ。一応読んだけど、納得できへんから破って捨てた。」
「えっ? 今、なんて言いました? マジ? タダで済むと思ってないやろなぁ? 神様の告知文書やで! あぁ、お前やばいで!」
「なんか怖いんですけど! 脅迫ですよね? それ?」
「あのなぁ、神様からの温情で、今あなたは、サチさんと再会させてもろうてんやろ? これはなぁ、凄いことやねんぞ! そやから、ちゃんと約束守ろうや! しゃあやいなぁ、もう一回これ渡すから、もう一回これちゃんと読んで、ここで誓約してもらわんと、俺帰られへんわ。なぁ、はい、これ読んで!」
ユウジは、おっさんに渡された紙切れじゃなくて【告知文書1125369】を、渋々受け取って読んだ。
【告知文書 1125369】
神様の代理
あなたは、すでに死んでいます。早く天の国へ行かないと、そのままずっと彷徨うことになります。それは、神様に迷惑をかけることになり、絶対許すことはできません。
ただ、あなたは、最期の時、自分の命を人命救助に捧げようとした。その勇気は賞賛に値します。最後に好きな人に会えるのは、神様の温情です。
1.他人の姿に変身する。
2.正体を絶対に明かさない。
上記の条件を守ること。それ以外には条件は無いから、最後に愛する人と再会させてあげましょう。
万が一、約束を破った瞬間、また守っても、タイムリミットである今日が終わった時、つまり明日が来た瞬間に、あなたは、神様に召されることになります。
以上
「もう!何回読んでも一緒や! 変わってないわ! 俺やっぱり死んでるんか? 死んでるんやて! 知らんかったわ! 彷徨い人になる~ って時をかけるおっさんか! 神様に召されるって、マジですか? 今日が最後やって! サチと約束したこと守るために、一年も待ってたのに、あぁ、なんも知らんと待ってる方が良かったわ。」
「とにかくそういうことやから、今岡ユウジなんて、バレる可能性のある名前名乗りやがって、ヒヤヒヤしたわ。ところでなんで今岡?」
「そらぁ、好きやから今岡が。当たり前やろ。」
「えっ? もしかして今岡誠? 好きなん! 阪神ファン? 誠ファン?!」
「おっさん、何喜んでんねん? だから、そうや言うとるやろ。阪神ファンやし、今岡誠大好きや。」
「うほー! そうか! 気が合うやん! あっ、なんの話やったっけ? そうや、ユウジって、無いでそれは、まぁ、もう名乗ってもうたからしゃあないけど。
今からは、バレんように気つけてや!」
「ハイハイ、わかりました。あっ、それから、聞きたいねんけど、この人命を救ったって俺のことやろ? 俺なにしたんやった?」とユウジは、もう一度、告知文書なるもんを見て、おっさんに尋ねようとしたが、また、煙のように消えてしまっていた。
1時間ほどして、サチとミユが車に戻って来た。「お待たせしました。すいません。」サチが、気を使って声を掛けてくれる。「いえいえ、仕事ですから、どうでしたか? ゆっくり見れましたか?」
「一年前も来たんですけど、またいろいろ新しい発見がありました。前の時よりゆっくり見れた気がします。ねぇ、ミユ、良かったよね? 」
「うん、宮沢賢治さんの凄さがわかりました。」ミユは、初めてでいろいろ見れて、勉強になったみたいだった。
「ところで、運転手さんは、お昼どうされるんですか? よかったら一緒にどうですか? 山猫軒で食べませんか?」
「えっ? 良いんですか? ちょうどお腹空いたなぁと思って...。」
ということで、思いもよらない展開で一年振りにサチと山猫軒でご飯食べることになった。ラッキー! あっ、またおっさんに怒られるかな?
* 山猫軒 8753時間10分後*
「今岡さん!おすすめメニューは何?」ミユは、何かわからないけど他人と思えないものを感じて、今岡ユウジと名乗る、今日会ったばかりの運転手さんに馴れ馴れしく話しかけていた。
「すいません、急にそんなことねぇ。今岡さんは、この店は、よく来られるんですか?」サチは、ミユを、嗜めながらも、どことなくユウジと同じ匂いを感じる今岡に、悪い印象を持つ訳もなく、それどころか好感さえ抱いていた。
「えっ! あっ、そうおすすめねぇ。私も実は、一回しか来たことなくて...。
この花巻名物のけんちん汁定食が美味しかったですよ。」
「えっ! 私も一年前には、それを食べたんです。美味しいですよねぇ。」
「そうですよね。私も妻に勧められまして、せっかく来たんだから名物食べようなんてね。」
「じゃあ、やっぱりけんちん汁定食にしましょう。」サチは、そう言いながら、何故かユウジといた一年前に戻っているように感じて、嬉しくて、でも悲しくて、涙が溢れて、止まらなくなった。
「あ! ごめん! 思い出させてしもうたやんなぁ? あの、俺、やっぱりカツ丼にするわ。ごめん! 泣くなや! 頼むから、泣くなや!」そう言いながら大粒の涙をポロポロ流している今岡を見て、サチもミユも呆然としている。
「今岡さん、大丈夫ですか...。そんなに涙流して...。優しいんだね。」
ミユにそう言われて、ユウジは、思わず抱きしめたくなってしまったが、正体がバレたら終わってしまうと思い、堪えていた。
結局、サチとミユは、けんちん汁定食で、今岡は、カツ丼を頼むことにした。
「今岡さんは、関西出身ですよね。」
ミユにそう言われて、しまったと思ったが、もう遅かった。「いや~、も 何年経っても関西弁が抜けまへんわ。あっ、また関西弁出てもた。」
サチもミユも、ユーモラスなしゃべりで、知らず知らず笑顔になってしまう。
サチは、まるでユウジと話しているみたいで、ユウジが生き返って目の前にいるようで、悲しみを忘れてワクワクしてくる感情を抑えきれなくなっていた。そして、つい、ユウジのことを話し出した。
「今岡さんにこんな話しても面白くもなんともないと思いますけど、一年前の事故で夫を亡くしまして、今日は、もう一回、二人で行った場所を回って、ケジメって言うと変ですけど、忘れられないけど、これから生きていくために、夫のことを弔うこともありますけど、なんて言うか...、とにかく前に進むためにも、夫の愛してくれたことをもう一度、確かめてみたいと思って...、来たんです。」
「お母さんとお父さん、すっごく仲良かったんですよ!」ミユがサチを茶化して笑った。
今岡は、涙が溢れるのを必死で堪えて、なんとも言えない、泣いてるのか笑ってるのか、わからない変な顔で聞いている。
「夫との旅行では、この後、童話村に行ったんです。それから、一年前は、二日目に盛岡を回って、最後に小岩井農場に行ったんですけど、夜になってしまって、中に入れなかったんです。それでね、今岡さんにお願いがあるんですけど、今から小岩井農場へ行ってくれませんか?」
「えっ? 今から? お母さん、いいの? 童話村とか行かなくて? それに盛岡は、明日電車で行くんじゃなかったの?」ミユが怪訝そうな顔で聞いている。今岡は、サチの気持ちが良くわかっていた。それは、たぶん今日が10月14日で、あの時の二人で行けなかったことがあるから、今日どうしても行きたいのだろうと。
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