3 / 3
ー最終章ー
えみちゃん
しおりを挟む
『…覚えてる?これ、あの時の指輪なんだ。昔のだからデザインも古くて、嫌かもしれないけど、やっぱり俺には、どの店で探した指輪より、この指輪に勝る指輪がなかったんだ。だから、この…。』
『たかちゃん!早く嵌めて!』
『えみ…。ありがとう。』
『間違わないでよ!左手の薬指!』
『ああ!…ほら!』
『見て見て!ぴったり!…なーんてね。』
『えみ…?』
『たかちゃん、私が、そんな古臭い指輪で満足すると思ったの?だったら私の事、何にも分かってない証拠だね。』
『えみ、そんな…。』
『たかちゃん!ちゃんと、自分で働いて稼いだお金で買った、それなりの額の指輪を持って来てよ!おばあちゃんとおじいちゃん思いの詰まった指輪は、やっぱり、それは、二人だけのものだから。私が身に付けて良いものじゃない。私が欲しいのは、たかちゃんの思いの詰まった指輪だよ。たかちゃんの誠意と価値が詰まった指輪だよ。』
『えみ…。』
『たかちゃん、おばあちゃんの指輪は、おばあちゃんに返そう。』
『返すって、どこに…。おばあちゃんは、もう…。』
『分かってる。だから、おじいちゃんとおばあちゃんの仏壇に。二人の思いは、二人のものだから。』
『分かったよ。じゃあ、俺、返してくるよ。』
『ねぇ、たかちゃん。何で、たかちゃんは、いつも一人で行っちゃうの?あの時も、そうだったよね。一人で指輪探しに行っちゃった。私も一緒に行くよ。』
『えみ…。』
『私も一緒に、おばあちゃんの所に返しに行く。返したら、そのまま一緒に指輪を探しに行こ。二人で一緒に二人の結婚指輪を探しに行こ!』
『分かった。えみ、ごめんな。一緒に行こう。』
たかちゃんとえみちゃんは、二人で指輪を返しに行きました。そして、二人で一緒に新しい結婚指輪を探しに行きました。
『あ!大きいダイヤモンドが付いてるやつね!』
ーーー。
『…覚えてる?これ、あの時の指輪なんだ。昔のだからデザインも古くて、嫌かもしれないけど、やっぱり俺には、どの店で探した指輪より、この指輪に勝る指輪がなかったんだ。だから、この…。』
『そうちゃん!早く嵌めて!』
『えみ…。ありがとう。』
『間違わないでよ!左手の薬指!』
『ああ!…ほら!』
『見て見て!ぴったり!…なーんてね。』
『えみ…?』
『そうちゃん、私が、そんな古臭い指輪で満足すると思ったの?だったら私の事、何にも分かってない証拠だね。』
『えみ…。そんな…。』
『確かにね、まさか、あの時の指輪を、まだ持ってたなんて驚いたよ。てっきり、お店に返品したと思ってたから。このピンクの石も可愛いし、正直、嫌いじゃないんだけどね。コレって、結局、お母さんのお金で買ったものでしょ?しかも、せいぜい10万くらいの。結婚指輪くらい自分で買ってよ。』
『ち、違うよ!コレは、確かに、あの時の指輪を、本当に結婚する時に改めてあげるようにって貰ったやつだけど、お金は、とっくにお母さんに返したし、もう、あの時とは意味合いが違うんだよ!』
『違わないよ。それに、単純に、そうちゃんは今まで私の何を見て来たの?私が、その程度の指輪で満足出来るわけないじゃん。そのくらい分かっててよ。』
『えみ…。』
『わ、分かったよ。じゃあ、改めて指輪を探しに行こう。』
『ホント?でも、その指輪は、その指輪で私達の大事な思い出として、ちゃんと貰っておいていい?』
『ああ、もちろん!コレは、あの時から、ずっと、えみにあげるものだったんだ。だから、当然、えみが持っててよ。』
『ありがとう…。そうちゃん。』
『よし!んじゃ、行こうか!新しい結婚指輪を探しに!』
そうちゃんとえみちゃんは、改めて、二人で一緒に新しい結婚指輪を探しに行きました。
『あ!大きいダイヤモンドが付いてるやつね!』
ーーー。
『僕ね、えみちゃんの事が好きなんだ。』
『ホントに!?私も、たかちゃんの事が大好きだよ。』
『えみちゃん、僕たち結婚しよう。』
『うん!いいよ!結婚しよう!』
『よかった!これで僕たち、ずーっと一緒だね。』
『うん!でもね、たかちゃん。結婚する二人にはね、指輪が必要なんだよ。』
『指輪?』
『そう!大きなダイヤモンドが付いた結婚指輪!』
『結婚指輪かぁ。分かった!じゃあ僕、えみちゃんのために今から結婚指輪を見つけてくるね!』
『ホント!?あ、じゃあ私も…。ううん。待ってるね!』
たかちゃんは、遊びに来ていた、えみちゃん家を飛び出して、指輪を探しに行きました。
『あーあ、たかちゃん、ホントに行っちゃった。一体どこで指輪なんか見つけてくるつもりなんだろ。どっかの誰かの指輪を盗んで来るつもりなのかな?新しくてキレイなやつなら良いんだけどな…。』
ーーー。
『僕ね、えみちゃんの事が好きなんだ。』
『ホントに!?私も、そうちゃんの事が大好きだよ。』
『えみちゃん、僕たち結婚しよう。』
『うん!いいよ!結婚しよう!』
『よかった!これで僕たち、ずーっと一緒だね。』
『うん!でもね、そうちゃん。結婚する二人にはね、指輪が必要なんだよ。』
『指輪?』
『そう!大きなダイヤモンドが付いた結婚指輪!』
『結婚指輪かぁ。分かった!じゃあ僕、えみちゃんのために今から結婚指輪を見つけてくるね!』
『ホント!?あ、じゃあ私も…。ううん。待ってるね!』
そうちゃんは、遊びに来ていた、えみちゃん家を飛び出して、指輪を探しに行きました。
『あーあ、そうちゃん、ホントに行っちゃった。一体どこで指輪なんか見つけてくるつもりなんだろ。そうちゃん家は、お金持ちだからな。高いヤツ買って来てくれたりしないかな。ホントにダイヤモンドなんか付いてたりしたらラッキーなんだけどな…。』
ーーー。
『なぁ、えみ。お前また、男に指輪買わせたのかよ。』
『あなた。そんな言い方しないでよ。みんな、くれるって言うから貰うだけよ。みんな、私の事が大好きなんだって。私と結婚したいんだって。だから、指輪をくれるんだって。私、そんな、みんなの好意を無下には出来ないから。アハハハ。』
『ったく、悪ぃ女。いつまで独身だって言い張るつもりだ?一体、何人の男を騙すつもりだ?何個、ダイヤの指輪を集めるつもりだよ。俺のだけじゃ足りないってか。本当の旦那の俺の気持ちを考えた事ある?』
『あら、良いじゃない。ひろくんも、そのお陰で大分おいしい思いしてるでしょ?』
『まぁ、そうなんだけどさ…。』
『だから!騙すなんて人聞きの悪い言い方をしないの!私は、みんなの誠意を貰ってるだけなの。みんなが探して来てくれた愛情たっぷりのダイヤの指輪に罪は無いの。アハハハ!』
ーーー。
『…えみちゃん!?結婚指輪!?ホント!?』
『うん。ひろくん、指輪ってどこにあるか知らない?』
『うーん…。僕もよく分からないけど、とりあえず、こんな道ばたには落ちてないと思うよ。』
『そうだよね…。』
『僕も一緒に探そうか?』
『うーうん。大丈夫!ありがとう!』
『…あーあ、そうちゃんもか。この前は、たかちゃんもだったな。僕は、本当にびっくりだったけど、偶然、道ばたにダイヤモンドの指輪が落ちてたから、ラッキーだったけど…。一体、何人と結婚するつもりなんだろうな、えみちゃんは…。』
ーーー。
『…なぁ、えみ?』
『なーに?ひろくん。』
『えみは、何で俺と結婚してくれたんだ?』
『何でって、一番最初に、指輪を探して来てくれたからだよ…。』
『そうなの!?…それって、あの時の?』
『そう。どこで拾って来たか知らないけどダイヤには変わりないから。私は、拾ったものだろうが、盗んだものだろうが、買って来たものだろうが別に気にしないから…。目の前にある事実が全て…。』
ー完ー
『たかちゃん!早く嵌めて!』
『えみ…。ありがとう。』
『間違わないでよ!左手の薬指!』
『ああ!…ほら!』
『見て見て!ぴったり!…なーんてね。』
『えみ…?』
『たかちゃん、私が、そんな古臭い指輪で満足すると思ったの?だったら私の事、何にも分かってない証拠だね。』
『えみ、そんな…。』
『たかちゃん!ちゃんと、自分で働いて稼いだお金で買った、それなりの額の指輪を持って来てよ!おばあちゃんとおじいちゃん思いの詰まった指輪は、やっぱり、それは、二人だけのものだから。私が身に付けて良いものじゃない。私が欲しいのは、たかちゃんの思いの詰まった指輪だよ。たかちゃんの誠意と価値が詰まった指輪だよ。』
『えみ…。』
『たかちゃん、おばあちゃんの指輪は、おばあちゃんに返そう。』
『返すって、どこに…。おばあちゃんは、もう…。』
『分かってる。だから、おじいちゃんとおばあちゃんの仏壇に。二人の思いは、二人のものだから。』
『分かったよ。じゃあ、俺、返してくるよ。』
『ねぇ、たかちゃん。何で、たかちゃんは、いつも一人で行っちゃうの?あの時も、そうだったよね。一人で指輪探しに行っちゃった。私も一緒に行くよ。』
『えみ…。』
『私も一緒に、おばあちゃんの所に返しに行く。返したら、そのまま一緒に指輪を探しに行こ。二人で一緒に二人の結婚指輪を探しに行こ!』
『分かった。えみ、ごめんな。一緒に行こう。』
たかちゃんとえみちゃんは、二人で指輪を返しに行きました。そして、二人で一緒に新しい結婚指輪を探しに行きました。
『あ!大きいダイヤモンドが付いてるやつね!』
ーーー。
『…覚えてる?これ、あの時の指輪なんだ。昔のだからデザインも古くて、嫌かもしれないけど、やっぱり俺には、どの店で探した指輪より、この指輪に勝る指輪がなかったんだ。だから、この…。』
『そうちゃん!早く嵌めて!』
『えみ…。ありがとう。』
『間違わないでよ!左手の薬指!』
『ああ!…ほら!』
『見て見て!ぴったり!…なーんてね。』
『えみ…?』
『そうちゃん、私が、そんな古臭い指輪で満足すると思ったの?だったら私の事、何にも分かってない証拠だね。』
『えみ…。そんな…。』
『確かにね、まさか、あの時の指輪を、まだ持ってたなんて驚いたよ。てっきり、お店に返品したと思ってたから。このピンクの石も可愛いし、正直、嫌いじゃないんだけどね。コレって、結局、お母さんのお金で買ったものでしょ?しかも、せいぜい10万くらいの。結婚指輪くらい自分で買ってよ。』
『ち、違うよ!コレは、確かに、あの時の指輪を、本当に結婚する時に改めてあげるようにって貰ったやつだけど、お金は、とっくにお母さんに返したし、もう、あの時とは意味合いが違うんだよ!』
『違わないよ。それに、単純に、そうちゃんは今まで私の何を見て来たの?私が、その程度の指輪で満足出来るわけないじゃん。そのくらい分かっててよ。』
『えみ…。』
『わ、分かったよ。じゃあ、改めて指輪を探しに行こう。』
『ホント?でも、その指輪は、その指輪で私達の大事な思い出として、ちゃんと貰っておいていい?』
『ああ、もちろん!コレは、あの時から、ずっと、えみにあげるものだったんだ。だから、当然、えみが持っててよ。』
『ありがとう…。そうちゃん。』
『よし!んじゃ、行こうか!新しい結婚指輪を探しに!』
そうちゃんとえみちゃんは、改めて、二人で一緒に新しい結婚指輪を探しに行きました。
『あ!大きいダイヤモンドが付いてるやつね!』
ーーー。
『僕ね、えみちゃんの事が好きなんだ。』
『ホントに!?私も、たかちゃんの事が大好きだよ。』
『えみちゃん、僕たち結婚しよう。』
『うん!いいよ!結婚しよう!』
『よかった!これで僕たち、ずーっと一緒だね。』
『うん!でもね、たかちゃん。結婚する二人にはね、指輪が必要なんだよ。』
『指輪?』
『そう!大きなダイヤモンドが付いた結婚指輪!』
『結婚指輪かぁ。分かった!じゃあ僕、えみちゃんのために今から結婚指輪を見つけてくるね!』
『ホント!?あ、じゃあ私も…。ううん。待ってるね!』
たかちゃんは、遊びに来ていた、えみちゃん家を飛び出して、指輪を探しに行きました。
『あーあ、たかちゃん、ホントに行っちゃった。一体どこで指輪なんか見つけてくるつもりなんだろ。どっかの誰かの指輪を盗んで来るつもりなのかな?新しくてキレイなやつなら良いんだけどな…。』
ーーー。
『僕ね、えみちゃんの事が好きなんだ。』
『ホントに!?私も、そうちゃんの事が大好きだよ。』
『えみちゃん、僕たち結婚しよう。』
『うん!いいよ!結婚しよう!』
『よかった!これで僕たち、ずーっと一緒だね。』
『うん!でもね、そうちゃん。結婚する二人にはね、指輪が必要なんだよ。』
『指輪?』
『そう!大きなダイヤモンドが付いた結婚指輪!』
『結婚指輪かぁ。分かった!じゃあ僕、えみちゃんのために今から結婚指輪を見つけてくるね!』
『ホント!?あ、じゃあ私も…。ううん。待ってるね!』
そうちゃんは、遊びに来ていた、えみちゃん家を飛び出して、指輪を探しに行きました。
『あーあ、そうちゃん、ホントに行っちゃった。一体どこで指輪なんか見つけてくるつもりなんだろ。そうちゃん家は、お金持ちだからな。高いヤツ買って来てくれたりしないかな。ホントにダイヤモンドなんか付いてたりしたらラッキーなんだけどな…。』
ーーー。
『なぁ、えみ。お前また、男に指輪買わせたのかよ。』
『あなた。そんな言い方しないでよ。みんな、くれるって言うから貰うだけよ。みんな、私の事が大好きなんだって。私と結婚したいんだって。だから、指輪をくれるんだって。私、そんな、みんなの好意を無下には出来ないから。アハハハ。』
『ったく、悪ぃ女。いつまで独身だって言い張るつもりだ?一体、何人の男を騙すつもりだ?何個、ダイヤの指輪を集めるつもりだよ。俺のだけじゃ足りないってか。本当の旦那の俺の気持ちを考えた事ある?』
『あら、良いじゃない。ひろくんも、そのお陰で大分おいしい思いしてるでしょ?』
『まぁ、そうなんだけどさ…。』
『だから!騙すなんて人聞きの悪い言い方をしないの!私は、みんなの誠意を貰ってるだけなの。みんなが探して来てくれた愛情たっぷりのダイヤの指輪に罪は無いの。アハハハ!』
ーーー。
『…えみちゃん!?結婚指輪!?ホント!?』
『うん。ひろくん、指輪ってどこにあるか知らない?』
『うーん…。僕もよく分からないけど、とりあえず、こんな道ばたには落ちてないと思うよ。』
『そうだよね…。』
『僕も一緒に探そうか?』
『うーうん。大丈夫!ありがとう!』
『…あーあ、そうちゃんもか。この前は、たかちゃんもだったな。僕は、本当にびっくりだったけど、偶然、道ばたにダイヤモンドの指輪が落ちてたから、ラッキーだったけど…。一体、何人と結婚するつもりなんだろうな、えみちゃんは…。』
ーーー。
『…なぁ、えみ?』
『なーに?ひろくん。』
『えみは、何で俺と結婚してくれたんだ?』
『何でって、一番最初に、指輪を探して来てくれたからだよ…。』
『そうなの!?…それって、あの時の?』
『そう。どこで拾って来たか知らないけどダイヤには変わりないから。私は、拾ったものだろうが、盗んだものだろうが、買って来たものだろうが別に気にしないから…。目の前にある事実が全て…。』
ー完ー
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
可愛らしい人
はるきりょう
恋愛
「でも、ライアン様には、エレナ様がいらっしゃるのでは?」
「ああ、エレナね。よく勘違いされるんだけど、エレナとは婚約者でも何でもないんだ。ただの幼馴染み」
「それにあいつはひとりで生きていけるから」
女性ながらに剣術を学ぶエレナは可愛げがないという理由で、ほとんど婚約者同然の幼馴染から捨てられる。
けれど、
「エレナ嬢」
「なんでしょうか?」
「今日の夜会のパートナーはお決まりですか?」
その言葉でパートナー同伴の夜会に招待されていたことを思い出した。いつものとおりライアンと一緒に行くと思っていたので参加の返事を出していたのだ。
「……いいえ」
当日の欠席は著しく評価を下げる。今後、家庭教師として仕事をしていきたいと考えるのであれば、父親か兄に頼んででも行った方がいいだろう。
「よければ僕と一緒に行きませんか?」
王子様への置き手紙
あおき華
恋愛
フィオナは王太子ジェラルドの婚約者。王宮で暮らしながら王太子妃教育を受けていた。そんなある日、ジェラルドと侯爵家令嬢のマデリーンがキスをする所を目撃してしまう。ショックを受けたフィオナは自ら修道院に行くことを決意し、護衛騎士のエルマーとともに王宮を逃げ出した。置き手紙を読んだ皇太子が追いかけてくるとは思いもせずに⋯⋯
小説家になろうにも掲載しています。
上手に騙してくださらなかった伯爵様へ
しきど
恋愛
アイルザート・ルテシオ伯爵は十七歳で家督を継いだ方だ。
文武両道、容姿端麗、人柄も良く領民の誰からも愛される方だった。そんな若き英雄の婚約者に選ばれたメリッサ・オードバーン子爵令嬢は、自身を果報者と信じて疑っていなかった。
彼が屋敷のメイドと関係を持っていると知る事になる、その時までは。
貴族に愛人がいる事など珍しくもない。そんな事は分かっているつもりだった。分かっていてそれでも、許せなかった。
メリッサにとってアイルザートは、本心から愛した人だったから。
二十年以上無視してきた夫が、今さら文通を申し込んできました
小豆缶
恋愛
「お願いです。文通から始めてもらえませんか?」
二十年以上会話もなかった夫――この国の王が、ある日突然そう言ってきた。
第一王妃マリアは、公爵家出身の正妃。だが夫はかつて、寵愛する第三王妃の話のみを信じ、彼女を殴ったことがある。その事件が原因で、マリアは男性恐怖症が悪化して、夫と二人きりでは会話すらできなくなっていた。
それから二十年。
第三王妃はとある事故で亡くなり、夫は反省したらしい。だからといって――今さら夫婦関係をやり直したいと言われても遅すぎる。
なのに王は諦めない。毎日の手紙。花を一輪。夜食の差し入れ。
不器用すぎる求愛に振り回されるうち、マリアの中で止まっていた感情が少しずつ動き始める。
これは、冷えきった政略夫婦が「文通」からやり直す恋の話。
※本作は「存在されていないことにされていた管理ギフトの少女王宮で真の家族に出会う」のスピンオフですが、単体で読めます。
【完結】逃がすわけがないよね?
春風由実
恋愛
寝室の窓から逃げようとして捕まったシャーロット。
それは二人の結婚式の夜のことだった。
何故新妻であるシャーロットは窓から逃げようとしたのか。
理由を聞いたルーカスは決断する。
「もうあの家、いらないよね?」
※完結まで作成済み。短いです。
※ちょこっとホラー?いいえ恋愛話です。
※カクヨムにも掲載。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる