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メインストーリー
1.プロローグ
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私には一つの悩みがある。
それは…私のパーティーの勇者様と、その仲間が少しお馬鹿だということだ。
今に始まった事ではないが、正直ここまでだとは思っていなかった。
魔王城に行く当日、勇者様から書き置きが残っていた。
(女の子を危険にさらすことは出来ない。今までありがとう魔法使いさん 勇者より)
馬鹿すぎる、ここまで進めたのは誰のおかげかわかっていないようだ。
私は急いで魔王城に行った。
予想どおり、城の中には目が回るくらい魔物がいた。
「私って人混みに酔うタイプの人間なんですよね」
とりあえず、棒術で全て薙ぎはらったが、門の前に大きな狼…ええと、なんだっけ。
「我が名はケルベロス! ここから先は通させん」
「それですよ~!ケルベロスでしたね、そういえば」
魔物の名前って、一回は覚えるけど私はすぐに忘れてしまう。
まあ、此処に来てやっと、中ボスって感じですかね。
ケルベロスさんは既に臨戦態勢に入っていた。
でも、私には聞かないといけないことがある。
「あの~すいません、勇者様ってきませんでした?」
これを聞かないと、此処に来た意味がない。
もし居なかったら私としてはすぐに帰らなくてはならない。
「勇者? 来ておらんな」
来てなかったのかよ、あの勇者様、あの書き置きはなんだったんですか。
「しかし、城門前に3人の旅人が迷い込んでおったな、門兵のギガンテスとサイクロプスにやられておったがのう」
三人? 魔界に? 絶対勇者様御一行じゃないですか。
「あの、誠に、まっことに申し訳ないのですが、それ勇者一行です」
あの勇者様、勇者認定されてなかったよ。
よくよく考えたら、あいつ、勇者のペンダント持ってなかったじゃん。
王様が勇者のために作ってくれたペンダントを、泣いている女の子にあげたんだったな、そういえば。
「え? あれ、勇者」
「はい」
「ちょっと待って、魔王様に連絡する」
「はい」
魔物たち驚いちゃってるよ、なんか、取引先への発注間違えたくらいあせってるんだけど。
ケルベロスさんめっちゃ頭下げてるよ、三つとも頭下げちゃってるよ、絶対、上司(魔王)に怒られちゃってるよ。
「はい、あの弱いのがです。はい、はい、はーいすいません、では…えっ? そこにいるのは誰かって、えーとあの」
ケルベロスさん困ってるよ、もう可哀想になってきたよ。
ここは私が、ケルベロスさんのために私の情報をしっかり喋らなくてはいけないようですね。
「私は勇者一行の魔法使いをしているものです」
「あっ、ありがとうございます。魔王様、勇者の仲間の魔法使いだそうです」
敵にお礼言われちゃったよ、私。
それにしても、初めのケルベロスの口調、カッコつけてたんだな。
何はともあれ、その勇者を回収して鍛え直さなくては。
「とりあえず戦え? はい、はい分かりました~、では、あの…我と勝負してもらおう!」
頑張ってカッコつけたよ、よくめげないな、この三首頭。
ここで言いたいことがもう一つある。
それは私の力についてだ。
「ウィンドスピア」
「そんな初級魔法、我に…」
ケルベロスさんは、跡形もなく飛び散った。
理由は簡単、レベル上限が500の世界で、私のレベルは9999だからだ。
カンスト越え、バグ、チートというのが相応しいのだろうか。
ちなみに勇者様のレベルは42です。
これで皆さんも誰のおかげで勇者様が、旅をできたかわかってくれたと思う。
「よーし! ケルベロスさんの怒られた借りは必ず私が返すぞ、魔王」
あれ? 私の目標変わってないか。
それは…私のパーティーの勇者様と、その仲間が少しお馬鹿だということだ。
今に始まった事ではないが、正直ここまでだとは思っていなかった。
魔王城に行く当日、勇者様から書き置きが残っていた。
(女の子を危険にさらすことは出来ない。今までありがとう魔法使いさん 勇者より)
馬鹿すぎる、ここまで進めたのは誰のおかげかわかっていないようだ。
私は急いで魔王城に行った。
予想どおり、城の中には目が回るくらい魔物がいた。
「私って人混みに酔うタイプの人間なんですよね」
とりあえず、棒術で全て薙ぎはらったが、門の前に大きな狼…ええと、なんだっけ。
「我が名はケルベロス! ここから先は通させん」
「それですよ~!ケルベロスでしたね、そういえば」
魔物の名前って、一回は覚えるけど私はすぐに忘れてしまう。
まあ、此処に来てやっと、中ボスって感じですかね。
ケルベロスさんは既に臨戦態勢に入っていた。
でも、私には聞かないといけないことがある。
「あの~すいません、勇者様ってきませんでした?」
これを聞かないと、此処に来た意味がない。
もし居なかったら私としてはすぐに帰らなくてはならない。
「勇者? 来ておらんな」
来てなかったのかよ、あの勇者様、あの書き置きはなんだったんですか。
「しかし、城門前に3人の旅人が迷い込んでおったな、門兵のギガンテスとサイクロプスにやられておったがのう」
三人? 魔界に? 絶対勇者様御一行じゃないですか。
「あの、誠に、まっことに申し訳ないのですが、それ勇者一行です」
あの勇者様、勇者認定されてなかったよ。
よくよく考えたら、あいつ、勇者のペンダント持ってなかったじゃん。
王様が勇者のために作ってくれたペンダントを、泣いている女の子にあげたんだったな、そういえば。
「え? あれ、勇者」
「はい」
「ちょっと待って、魔王様に連絡する」
「はい」
魔物たち驚いちゃってるよ、なんか、取引先への発注間違えたくらいあせってるんだけど。
ケルベロスさんめっちゃ頭下げてるよ、三つとも頭下げちゃってるよ、絶対、上司(魔王)に怒られちゃってるよ。
「はい、あの弱いのがです。はい、はい、はーいすいません、では…えっ? そこにいるのは誰かって、えーとあの」
ケルベロスさん困ってるよ、もう可哀想になってきたよ。
ここは私が、ケルベロスさんのために私の情報をしっかり喋らなくてはいけないようですね。
「私は勇者一行の魔法使いをしているものです」
「あっ、ありがとうございます。魔王様、勇者の仲間の魔法使いだそうです」
敵にお礼言われちゃったよ、私。
それにしても、初めのケルベロスの口調、カッコつけてたんだな。
何はともあれ、その勇者を回収して鍛え直さなくては。
「とりあえず戦え? はい、はい分かりました~、では、あの…我と勝負してもらおう!」
頑張ってカッコつけたよ、よくめげないな、この三首頭。
ここで言いたいことがもう一つある。
それは私の力についてだ。
「ウィンドスピア」
「そんな初級魔法、我に…」
ケルベロスさんは、跡形もなく飛び散った。
理由は簡単、レベル上限が500の世界で、私のレベルは9999だからだ。
カンスト越え、バグ、チートというのが相応しいのだろうか。
ちなみに勇者様のレベルは42です。
これで皆さんも誰のおかげで勇者様が、旅をできたかわかってくれたと思う。
「よーし! ケルベロスさんの怒られた借りは必ず私が返すぞ、魔王」
あれ? 私の目標変わってないか。
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